貴方と人生を共に 最終章 本編9
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リビング

 

月下「お父さん・・・少し窶れてますね・・・」

 

霞「どんだけ頑張ったんや?」

 

一刀「67回性覇したぞb」

 

秋蘭「今日はうなぎにしました。」

 

一刀「気が効くな・・・ありがとう〜。後でコンビニに行くか?

 

って言っても家に付いてる所だけどな。」

 

明命「モフモフ〜?」

 

サーシャ「にゃにゃ!くすぐったいにゃ〜」

 

璃々「それ!やあ!」

 

カチャカチャカチャッ

 

詠奈「なかなかやるわね!それ!」

 

カチャカチャカチャッ

 

璃々はゲーム中

 

一刀「京は?」

 

秋蘭「華月様とジムに行ってますよ?」

 

一刀「なら、桂花と亞莎はどうする?」

 

桂花「付いて行くわ。」

 

亞莎「わっ私もお供します!」

 

一刀「じゃあ行こうか。」

 

霞「どうせなら家の外に行ったらどうや?」

 

霧「おとん、うちも連れてって〜」

 

一刀「分かった。行こうか」

 

北郷邸前

 

一刀「って言っても歩いて5分なんだけどな・・・

 

まだ6時か・・・どうする?デパートまで行くか?」

 

霧「行きたい!」

 

桂花「でぱーと?」

 

一刀「行ってみれば分かるよ。車回してくるから待ってて。」

 

しばらくして

 

ガチャッ

 

一刀「乗って」

 

桂花「これは馬?」

 

一刀「こっちの世界では馬だな。」

 

車内

 

亞莎「鉄の塊が走るなんてすごいです・・・」

 

桂花「ええ。天の技術の凄さが分かるわ。」

 

一刀「だろ?」

 

車を駐車場に止め、イ○ンの中へ

 

一刀「桂花、男とかとぶつかるかもしれないけど大丈夫?」

 

桂花「大丈夫よ。・・・でも、手を繋いどいて頂戴。」

 

一刀「良いよ。」

 

ギュッ

 

桂花「///」

 

亞莎「あっあの・・・私も良いですか?」

 

一刀「もちろん。」

 

ギュッ

 

一刀「じゃあ、何処か行きたい所はある?」

 

亞莎「書物を見に行きたいです。」

 

桂花「そうね。情報が欲しいわ。こっちの世界に慣れておきたいしね。」

 

一刀「よし!行こう!」

 

霧「おとん、うちはゲーセン行ってるね〜」

 

一刀「携帯に電話してな。それと、はいっ」

 

一刀は2万を渡した。

 

霧「おとん!多過ぎやで・・・節約せなアカンで。」

 

一刀「そうか?まあ、お釣りは貯金するなり必要な物を買ってきな。」

 

霧「ありがとな〜おとん」

 

霧はそのままゲームセンターへ

 

一刀達は本屋へ

 

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本屋

 

一刀「管路のおかげで字は読めるはずだよ。欲しい本があったら買ってあげるよ。」

 

桂花「私は歴史の書物を探して来るわ。」

 

亞莎「こちらの文字を書く事が出来る書物はありませんか?」

 

一刀「向こうの角だったはずだよ。」

 

亞莎「では、行ってまいります。」

 

一刀「おう。次いでに関節技の本でも買ってくかな。」

 

一刀パワーアップ!

 

一刀「いや、殆ど覚えてるから新しい関節技の参考にな。」

 

ますます化物化しますな〜

 

一刀「五月蝿い!」

 

へぇへぇ

 

しばらくして

 

桂花「これはなかなか良いわね。」

 

亞莎「私も見つけました。」

 

桂花は三国、戦国の歴史書

 

亞莎は優しいドリル系

 

一刀「なら、レジに出して。」

 

会計を済ませ、服、日用品を大量に買い、プリクラを取った。

 

食料品市場ではシュークリームやパンやお菓子を買い、帰宅する事に。

 

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北郷邸

 

一刀「ただいま。」

 

メイド達『お帰りなさいませ、総帥』

 

レーナ「お帰りなさい。それと、始めまして。」

 

桂花「こちらにしばらくお世話になるわ。」

 

亞莎「はっ始めまして。」

 

一刀「他の皆は?」

 

レーナ「遊び疲れて寝てるわよ。」

 

一刀「じゃあ、今日は寝たら良い。疲れてると思うしな。」

 

桂花「ええ。そうするわ。」

 

亞莎「はっはい!」

 

一刀「俺の部屋で良いか?」

 

桂花「ええ、文句は言えないわ。」

 

亞莎「はっはひっ!///」

 

