IS-インフィニット・ストラトス ネクサス 英雄ーHeroー
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「次一夏の番だよ。」

「おう。じゃあこれとこれ。」

「ダイヤの2とクラブの2。また当てたね。」

「なんであんたは神経衰弱得意なのよ。」

「だって皆が表情で答えを教えてくれるからだよ。」

「どういうこと?」

「み、皆が織斑君の「一夏でいいよ。」い、一夏君の触れたカードで笑みを浮かべたりしているからわかっているんだよ。」

「それって卑怯じゃない!」

「卑怯じゃないだろ。」

「まあそうだが・・・・・」

「でもずるいですわ。」

 その時であった。

『生徒の皆さん避難してください!ビーストが出現しました!』

「もしかしてまたあいつ!」

「だとしたら厄介だね。」

「わ、私も出る!」

「簪、わかっているでしょうけどこれは危険よ。」

「う・・・・うん。・・・・・わかってる。でも皆の力になりたいの!」

「・・・・・・・・わかったわ。」

「幸い僕らのISも身体もなんでか治っているからいけるよ。」

 一夏が三次以降した際に学園内にいた専用気持ちのIS、および身体は完治していた。

「一夏、あんたは・・・・ていない!」

「いつの間に!」

 

 学園外れの森にまたしてもゴルゴレムが出現した。

「ギュオオオオオオオオオオン」

「またあいつだ!」

「でもどうして消えたりするのでしょう?」

「き、きっと別位相空間に移っているんだよ。」

「位相?」

「そっか!だからそこにいてそこにいないんだ!」

「じゃあウルトラマンの作る空間なら!」

「確実に可能だな!」

 その時ゴルゴレムが火球を放つ。

「うわっ!」

「大丈夫、簪!」

「な、なんとか・・・・・」

 簪はゴルゴレムの横に回り、山嵐を起動させ、12発のミサイルを放つ。ミサイルはゴルゴレムに命中する。

「やった!」

 簪が喜んでいる瞬間、ゴルゴレムは口を伸ばし簪の方に向け、火球を放つ。

「きゃあ!」

 

 寮の屋上。一夏はゴルゴレムの姿を肉眼で確認した。一夏はエボルトラスターを鞘から抜き、天にかざす。

「うおおおおおおおおおお!」

 

 簪に火球が当たる瞬間、光の柱が簪を守る。光がはれ、そこにいたのは銀色の巨人、ウルトラマンネクサスの姿であった。

『ウルトラマン!』

 ネクサスはゴルゴレムの方を向き、構える。

「シュア」

 ネクサスはジャンプし、ゴルゴレムの頭にかかと落としを喰らわす。

 「ギュオオン」

 ゴルゴレムは後ろに下がるがすぐさまネクサスに突進をする。

「ジュア」

 ネクサスは体制を崩し、地面に倒れる。ゴルゴレムはネクサスの上に乗り、足でネクサスを攻撃する。

「ジュアア、フ、グアア」

「この!」

 シャルロット、鈴、ラウラ、楯無はゴルゴレムの攻撃を集中させる。

「ギィオオン」

 ゴルゴレムは背中の水晶を発光させ回避する。その間にネクサスは立ち上がり距離を取る。

「またあの技!」

「どうにかできないの!」

「わあ、私だったら出来る!」

 そう言ったのは簪であった。

「出来るの、簪!」

「う、うん。織斑君の作ってくれたこのコンタクトレンズと山嵐があれば!」

「わかったわ。任せるわ。」

 簪はゴルゴレムの水晶にロックをする。

「喰らえ!」

 簪は48発のミサイルをゴルゴレムに向け放つ。ゴルゴレムは背中の水晶を再度発光させ、回避する。

「甘い!」

 ミサエルはそのまま地上に当たるかと思いきや、ミサイルは上に上昇する。ゴルゴレムが水晶の発光を止めた途端、簪はミサイルを操作し再度ゴルゴレムの背中の水晶を狙い、命中させる。

