真・恋姫†無双〜2人目の天の御使い〜 26話 やっぱり英次は勝てない!?
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その頃霞たちは虎牢関を捨て撤退していた

霞「どうなってねん!」

 馬を走らせながら霞は叫ぶ

音々音「落ち着くです。今新堂たちがもう着いてるはずです」

霞「わかってる。わかってるよ!」

 まさか都が襲撃されるとは、その事が霞を焦らせていた

ある程度の戦力は置いてあるが、伝令が来るぐらい危険な状況と言う事

霞(月や詠は無事なんか、英次や真琴が行ってるとは思うけど)

 

そして英次は南東の森にて『敵』と遭遇していた

 

俺の目の前には数多くの敵が居る

そして月を人質にしてる。月の首に剣を当てて『動いたら殺す』というメッセージを俺に向ける

俺はそれに構わず刀を抜く。

静かに力を溜めて・・・

 

刀を投げ、人質を取っていた敵の頭に命中する

その瞬間、敵全員が倒れた味方を見る

その一瞬を見逃さず、一気に月に向かって走り出す

距離にして約200メートル

 

敵が俺に斬りかかってくるが、それを無視。

致命傷だけを避け、多少斬られても我慢して月まで辿り着く

 

英次「はぁ・・・はぁ・・・」

 月を何とか確保する。

英次「よ、よかった。気絶してるだけか」

切り傷と出血、さらに能力を使った代償で体が痛い

 

英次「う・・・うぬー!」

 声にならない声を上げて気合を入れる

月を確保する時に一緒に自分の刀を確保していた。

 

敵の数は約1000人。この体じゃなくても勝てる保障のないほどの数の多さ

英次「それでもやるしかない。ここで守れなきゃ今まで何してたんだ!!!来い!!」

 自分を鼓舞するかのように叫び敵と対峙する

 

1000対1の戦いが始まった

 

英次「うりゃああああ!」

敵を一人切り伏せる。その度に体に激痛が走る。動くたびに血が噴出し、途中で目がかすむ事もあるが

俺は止まれない・・・いや止まらない。

英次「守るんだぁぁぁ!!!」

この言葉を叫びながら・・・・敵を切り伏せていく

 

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その頃城には霞たちが到着していた

霞「何やこの状況!?」

 霞たちが到着していた。霞は周りをキョロキョロ見ると

霞「英次は?英次は何処や」

 その言葉に反応したのは真琴だった

真琴「英次なら月を助けに1人で行ったよ」

霞「何やて?1人で行ったんか?何で1人で行かせたんや!」

 

霞が真琴に詰め寄るが

真琴「大丈夫・・・英次なら大丈夫だから」

霞「はぁ?何で真琴にそんな事わかるんや!」

真琴「私だからわかるんだよ!!・・・・大丈夫だから」

霞「真琴・・・」

 その言葉にさすがの霞もこれ以上の追求はなかった

華雄「しかし・・・さすがに1人は大変だろう。ここはいいから霞、真琴2人は少し様子を見てくるといい」

真琴「でも、私は治療があるし」

音々音「衛生兵がいるのです。だから真琴はさっさと行くといいです」

真琴「ねね・・・うん、行ってくるね」

 霞と真琴はすぐに飛び出し英次の後を追った

 

音々音「華雄にしては気を使ったのではないですか」

華雄「ふん・・・あんな状態でここに居ても役に立たないからな。邪魔だから追い払っただけだ」

 華雄は少しだけテレた声で言う

音々音「素直じゃないです」

華雄「うるさい」

 

 

そして英次は・・・

英次「だりゃあぁぁ!」

 一撃で敵を倒していくが、数が減ったようには感じない

だが手を休めることなく、戦い続ける。

英次(ん?何だこの感覚)

 俺はある違和感に気がついた。夢中で戦っているうちに、敵がこちらの間合いにほとんど入ってきていない

まるで俺の間合いに入ったら体が勝手に反応して敵を迎撃してるみたいな・・・これ以前何処かで見たような

 

