IS 黄金騎士物語 プロローグ |
始まりは突然
三人称視点
チュン、チュン。
鳥のさえずりが聞こえる。そういえば、鳥のさえずりは愛を分かち合うためのものだと誰からか聞いたことがある。と特にどうでもいいことを考えながらそこにいる少年は集中する。
黒髪黒目で端正な顔立ちをした少年の名は『鬼崎 鋼牙』。
場所はとある道場の裏。そこに一本の木が生えていて、その下で刀を腰に差し、居合の構えをとる。風が吹き、一つの葉が落ちる。ひらひらと彼の前に落ちてきた葉。瞬間、刀は抜刀され、その葉を裂き、返す刀でまた斬り、それを五回ほど繰り返し、刀を納刀。葉は原型を留めておらず、風に吹かれ、どこかに飛んでいった。
それを見届けると、息を吐き、脱力。そして、刀を抜く。今度は納刀することなく、抜刀の形のまま固まる。息を吐くと同時に刀を納刀し近くにおいていた、携帯電話の時間を見る。
「もうこんな時間か」
そう言うと、近くに置いていた竹刀袋に刀をいれ、その場を去る。
「早くしないと、遅刻するな」
鋼牙視点
俺の名前は鬼崎 鋼牙(きざき こうが)
趣味は読書に鍛錬。後は料理ぐらいか。両親を事故で亡くして姉と二人で暮らしている以外特に変わった所のないごく普通の中学生だ。しかし、親友にそういうと
『ふざけたこというなこのモテスリム野郎!!』
と殴りかかってきた。返り討ちにしたけど。
現在、高校の入試のために、入試会場に向かっている。
所がだ、
「道に迷った?」
どうも迷ってしまったようだ。おかしい。地図を見間違えたのだろうか。時間は間に合っているのでそこまで、急ぐ必要はないのだが、いかんせん入試だ。早いに越したことはない。ドアがあるので、場所を聞いてみよう。そう思いドアを開けると、
「受験生?それじゃあ着替えて。時間がおしてるから早くね」
そういって、何やらピチピチした服を渡され、顔を見ずにさっさと行ってしまった。さてどうしたものか。場所を聞きたかったのに。というより、今日の入試にはカンニング防止のために服を用意されるのだろうか?と言うより、服というより水着に近い。こんなもの着ないといけないのか。取りあえず、これを返して場所を教えてもらおう。そう思い、さっきの女の人を探す。すると、広い場所に出てきた。そこに鎮座されているものを見て、驚く。
・・・あれはIS。
IS。インフィニット・ストラトス。俺の幼馴染の姉さんが作り上げた究極の機動兵器。
だけど
「女性にしか動かないんだけどな」
そう女性にしかこの兵器は動かない。それが常識だ。そう考えながら、触ってみる。
瞬間、
世界が、広がった。
「えっ?」
三人称視点
彼の名は鬼崎 鋼牙。普通の中学生・・・。
いや、違う。男でありながら、ISを使える世界唯一の男としてIS学園に入学することになる、稀有な高校生である。
説明 | ||
ISの別の世界の物語という感覚で読んでください。オリ主は最強にするつもりです。主人公は最強であれ。それがモットーです。 | ||
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タグ | ||
IS インフィニット・ストラトス オリ主 黄金騎士 | ||
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