一刀の部屋

 

亞莎「うわー広いですね・・・布団もふかふかです。」

 

桂花「ここは貴方一人の部屋?」

 

一刀「いや、華琳とい月と俺の部屋だよ。

 

しばらくは月と華琳の服を着てると良い。

 

俺は少し事務処理をしてから寝るから。」

 

桂花「そう言えば、総帥って何?」

 

一刀「会社の頂点に立つ人の事だよ。三国で言う王様だな。」

 

桂花「なるほどね。」

 

亞莎「zzzzzz」

 

一刀「もう寝ちゃったか」

 

桂花「よっぽど疲れてたのね。手伝える事無いの?」

 

一刀「今の所は無いな。華琳の分も次いでにやらなきゃいけないし。

 

先に寝てて良いよ。」

 

一刀はPCに向かいキーボードを叩き始めた。

 

カタカタカタカタ

 

桂花「じゃあお先にね。」

 

一刀「ん〜」

 

桂花「(何だか安心出来る匂い・・・zzz)」

 

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翌朝

 

カタカタカタ・・・・

 

一刀「もう朝か・・・ん〜〜〜〜〜!」

 

一刀は勢いよく背伸びをした。

 

桂花「おはよう、アンタ一日中起きてたの?」

 

一刀「ああ、向こうとは違って色々大変だからな。」

 

亞莎「言って下さればお手伝いしましたのに・・・」

 

一刀「まずはこっちの字を書ける様にならないとね。」

 

亞莎「そうでした・・・」

 

コンコンッ

 

秋蘭「失礼します、朝食の用意ができました。」

 

ブンッ

 

梨花「一刀様、プロットの修正が終わりました。

 

これで桂花さん達は外史から切り離れました。」

 

一刀「早かったね?」

 

梨花「ええ、他の管理者の人達が協力してくれましたので。」

 

一刀「じゃ、御飯に行きますか。」

 

リビング

 

秋蘭「今日はバナナ100%のミルクセーキにフランスパンをサンドウィッチにしてみました。

 

それとピザもご用意しました。」

 

一刀「そしてこれか・・・がっつきすぎだぞ!」

 

京「天の料理がうま過ぎるのがいけないんだ!;;うおーーー!」

 

小蓮「も〜らい!」

 

暦「それは私のだぞ!」

 

小蓮「へへん〜早いもの勝ちだよ〜べ〜」

 

暦「良い度胸だな。」

 

ジャキッ

 

一刀「待った待った!また作ってもらえば良いんだよ!」

 

美羽「はちみつ水はまだかなの?」

 

秋蘭「どうぞ。」

 

美羽「うむ!ありがとうなのじゃ!」

 

桂花「へ〜これが天の国の料理なのね。」

 

亞莎「おいしいです///この液体は何ですか?」

 

一刀「それはジャムって言ってこうやって・・・」

 

一刀は実演を見せた。

 

一刀「色々な果物がこのパンって言う食べ物で味わえる物なんだ。」

 

亞莎も同じ様にパンにいちごジャムを塗った。

 

カリッ

 

亞莎「おいしい!癖になりそうな味ですね!」

 

一刀「だろ。」

 

杏「はいっあげる〜。」

 

明命「小さい一刀様!ありがとうです!」

 

一刀「言っとくが、女の子だからな。その子」

 

明命はサーシャを抱きながら食べていた。

 

サーシャ「にゃーーー!食べられないにゃ!下ろすにゃ!」

 

明命「モフモフ様〜?」

 

モフモフっ

 

サーシャ「にゃーーー!」

 

風「サーシャちゃんはMですからね〜嵐ちゃん!そこは風の指定席ですよ〜#」

 

嵐「早いもの勝ちです〜」

 

一刀「これこれ、食べれないじゃないか。」

 

嵐「お父さん、あ〜んして下さい〜」

 

一刀「はいはいっ、あ〜ん」

 

パクッ

 

嵐「にゅふふ〜?」

 

風「風ちゃんはご立腹なのです〜#」

 

明命「喧嘩はダメですよ!」

 

霧「ええんや、日常茶飯事やしな〜」

 

一刀「それより風、仕事は?」

 

風「ミンちゃんに任せてますので大丈夫だと〜」

 

一刀「まあ、風が言うなら大丈夫だろ・・・さて、どうしようか?」

 

小蓮「一刀〜天の世界の服が見たい〜」

 

京「あっちは強豪と戦いたい!」

 

一同は一刀に指を刺した。

 

京「いや、あっちは化物に挑む度胸は持ち合わせてないよ。」

 

