魔法少女リリカルなのは −九番目の熾天使−
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 はぁ……はぁ……はぁ……あ、危なかった……。

 

 俺は今、高町家のリビングで一家全員と話し合っている。

 

「もう……そんなに嫌がらなくてもいいのに……ぐすんっ」

 

 桃子さんが涙ぐんでいたがそんな事、俺にとってはどうでもいい!

 

「で、どうあっても嫌なんだね?」

 

 勿論、そう言ってくれる士郎さんや桃子さんには感謝をしている。

 

「……ええ。いや、高町家の皆さんには感謝していますが……俺はどうあっても嫌なので」

 

 そうだな、百歩譲っても誰かと二人でなら良いだろう。それ以上は俺の精神状態がレッドゾーンに突入する。

 

「というわけだ、なのは。彼が嫌がっている以上、残念だが諦めるしかない」

 

「そんなぁ……ぐすっ……どうして……?」

 

 なにも泣かなくても……。

 

「高町なのは、俺は人が嫌いだ。いや、嫌いと言うよりも苦手なんだ。だから必要以上に関わるのは嫌なんだ……今はね」

 

「……今は?それじゃあ……いつかお友達になってくれる……?」

 

 ま、成長したら忘れるだろう。

 

「……気が向いたらな?」

 

「っ!うん!絶対だよ?」

 

 俺はなのはと約束?みたいな事をし、高町家を後にする。

 

「いいのかい、父さん?あの子、一人なんだろ?」

 

「仕方ないさ、本人の意思だからね」

 

「う〜ん、初めて弟が出来ると思ったのになぁ……残念」

 

「仕方ないわよ、美由紀。それに私も残念だわ」

 

 一家はそれぞれ未練がましそうに煉を見送った。

 

 そしてなのはは煉の行った後もずっと見ていた。そして、こう呟く……。

 

「絶対だよ……私、忘れないから……」

 

 

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―――それから一週間が経った

 

「なるほど、あれは危険だな……」

 

 俺はルシフェルが観測した映像を見て呟いた。

 

 因みに、今居るのはとある山の中に作ったテントの中です、はい。

 

 結局ホームレス生活だけど……ははっ!

 

【はい、相変わらずの未知のエネルギー源ですが不安定だということは分かりました】

 

 となるとアレは回収して宇宙に放り捨てるか?いや、正体もそうだがどれ程の力を秘めているか未知数なので迂闊なことはできない。

 

「……接触する必要が出てきたか?」

 

 俺は今まで高町なのはを観察してきた。いや、プライベートではなくて戦闘ね?

 

 そしてこの子がフェレットのような生き物と話しているのも分かった。

 

 このセラフ、色々機能があって本当に便利だ。

 

 まあ、諜報用じゃなくて戦闘用なんだけど……。

 

 それに問題も増えた。

 

 高町の他に回収している奴もいたのだ。

 

 それも三人。内二人は高町と一緒に回収している。

 

 この二人の正体は((神崎|かんざき))((帝|みかど))と((天城|あまぎ))((王騎|おうき))だ。

 

 正直言って恥ずかしい名前だと思う。厨二病全開だな! 馬鹿じゃねぇの?

 

 しかし、こいつらの力は侮れない。何も無い所から何百という数の光の剣や槍なんかを雨のように降らせたり、極大レーザー砲のようなものを撃ったりしていた。まあ、魔法があるから不思議じゃないんだけど。

 

 それに、侮れないと言ってもただ油断は出来ないだけだ。経験も浅いし力を使いこなせていない。それになにより、仲が超が付くほど悪い。

 

 なんでも、なのはは俺の嫁だ! とか、モブキャラは引っ込め!だとか言っているが正直意味が分からない。

 

 兎に角、まともに連携も出来ていないなら俺の敵じゃ無い。 

 

 肝心なのはもう一人の金髪少女だ。

 

 この子は他の三人と違って動きが良い。明らかに訓練されている節がある。この子なら少しは楽しめそうだ…………って違う違う! そうじゃない! 目的はあの青い宝石だ!

