マンスリー・ヒーロー誌上飲み会ふぁいなる! |
皆様の熱い支持を得て今まで続いてきたこのコーナーですが、今回が最終回です。なぜなら! 編集長がなぜか昇格して発行人となり! 編集業務から離脱するからです!
あの編集長が役席とか信じられないし、会社の経営がとっても心配ですが、まあそれはともかく最終回ということで、超スペシャルなゲストをお招きしましたのでどうぞご覧ください!
編集長ウラジーミル・バラノフスキー(以下「長」):「今日は最終回ってことで、ちょっとスペシャルだ」
ワイルドタイガー(以下「T」):「どこがスペシャルなの? お酒がないんですけどー!!」
長:「酒がないのは、年齢は秘密なんだけどなんとなくお察しくださいブルーローズが参加しているからだ!!」
T:「お酒がないなんて! 今日はタダ酒飲める日だと思って楽しみにしてたのに!」
ブルーローズ(以下「R」):「……(冷ややかな目で)仕事中にお酒飲むなんてサイテー」
T:「そうじゃないぞ、ブルーローズ! このコーナーはな、酒が入ってちょっと舌が滑らかになったヒーローたちのトークを楽しむっていう趣旨だから、酒を飲むのは義務なんだ!(ドヤァ)」
編集部新人シモン・ソシュール(以下「新」):「もっともらしいこと言ってますけど、要はお酒飲みたいだけでしょう?」
T:「ぐっ……まあ、そうだけどさぁ」
R:「あんまり飲みすぎて、体壊しても知らないんだからねっ!」
長:「……デレた!」
バーナビー・ブルックス・Jr.(以下「B」):「まあ、許してあげてください。この人、メディアの仕事が苦手だから、お酒を飲んで気を紛らわしてるところもあるんですよ」
長:「……なんだろう、すごいムカつく。『僕はタイガーさんのことよく分かってますから!』みたいな感じがにじみ出て、すごいムカつく! にわかのくせに!」
R:「にわか……?」
新:「あ、バーナビーさんは、タイガーファンに『にわか』って呼ばれてるんですよ。にわかタイガーファンだから」
B:「ちょっと! やめてください! 最近本当に浸透しはじめて、困ってるんですから! この雑誌のせいですよ!」
R:「……編集長、わたし、この雑誌好きよ」
長:「そうか! 俺もブルーローズとはいいペプシネックス飲み仲間になれる気がしてたんだよ! よし! 乾杯だ!」
T:「しかも今日、ペプシしかないのかよ!」
B:「ペプシじゃなくてペプシネックスですよ」
T:「え!!? 違うものなの?」
長:「なんか色々種類あんだよ…。あんまよく分かんないけど」
R:「ちょっと! それぞれ全然違うんだから!」
長:「まあ、こまけえこたぁいいんだよ! そんなことより俺はペプシに言いたいことがある!」
T:「なんだ、コカコーラと何が違うんだ? ってことか?」
B:「それは絶対に言ってはいけないことばのひとつです」
長:「ガンダム缶とかあるのに、ブルーローズ缶がない!!」
新:「なるほど! 由々しき問題ですね」
長:「なんでやらないんだ、ブルーローズ缶…。いや、全ヒーロー缶でもいいんだけど…」
新:「ドミノピザも全ヒーローのボックスですもんね。僕はファイアーエンブレムだけのボックスが欲しかったんですけど。姐さんがウインクとかしてくれてる写真なら最高です!」
T:「……食欲無くならない?」
新:「なぜ? むしろよだれが出るじゃないですか!!」
T:「こわっ!!!」
B:「赤は食欲増進の色らしいですよ」
T:「多分ね、そういうことじゃないんだと思うよ、バニー」
長:「ドミノピザはもうやってるからいいんだよ! ペプシでブルーローズ缶が欲しい! 微妙なつくりのボトルキャップとかは要らないので、缶をブルーローズ仕様に!!」
R:「まあ、今度言っておくわ、そういう意見があったって」
長:「お願いします、女王様!」
T:「そんなことよりよー、なんでこのコーナー無くなんの? 俺はこれからどこでタダ酒を飲めばいいの?」
B:「あなた、僕の部屋のワイン勝手に飲むじゃないですか」
T:「それはそれ! これはこれ!」
長:「俺だってなあ、ホントは続けたいんだけど、昇進しちゃって、編集業務に携われないんだよね」
T:「へー、昇進したんだ? バラさん」
新:「来月から発行人です」
B:「おめでとうございます」
T:「何する人なの、その発行人ってのは?」
長:「偉い人だ!」
T:「……分からん」
新:「なにもしないで、偉そうに指示だけ出す人のことを発行人といいます」
長:「そんなことはないぞ! お前はなんつーことを言うんだ!」
新:「入社したとき、バラノフスキーという名の当時の編集長にそう教わりました」
長:「……ふーん」
T:「バラさん、きっとそのとき、嫌なことがあったんだなw」
R:「編集長に会えなくなるなんて、寂しいわ」
長:「ブルーローズ! なんて優しい子なんだ! にわかの心のこもってないオメデトウゴザイマスとは全然違う!」
