〜バレスタイン城・時計塔・広間〜

「うふふ、死んじゃえ！！」

カンリリカと対峙したレンはクラフト―――カラミティスロウで先制攻撃をしたが

「それっ！！」

「きゃっ！？」

カンリリカが放った空中に稲妻の力場を発生させ、敵を引き寄せて攻撃するクラフト―――グラビティスフィアによってカンリリカの近くに引き寄せられると共にダメージを受け

「そこですっ！！」

「いたっ！？」

続けて放った槌で地面を叩き、周囲の敵をスタンさせるクラフト―――スタンインパクトを受けたレンはさらにダメージを受けた。

「行きま――す！それっ！！」

そしてカンリリカはさらに槌を巨大化させ、ジャンプして叩き付けるクラフト―――ギガトンハンマーを放った！

「！！」

しかしレンは紙一重で攻撃を回避した。

「今、助けたるわっ！そらっ！！」

そこにケビンが放った暗黒の治癒魔術と加護を秘めた矢を放ち、味方を回復させ、さらにしばらくの間、暗黒魔術に耐性を持たせるクラフト―――ダークヒールアローがレンに命中し、レンの傷を回復し

「そらっ！セイント！！」

続けて放ったケビンの援護アーツがレンにかかり、レンの能力を上げた。

「うふふ、ありがと♪…………」

後方にいるケビンに一瞬視線を向けて呟いたレンはオーブメントを駆動させた後、さらに魔術の詠唱をしながらカンリリカに向かった！

「とりゃっ！！」

レンの行動を見たカンリリカは感電させる雷の玉を放つクラフト―――ブリッツチェイサーを放った！

「うふふ♪」

「なっ！？」

しかしその時レンの姿は消え、それを見たカンリリカが驚いたその時

「お返しよ！羅刹刃！！」

「キャアッ！？」

転移魔術を使ったレンがカンリリカの背後から現れ、鎌を振り回しつつ、5回連続で斬りつけるクラフト―――羅刹刃で攻撃し

「うふふふふふ♪」

「キャアアアアッ！？」

さらに巨大なオーラの鎌を形成、周囲を一回転するようにして斬ってから鎌を地面に向かって振り下ろし、その際に出来た衝撃波で敵を吹っ飛ばすクラフト―――旋風大魔刃でさらにダメージを与え、吹っ飛ばし

「ハイドロカノン！！」

駆動終わらせたオーブメントを発動させ、アーツを放った！アーツによる水流がカンリリカを襲ったその時！

「させませんわ！！」

カンリリカはクラフト――――ギガトンハンマーで自分を襲った水流を相殺した！

「串刺しにし・て・あ・げ・る♪凝縮岩槍！！」

そこにレンが放った魔術による岩の槍が地面から発生し、カンリリカを襲った！

「……………」

しかしカンリリカはレンに向かって突進しながら回避し

「行きますわよ〜！えーいっ！！」

槌による3連撃で敵を吹き飛ばすクラフト―――トリプルブレイクを放った！

「！！いたっ！？」

カンリリカの攻撃を回避していたレンだったが最後の一撃を受けてしまい、ダメージを受けると共に吹っ飛ばされた！

「それっ！！」

「きゃっ！？」

そしてカンリリカは再びクラフト―――グラビティスフィアで吹っ飛ばされたレンを引き寄せながらダメージを与え

「せーの！！」

槌を振って敵を吹き飛ばすクラフト―――パワフルスイングで攻撃を仕掛けた！

「それっ！！」

しかしレンはクラフト―――断命の大鎌を放って、攻撃を相殺して鍔迫り合いの状態になった！

「幼いながらもそれほどの大物を武器として軽々と扱っているなんて………私がこの槌を手に取ったように、貴女ももしかして自分の守りたい何かの為にその大鎌を手に取ったのですか？」