 

 しかし、以前見た戦いでは何も喋らなかった。無口なのだろうか?取りあえず、金髪からは情報を引き出せそうに無いな。それなら高町とフェレットに聞いた方が良い。

 勿論あの馬鹿二人は却下だ。

 

 ま、次のチャンスを待つか……

 

 

 ―――――そして今日の夜に異変は起きた。

 

 

 

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「あれは……」

 

 その日の夜、俺は青い光が空を貫く光景を僅かながら目にした。そしてルシフェルが報告する。

 

【マスター、以前の反応と同じです。如何なさいますか?】

 

「行くぞ。情報を聞き出す必要がある。ルシフェル、対話は任せるぞ?」

 

【了解しました】

 

 俺はISのナインボール・セラフを展開した。

 

「さて、と……行きますかね?」

 

 バーニアを噴かして上昇、距離は多少はあるが飛行形態にするまでもない。

 

 時速800kmで飛行し、すぐに目的地に着いた。

 

 そこには高町と金髪少女に見慣れないオレンジ色の髪をした女性がいた。

 

 …………それと、何故か馬鹿二人もいる。

 

「どうしてジュエルシードを狙うの!? これはユーノ君のものだよ!」

 

「…………」

 

 ほう、あの宝石はジュエルシードというのか?

 

「さあフェイト、こっちに来るんだ。大丈夫、俺が君を幸せにしてみせるから!」

「何抜け駆けしてんだ神崎!! フェイト、こんな奴はどうでもいい。俺と一緒に来い!君の辛い気持ちを俺が消してやるから」

 

「っ……!(何この人……気持ち悪い……)」

 

 う〜ん……何だか金髪少女が気持ち悪がっているように見えるのは気のせいか?

 

 ま、端から見ても気持ち悪いと思うが……。

 

「なんだいアンタ達は!! さっきから気持ち悪いったらありゃしない! さっさとジュエルシードを渡しな! じゃないと……ガブッといくわよ!!」

 

 おお! 犬(?)になった! 凄いな! しかも大きいな!

 

 っと興奮している場合ではない……そろそろ行った方がいいか?

 

 4人と2匹が今にも戦闘を始めそうだ。

 

 そして、金髪……たしかフェイトって呼ばれてたな?

 

 その子がなのは達に向けて襲いかかろうとしたとき、俺はパルスキャノン『Stardust』を橋の中央に向けて乱射する。

 

【避けて下さい!】

「っ!? うっ!!」

「フェイト!? うわあっ!」

「きゃああ!!」

「なのは!? くっ!」

「「うおおおっ!?」」

 

 橋の中央は穴だらけでになった

 

 それと今、金髪の子が持っている杖?のような物……喋ったよな? ルシフェルと同じAIが組み込まれているのか?

 

「くそっ! 誰だ!?」

 

 天城の叫びに俺は不承ながらも答えるように中央に降り立つ。

 

「お、お前は……!」

「あっ……あの時の!?」

 

 高町とユーノというペットは見覚えがあるだろうな。

 

「な、何だコイツ?」

 

 神崎は正体不明の俺に首を傾げている。

 

 馬鹿が……警戒の一つも出来ないのか?

 

 しかし、天城はちゃんと警戒している。なにかを思い出そうとしているようだが……。

 

 さて、それじゃあルシフェル……頼んだ。

 

【イエス、マスター】

 

 俺の思考はセラフと繋がっていて、電気信号で読み取れるようになっている。それもこれも人体改造のおかげだからな。

 

 因みにここで一つ説明しよう。

 

 今、俺はより機敏に反応するために神経をセラフと直結している。これは、外装にダメージを受けると、痛みが俺自身に反映されるのだ。しかもダイレクトに、な?

