魔法少女リリカルなのは 究極の魔法使い
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前回のあらすじ

 

作者は白い悪魔に爆殺されました

死んでないよ!?by作者

チッ…

舌打ち!?by作者

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ある日の土曜日

 

勇樹side

 

『A君、愛してる〜♪』

 

特にする事の無い土曜日

俺は友人から進められたアニメDVDを見ている

タイトルは【俺の彼女と幼馴染みと従妹とクラスメイトが修羅場すぎる】

通称俺修羅である。何か似たようなタイトルを前世で見た気が…

まぁ、いいか

 

「そういや、本の返却日今日だっけ?」

 

『馬鹿A君!!』

 

…タイミング良すぎるだろ、オイ

取り敢えず出かける用意をし、DVDを止め、本を手提げに入れ図書館に向かう

 

あっ、今日昼に母さん居ないな…

昼飯は…食って帰るか

 

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図書館

 

勇樹は本を返却した後

新たに借りる本を探していると

 

「んっ?」

 

勇樹の前には高い位置にある本に

一生懸命に手を伸ばす車椅子の少女がいた

 

「んしょっ…もう少し…」

 

勇樹は車椅子の少女の所に向かう

そして彼女の取ろうとしていた本を取り、渡す

 

「ほれ」

 

「あっ…ありがとうございます〜」

 

「おう」

 

軽く返事をした後勇樹は近くの本を手に取り、席に座って読み始める

 

「あのっ…ここには、よう来るんですか?」

 

「……」

 

「あの〜っ、私の話、聞いとります?」

 

「……」

 

「すいませ〜ん、もしもし?」

 

「……すぅ…」

 

「寝んな!!」

 

「パウアッ!?」

 

バチコーンッ!!と良い音が鳴る

少女が勇樹の頭を叩いた

 

「痛いな…」

 

「あっ!す…すいません!つい条件反射で…」

 

「いや、構わないさ

それで?何か用か?」

 

「あっ、はい。見た所同年代っぽかったのでお話ししたいな〜…なんて…」

 

「そうか、なら場所でも変えるか」

 

勇樹は読んでいた本を借り、車椅子の少女と共に図書館を出る

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勇樹side

 

俺は今、図書館で会った車椅子の少女が

もう家に帰ると言う事で外で歩きながら話をしている

 

「そう言えば名前聞いてなかったな…俺は小津勇樹、君は?」

 

「私は八神はやてです」

 

「敬語はいい」

 

「分かり…分かったわ」

 

俺達は簡易な自己紹介を済ました

 

「はやては関西人なのか?」

 

「私はちゃうよ?親が関西の人やねん」

 

「ふ〜ん…」

 

そんな感じで色々と喋っていった

親が交通事故で亡くなった事、親戚の援助で一人暮らししている事

その他諸々、はやての話を聞いていた俺はいつの間にかこんな事を言っていた

 

「なぁ、今からはやての家に行っていいか?」

 

「えっ?ええけど、何でなん?」

 

「今日、家に親が居ないから、昼飯どうするか考えてたんだよ」

 

「そうなん?じゃあ、食材とか買って帰らな…」

 

「なら、安くつく所に連れてってやるよ」

 

そう言った後、俺は商店街へ向かった

 

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商店街

 

 

「いらっしゃい!おおっ!勇樹ちゃん!」

 

「よっす、おばちゃん」

 

「隣にいるのは…彼女さんかい?」

 

「えっ!?」

 

おばちゃんの言った事に顔を赤くするはやて

 

「違う違う、そんなんじゃない」

 

「むっ…勇樹君はもう少し女心を分からなあかんわ…」

 

「まぁ、子は親に似るって奴だねぇ」

 

勇樹が言った事に顔をしかめるはやてと

何かを悟った様な顔をしているおばちゃん

勇樹は何の事だか分からず、頭にハテナを浮かべている

 

「取り敢えずコレとコレちょうだい」

 

「あいよ、今日は可愛い子を連れてるからねぇ…

値引きしちゃおう!」

 