一刀「酷っ!・・・凹みそう・・・」

 

レーナ「なら、SP達とやってみたら?」

 

京「おお!やりたい!」

 

レーナ「本気出さないと勝てないかもね。」

 

京「これでも北郷軍では強いって言われてるんだぞ!負けるはずがない!」

 

数時間後

 

京「つっ強かった・・・」

 

レーナ「中でも強い人達を当てたからね、3人に勝っただけでも強いと思うわよ。」

 

京「あれ?一刀様は?」

 

明命「小蓮様と暦様とで服屋に行きましたよ?」

 

京「わっちを置いてくなんて酷い!」

 

桂花「朝の事根に持ってたりしてね。」

 

京「ぐっ・・・皆だって指刺したじゃんか!」

 

レーナ「一刀はそれくらいじゃ怒らないわ。

 

怒る時は家族が傷つけられた時とかよ。」

 

恋華「そうだな。」

 

レーナ「あら、朝明け?」

 

恋華「ああ、連続殺人事件の容疑者を追っていてな・・・」

 

蓮華「怖いわね・・・子供達が心配だわ。」

 

恋華「華月が居るし大丈夫さ。それに、あっち達の子供を誘拐なんてすると、

 

怖い鬼が襲って来るだろ?」

 

レーナ「言えてるわね。処刑まで持ってくでしょうね。

 

特に日本は一刀を心酔してる人が多いしね。」

 

恋華「MPO団体への支援や浮浪者の施設が増えて浮浪者も少なくなったし、

 

孤児院の支援やらやってるからな・・・」

 

レーナ「ホームレスの施設ってタダだったわよね?」

 

恋華「60歳から無料開放だったな確か、仕事は北郷グループが面倒見てくれるしな。

 

最近の若者を雇うよりは浮浪者の方が良いらしいんだ。

 

飲食関係やIT系以外は若者は余り雇わないらしいぞ。

 

そう言う優しさがあるお陰で支援されるんだと思うぞ。お金の正当な使い方だな。」

 

レーナ「そこら辺の馬鹿な富豪と違う所が一刀の良い所なのよね〜」

 

恋華「だからこそ守ってあげないとな。」

 

レーナ「そうね。」

 

蓮華「ええ!」

 

 

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いつもの服屋

 

小蓮「これ可愛い〜?」

 

一刀「う〜ん小蓮にはこっちが似合うと思うぞ。」

 

暦「一刀よ、私の服を選んでくれ・・・慣れてなくてな・・・」

 

もじもじっ

 

一刀「うん良いよ。」

 

コーディネート中

 

一刀「・・・うん、良いんじゃないか。」

 

小蓮「シャオは何着ても似合うからね〜」

 

暦「うっ動きにくいのだが・・・///何か・・・恥ずかしいぞ」

 

一刀「いや!良い!実に良い!」

 

暦「そっそうか///」

 

小蓮「ぶぅ〜私の時と反応違う〜」

 

一刀「むくれないの。少し寄り道するけどその後にうまいもの食べさせてあげるからさ。」

 

暦「寄りたい所?大量に買った食材やお菓子とかが関係してるのか?」

 

一刀「そそ。」

 

3人で現地へ

 

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養育施設 

 

先生「おやおや、北郷さんよく来て下さいました。」

 

一刀「少ないですが、どうぞ。」

 

先生「毎度毎度、ありがとうございます。」

 

男の子「そうすいだ〜」

 

一刀「ほれ、おもちゃも買ってきたから皆好きな物持ってって良いぞ。」

 

女の子「そうすいさん、お洋服ある〜?」

 

一刀「おう!あるぞ〜仲良くな〜お菓子も有るから仲良く分けて食べるんだぞ。」

 

子供達『は〜い』

 

一刀「よし!良い子だ!」

 

暦「この子達は?」

 

一刀「身寄りの無い子供達だよ。親を事故で亡くしたり、

 

虐待、暴行様々な理由で入ってる子供達さ。」

 

暦「天の世界も大変だな。」

 

一刀「まあね。一番許せないのが虐待や暴行なんだよ。

 

傷痕は一生残るからな・・・俺はこの人と話す事があるから小蓮達は子供達を頼むよ。」

 

小蓮「任せて?」

 

暦「子供は好きだから問題はない。」

 

一刀「じゃあ、行きましょう。」

 

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夕方

 

先生「今日は足を運んで頂き、ありがとうございます。」

 

女の子「そうすいさん〜またね〜」

 

男の子「こんど、ぶじゅつおしえてください!」

 

一刀「おう!良いぞ!」

 

なでなでっ

 

女の子「おねえちゃんたちもありがとう〜」

 

