魔法少女リリカルなのは 幸せを望む転生者 |
遥SIDE
夕也がいなくなって、私達はジュエルシードを回収してアースラに戻った。
ちなみに、神城(バカ)は医務室で寝ている。
ジュエルシードをリンディさんに預ける。
リンディ「ロストロギア、ジュエルシード、全21個。確かに回収しました。」
リンディさんの一声で、この事件は幕を閉じた・・・
でも、私の中にはまだ、疑問があった。
夕也は何故、あそこまで管理局を嫌うのか・・・
そこだけが、疑問だった。
すると、なのはも同じことを考えていたのか
なのは「あの・・・聞いてもいいですか?「なにかしら、なのはちゃん?」・・・なんで夕也君はあんなに管理局を嫌うんですか?」
私が聞きたかった質問をした。
リンディ「・・・・・私にも詳しいことはわからないわ。でも、これかな?という出来事がある。」
ッ!?あるの?手がかりが・・・
リンディ「みんなはユウ君の両親のことは知っている?」
私達は一様に首を振る。
リンディ「ユウ君のご両親は管理局員((だったの|・・・・))。」
?え・・・((だったって|・・・・・))・・・
遥「夕也の両親ってまさか・・・死んじゃったの?」
リンディ「ええ・・・そうよ。夕也君のご両親、『前園健(まえぞのたける)』と『前園蓮(まえぞのれん)』は管理局員で任務の最中に強力な魔法生物と戦ったのよ。
でも、健と蓮でも、敵わなかった。二人ともS+の強力な魔導師だったのに・・・・
だから、二人は、仲間の武装局員を救うためにその身を犠牲にした自爆魔法で魔法生物と相打った。
そう・・・聞いているわ・・・」
そんな過去があったなんて・・・
?あれ?でも
遥「ちょっと、言いたいんだけど・・・夕也がそんなことで管理局を毛嫌いするかしら?」
リンディ「つまり、遥さんは違う理由があると?」
遥「こんなことで、夕也は毛嫌いはしないと思う。むしろこの事実を知っていたら進んで管理局に入ると思うわ」
なのは「私も!遥ちゃんと同じ意見です!夕也君はこんなことで恨んだりしません!」
リンディ「でも、事情を聞くにしても私にはあのヒントの答えがわからないの・・・」
その言葉に私達も、考える・・・
どういうことなの?あなたたち個人は嫌っていないって・・・
リンディ「管理局は嫌い・・・でも私達個人は嫌っていない・・・ッ!?」
すると、ぶつぶつ言っていたリンディさんが顔を上げる。
リンディ「なのはさん、翠屋に私を連れて行って。」
なのは「え?いいですけど・・・」
リンディ「ありがとう・・・クロノ、エイミィ。」
二人「「はい?(なんでしょうか?)」」
二人は返事をする。
リンディ「私はこれから休暇を取ります。二人には指揮官代行を任せます。」
クロノ「なっ!?か、艦長ッ!?何故、いきなりっ!?」
リンディさんの言葉にクロノは狼狽する。
エイミィも声を上げなかったが、そうとう驚いているのだろう。口が開いたままだ。
リンディ「アルトリアさんはいったわ。ユウ君は管理局は嫌っているけど、私達個人についてはそれほど嫌っていないと言っていたわ。管理局提督として、行くんじゃなく一個人リンディ・ハラオウンとしていけば、話を聞いてもらえるかもしれない。」
なるほど、確かにそうね・・・
クロノ「・・・艦長。僕もついていって構いませんか?」
リンディ「珍しいわね。あなたがそんなことを言い出すなんて。」
リンディさんはクロノがついていく理由を聞く。
クロノ「僕も気になっているんです。何故、彼はあんなにも管理局を毛嫌いするのか・・・確かに、管理局にも多少の問題はあると思います。ですが、管理局によって次元世界の平和が保たれているのも事実です。彼の両親が管理局員だったならそれくらいわかっているはずです。」
リンディ「・・・わかったわ。ただし、彼の前では決して執務官の態度を取らないこと。これが条件です。」
リンディさんが再度確認する。
クロノ「わかりました。」
クロノはしっかりと頷いた。
リンディ「エイミィ。大変だろうけど、指揮官代行。お願いね。」
エイミィ「お任せください」
リンディさんは、エイミィさんに代わりを頼む。
リンディ「じゃあ、なのはさん。道案内、頼むわね。」
リンディさんはなのはに向かって言ってくる。
ちょっとちょっと、私達の存在を忘れないでよ。
遥「いいですけど、行くなら私も行かせてください。」
フェイト「わ、私達もっ!」
あら?フェイトたちがくるのは意外ね。まさか知ったのかしら?
夕也が赤い鎧を纏った魔導師だってことに。
まあ、それに関しては後で聞けばいいでしょ。
今は、夕也のことに専念しないと・・・
リンディ「・・・わかりました。あなた達が居ればユウ君も幾分か心を許すでしょうから。」
そう言って、私、なのは、リンディさん、クロノ、フェイト、アリシア、アルフ、ユーノ、プレシアさんで翠屋に行くことになった。
SIDE OUT
俺は翠屋に戻り、桃子さんに二人とも無事だったと報告して再び接客作業に戻った。
暫くお客が居たが、今は夕方であり、誰もいない。
その時、店の扉が開く。
夕也「いらっしゃいませ」
俺は営業スマイルを浮かべて、挨拶した。
だが、
???「あんた、なにしてんの?」
そんな辛らつな言葉が返ってきた。
だ、だれだよ・・・こんなことを言う奴は・・・
そんな声に、入ってきた客を確認すると、そこにいたのは遥となのは。
夕也「げ・・・・・」
しかも、その後ろにはフェイトたちテスタロッサ家。
そして、極めつけはリンディさんとクロノ。
リンディ「そんな露骨に嫌な顔をしないで。今回は管理局は関係ない。私達個人で此処に来たの。」
夕也「まあ・・・・・そういうことなら・・・」
釈然としないながらも個人で来ているなら、お客だ。
俺は、彼らをテーブルへと案内する。
すると、なのはが桃子さんを呼びなにかを話している。
桃子さんは頷き、貸切の札を、店の入り口に掛けた。
夕也「?(いったいなにを・・・)」
俺が思案していると
遥「さあ、キリキリ話してもらうわよ。」
と、遥がそんなことを言ってきた。
夕也「は?俺に何を話せと?」
俺がそう答えると
遥「決まってるじゃない。夕也が管理局を毛嫌いする理由よ。」
遥はそんなことを言ってきた。
夕也「言ってなかったが、これは個人的な理由だ。」
そう答えると
遥「だから、その個人的な理由ってのを聞いてんの!」
そう答えた。
すると、話を聞いていたのか
士郎「その話、私達にも話してくれないかな?」
その言葉に振り返ると、高町一家が総出で立っていた。
俺に逃げ道はなかった。
夕也「・・・・・・わかりました。では、話します。
父と母が死んだ((本当の理由|・・・・・))、そして((管理局の真実|・・・・・・))を・・・」
俺は、語り始めた。俺自身の過去を・・・
あとがき
すいません・・・俺の文才ではこれが限界です・・・
そして、今回でわかるといっていたのに書かなくてごめんなさい。
次回、一話全てを使って夕也と両親、そして管理局との間に何があったのか・・・
それがわかります。(回想だけどね)
では!また次回に!
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完了 そして夕也と両親に起きた過去 | ||
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