「うふふ、そうね。レンは大好きな家族を傷つけようとする愚か者を全て斬り裂く為にこの武器を取ったわ。その言い方からすると貴女も似たような理由かしら？」

「そうですわね。私も貴女のように尊敬しているリーザお姉様を護る為にこの槌を手に取ったのですわ。………ですから、ある意味私と似た理由の貴女に負けませんわよ！」

「うふふ、受けて立つわ♪」

そして2人は鍔迫り合いの状態を止めて同時に一端後ろに跳躍した後

「「ハァァァァァァ…………！！」

激しい攻撃を繰り返して、お互いの攻撃を相殺して互角の戦いをしていた。激しい攻撃の繰り返しにより戦いは拮抗していたが

「これで決めますわ！はっ、はっ、ハァァァァァァ…………！！」

カンリリカが全身に闘気を纏った後、激しい乱舞攻撃を放ち

「！？クッ…………！」

乱舞攻撃に対処していたレンだったがいくつかは受けてしまい、傷に呻いた後一端武器を収めて、回避に専念しながらオーブメントを駆動させた。

「クリミナルウィッチ！！」

乱舞攻撃が終わったカンリリカは槌を巨大化させ、ジャンプして振り下ろして来た！

「やあっ！アダマスガード！！」

その時、オーブメントの駆動を終わらせたレンはアーツを発動して物理攻撃を全て防ぐ絶対防壁を貼った！そして乱舞攻撃のあと、巨大なハンマーで叩きつけるカンリリカのSクラフト―――クリミナルウィッチが終わり、煙が晴れるとそこにはレンが平気の様子で立っていた！

「なっ！？」

それを見たカンリリカは驚き

「うふふ、さっきのはさすがに焦ったわ♪それと貴女の技、いくつか使わせてもらうわ♪そーれっ！！」

レンは不敵な笑みを浮かべた後なんとカンリリカと同じクラフト―――パワフルスイングで襲い掛かった！

「！！」

攻撃に気付いたカンリリカは回避したが

「逃がさないわっ！！」

「きゃっ………！」

続けて放った自分と同じ技――――グラビティスフィアによって引き寄せられると同時にダメージを受けた！

「うふふ、逃げられないんだからっ！それっ、それっ、それ―――――――っ！！」

そこにレンは全身に闘気と魔力を込めた後カンリリカにすざましい乱舞攻撃を放った！

「クッ…………！？まさか先程放ったアレを放つ気ですか！？」

乱舞攻撃をカンリリカは必死に捌きながら信じられない表情で呟いたその時

「ハァァァァァ………！」

レンが大鎌に魔力を込めた！すると大鎌は魔力によって巨大化した！

「なっ………！？」

それを見たカンリリカが驚いたその時！

「クリミナルシックル！！」

巨大化させた大鎌を振り下ろすと同時にレンはカンリリカの背後に駆け抜けた！

「キャアアアアアアッ！？すみません………リーザお姉様…………」

レンの最後の攻撃を受け、大ダメージを受けたカンリリカは悲鳴を上げた後地面に膝をついて戦闘不能になった！

「うふふ、良い勝負だったわ♪」

敵のSクラフトを自分なりに改良して習得し、そして放ったSクラフト―――クリミナルシックルを放ち終わったレンは武器を異空間にしまって、上品な仕草で戦闘不能になったカンリリカに会釈した。