小蓮「まったね〜?」

 

暦「フッ、またな。」

 

先生「そうそう、最近物騒ですので道中気お付けて下さいね。」

 

一刀「何かあったんですか?」

 

先生「ええ、最近奇妙な事件があったらしいんですよ。

 

貧血で倒れる方やそのまま死亡した人が多いらしいのですよ。

 

被害者は倒れる前に誰かに吸われたらしいんですよ。

 

うちの職員も数人貧血になってね、困ってるんです。

 

説では吸血鬼ではないかと噂されてます。」

 

一刀「なるほどな・・・ありがとう。」

 

3人はそのまま帰宅する事に。

 

 

 

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北郷邸

 

リビング

 

一刀「・・・」

 

ただいま瞑想中〜

 

暦「一刀は天の国でも忙しいんだな。」

 

レーナ「それはそうよ、国を背負ってる様なもんだしね。

 

そこをサポートするのが私達の役目なのよ。」

 

霞「せやな、一刀は働き過ぎやし、人が良すぎるんや。そこが良い所なんやけどな。」

 

暦「また飲んでるのか・・・」

 

霞「暦も久しぶりに飲むか?」

 

暦「ふっ・・・いただこう。」

 

数時間後

 

一刀「ふぅ・・・」

 

秋蘭「お疲れ様です。」

 

秋蘭はタオル渡した。

 

一刀「ありがとう。」

 

梨花「一刀様、そろそろ戻ってきて欲しいと華琳さんから事付を授かって来ました。」

 

一刀「済まない、しばらく行けそうにない・・・どうやら狙われてるみたいだしな。」

 

梨花「どう言う・・・は!」

 

梨花の脳裏に予言が走った。

 

梨花「なるほど、大体分かりました。ヴァンパイアですね。」

 

一刀「本当に居るの?」

 

梨花「推測ですが、外史と正史の狭間の道は不安定です、

 

おそらく、紛れ込んだ可能性はあります。」

 

一刀「なら、俺らのせいって事だろ?」

 

梨花「そうですね。」

 

暦「なら、私も乗らせてもらう。」

 

恋華「私達もこの事件の捜査本部を立ち上げたんだ。

 

協力してくれるのは嬉しいんだが・・・向こうは良いのか?」

 

一刀「まあ、俺達は作戦から外れてるからな。」

 

京「恋華、いつから私になったんだ?」

 

恋華「こっちに来てからこれが定着したみたいなんだ。」

 

京「なら、これからわっちって言おうかな。」

 

恋華「おうおう、良いぞ。」

 

一刀「それで、どうなってるんだ?状況は」

 

恋華「これが調査書だ。」

 

一刀は目を通した。

 

一刀「へぇ〜男と純潔の女だけしか狙わないのか・・・

 

そして、夜に事件が起きる、ヴァンパイアだな。」

 

恋華「どうする?」

 

一刀「俺が餌になるよ。」

 

蓮華「妖怪なら私の出番ね。」

 

一刀「結界って作れる?」

 

蓮華「作れるわよ?」

 

一刀「なら、誘き出してその結界の中に閉じ込めよう。」

 

恋華「ふむ、それ良いな。」

 

桂花「私にも手伝う事出来ないの?」

 

明命「そうです!手伝わせて下さい!」

 

暦「高速戦闘なら任せておけ。

 

恋華「こちらに来たばかりのお主らには無理じゃ。家で待っとれ。」

 

一刀「それに、普通の犯罪者なら大丈夫だと思うけど、

 

妖怪じゃ話は別だ。良いな?」

 

桂花「・・・ええ。」

 

京「・・・分かった」

 

恋華「それに、吸血鬼は一般人を操るとも言われとる!

 

一般人を傷付ずに出来るか?」

 

京「・・・」

 

暦「私なら速さと武術がある!」

 

恋華「向こうの人と違って身体的に弱い!

 

力加減を間違えれば死ぬぞ!そうなれば、お主らを逮捕しなければならない。

 

こちらにはこちらの掟がある!引っ込んどれ!・・・すっすまん。

 

お主らの事を思って言ってるんだ・・・それを知って欲しい。」

 

外史組一同『・・・』

 

一刀「なら作戦に移る。」

 

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公園

 

一刀は公園に座っていた。

 

一刀「出てきたらどうなんだ?」

 

スッ

 

吸血鬼「何時から私の事をお気づきに?」

 

一刀「ずっとさ・・・」

 

パチンッ

 

一刀は指を鳴らした。

 

ブンブンブンッ

 

吸血鬼「ほう・・・結界か。」

 

