真・恋姫無双 天下統一伝 第十三話 |
「李 優行 主を豫州の州牧に任ずる故
これからも漢王朝のために昼夜問わず励むことを任ずる」
「ありがたきお言葉、この愚直な者が
如何ようまで通用するかわかりませぬが
漢王朝のお役に立つべく、精進いたす所存にございます」
ここは謁見の間
現在、洛陽から派遣された使者と会談中の李 優行こと刃です
しかし、太守、刺史すっ飛ばしていきなり州牧って
そういうの有り?それとも、これが恋姫クオリティー?
それを永久に聞いてみると…
「ご主人様、世の中には
言ってはいけないことと、暗黙の了解というものがあります
気にしてはダメなのです」
と諫められた
なんか納得いかない…
あ、因みに州牧っていうのは
簡単に言うと、州内の郡国の監察官に+軍事権を追加したもの
前述した刺史との違いは
この軍事権があるかどうかだね
その使者の帰宅後…
「と、いうわけで、刺史になっちゃいました俺」
「わかりにくい倒置法を使わないでください
まぁともかく、おめでとうございます」
「ありがとう、というわけで、緑
いや、法 考直」
俺はふざけた雰囲気をしまって
厳かな雰囲気を醸し出し、命令をした
「今までの軍功により
お前を別駕従事に任ずる
今まで以上に政務に励めよ」
俺は、緑に官職を与えた
「…っ!!御意!!
この法考直、命に変えてもその職、全うしてみせます!」
別駕従事とは…
郡の属吏の最高職で
郡行政の要となる官職のことだ
緑は、悪徳県令時代の時に
唯一東奔西走し、善政を行おうとした人
信頼できるのでこの役職においた
続いて。司馬仲達こと永久は功曹書佐・軍師に
郭嘉こと稟は治中従事
程cこと風は郡丞・副軍師に
蕭何こと政は、主簿に
趙雲こと星は司馬に
徐晃こと水仙は刺姦督に
?徳こと紅は、軍候に任じた
それぞれの官職を説明すると
まず功曹書佐
これは、簡単に言うと
有能な人材を推挙し、任官させるいわば面接官みたいなもの
ただまぁ、ロクでもない人材を上げるわけにもいかないので
ある意味責任は重大
そして治中従事
これは公式文書を統括して担当する役職
稟にはぴったりだね
あと郡丞
これは県・侯国の次官で文書・倉庫・獄などを司る役職のこと
何かと物騒だけど、風なら大丈夫だろう
多分…
「お兄さん〜私を殺す気ですか?」
多分…
つぎに主簿
これは、文書、帳簿、印鑑を担当する
文書作成係のこと
まぁ、あの蕭何なら大丈夫だろう
あの蕭何なら…
次は司馬
これは、各部門の軍事の総括
せいだと若干不安だが、水仙は経験不足だから
仕方なく!!任じた
あとは刺姦督
これは、盗賊の取締、刑法犯の処罰を担当する役職
まぁ、正義感の強い水仙にはぴったりだろう
多分…
最後に軍侯
これは1000人クラスの兵を率いることのできる
武将のこと
騎兵がそんくらいしかいないので
これにしました
「皆の者、各々自分たちの与えられた使命を全うし
我が王道の発展のため力を貸してくれ!!」
「「「「「御意!!」」」」」
いや〜気持ちいいわ〜
〜部屋にて〜
「実際は力で威圧しておきながら、上辺だけ仁者の仮面をかぶって
諸侯に君臨するのが覇者
人徳からして自ずと仁政を行って諸侯に君臨するのが王者
力によって強いられた服従は、心からの服従でない
特に感じてなつくのは心の底から喜んで服従するのである…」
「孟子ですか…」
この場には、俺と永久しかいない
「ああ、覇道を歩もうとするとどうしても
力だけに固執し、それが仁者としての心を忘れ
暴君になり果てる
だから、王道をあゆもうとするんだよ、俺は
ただ、仁政を行っても、それが一部の民にとって
悪政だったら贔屓となり、いづれか道を誤る」
