武装神姫 生まれ来る私へ 13
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「なるほどね。で、この神姫のランクは」建機型神姫を指してオーナーが尋ねた。

「アタイはBランクに上がったとこさ。今回もBランク止まりだろうけどな」

「ん、今回もって」

「ああ、公式戦に参加できるのは百戦まで。百戦した子はCSCレストアしてバトルロンドのデータをクリアにして一から参加することができるの」

「CSCリセットみたいなモンか」

「ちょっと違うわ。CSCの入れ替えをしないでバトルロンドのデータだけ消すの。神姫のAIはそのままよ」

「じゃ、この神姫もやり直してるとこなんだ。」

「おう、今五周目だぜ。まだレベルもそんなに上がってないからラビィとやっても大勝ちするこたァないと思うぜ」

「ふう」オーナーは軽く息を吐いた。「じゃ、やってみるか。せっかく来たんだしな」

「ありがとうございます。オーナー」バトルロンドに参加できる、そう思うと心底嬉しかった。

「よっしゃ。じゃ、早速おっぱじめようぜ」

「政、気が早い」はやる建機型神姫をコマツがたしなめた。

「武装セットの登録は大丈夫なの」

「一応登録はしてある。兎型の純正装備だけだけどね」

「四種類まで登録できるから、武器を変えてやっておくといいわ。マッチングのとき相手の武装もチェックできるから、それによって武器を変えるの」

「なるほど、やっておくか」オーナーはPDAを手に取ると、武装セットの変更を始めた。PDAにリンクし、変更内容を確認する。ハンドガンを基本に、ナイフ、SMG、ミニガンをそれぞれ加えた武装セットになっていた。

「ラビィ、お前もチェックしてくれ。」

 問題はない。どの内容でも戦える。どの武器もかつての私が使っていたものだ。今の私も使いこなせる。

「大丈夫です。オーナー」

「準備はいいようね。」

「はい。では、よろしくお願いします。ステゴロの政」建機型神姫に頭を下げた。

「政でいいって。いちいち二つ名つきで呼ばれるのもおかしなモンだしな。」

「分かりました。改めてよろしく、政。」

「おうよ、一丁、派手にやろうぜ」

説明
ようやくバトルロンドを始める準備が出来たようです。
まだ対戦は始まってませんがw
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