「おお、ありがと」

 

 

勇樹side

 

そんなこんなで食材を買い終え

商店街で貰ったコロッケを頬張りながら

はやての家に向かう

 

「ホンマに安上がりやったなぁ…」

 

「はっきり言って、あそこの人達は値引きしない事なんて無いからな」

 

「それ、商売としてはええの?」

 

「人が良いんだよ、あの人達は」

 

はっきり言って赤字にならないか心配になる時はあるが

どうやら問題は無かったようだし、正直、家も助かっている

俺は自分の黄金律Aには極力頼らずにしてたりする

だが別の形で作用しているみたいで親父の仕事が物凄く上手く行っている

色々と話していたらはやての家に着いた

 

「今、鍵開けるから待っててな?」

 

はやてが鍵を開け、中に入る

 

「どうぞ〜」

 

「おう、お邪魔します」

 

中は一人で住むには広すぎる

そう思う程に、何と言うか…静かだった

そう考えた後俺はリビングに入る

 

「さて!作るで!」

 

「いや、はやては何もしなくていい、俺が作る」

 

「えっ!?」

 

「元々そのつもりで来たんだ、そこで大人しくしてろ」

 

そう、はやてに言った後

俺はキッチンに立つ

さて…調理開始だな…

 

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はやてside

 

勇樹君とは今日図書館で偶々取ろうとした本を取って貰っただけの中やのに

今、彼の手料理を待っています

最初は何時かの銀髪みたいに見返りを求めている様な気がしとったけど

彼は短く返事しただけで、何も言うてこうへんかった

それに彼から何や不思議な雰囲気が出とって

いつの間にか彼の事を知りたくなってきとった

それで彼に話しかけたら寝とったから、思わず頭を叩いてもうた

後でそれを謝ったら、直ぐに許してくれたけど…

それで私が、仲良くなりたいみたいな事言うたら、直ぐに承諾してくれた

で、私の家の事情とか話したら、彼が家に行くって言った

お昼ご飯が無いからとか言うとったけど

多分私に気遣ってくれとるんやと思う

それで彼に連れられて商店街に行った

そこの人らはとても暖かい人らやった

そこで分かったんは勇樹君が鈍感や言う事やな…

あれは好きになった女の子は苦労するで…

 

「おし、出来たぞ」

 

どうやら、完成したみたいやな

フッフッフッ…どんな腕前か見してもらうで!

 

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勇樹side

 

「おし、出来たぞ」

 

たった今、料理が出来た

家事スキルEXだからかスイスイ出来た

作った物は親子丼

中々の自信作だ

 

「おぉ〜…美味そうやな…」

 

「自信作だ、食ってみろ」

 

俺が言った後、はやては親子丼を口に運ぶ

その後、凄い勢いで親子丼を食べる

 

「美味いだろ?」

 

俺が言うと、激しく首を縦に振るはやて

そんなにか?そう思い俺も食べ始める

ヤベェ…予想以上に美味い…

家事スキル半端ねぇ…と思いながら俺とはやては完食する

 

「ごちそうさまでした!はぁ…美味しかったわ〜…

何か一気に料理面での自信無くなってきたわ…」

 

「お粗末さま…まぁ、家の母さんが家事と絵に関しては完璧超人だからな…」

 

「ホンマに?会ってみたいわ〜」

 

「今度会うか?」

 

「ええの!?」

 

「あぁ、母さんは基本家に居るしな」

 

そんな感じで喋って、連絡先交換したりして、今日は帰った

 

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喫茶店翠屋

 

勇樹side

 

俺は母さんのお土産にとケーキを買いに来ていたが

 

「サッカーやらないかい?」

 

と士郎さんにスカウトされ中である

実は士郎さんが監督を務めている翠屋KFCで

メンバーの子が季節外れのインフルエンザにかかったらしく

代理の選手を探していたらしい

チームのメンバーを見てみると…昔俺がしごき上げた連中がほとんどだった

 

