ゲルショッカー怪人大図鑑

ゲルショッカーとは？

仮面ライダーに度重なる敗北を続けたショッカーを見限った首領が、密かに結成していたアフリカを拠点に暗躍する暗黒宗教ゲルダム団と自身の組織であるショッカーを合併させ再編成した悪の秘密結社である。

ショッカー末期から既に暗躍しており、地獄大使ことショッカー最後の怪人、ガラガランダが仮面ライダー新一号に倒された時に本格的に活動を開始し、生き残っていたショッカー戦闘員はガニコウモルとゲルショッカー戦闘員に全員殺され、実権を旧ゲルダム団所属が奪いとる。

ショッカーを遥かに凌ぐ科学力と戦力を誇り、世界征服のためには殺人、暴力、強盗などといった悪の限りを尽くす恐るべき組織である。2種類の動植物の能力をもつ怪人や戦闘員もショッカーより遙かに強い。

シンボルマークは、ショッカーのシンボル（鷲）にゲルダム団のシンボルである蛇が絡みついているマークである。

なお、指揮の方は1971年の日本支部ではブラック将軍が、そして真・恋姫無双の世界では大幹部となった于吉こと暗黒魔術師が取っている。

ゲルショッカー首領　

ショッカー、ゲルショッカーを支配する首領で改造人間を操り、世界征服を企む。部下達の前には決して姿を見せることはなく、いつもシンボルマークのレリーフを通して、大幹部や怪人達に指示を出している。残忍な性格で、作戦に失敗した者、組織を裏切った者は容赦なく殺す。原作の『仮面ライダー』では最終回時に赤いマントに赤いマスクをした姿で現れる。その正体は無数の蛇が絡みついたマスクを被った巨大な一つ目の怪人であるが、現時点ではその正体は誰にも知られていない。

ブラック将軍

1971年の日本においてはゲルショッカー日本支部を指揮する大幹部であり、近世ヨーロッパ風の軍服と兜を着用している。冷酷で残忍な性格をしており、大都市を狙った大量殺戮作戦を得意とした天才的な頭脳の持ち主であり、何度も仮面ライダーを自身の作戦で苦戦させてきた。元は旧ロシア帝国の将軍であったが、帝国崩壊後にゲルショッカーに入ったと思われる。なお、その正体は原作の仮面ライダーでは吸血怪人ヒルカメレオンであるが、現時点ではまだその正体は明らかになっていない。また剣の名手でもある。

暗黒魔術師

本作品オリジナルとなるゲルショッカーの大幹部で、三国時代に設立したゲルショッカー三国時代支部を指揮している。元は真・恋姫無双の世界における妖術使い于吉であったが、本郷猛が『天の御遣い』として、三国時代に来る前に抹殺しようと、彼の世界に来たとき、ゲルショッカーに遭遇し、その組織力と戦力に惹かれ、彼らの仲間になり、元の世界の戻ったとき、ゲルショッカー三国時代支部を設立した功績から、大幹部になったとされる。狡猾かつ狂気に狂った人物で彼にとっては作戦以外でも人を苦しめることは遊びにしか過ぎない。恐るべき妖術を操り、呪殺や怪人などを生み出す事を得意としている。また優れた策士でもあり自らの策を成功させる為、怪人もしくは自らをおとりにすることがある。『太平要術』を回収することに成功し、その書に蓄えられた怨嗟の声を悪用して何かを作り、首領に献上しようとしているが現時点ではそれは何か不明である。

ゲルショッカー怪人

二種類の動植物の能力を持つことで互いが持つ短所を克服した改造人間達の総称でショッカーの改造人間を遙かに凌ぐ戦闘力を誇る。

ゲルショッカー戦闘員

怪人の指揮の下で悪事を働く、ゲルショッカーの構成員で、戦闘力はショッカー戦闘員よりも遙かに上である。戦闘以外にも拉致や諜報などの任務もこなす。また、彼らは裏切り防止の為のゲルパー薬という恐るべき薬を飲まされており、3時間ごとに服用しないと死んでしまう。また、研究や分析を担当する白のスーツと白衣を着用した科学戦闘員もいる。

ネズミマムシ　身長180�p　体重65�s　作戦名「ネズミビールス作戦」

弱点：マムシの頭を伸ばさなくては毒ガスが使えない。

東京の下水道にて捕獲したドブネズミに九州の山中で捕獲したマムシを組み合わせた合成怪人。ネズミビールスという恐るべき細菌を体内で合成し、それを口からまき散らすことで周囲にいる敵を死に至らしめる。また左手のマムシの頭からは毒ガスを吹き出す。

