「ひと狩り行こう、暇だから（前篇）」チータ視点

ルウィー付近・森林

今日は討伐依頼を受けてここで標的を探しているんだが……今一番気になる事は、やっぱり雪が深くて動きにくいって事だろう。というかな……

チータ

「特に寒いこの時に来る事ないじゃないかァァァァァァァァ！！！」

ゴッ！！

そんな時、デバッカのゲンコツが俺の頭に直撃した。

チータ

「いっつ〜〜〜っ！！って何しやがる！！」

デバッカ

「このやり取り、かれこれ５回目だぞ？いい加減黙って探せ。」

チータ

「しょうがねえじゃねぇか！！かれこれ１時間位あるいてるんだぞ！？しかもユウザの野郎、どんどん先に行って見失ってるしさ・・・・」

デバッカ

「心配するなよ。昼食は取ったし、夜はまだ先だ。装備も整ってるし、そう簡単にやられる奴じゃ・・・・」

ドドド・・・・・・ドド・・・・・・

会話の途中、何やら騒がしい音が聞こえた。しかもこの音・・・・こっちに近づいている！？

チータ

「デバッカ！」

デバッカ

「解ってる！」

チャッ・・・・・

俺は大剣を、デバッカはライフルを構えた。

ドドドドド・・・・・・

良く目を凝らすと、人影が・・・・あれは・・・ユウザか？その後ろに何かが・・・・

ドドドドドドドドドドドドド！！！

そこには、目的のモンスターが！！っていうかあの濁った色、まさかまた汚染化してる！？

ユウザ

「た〜〜〜〜す〜〜〜〜け〜〜〜〜て〜〜〜〜！！！！」

必死そうに逃げているユウザの後ろには、なんとアイスフェンリル（汚染）が３体。

そんな時、俺達の取った行動、それは・・・・・・・

ダッ！！

回れ右してからの全力ダッシュだった。