 理由は簡単だ。力を求めるならそれなりの代償を払わねばならないからだ。反応速度や情報処理、耐Gの為に様々な改造を施した。もちろん、拒絶反応に伴う激痛はあった。

 ……何度も気絶したしな。

 

【問います。貴女達が持っている青い物体は何ですか?】

 

「お、女……?」

「だけど、機械音のような音がするぞ?」

 

 馬鹿二人の言う通りだ。ルシフェルが喋っているからな。

 

「……貴女は一体何者ですか?」

 

 ここで質問をユーノがする。

 

【私は……見て分かる通り、AIです】

 

「なっ!? AIが独立して行動してる……!?」

 

 ユーノは驚いた。高町は首を傾げているが……。

 

【もう一度問います。貴女達が持っている青い物体は何ですか? それと、その使用目的も】

 

 ユーノは渋ったが、素直に答えた。

 

「……これはジュエルシードといって、人の願いを歪めて叶えるロストロギアだ。ロストロギアとは過去に滅んだ超高度文明から流出する、特に発達した技術や魔法の総称だよ」

 

【……把握しました。そして使用目的は?】

 

「僕がコレを発掘したんだけど、途中で事故に遭ってこの地球に落としてしまったんだ。今はそれを回収しようとしてる」

 

 地球に落とした……? なら、彼は別の惑星から来たというのか?

 

【貴方は別の惑星から来たのですか?】

 

「ええと……何て言ったらいいのかな?僕らは世界と世界にある狭間を次元空間と呼んでいて、それぞれ違う世界を次元世界と呼んでいるんだ」

 

 つまり、宇宙空間が次元空間で他惑星が次元世界ということか?

 

 ふむ……そう言えばアレを破壊したらどうなる?

 

【仮にそのジュエルシードというものを破壊した場合、どうなるのです?】

 

「えっと、別に何も起きないよ?コレは高密度の魔力結晶体だけど、魔力は方向性を与えないと外気では霧散するだけだから」

 

 そうか……なら次は金髪達の目的だ。

 

【把握しました。そして、そちらの貴女達は何故ジュエルシードを集めるのです?】

 

「ふんっ! アンタみたいな得体の知れない奴に教える道理は無いよ!!」

 

「……ごめんなさい。教えられません。私達の邪魔をするなら……」

 

 そう言ってフェイトは武器を構える。

 

 ……答えられないと言うことは正当な理由が無いと見なしていいのか?

 

 まあいい、取りあえずジュエルシードは貰い受ける。

 

【……把握しました。目標の敵対行動を確認。戦闘態勢へ移行します】

 

「っ!」

 

「ま、待って!」

 

 高町が止めようとするが、無駄だ。俺は止まるつもりは無い。

 

「無駄だなのは! 機械に何言っても通じない!」

 

「神崎の言う通りだ! そいつはAI、感情は一切無いんだ!」

 

 そこの馬鹿二人・・・あとで覚えてろよ?今の言葉・・ルシフェルを馬鹿にしたと同義だ!

 

「バルディッシュ!」

 

【サー! サイズフォーム!】

 

「はぁあああ!!」

 

 俺はブレードの『Akatuki』を片腕だけ展開して受け止めた。出力は最低限に抑えている。

 

「魔力刃!? くっ! なら!」

 

【フォトンランサー】

 

 フェイトは一度飛び上がると金色の弾を撃ってきた。そこそこ早いが俺からして見れば遅い。

 

 俺は半身を逸らすだけで回避、お礼に出力を落としたパルスキャノンを一発だけフェイトに当たるギリギリの場所に撃った。

 

【プロテクション!】

 

「っ!」

 

 フェイトは当たるかと思ったのか、何かフィールドのような物を張って簡単に防いだ。

 

「隙だらけだよ!!」

 

 それはお前だ、ヴェアウルフ。

 

 俺は横から噛みつこうとした狼を跳んで躱し、そのまま回転して踵落としを決めた。そして狼が橋の下にある川へ叩きつけられる。

 

「がはっ!?」

 

「アルフ!?」

 

 あの狼、アルフって名前なんだな。

 

「くっ! よくも!」

 

 いや、仕掛けてきたのはそっちなんだがな?

