銀の槍、意趣返しをする |
「……貴様、何のために呼び出したかと思えば……」
「良いじゃないか、仕事を押し付けようとしていた訳ではないのだし」
額にでっかい青筋を浮かべ肩を震わせる銀髪の男に、黒い翼を生やした妙齢の女性は何てことのないようにそういう。
それを聞いて、男の額に青筋が増えていく。
「……だからと言って、涼を誘拐しルーミアやアグナと喧嘩してまで呼びつけておいて、理由が晩酌の相手が欲しかっただけとはどういうことだ!?」
将志はそう言って憤慨する。
門の傍に倒れていたルーミアから手紙を受け取った将志は、大急ぎで妖怪の山へと向かった。
そこで天魔を追いかけて先に向かっていたアグナや誘拐されていた涼と共に天魔を相手に暴れまわった後、天魔の謀略によって将志は天魔の家に向かうことになった。
なお、その際の条件でアグナと涼は銀の霊峰へと帰ることになったのだった。
そこまでして呼びつけられたと言うのに、その理由が晩酌の相手では将志もやってられないであろう。
「頭の固い大天狗共と飲んでもつまらんし、下っ端の連中だと萎縮してしまって相手にならん。結果として、貴様が最善の相手として残ったわけだ」
憤慨する将志に、天魔はそう言って理由を説明する。
それを聞いて将志は頭を抱える。
「……紫や藍なら空いていたのではないか?」
「幻想郷の管理者が貴様より暇な訳がないだろう? それに、その二人よりも貴様のほうが弄り甲斐があって楽しいからな」
「弄り甲斐とはどういうことだ! ええい、そういうことなら俺は帰るぞ!」
「つれないことを言うな、将志きゅ〜ん♪ 寂しい女の一人酒に付き合うくらいの度量は見せてくれてもいいのではないか?」
怒鳴り散らした後に帰ろうとする将志の肩に腕を回し、にやけた表情で天魔はそう話しかける。
それに対して、将志は肩に回された腕を払って更に怒鳴りつけた。
「何が将志きゅ〜ん、だ! 大体寂しく一人酒をすることになったのは貴様の自己責任だろうが!」
「そうは言われてもだ、私も忙しい身なんでな。周囲と交流をする暇など、」
「嘘をつけ! 忙しい者があんな大量に書類を溜めるか!」
「むぅ……それ以上言うと、拗ねるぞ? 泣くぞ?」
将志の激しく怒鳴りつける言葉に、天魔は将志の小豆色の胴衣の袖を掴んでそう言った。
その様子に、将志は深々とため息をつく。
「……貴様のような鉄面皮がこの程度で泣く訳なかろう」
「……私が泣かないと思ったら、っく、大間違い、だからな……」
天魔は眼に涙をため、泣くのを堪えながらそう言った。
それを見て、将志は頭を激しく掻き毟った。
「……っ、ああくそ! 付き合ってやるから泣くな、鬱陶しい」
「よし、言質は取ったぞ」
将志の言葉を聞いた瞬間、天魔は一瞬で泣き止んだ。
あまりの変わり身の早さに、将志は天魔を睨みつける。
「……貴様という奴は……っ!」
「涙は女の武器と言う奴だ、悪く思うなよ? さあ、飲もうじゃないか」
「……その前にだ……」
将志は暗い声でそういうと天魔の肩を掴んだ。
突然の行為に、天魔の顔が引きつった。
「……な、なんだ? 何をする気だ、貴様!?」
「……前に俺が書類整理をさせられてから三ヶ月……この間に色々と重要書類が出回っていたはずだな?」
将志はそう言いながら天魔にバックブリーカーを掛ける。
天魔の腰が首筋に当てられ、左腕が喉に食い込み脚に添えられた右腕と共に天魔の体を弓なりに締め上げる。
「あぐっ、極まってる、腰と首が極まっている!」
「……さあ、溜まっていないか確認と行こうか。溜まっていたら……分かっているだろうな?」
「うっ、放せぇ……」
抵抗する天魔を締め上げたまま、将志は仕事部屋である書斎に向かう。
書斎に着いたとき、将志の眼に留まったのは机の上に積み上げられた書類の山だった。
「……ほう……見事に溜まっているな……三ヶ月分……」