「アイスジャベリン！！」

自分に向かって来たエレナにフリーダは頭上に2本の氷柱を出現させ、敵に発射するクラフト―――アイスジャベリンを放った！

「クロス！ブレイド！！」

対するエレナはクラフトを放って自分を襲う氷柱を相殺した後、クラフト――――ファントムダッシュでフリーダに詰め寄り

「ハアッ！！」

拠点で習得した聖騎士シルフィア直伝の技――――アルティウムセイバーで攻撃した！

「草薙ぎ！！」

攻撃をされたフリーダはクラフトを放った！すると2人の攻撃がぶつかった際、衝撃波が発生し、お互い吹っ飛ばされた！吹っ飛ばされた2人はそれぞれ受け身を取って着地し

「秘術・羅刹刃！！」

フリーダは自分と味方の攻撃を上昇させる秘術―――秘術・羅刹刃で自分の攻撃力を上げ

「プロテクション！！」

エレナは自分に防御力を上げる魔術で自分の防御を上げ

「力の加護を！ストライクパワー！！」

後方にいるフィーナはエレナが自分に魔術をかけると同時に援護魔術を放って、エレナの攻撃力を上げた。

「オーラストライク！！」

そしてエレナはクラフトでフリーダに強襲した！

「封魔陣！！」

しかしフリーダは自分に攻撃が来る瞬間、ジャンプ後足もとに魔方陣を出現させ、敵を引き寄せ、攻撃するクラフト―――封魔陣で回避すると共に攻撃した！

「ハアッ！！」

「うっ！？」

一方攻撃に気付いたエレナはクラフト―――アヴェンジャーに切り替えて攻撃を相殺すると共に上空にいるフリーダに攻撃し

「セイッ！！」

上空にいるフリーダにクラフト―――デモンスラストを放った！

「……………」

攻撃に気付いたフリーダは斧槍で受け流し

「アイスピラー！！」

「キャアッ！？」

前方に巨大な氷柱を出現させて、敵を打ち上げる魔術―――アイスピラーを放ってエレナを攻撃すると共に打ち上げ、そして

「アイスジャベリン！！」

「ああっ！？」

再び魔術―――アイスジャベリンを放って、打ち上げられたエレナを攻撃した後、斧槍を構えて力を溜めた。

「好きにはさせません！！」

「っ！？」

しかしエレナはクラフト―――ダガースロウを放ってフリーダを怯ませ

「一気に決めます！！」

「くっ！？」

フリーダの近くで着地し、クラフト――――ダブルブーストで自分の能力を上げると共に、自分の力を解放した際に発生した衝撃波でフリーダを吹っ飛ばした！

「行きます……！」

そしてエレナは剣を構えて、フリーダに向かって突撃した！

「させない………！貫け！！」

エレナの行動を見たフリーダは前方に氷柱を4本出現させ、敵を突き上げる魔術―――冥煌凍覇刃や続けて、魔術―――アイスジャベリンを放ったが

「……………」

エレナはクラフト―――ファントムダッシュで回避しながらフリーダに近づき

「我が剣は護るべき人達の為の剣！受けなさい！ファイデリティ・テスタメント！！」

敵一体を斬りや突きを混ぜ、集中攻撃する騎士の奥義にしてSクラフト―――ファイデリティ・テスタメントを放った！

「真！撃滅乱舞！！」

一方フリーダは突き、回転攻撃、斬り上げの連続攻撃を行なうクラフト―――真・撃滅乱舞で対抗したが

「止めです！！」

「くうっ！？」

エレナが最後に放った強烈な一撃を受けた際、後方に吹っ飛ばされた！

「フリーダ〜、大丈夫？」

吹っ飛ばされたフリーダが受け身を取って着地したその時、異空間から光と共にフリーダに従う人造妖精―――ニナが現れ、心配そうな表情でフリーダに話しかけた。

「フフ、大丈夫よ。それよりこっちも本気を出さないと不味いわね………ニナ、頼むわよ！」

「うん！！」

そしてフリーダは追撃する為に向かって来るエレナを静かに見つめた後

「ニナ、行くわよ！！」

なんとニナを自分の背中に宿らせ

「ハッ、ハッ、ハァァァァァァ………！！」

近づいて来たエレナに斧槍を豪快に振り回して、乱舞攻撃を行った！

「クッ…………！？」

フリーダの乱舞攻撃をエレナは剣で捌いていたが、全ては捌ききれずいくつかは受けてしまった。そして乱舞攻撃を放ち終わったフリーダは跳躍した！するとフリーダの背中に巨大な蝶の羽が生え