「頼むよ!チームの子達を強くしたのは聞いているよ!是非チームの代理の選手になってくれないか?」

 

「う〜ん…でもな〜…」

 

「今なら、ケーキ全部無料にしてあげるよ!」

 

「やりましょう!」

 

俺は士郎さんと握手を交わした

ケーキ無料って良いじゃん!元々お土産買うつもりだったし…

 

「早速だがお前ら!今から練習だ!」

 

「「「「「えっ!?」」」」」

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グラウンド

 

「え〜っ…皆集まったか?今からお前らにやってもらう事がある」

 

勇樹の一言に翠屋KFCのメンバーは少々騒がしくなる

 

(おい、今から何すんだろ?)

 

(小津の事だ、また何かぶっ飛んだ内容何じゃね?)

 

「季節外れのインフルエンザなんぞにかかったバカが居ない事から

この翠屋KFCは今は10人しか居ない

明日は俺も入って11人で出るが、まさかお前ら

昔、俺が教えた必殺技で勝てるとか思ってんじゃないだろうな?」

 

「えっ?」

 

「高町監督から聞いているだろう?相手は今、勢いに乗っているジュニアチームだ

その勢いの原因は…必殺技だ」

 

「!?」

 

勇樹の言った事に驚愕するメンバー

 

「相手も自分達の様に必殺技を使う

今までのお前らのプレイを見せて貰った

必殺技に頼ってばっかだ

今のままじゃ確実に負ける

そこでだ、お前らには技術のアップを主軸に特訓してもらう

そして最終的には…」

 

勇樹の背中から濃い紫色の影が出る

影が晴れると白い龍がいた

その姿にメンバーと士郎は絶句した

 

「コイツは【化身】だ

化身は自分の分身の様な物だ

最終的には化身を出せる様になってもらう

因みに化身の姿は人によって様々だ

俺の化身のこの白い龍は【聖獣シャイニングドラゴン】だ」

 

勇樹は淡々と説明していくがメンバーはまだ絶句していた

 

「さぁ、特訓開始だ!今日は立って帰れなくなると思え!!」

 

「「「「「ヒイイイイイイイ!!」」」」」

 

 

 

 

 

練習後

 

 

「うし!終了!」

 

勇樹が言った時にはメンバー全員が倒れ伏せていた

 

「し…死ぬ…」

 

「相変わらず…むちゃくちゃだ…」

 

「成果を上げたのは三人か…ま、いいか

じゃ、また明日な!」

 

勇樹はグロッキーになっているメンバーを見た後

そのまま家に帰った

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はやてキターッ!で巨木回スタート!な今回

はやての回想は字の文ばかりで読みにくいかも知れませんが

作者に台詞に置き換える能力が無いので多目に見てくれると嬉しいです

 

アニメDVDの名前(笑)

パッと思い付きました(笑)

千輪可愛いです(笑)

 

家事スキルEXパネェ(笑)

もう、ヤバいです(笑)

何と言うか凄く…美味しいです…な感じの物が出来上がります

三分クッキングっぽくしようかな?なんて思ってたけど

作者はちゃんとした料理で言えばそば飯しか作れないので断念しました…

教えて貰った先生の「そば飯にハズレは無い」と言う名(?)言は何故か未だに覚えています

 

 

サッカー回!!

ケーキで釣られた勇樹君(笑)

ちゃっかり高町監督って言ってますね(笑)

しかし、最終目標が一日で化身を出すって…中々の無理難題(笑)

それを出来てる三人何者?(笑)

 

 

次回はサッカー満載!の予定!

 

今回はここまで!

次回をお楽しみに!

 

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ちょこっと次回予告

 

「この試合、絶対勝つぞ!」

 

「聖獣シャイニングドラゴン!」

 

次回第8話「ボクと巨木と時々巨人」前編 「試合開始!!」

説明
第7話「関西人に下手な関西弁を使うと、嫌な顔されるから気をつけよう」

前回のあらすじと次回予告にサブタイをつけてみました
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