タコガラス　身長190�p　体重70�s　作戦名「不明」

弱点：不明

太平洋近海で捕獲した突然変異種の大ダコにブータンの山脈で捕獲したワタリガラスを組み合わせた合成怪人。両手の翼についているタコの足をむちの様に扱い、敵の首を締め上げ窒息死させる戦法を得意とする。また、口からは『タコスミ爆弾』という破壊力のある墨を吐き、カラスバネミサイルという羽状のミサイルを放つ攻撃を行う。

ワニマジロ　身長175�p　体重90�s　作戦名「不明」

弱点：不明

オーストラリア北部の河で捕獲した凶暴なイリエワニにアルゼンチンの北東部で捕獲した大アルマジロを組み合わせた合成怪人。全身はダイヤモンドよりも硬く、体を丸めて繰り出す『砲弾スクリューボール』はショッカーの怪人アルマジロングの『弾丸スクリューボール』よりも遙かに威力が上であり、分厚い壁をも破壊する。また水中戦も得意としており、敵を水中に引きずり込み、巨大なあごでかみ殺し、口からは火炎も吐き出す。

クワガオオカミ　身長176�p　体重70�s　作戦名『戦闘員増員計画』

弱点：頭部にあるクワガタの角を折られると、戦闘力が低下する。

幽州の山中で拉致した黄巾党のアニキに幽州の山中で採取したオオクワガタ、ウラル山脈で捕獲したロシアオオカミを組み合わせた合成怪人。剣の名手で俊敏な動きで敵を翻弄し、クワガタの大顎状の剣で斬り殺す。怪人になったことで彼は凶悪さが増し、愛紗、鈴々も凌ぐ戦闘力を手に入れた。

サルカズラン　身長150�p　体重49�s　作戦名『戦闘員増員計画』

弱点：体重が仮面ライダーよりも軽い。

幽州の山中で拉致した黄巾党のチビに呉の山中で捕獲したキンシコウ、スリランカの山中で採取したウツボカズラを組み合わせた合成怪人。クワガオオカミよりも俊敏な動きで敵を翻弄し、隙をついて右手にあるウツボカズラから溶解液を噴出して溶かしてしまう。また、本作で見せる機会はなかったが、どんな急な壁や木でもよじ登る。

クマヤスデ　身長220�p　体重130�s　作戦名『戦闘員増員計画』

弱点：ヤスデの部分は人間にはちぎれないが、仮面ライダーの力なら簡単にちぎれてしまう。

幽州の山中で拉致した黄巾党のデクに魏近くの山中で捕獲したツキノワグマ、幽州付近で採取したヤスデを組み合わせた合成怪人。怪力とヤスデの腕を武器に敵に挑む。みかけによらず俊敏で素早い動きで、相手を翻弄し、ヤスデの腕と足には本来ヤスデが持たない毒が仕込まれており、相手を毒殺する。また、ヤスデの腕を伸ばすことで相手の首を締め上げられる。

トラゾウガメ　身長180�p　体重　120�s　作戦名『義勇軍殲滅作戦』＆『桃花村大火事作戦』

弱点：防御力は桁外れに高いが、同じ箇所に集中攻撃されると甲羅にヒビが入る。

南蛮の地方で捕獲したベンガルトラに、ガラパゴス諸島で捕獲したガラパゴスゾウガメを組み合わせた合成怪人で暗黒魔術師の自信作。怪力で相手を苦しめ、口から吐く殺人火炎は改造人間をも焼き尽くし、灰に変えてしまう。また防御力が高く、ライダーキックを跳ね返し、頭、両手、両足を甲羅に引っ込めて繰り出す『ゾウガメアタック』という技で敵を吹っ飛ばす。

カエルトンボー　身長175�p　体重50�s　作戦名『黄巾党兵抹殺作戦』＆『太平要術回収作戦』

弱点：羽は再生不能なので失うと空中に逃げられなくなる。

アマゾンのジャングルで捕獲したヤドクガエルとブラジルの熱帯雨林で採取したハビロイトトンボを組み合わせた合成怪人。口から強力な猛毒液を吐き、あらゆる生物を苦しめてから殺してしまう。また長く伸ばした舌で相手の首を締め付けることができ、空をマッハ１の速度で飛ぶ。

ハチツバメ　身長　169�p　体重45�s　作戦名『黄巾党兵増員計画』

弱点：武器である右手の毒針状の剣を折られると戦闘力が低下する。

黄巾党首領『張三姉妹』の一人、張宝こと地和に日本の山中で採取したスズメバチ、ジャワ島で捕獲したツバメを組み合わせた合成怪人。フェンシングの名手で毒針状の右手の剣で敵を突き、ショック死させる。また空中をマッハ２で飛び、声で人々を操り、意のままにする能力もある。

つづく