「秘技！華蝶風月！！」

空中から突進しながら強烈な一撃を放ち、エレナの背後を駆け抜けた！

「キャアッ！？………まだ………です…………！！」

乱舞攻撃と人造妖精の力を借り、放つフリーダの美しき舞いのSクラフト―――秘技・華蝶風月を受け、大ダメージを受けたエレナは地面に膝をつきかけたが気力で立ち上がり

「行きます！！ハァァァァァァァ………！」

剣に闘気を溜めて、解き放った！すると闘気による竜巻が発生し、フリーダを襲った！

「くうっ…………！？」

竜巻に呑み込まれたフリーダは怯んだ。

「私は”白騎士”！全てを護る者！これで………終わりですっ！！」

そしてエレナは聖気と闘気を込めた剣を構え

「聖技！グランドクロス！！」

フリーダに向かって突進し、フリーダの背後を駆け抜けた！すると聖気と闘気による十字架がフリーダに刻み込まれた！

「ああっ！？………フフ………お姉さん、負けちゃったわね……………」

拠点で習得した聖騎士シルフィア直伝の聖技にしてSクラフト―――グランドクロスを受けたフリーダは戦闘不能になり、地面に膝をついた！

「フウ…………さすがはアドルさんと共に冒険した仲間の方ね……………アドルさんの足手纏いにならないようにもっと頑張らないといけないわね………！」

一方エレナは安堵の溜息を吐いた後、決意の表情になった。

「オラアッ！！」

ジンと対峙したデュレンは先制攻撃に拳で地面を叩きつけて、発生した黒いオーラで敵を吹き飛ばすクラフト―――アビスゲイザーを放ち

「ハアッ！！」

デュレンの攻撃に対し、ジンはクラフト―――波動掌を放って相殺し

「とりゃっ、せぇぇぇい！！」

クラフト―――雷神脚で強襲した！

「ほらよっ！！」

しかしデュレンは前方に滑り込みながら蹴りを放つクラフト―――スライディングで回避し

「砕けろっ！！」

アッパーカットを繰り出すクラフト――――顎砕拳で攻撃を仕掛けた！

「せぇぇぇい！！」

対するジンはクラフト――――月華掌で対抗して攻撃を相殺した！2人の攻撃がぶつかり合った際、周りに衝撃波が発生した！

「へえ………中々いいガタイをしてるじゃねえか。」

「はは、そういうあんたもな。………その格闘術は我流かい？」

拳をぶつけている相手―――デュレンに感心されたジンは口元に笑みを浮かべた後、興味深そうな表情で尋ねた。

「ああ。そういうあんたはどこかの流派かい？」

「お察しの通りだ。………違う流派の奴と拳を合わせるのは久しぶりだが………我流の相手は初めてだな。」

「へっ、そうかい。………俺の格闘術が受け継がれた格闘術にどこまで通じるか…………試させてもらうぜ！」

そして2人は一端下がってある程度の距離を取り

「………こちらこそ、望む所だ。………泰斗流門下――――ジン・ヴァセック、参る………！」

「へっ、来いやっ！！」

ジンは静かな表情で拳を構え、ジンの言葉を聞いたデュレンは不敵な笑みを浮かべた。

「とりゃっ、せぇぇぇい！！」

そしてジンは再びクラフト―――雷神脚で強襲した！

「せいっ、はっ、鳳翼脚！！」

対するデュレンは回し蹴りを行いながら上昇するクラフト―――鳳翼脚で対抗して空中からの攻撃を相殺した後

「フン！！」

そのまま体制を変えて空中で前方に一回転したあと、かかと落としで攻撃するクラフト―――甲羅割りでジンを攻撃した！

「……………」

攻撃に気付いたジンは片方の籠手でガードし

「はぁぁぁぁぁぁ…………！せえぇいっ！！」

もう片方の手でクラフト―――零頸を放った！

「ガッ！？」

零距離で攻撃を受けたデュレンは呻きながら吹っ飛ばされた！

「ぬおぉぉぉぉぉぉ！はぁっ！！」

その様子を見たジンは好機と感じ、Sクラフトを放つ構えをした！

「へっ、いつでも来いや！！」

一方ジンの様子を見たデュレンは不敵な笑みを浮かべて身構えた。

「泰山玄武靠――――！！でやぁぁ！！」

そしてジンはSクラフト―――泰山玄武靠によって拳を前に突き出しながら突進して来た！しかし！

「そこだぁっ！？」

「なっ！？おあっ！？」

デュレンは敵の攻撃を見切り、強烈なカウンター攻撃を放つクラフト―――デスカウンターでジンのSクラフトを受け流すと共に強烈な一撃を放った！すると一撃がジンに命中した際爆発し、ジンは吹っ飛ばされた！