「ギオオオン」

「やった!」

「やるじゃない、簪!」

「シュ、シュアッ」

 ネクサスは左手を胸にかざし、振り下ろす。ネクサスはアンファンスからジュネッスブルーに変わる。

「シュ、ハアア、フ、シュアアア!」

 ネクサスはメタフィールドを展開する。

「シュアアアアアアアアアア」

「ギュオオオオオン」

 メタフィールドは徐々に展開され、箒達はメタフィールド内に入る。

 

「ここが・・・・・亜空間・・・・・」

「あなたは初めてね。」

「シュア」

「ギオオオン」

 ネクサスはゴルゴレムにパンチを喰らわす。ゴルゴレムは後ろに下がる。ネクサスはゴルゴレムに追撃しようとした瞬間、ゴルゴレムは口を伸ばしネクサスの顔面に火球を放つ。

「ディアアア」

 ピコン、ピコン、ピコン、ピコン

 ネクサスは倒れた瞬間、エナジーコアが点滅し鳴り響く。

「お姉ちゃん、あれって・・・・・」

「ウルトラマンの危険信号よ。」

「でも変だよ。」

「どういうことだ?」

「ウルトラマンはいつもこんな短い時間で胸のあれは鳴らない。」

「と、いうことは・・・・・・・・」

「まさか前の戦闘でのダメージが残っているの!!」

「そんな!」

「まるで一夏みたい!」

 ゴルゴレムはネクサスの上に乗り、ネクサスを踏みまくる。

「デュアア、グ、フアア!」

「援護射撃!」

『了解!』

 楯無の指示の元、皆はゴルゴレムに攻撃を集中させる。

「ギィオオオオン」

 ゴルゴレムはネクサスから離れる。その刹那、ゴルゴレムの背中の水晶の一つが治る。

「あいつ、背中のヤツ再生するのか!」

「あれ全部治ったらまずいよ!」

「あ!」

 ピコンピコンピコンピコンピコンピコンピピピピピピピピピピ

 ネクサスのエナジーコアの鼓動が早くなる。

「くっ、こうなったら!」

 箒はオーバーレイ・バニッシャーを展開する。

「箒さん、それって・・・・・」

「ウルトラマンの光線技の真似した武器だ。」

「それ!」

「え?」

「それをウルトラマンに向けて撃って!」

「ウルトラマンを殺す気か!」

「簪、いい考えよ!」

「楯無さん、どういうことですか?」

「七年前、箒ちゃんの持っている武器と似たものがウルトラマンに向け放たれたことがあったの。」

「どうしてそんなことを?」

「あの光線はウルトラマン波動と同じ。だから!」

「ウルトラマンに打てば回復する!」

「でも条件があるの。ウルトラマンの胸に正確に撃たないといけないから―――――」

「外せばウルトラマンにダメージが与えられる!」

 箒は意識を集中させ、ネクサスのエナジーコアに狙いを定める。

「ハアア・・・・」

 ネクサスはフラフラでありながらも立ち上がる。

「蘇えろ、ウルトラマン!」

 箒はオーバーレイパニッシャーをネクサスのエナジーコアに向け放つ。

「フアアアア、フ、シュアアアア」

 オーバーレイパニッシャーはネクサスのエナジーコアに注がれていく。

 ネクサスは倒れる。緊迫した状況、箒達はじっと見つめる。

 ネクサスのエナジーコアは点滅を止め、赤のクリスタルが青に戻る。

「やった!」

「成功した!」

「シュア」

 ネクサスは左手を胸にかざす。アローアームドネクサスに光の弓が形成される。ネクサスはゴルゴレムに向け定める。

「ハアアアアアアア、フィア」

 ネクサスはゴルゴレムにアローレイ・シュトロームを放つ。

「ギュイイイイイイイイイイ」

 ゴルゴレムに命中し、ゴルゴレムは光の粒子となり消滅する。

 その時、ネクサスは両膝を突き、倒れる。

 ネクサスは光となり消え、メタフィールドも解除された。

 

説明
一夏の部屋でトランプをしているとゴルゴレムが出現した。
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インフィニット・ストラトス IS 部屋 トランプ ゴルゴレム 英雄 ネクサス Hero 

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