「うっ……ぐ」
将志は両腕に力を込めながらそう呟く。腰に掛かる強烈な負担に、天魔は呻き声を上げる。
将志は机の前へ歩いていった。
「……はあっ!」
「うわっ!?」
将志は天魔を足から床に能力を使って深々と突き刺した。
天魔の体は腰まで床に埋まった。
「ぐっ、床にはまり込んで抜けないだと!?」
天魔は抜け出そうともがくが、しっかりと嵌ってしまっていて抜けない。
そんな天魔を将志は冷たい眼で見下ろす。
「……書類整理が終わったら抜いてやる。しっかりやれよ?」
「こ、こんなことをして何になると、っ!?」
天魔が何か言いかけると、天魔の周りに七本の銀の槍が現れた。
「……ちなみにサボったりしたら貴様の身体に一本ずつ撃ち込んでやる。それが嫌なら、真面目にやることだ」
将志は書類の山をまとめながら天魔にそう言った。
その眼には強い威圧感があり、言ったことを確実に実行するという意思が見て取れた。
「くっ、仕方がない……やるしかないか……覚えていろよ、将志」
天魔は恨めしそうに将志を睨みながらそういうと、積み上げられた書類を片付け始めた。
将志は天魔が処理した書類を分かりやすくファイリングしていく。
「む、この案件は確か……」
「……この資料のものだろう?」
将志は天魔が持っている書類を見て、即座に必要な資料を手渡す。
その手には手渡した資料の他に何枚かの資料が抱えられていた。
「ああ、それだ。って、この他のものは何だ?」
「その書類の山の案件に必要な資料を全て集めてきたものだ。ここに置いておくから使うが良い」
将志はそういうと、天魔の手に取りやすい場所に資料の束を置く。
「……随分と用意が良いのだな?」
「……最初に書類の概要を確認して資料を用意しておけば、いちいち探す手間が省ける。早く終わらせたいのなら覚えておくことだ」
「いや、それ以前に将志が私よりもこの部屋の書類に詳しいことがぐあっ!?」
疑問を浮かべる天魔の脳天に、将志は『鏡月』の石突を叩き込む。
その一撃には、日頃の恨みが存分に込められていた。
「貴様が溜め込んだ書類の山を処理したのは誰だと思っている! お陰で妖怪の山の内部事情や機密事項まで全部俺の頭の中に入っているのだぞ!? それでいいのか!?」
「別に問題はないが? むしろお前に知らせることで両者の間で連携が取り易くなると思っているのだがね? 第一、隠し事をしたところで我々には何の利点もない。機密事項など、あって無い様なものだ」
天魔は全く気にする様子もなくそう言い切る。
それを聞いて、将志は額に手を当てて盛大にため息をついた。
「……もう良い。さっさと終わらせろ」
「……やれやれだ」
「それは俺の台詞だ!」
しばらくして、机の上にあった書類は全て無くなった。
それらは全て将志の手に渡っており、確認が終わり次第ファイリングしていく。
全ての資料がファイリングされると、将志は一息ついた。
「……意外と早く終わったな」
「一応首領だからな。このくらいは出来なければ」
天魔はどうだと言わんばかりに将志を見る。
その様子を見て、将志は呆れ顔で視線を送る。
「……その前に書類が溜まらない様にしろ、戯け」
「まあ、細かいことは気にするな。そんなことより飲もうか」
「……待て、胃が空の状態で飲むと胸焼けを起こす。つまみでもサッと作ろう。台所を借りるぞ」
「気が利くな、では待っているぞ」
天魔と分かれて台所がある土間へと将志は向かう。
そしてそこにたどり着いた時、将志は愕然とした。
「……これは酷い……」
将志の目の前には、洗い場に大量に詰まれた汚れた食器と調理器具だった。
その様子に、将志は大きく深呼吸した。
「……まずは片づけからか……」
将志は腕まくりをすると、気合を入れて洗い物を始めた。
丁寧に勝つ手早く作業を行っていき、次々と洗い終えていく。