 

「バルディッシュ!」

 

【アークセイバー】

 

「せあっ!!」

 

 フェイトの持っている鎌の刃が飛んできた。しかもかなりカーブを描きながらだ。

 

 それにしてもこれ、エネルギーウェーブに似ているなぁ? 威力は段違いに低いが。

 

 どうしようか?避けても良いが、そこまで強力な攻撃じゃなさそうだし、フィールドで受けてみよう。

 

 そして俺にフェイトが放った刃が直撃……ではなく、フィールドに当たると爆散した。

 

 へぇ……これ、爆発する機能があるのか。独特な軌道といい、対人戦には便利だな。

 

「やった……え?」 

 

 ところがどっこい残念でした。

 

【……この程度ですか?】

 

「もしかして……バリアで防いだのかい!? そんな……! だって魔法陣なんて見えなかったよ!?」

 

 その通りだ、アルフ。それと、見えないのは当たり前だ。さて、もう終わりにしよう。

 

 俺はバーニアを噴かし、高速でフェイトに迫る。フェイトが反応する前に腹部に拳を入れて気絶させた。

 

 すると、懐から青い宝石が落ちた。……これがジュエルシードか。

 

「フェイト!? よくも……!」

 

 アルフが怒って飛びかかろうとするがその前にフェイトをアルフに向けて放り投げる。

 

「ちょっ!? わわっ……っと。…………どういうつもりだい?」

 

【目的の物は回収しました。((ソレ|・・))は不要です。……去りなさい】

 

「ぐぅっ!! ……ちぃっ!」

 

 アルフは悔しそうにしながらその場を退いた。

 

「あっ! 待って……行っちゃった。お名前……聞けなかったの……」

 

 なのはは名前を聞きたかったのか? 目的が違うんじゃないのだろうか?

 

 さて、俺は目的の物を手に入れた。ここに留まる理由はないので、立ち去ろうとすると……

 

「おい! 待てやコラ!!」

 

「逃がさねぇぞ!」

 

 馬鹿二人が俺に向けて何かを撃ち出した。俺はそれを躱し、馬鹿二人を見る。

 

【……何のつもりですか? 貴方達には用はないのですが?】

 

「お前に無くても俺にはあるんだよ!」

「テメェ! よくも俺のフェイトを殴りやがったな!!」

 

 ……理解不能な言語を使わないで欲しい。

 

 もっと日本語を学んでから話せ。

 

【……理解できません】

 

「ま、まあ……彼等の言うことは一先ず置いといて。……彼女達から回収したジュエルシードをこちらに渡してもらえませんか?」

 

「あの! ……さっきも言ったけど、それはユーノ君のなの! 返して下さい!」

 

 それはできない。こんな危険な物を落とした奴に持たせても同じ事の繰り返しだ。

 

【……信用できません】

 

「そんな!」

 

「テメェ! さっさと渡せよ!」

「ぶっ壊すぞコラ!」

「ああもう! 君たちは少し黙っててくれ!」

 

 あの馬鹿二人のせいで会話が中々進まない……帰っていいか?

 

 兎に角、理由を言おうか?

 

【ならば一つだけ言わせて貰いましょう。このジュエルシードがそれほど危険な物なら何故易々と落としたりするのですか?】

 

「ゔっ……」

 

【さらにしかるべき場所に運ぶまでに同じ事が絶対に無いと言えますか?】

 

「うぅ……」

 

【もしコレが暴走して被害が増えたら責任は取れるのですか? また、すでに一般市民を巻き込んでおいて言えることなのですか?】

 

「あぅ……」

 

 あ〜あ、ユーノが涙目だよ……。ちょっと可哀想だが、こっちが預かって破壊する方が安全だ。

 

 それに、フェイトとかいう奴も狙っているみたいだしな。

 

【よって、コレは私が処分します。幸い、コレを破壊しても問題ないと言ったので】

 

「待てやコラ! テメェの好きにさせる訳ねぇだろ!!」

 

「今此処で破壊してやる!! なのははそこで見てろ!」

 

「え? あっ、神崎君!? 天城君!?」

 

「ま、待つんだ二人とm―――「「黙ってろ!!」」ちょっ!?」

 

 こいつら……さっきの戦いを見てなかったのか?余程自分に自信があるか、それともただの馬鹿か……いや、後者だな。

 

「後悔するなよ! アイリス!」

【……了解よ】

 

