.hack//SAO アインクラット編第二話
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「初めて……名前で呼んでくれたわね」

――『The World』“第七相「復讐するもの」”碑文使いPCパイ――

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今日は、待ちに待った日だ。

《ソードアート・オンライン》の正式サービス開始の日。

今日の午後1時には俺は《完全ダイブ》型のVRMMORPGの世界に入る。

       ・・

そう、文字道理入るのだ。

今回のインターフェースは従来の《FMD》ではなく《ナーヴァギア》と言う使用者の脳そのものに直接接続する物を使用する。

これを使うユーザーは五感全てで世界を感じる。

        ヴァーチャルリアリティ

つまり、完全なる《仮想現実》の実現ってワケだ。

 

(…って、コレはパイの受け売りだが)

 

俺はここしばらくネトゲーからは遠ざかっていたし、《完全ダイブ》のマシンに触るのは今回が初。

説明を一通り受けてはみたが、実際に体験してみねぇと一概には言えないだろう。

まぁ、何にせよスゲーってことだな。

 

「三崎君?…準備は出来ているようね」

 

《ナーヴァギア》をセットする台の奥からパイが現れた。

 

「あぁ。チョット前まではあんまり実感なかったが、いざこの場に立ってみると結構興奮するのな」

 

「フフッ…やっぱりアナタはネットゲーマーなのね」

 

さも可笑しいと言いたげなパイに一睨み利かせると、

 

「んじゃ、被るとしますかね」

 

《ナーヴァギア》を頭に被る。

頭をすっぽりと覆うインターフェイス越しにパイに視線を向ける。

俺の視線を受けパイは一度頷き、

 

「良い?三崎君。アナタにはこの後《ソードアート・オンライン》をプレイしてもらうわ。それで、夕方…そうね、夕方5時には一旦ログアウトして頂戴。中の様子を教えてもらうわ」

 

「へいへい。…俺は普通にプレイしてれば良いんだな?」

 

「そうよ。ただの一プレイヤーとして遊んでくれて構わないわ」

 

そんな説明をするパイに、俺はここ1週間気になってたことを尋ねることにする。

 

「そうか…それにしても佐伯サン。いくら次世代のネットゲームだからとは言え、アンタがこのゲームに拘る理由は何だ?」

 

「…。何の話かしら?」

 

「惚けるのはナシだぜ…いくらなんでも不自然だろ?」

 

騙される気はない。

そんな意思を込めてパイを見つめていると、根負けしたように溜息を吐き、

 

「…ハァ。まったく、黙って行ってくれれば良かったんだけれど」

 

肩を竦めながらそんなことをのたまうこの女。

ったく、俺がそんなアマちゃんだと思ってるのかよ。

 

「機密も含んでるから詳細は教えられないわ。ただし、コレはアナタにも関係する事なのよ」

 

「…?俺にも?」

 

「そうよ。《ソードアート・オンライン》このゲームに『The World』《ブラックボックス》が使われた可能性が在るの」

 

「…!!!………つまり碑文やらナンやらがって事か?」

 

「…えぇ。だからアナタがこのゲームに入れば何かが起こる可能性が在るの。碑文使いであったアナタが入れば恐らく」

 

この女とんでもねーな。

そんな重要情報黙ったまんま俺を逝かせようとしてたのか。

 

「…ゴメンナサイ。かなり高度な機密だからおいそれと話せなかったのよ」

 

流石にバツが悪そうにするパイ。

まぁ、確かに碑文の影響で産まれた反存在《クビア》によって、ネットの世界全てが滅ぼされかけた上に、原発事故やらナンやらリアルにも色々影響があったしな。

そんな事象の鍵を握る『fragment』即ち、ハロルド・ヒューイックの《ブラックボックス》が他のゲームに使われた等と言う事は言えねぇだろーな。

 

「しっかし、俺には一言くらいあっても良かったんじゃねーの?」

 

「悪かったわよ。…確かにアナタには先に言って置くべきだったわね」

 

「ま、入る前には聞けたから良しとしとくか。どっちにしても《ブラックボックス》は誰にも解析出来なかったハズだしな。悪用される心配は少ねーだろ」

 

「AIDAの件もあるから一概には言えないけれど…それを確認する事も含めてのお仕事よ」

 

「体の良いイケニエって感じか…?まぁ、受けたからにはやるけどな」

 

「頼んだわよ…ハセヲ」

 

パイが俺を見る視線。

それを感じて…昔、クビアに戦いを挑んだ頃を思い出す。

あの頃の仲間、皆がこんな眼で俺を見ていたことを。

 

「………時間よ」

 

パイの言葉に《ナーヴァギア》のディスプレイ端に映る時刻を見る。

 

―――12:59

 

(やるだけやってやるさ…)

 

―――13:00

 

「《リンク・スタート》」

 

こうして俺は渦中に飛び込んだワケだ。

 

説明
SAOにハセヲがお邪魔します!な小説。
展開が強引・・・?
申し訳ない!
完全に作者の技量不足ですorz

このハセヲは結局誰とも付き合ってないヘタヲです。
時系列的にはG.U.後からLink手前。
ただし、小説やら何やらからも設定使ってたりするので矛盾あるかもしれません。
そこら辺は出来れば脳内で補完を・・・いや、作者も頑張って考えますけどね!

作者はパイ推しです。
ボルドーも捨てがたいね!
でも、一番気になるのは志乃恐怖…
(アッ、ナニヲスルッ!ヤメロータスケテー)



注意*この小説はキャラ崩壊、性格改変、時系列改変等の内容が含まれます。
気になる方はブラウザバック!
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タグ
パイ ハセヲ ソードアート・オンライン キャラ口調注意 アインクラット SAO G.U. hack 

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