「……しかし、こうしてみるとなかなかに良い道具が揃っているな」
将志は洗い終わったものを見てそう呟いた。
洗いあがった道具はかなり質の良いものが揃っていて、包丁にいたってはかなりの業物と思われるものが一式揃っていた。
その使われ方から、天魔が普段料理をしているであろうことが感じ取れた。
将志は作る料理を考えるために食材を確認する。
「……食材も色々ある。ふむ……」
将志は思いの他揃っている食材を眺めながら、献立を考えることにした。
「……待たせたな」
「む、遅いぞ将志。あんまり遅いから先に始めたぞ?」
将志が居間に向かうと、天魔は既に酒を飲み始めていた。
天魔の言葉を聞いて、将志はため息をつく。
「……そういうなら台所くらい片付けておけ。せっかく調理器具は良い物が揃っているのに、あれでは台無しになる」
「そうしようにも出来ないのだよ。これでも会議などはしっかりと出ているのでね」
「……書類仕事をサボっておいて、よく会議の内容についていけるな?」
「そんなもの見なくても周囲を見て回れば何が問題なのかは自ずと見えてくるものだ。それに、石頭の大天狗共ばかり出席する会議なんぞたかが知れている。あんなものに出るくらいなら村の井戸端会議に出るほうが余程有益だ」
天魔は苦い顔をしてそう言い放つ。
天魔にしてみれば、大天狗達は保守的過ぎて会議をしてもつまらないものでしかないのだった。
それを聞いて、将志は首をかしげた。
「……そういうものなのか?」
「そういうものだ。第一、お前のところも会議など行っていないだろうに」
「……そういえばそうだったな」
銀の霊峰では会議など一切行っていない。
何故なら将志は現場の意見を即座に反映するために、現場のことはその現場を管理している者に一任しているからである。
将志が銀の霊峰内ですることといえば、下から上がってくる意見を聞いて人事異動を行ったり、必要があれば自らが現場に出向いて問題を解決するくらいである。
将志の主な仕事は、外交関係の仕事なのである。
「それで、つまみはどうした?」
「……足の速い食材が多かったから、大量になった。まあ、俺も食うからちょうど良い量ではあるだろう」
天魔に催促されて、将志は大きく赤い漆塗りの盆に載せた料理を広げた。
盆の上には数多くの料理が載せられており、少人数であれば宴会が出来そうなほどであった。
その内容も和洋中を出来る範囲で揃えたバラエティーに富んだものであった。
「……また随分と作ったものだな。まあ良い、ちょうど塩気が欲しかったところだ。早速食べるとしよう」
天魔はそのうちの一品を口にする。
しばらくの間、二人は黙々と料理を食べながら酒を飲む。
「……将志」
突如として、天魔は将志に話しかけた。
その声に、将志は顔を上げる。
「……どうした?」
「……お前、私の嫁になれ」
その瞬間、将志の時が止まった。
「……はあ?」
しばらくして、将志はようやく間の抜けた声を絞り出した。
それに対して、天魔は料理に眼を向けながら話を続ける。
「書類仕事が速い、喧嘩も強い、料理は美味い、おまけに顔立ちも整っている。よく考えてみたら、お前は男にこの言葉を使うのもおかしいが才色兼備の超優良物件だ。これを逃す手はないだろう?」
「……お前は何を言っているんだ」
「なに、お互いに行き遅れているんだ、行き遅れ同士仲良くしようじゃないか」
呆れ顔を浮かべる将志と肩を組み、翼で抱え込みながら天魔はそう言う。
それに対して、将志は露骨に嫌そうな表情を浮かべた。
「断る。俺は結婚がどうこうだとかそういうことは知らんが、貴様に毎日付き合わされるのは御免だ」
「おや、私はお前に選択肢をくれてやったつもりはないのだがね? これは命令だ。敗者は勝者に従うべきだろう?」
天魔はそう言いながら、胡坐をかいている将志の膝の上に乗った。