一刀「ああ、お前を逃がさない為にな。」

 

吸血鬼「なら、外の連中を始末するまでだ。

 

行け!」

 

し〜ん

 

吸血鬼「どうした!行け!」

 

一刀「無理だよ。中に居た連中は気絶してるし、外の連中もおそらくはね。」

 

吸血鬼「お主、何者じゃ」

 

一刀「北郷一刀・・・」

 

スッ

 

吸血鬼「どっどこへ消えた!」

 

一刀「後ろだよ!」

 

シュッ

 

スッ

 

一刀「へぇ〜案外早いんだな、吸血鬼って。」

 

吸血鬼「少しは楽しめそうね・・・私はヴァンパイアの王女

 

ルーン・ファ・ヴァンパイアだ。お主が通わす血・・・普通の血では無いな?」

 

一刀「さあ、どうかな?」

 

ルーン「その匂いを嗅ぐだけで、興奮してきたわ・・・

 

欲しい!お前を我が下僕とする!」

 

一刀「やってみろ。」

 

ルーン「人間、良い事を教えてやろう、今日は満月だ・・・人間の力じゃ、

 

我には勝てぬぞ!」

 

一刀「へぇ〜だから?」

 

一刀は既にルーンの後ろに居た。

 

ルーン「なっ何!」

 

一刀「どうする?」

 

ルーン「(こっ怖い・・・私がこんな人間如きに怖がるなど!)」

 

一刀「・・・早く言え。」

 

ぎゅっ

 

一刀はルーンの首を掴んだ。

 

ルーン「ぐっぐるじい」

 

一刀「・・・やめた。」

 

パッ

 

ルーン「かはっかはっかはっ・・・何故殺さなかった。」

 

一刀「俺の血くらいやるよ。」

 

恋華「何を言っとる!一刀!」

 

一刀「賭けをしようか、もし、俺がお前に操られれば俺の負け。

 

俺が操られなければ俺の勝ち・・・そのまま元居た場所に帰ってもらうよ。」

 

ルーン「(ふんっ、私は純潔なヴァンパイアだ!操れないはずがないだろう。)

 

良いだろう。」

 

一刀「なら、吸って良いよ。それから、鬼の一族の血だから何が起こるか分からないよ?

 

拒絶反応を起こして死ぬかもね。それでも良いなら吸って良いよ。」

 

ルーンは一刀の首元へ

 

ちゅ〜〜〜〜っ

 

蓮華「一刀!」

 

ルーン「ん〜?おひひい〜?」

 

一刀「そうか?HAHAHAHAHAw」

 

ルーン「ふぅ〜美味であった。命令する!あの者共を抹殺しろ!」

 

一刀「・・・はい、マスター・・・」

 

ルーン「私の勝ちだ!」

 

一刀「なんちてw」

 

ルーン「なっ何故だ!(血を吸えば私達と同じ匂いを発するはず!

 

何なんだ!この男は!)」

 

一刀「俺の勝ちだな。」

 

ルーン「その様だな・・・」

 

一刀「なら、元の世界に帰ってくれるな?」

 

ルーン「・・・戻りたくない・・・そうだ!私はお前を研究したい!

 

何故私の力が通用しないのか!この目で見てやる!これは決定事項だ!」

 

一刀「って言われてもな・・・(!)なら、他人の血を吸わない事、

 

約束出来るか?」

 

ルーン「約束する!・・・なら、一刀から血を貰う!

 

いや、一刀以外の血を吸う気ない!」

 

一刀「おっ俺!?」

 

恋華「まあ、一件落着かな。おい、血を吸った人達を元に戻せるのか?」

 

ルーン「ああ〜血を吸う為だけだったしね〜時期に元に戻るよ。

 

色々説はあるらしいけどね〜外史の事も大半は理解してるよ。

 

とにかく!私達の一族は相手を完全に支配するには、それなりの手順が要るのよ。

 

粘膜交換に、私達の血を飲ませた後に血を吸うとこれで契約成立って訳。

 

まあ、一時的でも元の力の数十倍は出せる様になるし、効き目は早いわよ。

 

契約と違ってね。まあ、元に戻っても1週間くらいは貧血になるけどね〜」

 

一刀「はぁ〜分かった。」

 

ブンッ

 

梨花「一刀様、至急お戻り下さい。」

 

一刀「何かあったのか?」

 

梨花「敵に妙な動きがあるらしいんです。」

 

一刀「分かった、行こう。」

 

ルーン「なら、私も付いていく〜」

 

一刀「・・・良いかもな。」

 

一刀達は家に戻り、外史へ戻った。

 

続く。

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