IS-インフィニット・ストラトス ネクサス 消えていく壁と新たな疑問ーThe disappearing wall and a new question ー |
事件後のIS学園保健室。一夏はベットで寝ていた。
「お姉ちゃん・・・・・ゴメンね。」
「いいのよ。」
「でも私勘違いしてて・・・・・・」
「仕方ないわよ。誰にだって間違いはあるわ。」
「でも・・・・・・」
「それに私はあなたを守れた。それだけでも十分よ。」
「・・・・・・うん。」
箒達はその光景を黙って見ていた。その時保健室の扉が開く。
「先生、一夏は!」
出てきたのは保健室の先生。
「大丈夫よ。多分急激な運動による痛みだと思うわ。」
「そうですか。よかった。」
「まったくだな。」
『織斑先生!!』
「先生、一夏は今どうしていますか?」
「寝ているわ。しばらくしたら目が覚めると思うわ。」
「まったく、心配させおって。説教してやろうと思ったが今回は免じてやろう。篠ノ之。」
「はい。」
「明日一夏は何か用事があるのか?」
「ええ。確か年下の蘭って女の子の学園祭に行く予定です。」
「夜のが抜けているぞ。」
『えっ!』
「な、な、な・・・・」
「気付いてないとでも思ったか。事前に出版社から連絡は来ている。」
「箒さん!」
「一体どういうこと?」
「聞かせてもらえるかな?」
「黙秘権は無いぞ!」
箒は事情を話した。
「なるほど、そういうことでしたか。」
「雑誌の取材は聞いてたけどそれは知らなかったわ。」
「ずるいよ。」
「とはいっても私達も一夏と時々買い物に行くだろう。」
『うっ!!』
「まあそう焦るな。長い人生の後三年間。そのうちにあいつをお前らが振り向かせてみろ。出来るならな。」
『頑張ってみます・・・・・・』
織斑先生、意外と弟思いなのね。でも少し罪悪感があるわ。
『先生、このことは皆には黙っていてもらえませんか。』
『でもっ!』
『お願いします!心配させたくないんです!!』
『・・・・・・・・今回だけよ。でも忘れないで。あなたの身体は本来人間が耐えられないほどのダメージを受けているのよ。あのときの戦闘が学園内全域に報道されたわ。あのときの戦闘でここまでのダメージは無いわ。』
一体どんな戦闘をしたのかしら?
「ところでお前たちに聞いていいか?」
「一夏のことですか?」
「ああ。あいつはウルトラマンと同じ技を使っていた。臨海学校のときにも言ったがどうも不自然すぎる。」
「それに行動も。」
「一夏に聞いても答えないだろうね。」
「本当にどうしてあんな力があるんだろう?」
「そういえば・・・・」
「どうしたの、簪?」
「もう二度と命を見捨てるものか、って言ってた。」
「命を・・・・」
「見捨てるものか・・・・・か。」
「どうしてあんなこといったんだろう?」
その時保健室の扉が開く。そこには一夏の姿があった。
「一夏!」
「大丈夫ですの!?」
「まだ寝てなさいよ!」
「皆、大丈夫だから。」
「織斑。」
「はい!」
千冬は一夏の額にデコピンをする。
「あたっ。」
「あまり心配させるな。」
「はい、織斑先生。」
「お前たち、明日には今日のことについて政府の方から聴取がある。予定がある者はすまないが潰れるかもしれない。あとおそらく予定では正午までには終わるつもりだ。」
『はい。』
「以上だ。今日は休め。」
千冬の言葉でみんなは解散するかと思えたが・・・・・・
「一夏、ちょっと聞きたいことがあるんだけど。」
「何だ、鈴?」
「どうして更識と組んだとかよ。」
「か、簪でいいよ。」
「じゃあ、あたしも鈴でいいわ。」
「私もセシリアで。」
「私も箒でいいぞ。」
「僕もシャルロットでいいよ。」
「わたしもラウラでいいぞ。」
「あ、ありがとう。」
「で、一夏。聞かせてくれる。」
五人は一夏を睨む。なんかこの人数で睨まれると恐いな。
その後一夏は事情を話した。その償いとしてか箒、セシリア、鈴、シャルロット、ラウラ、楯無、簪と共に一夏の部屋でトランプをした。
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『ゴーレムV』の襲撃が終わった放課後、一夏は保健室で寝ていた。 | ||
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7行目の「あおれ煮」とは何ですか?(青い人) 最初の方の文章が変です。(駿河) |
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