銀魂「一国傾城篇」の鈴蘭太夫と六転舞蔵さん。 鈴蘭太夫の着物なんですが、桜の中で紅葉と銀杏(?)は季節があわないと思ったので、打ち掛けと俎帯を桜で揃えてみたんですが…あれ?もしかして季節が変わったこと=「歳を重ねてしまった」を紅葉の打ち掛けで表現していたのかな?だとしたら空知先生スゴイ、その計算を無駄にしちゃってスミマセン!なんですが、たった今気がついたところだったのでご勘弁を。 「助六」の「揚巻」の上巳の節句の打ち掛けのお幕に火焔太鼓と桜を俎帯に、打ち掛けには桜蜘蛛巣模様にしてみました。とらわれの花だった鈴蘭太夫ですが、その打ち掛けは舞蔵さんが脱がせてくれるはず。 髪は伊達兵庫、一度描いてみたかったので灯籠鬢にしてみました。日本髪も色々な結い方があるようで、空知先生の絵では髱をあまり作らないんですよね。私も門外漢なのでよくはわからないし、舞台はなんちゃって江戸時代のSFなのであんまり拘る必要はないんですが、太夫なのに後に笄が全然ないのも寂しいので少し髱を作りました。原作では髷に笄を挿していたようですが、そういう事もあるのかな。本当は鬢の大きさや張り出し方と髱の大きさや位置に決まりのような物もあるらしいのですが、そこまで来るとよくわからないのでご容赦願います; 右側の鬢や簪が崩れちゃっているのは「この後、他の客はとらない」という太夫の心意気、ということで。 |