Bf-110E“隻眼のメッサーシュミット”
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説明
宿敵スピットファイアの強襲を辛くも逃れたBf-110。しかし生存の代償として右舷尾翼とキャノピーに甚大な被害をこうむってしまう。道中の友軍基地で修繕をしたものの、彼らに与えられた任務は更なる過酷さを増すのだった――次回隻眼のメッサーシュミット第28話「夜戦たちの挽歌」 第三帝国滅亡まで残り14日――


とか、もうそんなおマヌケなノリで制作しておりました。
というわけで、新年プラモ初めです。今年もよろしくお願いします
けっこう途中までマジメに作っていたはずなんですが、尾翼がポッキリ折れたりキャノピーの接着ミスでクリアパーツが霞んでしまったので、泣く泣くBf-110には眼帯娘になってもらいました。夜戦としてはというより航空機としては視野の低下はかなり致命的な筈ですが、現場の応急処置(ガラス材が困窮しているとはどれほど逼迫しているのか)ということでここはひとつ……

キットはエデュアルドの結構新しめのもので、WWUドイツ機としてBf-109、Fw-190、Me262、Ta-152、Ju-87やHe-111並みにかなり有名な部類に入るであろうにも関わらずキットに恵まれないBf-110を忠実に再現しているものです。同キットの特色として、オプションパーツや別売りディティールアップパーツ&ブラッシン、カラーエッチングにマスキングシートとかなり内容は充実していて、作っていて楽しいものでした。機体のカラーリングは六種ほどから選択できます。
勘合はタイトなものの全体的によく、悪い意味での東欧キットらしさを感じさせない繊細な内容で、1/72レシプロ戦闘機にしてはディティールを錯覚させるような作り込みをしており、任意で機銃や操縦系などをエッチングにすることができます。
エデュアルドは大きく分けて作り込みを重視したオレンジライン(プロフィパック)と、作りやすさと安さを売りにしたウィークエンドモデルがあるようですが、どちらも大変良いものですね。

……んでま実際の機体に関しては、Bf-110はあまり評判がよくありません。長大な航続距離、前面に集中した機銃からなる高い攻撃力、爆撃可能なペイロード、単発戦闘機にも互角に渡り合える機動性……これらもろもろの要求を満たした攻性のよくばり戦闘機として開発されましたが、そこは双発戦闘機、単発機に比べてどうしても小回りが劣り、けっこう被害が出たので夜戦に回されています。とはいえ、夜戦としては主力を務め、戦闘爆撃機や対爆撃機邀撃としてもそれなりの成果を弾き出して、ドイツ崩壊までの間戦力として活躍し続けました。
某ちょび髭総統の命令で爆撃機として使われてしまったMe262もそうですが、人にせよ機械にせよ、適材適所でなければ性能を遺憾なく発揮することは難しいのかもしれません。
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