T:「バニーちゃんもちゃんとおめでとう言ったのにな」
新:「むしろタイガーさんだけが何も言ってないですよ」
長:「だってめでたくないもん! 俺の大事なタダ酒が!!」
新:「さっきからそれしか言ってないですね」
R:「……サイテー」
T:「だっ!」
長:「ブルーローズはタイガーのこと嫌いなの?」
R:「え? そ、そういうわけじゃないけど……。そ、そうね。決して好きではないわよ! もちろん!!」
長:「? あ、そうなん?」
R:「そうよ! だってライバルだし!」
長:「ふーん、じゃあ、バーナビーは?」
R:「そうね! ハンサムもたまに感じ悪いから好きじゃないわよ! そう! タイガーのことも好きじゃないわよ!」
長:「なんでタイガーのこと二回言ったん?」
R:「うるさいわね! 別にいいでしょ!」
長:「す、すみません」
B:「え、僕って感じ悪いですか?」
長:「そりゃあ、感じ悪いだろ」
R:「たまにね! なんか、年上ヅラするからちょっとムカつくのよね」
長:「氷の女王様に対して上から目線とは、恐れを知らない男だな、バーナビー」
B:「そんなつもりはなかったんですが」
新:「ブルーローズファンが怒り狂いそうですね」
長:「バーナビー、ファンレター開けるとき気をつけろよ。かみそりかみそりー♪」
新:「なにをサービスサービスぅ♪みたいな明るいノリで言ってるんですか」
長:「まぁ、でもアレだよ。バーナビーは普段タイガーにウサギちゃん扱いされてストレスたまってるから、仕方ないよ。ブルーローズを子ども扱いして憂さを晴らしてんだよ。そういう、ちっちぇえ男なんだよ!」
T:「フォローかと思ったらただの悪口だった」
R:「まあ、バーナビーだって、普段は別に感じ悪くないのよ、たまにちょっと鼻につくだけ! あと、私のファンはかみそり送るとかそんなマナー違反な行為しないから! 馬鹿にしないで!」
長:「なんなの、この娘…。ファンはともかく、にわかのフォローまでするなんて……、なんてできた子なの!!」
T:「そうだぞー。ブルーローズはなあ、意外とまじめでいい子なんだよー」
R:「なっなによ! いい子って! あんたにいい子とか思われたくないわよ!」
T:「えー、だってお前真面目じゃん。俺はホントえらいなと思ってよ。ただ、学校帰りにスシバーに行くのはどうかと思う。もっと学生らしいところにしときなさい」
R:「うるさいわね! 私がどこで何を食べようが勝手でしょ?」
T:「だってスシバーだよ! もうちょっとかわいい値段のところに行きなさい。俺だってあんまり行ったことないのに! 俺もスシ食いたい!」
長:「結局うらやましいだけかよ」
R:「ふ、ふーん。タイガー、スシ好きなの?」
B:「タイガーさんは、スシよりホットドッグとかの方が好きですよ」
R:「あんたに聞いてないわよ!」
T:「ホットドッグいいぞー、ブルーローズ。キミも学生らしくホットドッグくらいにしときなさい」
R:「そ、そんなに言うなら、あんたのオススメのお店でも教えなさいよ!」
T:「おう、じゃあ一緒に行くかー?」
R:「え? ホント…?」
T:「うん。じゃあみんなで今からホットドッグ食いに行くかー。バラさんの昇進祝いにオレがみんなにおごってやるよ!」
B:「安いお祝いですね……」
長:「しかもみんなにおごるんなら、おれへのお祝いじゃないじゃん!」
R:「……」
T:「どうした? ブルーローズ? 」
R:「別になんでもないわよ! この鈍感!!」
T:「なんだよー。お前がホットドッグ食べたいって言ったんだろー?」
R:「分かってるわよ! ほら! さっさと行くわよ!!」
新:「あっ……まだコーナー締めてないのに、行っちゃった」
B:「このコーナー最終回なのにグダグダで終わっちゃいますね」
長:「まあ、いいんじゃね。『俺たちの戦いはこれからだ!』みたいな感じで」
T:「お前ら、置いてくぞー」
タイガーさんはホットドッグはおごってくれましたが、飲み物は自腹で買わされました。
今回もグダグダでしたが、グダグダのまま、このコーナーはおしまいです。長らくのご愛読ありがとうございました。俺たち編集者の発行人との戦いはこれからだ! 今後のマンスリー・ヒーローにもどうぞご期待ください!
説明 | ||
ひらがなにしたら萌えるかなって…。 ☆長く続けてまいりましたこのシリーズですが、今回で終了とさせていただきます。まあ、だいたいやりたいことはやったし、ホントはもう一個ネタがあったのですが、形にする自信がないので…。 10秒で分かるこのシリーズの基礎知識 ・編集長はアンチバーナビー ・新人くんはファイヤーエンブレムファン ・カリーナちゃんはタイガーラブ(あ、知ってる?) |
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