真琴「いい英次、戦いにおいて重要なのは間合いよ」

英次「間合いか、漫画とかでよく聞く話だな」

真琴「そうそう、いい間合いを制したら戦いは確実に有利になる」

英次「なるほど」

真琴「それで自分の間合いを知る方法だけど・・・・」

 などなど説明があったがあんまり理解出来なかった

真琴「わかった?」

英次「うむ!最初しか理解出来なかった」

真琴「あはは・・・言葉じゃ難しいね、実践してみよう。英次かかってきて」

 そう言うので俺は遠慮なく斬りかかるが

すべて真琴の間合い?に入る前に弾かれる

英次「すげー何だ今のは」

真琴「これは訓練が必要だけど、英次なら出来るよ、出来るような訓練もするしね」

英次「う・・まだ増えるのか、だが強くなれるなら何でもしてやる!」

真琴「そうだよ。頑張ろう!」

 

あの時真琴がやったのが今俺がやってる事なのか

英次「くっ」

 敵の攻撃が俺の近くまで入ってきた。何とか防御して反撃で倒す

英次(思い出せ。あの訓練の時真琴は何て言っていた)

 

真琴「いい、これを出来るようになるにはまずは円を書いて自分の間合いを計るそして心落ち着かせて

自分の範囲にだけ警戒を強めるの」

英次「言っている意味の半分も理解できん」

真琴「体で覚えて貰うのが早いね(ニッコリ)」

英次「おっと・・・今日は詠と勉強する約束が・・・」

真琴「逃がすと思う(ニッコリ)」

英次「・・・・て、手加減をお願い・・・」

真琴「無理(ニッコリ)」

英次「うわーん」

 

英次(って違う、後半は要らないだろ。心を落ち着かせる)

 息を一つ吐き、肩の力を抜く。そして刀で自分を中心に円を描く

敵は俺の動きを見て不気味に思ったのか、ジッと俺を見ている

英次(そして、自分の間合いの警戒を強める・・・ん?強める?どやって?)

 不意に動きが止まる

英次(やばい、やばい・・・そんな方法聞いていないぞ?って敵が来た)

 敵が正面から来る。だが俺の頭とは反対に体が勝手に迎撃する

英次「あれ?」

 俺が驚いていると、次は後ろ、左後方、右前

次々と敵が来る方向がわかる。どれから迎撃すればいいのかを頭より早く体が反応する

 

だが、この状態も長くは続かなかった。それは体の状態だ。

血を流しすぎた。能力の代償も大きい

英次「はぁ・・・はぁ・・・か、体が・・・もう・・・」

 ついには俺の腕が上がらなくなった

感覚で敵が間合いに入ってきているのが理解できるのだが、体がもう動かない

英次「くそ・・・動け俺の体・・・動け・・・」

 敵が来る。だが体が動かない

英次「はは・・・こりゃ無理だ・・・」

 その時敵が悲鳴を上げて倒れる。敵は一斉に声のした方向をみると

霞と真琴が馬で俺の所まで突っ込んでくる

真琴「英次!?」

霞「大丈夫か!?」

 真琴と霞が心配そうに声をかけてくる。

英次「な、何とかね・・・やっぱりアニメや漫画みたいには・・・」

 安心感とまた俺は一人で何も出来なかった悔しさがあった

それを感じた瞬間に意識がなくなった

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 あとがき

久しぶりに?あとがきです

 今回おかしい所とかあったと思います

真琴の気持ちとか・・・前回普通に見届けたのに

今回は心配してるじゃんとか・・・

実は心配してたって事でお願いします

あと英次ですが、強くなってますが、いつも状況がそれ以上なので負けてます

 

まぁ2番目だしね・・・この世界の主人公一刀だしって事を言っておきましょう

さっさと一刀再会させたいなぁ〜。何でいっつも余計な事書くんだろう・・・

 

ではでは、いつも読んでくださる方、コメントくださる方ありがとうございます

 これからも書いていきますのでよろしくお願いします

説明
26話です
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コメント
なるほどう・・・制〇拳だなということは流水も極めるのか?(スターダスト)
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真・恋姫†無双 新堂英次 本城真琴  ご都合主義 

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