外れ者の番外編 |
「バレンタイン」
インターセンター・1番街・ユウザ宅
今日はバレンタインデー。親しい人に送り物をな日である。
チータ
「ハァ・・・・・・・」
そんな日に、突然ため息を吐く者が一人。
ユウザ
「どうしたんだ?」
チータ
「外を見てるとさ、女の子が男の子にチョコを渡す所を良く見るんだよ・・・・・」
ユウザ
「今日はバレンタインデーだからな。」
チータ
「そう、バレンタイン・・・・男がいかにモテているかが分かる日でもある・・・・・」
ユウザ
「?」
わなわなしているチータにユウザはきょとんとしている。
そんな時、デバッカがユウザに語りかけた。
デバッカ
「軽く流しとけ。どうせロクな話じゃないから。」
ガタッ
チータ
「な・ん・だ・とォォォォォォォォォォォォ!!!!!」
チータはそれが聞こえたのか、立ちあがり、激昂した。何だか炎のようなオーラがチータの身体から出ている。
ユウザ
(どうやらこの時のチータ、耳が良いようだな。)
そんなチータを見ているユウザは、ひそかにそう思っていた。
チータ
「てめえな、異性に好かれた事があるからって調子に乗ってんじゃねーぞゴラァ!!」
デバッカ
「いきなりなんだ・・・・?」
チータ
「バレンタインデーとは男のパラメーターを見せる日でもあんだよ!!
男として自分はどこら辺なのか、見極める日なんだよォォォォォ!!!」
デバッカ
「はぁ・・・・・」
デバッカは呆れた。これ以上ない位呆れた。
デバッカ
「クエストに行こうか。」
ユウザ
「チータは?」
チータ
「俺さ、1個も貰ってないんだよ!?0だよ0!!!
クエストで色んな人から知られたはずだし、義理の1個位あってもいいよねぇ!ねぇ!?」
デバッカ
「放っておこう・・・・暫くすれば収まるから・・・多分・・・・・(まあ、今日はあの人に来てもらおうか・・・)」
しばらくして・・・チータだけが取り残された・・・・・
チータ
「はぁ・・・・・暇だ・・・・・かと言ってあの中を通るのはなぁ・・・・夜に渡す奴だっているだろうし・・・・」
そんな時・・・・・
ガシャッ!
チータ
「ガグッ・・・・!!」
突然、チータに向かって首輪が飛んできて、首にはまった。
取ろうとしたが、急に動作を止めた。何故なら、その首輪には見覚えがあるからだ。
チータ
「なっ!!!こ・・・これはッ!!(まさか・・・いや、アイツが来るわけない!だってアイツは・・・)」
恐る恐る、首輪に繋がれた鎖をたどり、その先を見た。その時、チータは驚いた。
チータ
「お前は!!まさか・・・まさかそんな・・・・何故だ・・・・お前は向こうの世界のめ・・・」
その夜、空は曇り、雷鳴と共に、かすかに断末魔が聞こえたという・・・・・
次の日、チータは雷にうたれたように真っ黒だった。その横には、リボンが付いた箱が一つ、ポツンと置かれていた。
その中身は、いたってシンプルな、ハート型のチョコレートだったという・・・・・・
それ以降チータは、バレンタインについて語らなくなった。
あの時何があったのかとユウザに聞かれても、その理由を答える事は無かった・・・・・
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コメント | ||
コメント、感謝です!ユウザ「え……プルルートって?」デバッカ「俺達がいた世界の女神なんだよ。彼女とは友達なんだ。」ユ「もしその人が送ったとしても、何でチータは黒焦げに?」デ「それは…その……(汗)」(ヒノ) コメント、あざっす!家族全員か……それもありかも……デバッカ「呼んで…良かったんだよな……?」チータ「………(気絶中)」デ「まあ…その内立ち直るだろ。(多分…)」(ヒノ) byZ バレンタインは基本家族全員で貰った物や買ったのを食事のデザートとして食べています。それとハデスの話で、あいつは小学生の頃まではバレンタインは女子からチョコを貰うのではなく『チョコを食べる日』だと勘違いしていたのです(笑)あとプルルート、『無事』にチータくんにチョコを渡せて良かったね。チータくんは幸せ者だ・・・。( Z ハデス) |
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