「これでも………喰らえっ！！」

吹っ飛ばされたジンにデュレンは飛び上がったあと前方に蹴りを放ち、敵を吹き飛ばすクラフト―――吼竜脚で強襲した！

「！とりゃっ、せぇぇぇい！！」

「何！？ぐっ！？」

しかし攻撃に気付いたジンが放ったクラフト―――雷神脚で攻撃を回避されると共に反撃をされた。

「フン！ハアッ！！」　

そしてジンは追撃するかの如く、クラフト―――烈風拳を放った！

「……………」

自分に来る拳による攻撃をデュレンも拳で受け流しながら、片方の足に闘気を溜め

「おうりゃあっ！！」

「おあっ！？」

闘気を溜めこんだ足で蹴りを放って、ジンにダメージを与えると共に吹っ飛ばした！

「こぉぉぉぉぉぉ…………フン！！」

デュレンが放った敵を蹴り飛ばし、吹っ飛ばすクラフト―――ワイルドシュートを受けて吹っ飛ばされたジンは受け身をとって着地をした後クラフト――――森羅功で闘気を集束し、さらに今までの戦いによってできた傷を回復し

「行くぜぇっ！！」

対するデュレンは防御を犠牲にして攻撃を大幅に上げるオーラを纏うクラフト――――カオティックオーラを纏って、身構えた！そして2人は向かい合って、構えた後お互い同時に近づき

「オォォォォォォ………！！」

ジンはクラフト――――千手悔拳を放ち

「行くぜ―――――っ！！」

対するデュレンは拳による怒涛の乱舞攻撃を放って相殺した！

「これで………」

そして怒涛の攻撃を放ち終わったデュレンは一端下がって拳に力を溜め

「こぉぉぉぉぉぉ…………てやぁ！！」

その様子を見たジンは物理攻撃を1度だけ全て防ぐ闘気を纏う気功――――玄武功で物理攻撃を全て防ぐオーラを纏った！

「終わりだぁっ！！」

一方力を溜め割ったデュレンは拳をジンに突き出し、命中させた！すると大爆発が起こった！

「へっ………決まったぜ。」

怒涛の乱舞攻撃の後、爆風を発生させる自分のSクラフト―――蒼黒破砕拳を放ち終わったデュレンは不敵な笑みを浮かべたが

「何！？」

爆発による煙がはれるとそこにはジンが微動だにせず、拳を構え、その様子を見たデュレンは驚いた！

「そこだぁっ！！ぬぉぉぉぉぉぉぉ…………！！」

そしてジンは跳躍し、高速で何度も蹴りを放ち始めた！

「オラオラオラオラオラァ―――――ッ！！」

対するデュレンも高速で蹴りを放って、ジンの攻撃を相殺した！そして高速の蹴りを放ち終わったジンは、跳躍してすざましい闘気によって龍の頭の姿を形どった両脚に纏わせ、対するデュレンも片脚にすざましい闘気を込めてかかと落としの構えをし、2人は同時に強烈な一撃を放った！

「我流泰斗流奥義！地龍猛閃脚―――――ッ！！」

「蒼黒塵灰脚―――――ッ！！」

ジンのSクラフト―――地龍猛閃脚とデュレンの脚技による乱舞攻撃のSクラフト―――蒼黒塵灰脚の最後の一撃がぶつかり合った際、大爆発が起こった！そして爆発による煙が晴れるとそこにはジンとデュレン、お互い向かい合って地面に膝をついて戦闘不能になっていた！

「へっ………相討ちか………ま、良い勝負だったぜ………ありがとよ。」

「礼を言うのは俺の方もだ………我流ながらなかなかの功夫（クンフー）だった。また機会があれば、手合わせを頼む。」

「ああ。その時は今度こそ、勝つぜ………！」

そして2人はお互い口元に笑みを浮かべながら互いの健闘を称えた後、握手をした………！