その行動に将志の表情が硬くなる。
「……っ、何をするつもりだ」
「……なあ、将志。そもそも女が一人暮らしをしている家に、男がのこのこ一人でやってくるとはあまりに無防備だとは思わないか?」
「……っ!?」
トーンが下がり、妖しい色の入った天魔の言葉を聞いた瞬間、将志の全身を寒気が走った。
見ると、天魔は自分の袴の帯に手を掛け、するすると外し始めていた。
黒い袴は帯が解けると同時にするりと落ち、天魔はそれを取り払う。すると白く肌理細やかな肌で細く引き締まった綺麗な脚が露になった。
「私は将志に勝つことが出来る。つまり、私は貴様を襲おうと思えばいつでも襲えるというわけだ。それに、こうされてはいくら将志でも避けられまい?」
天魔はそう言いながら、自らが着ている小袖を少しずつ肌蹴ていく。
少しずつ胸元が開いていき、形の良いふくよかな胸が見えてくる。
「なっ……なっ……」
その行為に、将志は顔を真っ赤にして眼を背ける。
天魔はそれを見て、ニヤニヤ笑いながら将志の顔を覗き込む。
「おや、そんなに赤くなってどうかしたのか? まさか、あの面子と暮らしていてなお女の身体を見慣れていないということか? 初心な奴め」
「くっ、離れろ!」
「断る。じたばたしても逃がさんぞ? 私が軽く小突けば、お前は失神する。そうなったら、私はお前に好き放題出来るというわけだ。そうなりたくなければ、下手な抵抗はやめろ」
天魔は胸を将志の顔に押し付けるようにして抱きつきながらそう言った。その声は囁くような声で、色香を多分に含んでいた。
警告を聞いて、将志は抵抗を止めて成すがままになる。
「ふふっ、いい子だ。そうやって私の言うことを聞いていればいい」
「ぐっ……冗談はよせ……」
「む、流石に私も誰にも彼にも冗談でこんなことをするほど安売りをするつもりはないのだがね?」
「……俺にはそういう冗談を言うだろうが、お前は……」
天魔の言葉に、将志はそう言って返した。
「……冗談でなかったとしたら?」
しかし突如として、天魔の声が真剣なものに変わる。
その言葉に、将志もピクリと肩を震わせる。
「……何?」
「私としては、立場や人格、そして本人の能力において並び立てる男は将志、お前しか居ないと思っている。感情としても悪いとは思っていないし、有体に言えば好ましく思っている。私が婚姻を結ぶとするならば、まずお前を選ぶぞ?」
天魔はそう言いながら愛おしそうに将志の頬を撫でる。
「……なん……だと……」
その瞬間、将志は呆然とした様子で固まった。
天魔の眼は悦に入っているが、そこに嘘は見受けられなかったからである。
「……聞かせてくれ……お前の答えを」
そんな将志の頬を両手で掴み、眼をじっと見据えながら天魔はそう話しかけた。
同時に、将志はその場で眼を伏せた。
「……どうしてこうなった……」
困惑する将志の表情は目まぐるしく変わっていく。
眼は泳ぎ、頭は抱えられ、冷や汗がダラダラと流れる。
「……くくくっ……あはははははは! 本当にからかい甲斐があるな、お前は!」
将志がしばらく悩んでいると、天魔は突然大きな声で笑い出した。
その様子は心底おかしいと言わんばかりの様子で、腹を抱えて笑っていた。
「……おい……貴様、騙したな?」
将志は天魔の言葉を聞いて、奥歯をかみ締めながら無表情でそう言った。
その声は地獄の底から漏れてくるような声で、かなりの怒りが込められていた。
「いいや、騙してなどいないさ。私の隣に立てる男はお前くらいしかいないのは事実だし、好意を持っているのも場合によっては婚姻を結んでもいいと思っているのも本当だ。だが、やはり私はお前とはこういう関係のほうが気が楽でいい。婚姻を結ぶ気はないさ」
そんな将志に対して、天魔は涼しげな笑顔でそう言った。
その眼はまっすぐに将志の黒耀の瞳に向けられており、やはり嘘が無いことが将志には分かった。