「俺のフェイトを殴った罪は重いぜ! アルトリア!」

【了解しました、マスター】

 

 天城王騎が、神崎は白と黒の双剣を出して突っ込んできた。

 

 同時に斬り掛かってきた神崎と天城の避ける。身体能力や反射神経はまあまあだが、経験が皆無だ。

 

 これならゼロシフトやサブウェポンを使う必要は無い。

 

「クソッ! なんで当たらないんだ!?」

「このっ野郎!!」

 

 勿論連携なども無い。兎に角ただ斬り掛かるだけ。そんなことをすれば・・・

 

「ぐあっ!? 天城!なにしやがる!!」

「うるせぇ! そこにいるのが悪いんだろうが!!」

 

 当然相打ちになる。

 

 さて……こんな奴等に付き合っている時間は無い。

 

 俺は斬り掛かってきた天城の顔面を殴る。何か障壁の様なものを張って阻むが足と膝裏に付いているバーニアを噴かし、速度の乗った蹴りを腹部に叩き込んだ。なにか変な音がしたが気にしないでおく。

 

 続いて神崎にはブレードの『Akatuki』を使用して武器を斬り裂き、同じく蹴りを叩き込んで気絶させた。こちらも同様に変な音がしたが……気にしない!!

 

「か、神崎君! 天城君!」

「そんな……。SSSランクの魔力を持つあの二人をあっという間に……」

 

 俺はあっという間に二人を制圧した。高町とユーノというフェレットはその光景に唖然とする。

 

 高町の方を見ると二人は警戒するが、俺には彼女達と戦う理由が無い。それどころか、どうも彼女達が行く先にジュエルシードがあるようだから、利用させて貰おうと思う。

 

「あっ! 待って! 貴女のお名前は!?」

 

【…………】

 

 本当は答える義理は無いが……そうだな。ルシフェルの名前を使わせて貰おう。

 

【私の名前はルシフェル】

 

「ルシフェル……さん?」

 

【はい。では、また会うやもしれません。それでは】

 

「あっ!」

 

 俺は上昇し、あの街へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇ、ユーノ君……?」

 

 私はルシフェルさんが行った後を見ながらユーノ君に聞いてみた。

 

「……なんだい、なのは?」

 

「ルシフェルさんって……一体何なんだろうね?」

 

 AIって言ってたし、ロボットだと思うんだけど……。

 

「……分からない。ただ、彼女は誰かの命令で行動している気がする」

 

「え? そうなの?」

 

「いや、ただそんな気がするだけだよ……。でも……彼女が使っていた魔力刃みたいな武器……あれ、質量兵器だよ」

 

 質量兵器って……確か、銃や剣のような物だったよね?

 

「そうなの? 私はあの子と同じ物を使っていると思ってた。」

 

「うん、あのブレードのようなものには魔力が一切感じられなかったから……多分そうだと思う」

 

「ほぇ〜……」

 

 よく解らないけど、危ない物なんだよね?

 

 …………あっ、そう言えば

 

「この二人……どうしよう?」

 

「勝手に付いてきたんだし、放っておいて良いんじゃない?」 

 

「それはさすがに可哀想だと思うけど……。取りあえず運ぼっか?」

 

 温泉には二人が自分でお金を払ってたみたいだし…………旅館に連れて行った方が良いよね?

 

「はぁ……世話が焼けるね、まったく。」

 

「にゃはは……」

 

 ま、まあ……仕方ないよね?

 

 

説明
第三話 二人の転生者(ダメ人間)
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コメント
うーむ・・・・やはりセラフはどの世界でも神ですなww(二百式)
これがコジマなら存在するだけで危険ww(クライシス)
よく解らないけど、危ない物?いいえ、よく解らなくても危険なものです。……あぁ!光波が!!横から光波がぁぁぁぁぁぁぁあああああああ(Unknown)
あ、訂正しますw(クライシス)
……解不能な言語を使わないで欲しい。・・・あれ?1文字抜けてるような・・・(古手雅樹)
タグ
ナインボール・セラフ 転生 原作崩壊 バグチート キャラ崩壊 AC? 

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