「ご主人様の苦労は計り知れません
ですが、そのためにも我々臣下が
やるべきことを行い、精一杯ご主人様を援護します!!」
「永久…」
そういって、俺はとある一本の刀を取り出し
「もし俺が道を誤ったら
俺の首を、その刀で切れ」
「ご主人様…」
「それが、道を誤ったものに対してのせめてもの
罪滅しなんだろうからな…」
己の覚悟の程を示した
永久side
「もし俺が道を誤ったら
俺の首を、その刀で切れ」
「ご主人様…」
ご主人様は覚悟を示してそう言っている
まだ年若いのに…、必死に王道を歩もうとしている
道を誤ったら殺せ
そう言える人は中々いないでしょう
「それが、道を誤ったものに対してのせめてもの
罪滅しなんだろうからな…」
悲しい顔をして
自ずと道を誤ることを予期したように語るご主人様
ただ、そのようなこと…
「そのようなことになることのないように
私やほかの臣下の方々がいるのです
ご主人様、貴方の役に立ちたいと集まった者達が多いのです
そのような、弱気な態度をされては我々が困ります!!」
ぜったいにさせませんから!!
刃side
「…」
永久に説教された
まぁ、当然だろうな
主君が弱気になれば自ずと士気は下がるし
仕事もはかどらない
こんなことで弱気になってどうする
俺は、皆を守る『刃』とならなければならないんだから
「ありがとう、永久、おかげで目が覚めた」
思いっきり笑顔でそう言った
「///」
あれ、顔を真っ赤にして口パクパクしてる
風邪か?
…まぁいっか
それより
「仕事中は?」
「泣きません!!」
そういって、屋根裏から飛び降りてきたのは
弧刀を背中に背負い
隠密のような格好をした
猫好きの女の子
名を周泰という
「わわわ!?ど、どなたでしゅか!」
お、なんか永久が久々に噛んだな
そして、久々にでたな、伝家の宝刀わわわ〜が
「彼女は周泰
この郡の隠密頭で
諜報部隊の隊長
この間の軍部視察の時に
推挙したんだ
たよりになるんだよ〜」
「はじめまして、お話は刃様より聞いております
私は 周 泰 字が 幼平 真名を明命といいます
よろしくお願いします、司馬懿殿」
「わわ〜、こ、こちらこしょ、はぅ〜」
和むな〜この空気
だけど、そのままにしてはいけないんだよな〜
「冀州、広宗県付近で不穏な空気有り
多分黄巾賊の親玉辺りが潜伏している可能性大
至急調査し
情報の提供を」
「御意!!」
「終わったら、何匹かの猫と戯れる休暇を与えよう!」
「本当ですか!!お猫様のために、明命頑張ります!!
待っててください、お猫様〜!!」
その時の明命の目は、ダイヤモンド顔負けの輝きを見せていた…
「延期しすぎだろ、二週連続投稿」
「すみません…、何分忙しかったもので」
「ほぅ〜、休みが多くあったのにそれをどの口が言う?」
「あ、あれ〜、刃さん、村正なんか持ってどうしたんですか?」
「口を切ったら人間どうなるのかの実験台だ!!
ありがたく思え!!」
「思いたくねぇよ!!うわ、目がマジだし!」
「東野流奥義 剛火疾風!」
「そぉい!!」
「避けるな!!」
「避けるわ!!」
「いっぺん死んどけってんだろ!!朔夜(6話参照)!!」
「え?それ使っちゃうの?やめてって、ギャァァァァァ」
「ふぅ、討伐完了っと
こんなダメ作者だけど、これからもよろしくお願いします」
感想、意見等もよろしくお願いします!
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二週連続投稿の 第一作目です すみません!! |
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