しかし、将志は俯いたまま天魔の両肩を力を込めて掴んだ。
「……天魔……覚悟は良いか?」
「……お、おい、そう怒るな。ちょっとしたお茶目じゃないか」
力強く肩を掴まれ、冷や汗をかく天魔。
将志は俯いていて、その表情をうかがい知ることは出来ない。
そして天魔が将志の表情をうかがおうとした瞬間、将志の唇が天魔の唇のすぐ脇に触れた。
「なあっ!?」
突然の将志からのキスに、天魔は飛び上がるほど驚いた。
その表情は普段冷静な彼女の様子から考えられない、茫然自失とした表情であった。
「……ふっ、お前にあるまじき奇妙な表情だな、天魔」
「き、貴様、いったい何を……むっ!?」
口をパクパクと動かしながら混乱している天魔の唇を、将志は人差し指をそっと押し当てて塞ぐ。
そして将志は天魔を抱き寄せ、追撃をかける。
「……仕返しを兼ねた、ほんのお返しだ。俺とてお前の能力は認めるところではあるし、ああは言っているが俺もお前のことは嫌いではない。振り回されて辟易することもあるが、その性格はどちらかといえば好みだよ。正直、貰い手が居なかったのが不思議なくらいだ」
柔らかい笑みを浮かべながら相手の顎を指先でそっと持ち上げ眼を覗き込み、甘い言葉を優しく投げかける。
顔の距離は近く、あと少し進めば唇と唇が触れ合ってしまいそうなほど近い。
「だ、だからと言って……その……」
天魔の顔は見る見るうちに真っ赤に染まっていき、段々と縮こまっていく。
声も聞き取れないくらい小さくなっており、もう眼も合わせられないといった状態であった。
そんな天魔を見て、将志は楽しそうに笑った。
「……おや? 自分から仕掛けるのは平気でも、こう返されるのは苦手なのか? はははっ、案外可愛いところもあるのだな、ん?」
「っっっっ〜!! ええい、忘れろ! 今のことは全て忘れてしまえ!!」
天魔は近くにあった酒瓶を手に取り、将志の口に押し込んだ。
「わぷっ!? こ、こら、無理矢理酒を飲ませようとするな!」
「黙れ! 今日は酔い潰れずに帰れると思うな! 記憶がかっ飛ぶほど飲ませてやる!!」
天魔は真っ赤な顔のまま、鬼気迫る表情で将志の口に次々と酒瓶を突っ込んでいく。
将志はそれに抵抗するが、大量の酒を口の中に注がれていく。
「……この、やられてばかりだと思うな!」
「んむっ!?」
その状況をまずいと判断したのか、殺られる前に殺れと言わんばかりに将志も酒瓶を手にとって天魔の口に突っ込む。
天魔の口の中にも、どんどんと酒が流し込まれていく。
「ぐっ……やってくれたな、将志!」
「……先に仕掛けたのは貴様だろうが!」
二人は激しく言い合いながら酒を飲ませあう。
こうして、その夜は騒がしく過ぎていった。
翌日、会議に来なかった天魔の様子を見に来た天狗が二つの屍を見つけて大騒ぎになるのだが、それは余談である。
説明 | ||
天魔に殴り込みを掛けられ、その報復をしに妖怪の山へ向かう銀の槍。そして天魔の殴りこみの理由を聞いて、更に憤慨するのであった。 | ||
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コメント | ||
実は、何だかんだで将志が一番遠慮していないのも天魔だったり。将志が普通にからかったりするのも、何気に天魔が一番多かったりします。(F1チェイサー) …何と言うか、将志と天魔が絡むと、どうしてもドッチラケになるなぁ。…まぁ、天魔の将志に対する想いは嘘ではなかろうが、同時に、縛られる事のない気楽な付き合いが良いと言うのも本心だろうな。…性別を越えた、迷惑ながらも見棄てられない、バカをやり合える悪友、そんな所か。(クラスター・ジャドウ) |
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