魔法少女リリカルなのは 幸せを望む転生者 |
夕也「俺の両親は帰ってくるのが稀でな、長いときには一ヶ月近く家に帰らないことがあった。でも俺の誕生日の日には、必ず帰ってきてたんだ。あの日までは・・・」
〜回想〜
夕也「早く、帰ってこないかな〜〜〜〜?」
この当時の俺は見た目ほど精神が幼くなくてな、構ってもらう時間があまりなかった。
でも、この日だけは必ず帰ってきて祝ってくれるから楽しみだったんだ。
そして、待っていると転送用の魔方陣が浮かび上がる。
「やった、来た。」当時の俺は喜んだ。
そして、転送が完了すると・・・
カツーン・・・・
という音がした。
そこにあったのは
母さんが使っていたデバイス『イレイジング』と父さんが使っていた『烈火』が待機状態で転移されてきた。
夕也「イレイ?烈火?父さんと母さんは・・・?」
イレイ『ユウヤ様・・・・マスターたちは・・・』
イレイジングが言いにくそうに言葉を紡ぐ。
夕也「ねえっ!?父さんと母さんはっ!?どうしたんだよっ!?」
このとき、俺は嫌な予感がした。
頭が警告していた。「答えを聞くな」・・・と・・・
イレイ『マスターたちは・・・死にました・・・』
俺の頭に衝撃が走った。
夕也「なあ?嘘だろ?・・・嘘だって言ってくれよ!?」
その言葉の答えかのごとく2機のデバイスは記録したであろう映像を見せた。
映像の中には無人世界であろう砂漠地帯が広がっていた。
そして、そこにすんでいる魔法生物と戦う両親を含めた管理局員がいた。
だけど、魔法生物は協力で、局員の人が次々と敗れていって、まともに戦っているのは両親だけだった。
長い戦いの末、一瞬の隙をついて、魔法生物にバインドを掛けた。
その時、モニターに上司らしき人物が現れ
???「これよりアルカンシェルを使用する。前園健執務官と前園蓮執務官補佐以外は直ちに撤退!両名は、そのまま、捕縛を続けたまえ!」
と、言葉を放った。
健「なっ!?待ってください!レイヴェル提督!それは私達に死ねと!?」
父さんは抗議するが
レイヴェル「異論は認めん!これは命令だ!」
それだけ、言って一方的に通信を切った。
健「提督!提督!!」
父さんは呼びかけるが、応答がない。
周りに居た管理局員が次々と転移されていく。直にだれもいなくなるだろう。
健「ぐ・・・蓮。お前だけでも逃げろ。」
父さんが、母さんに提案するが
蓮「それは無理な相談ね。こうしている間にも結構きついのに貴方だけでは抑えられないわ。」
母さんは断った。
健「だ、だが!?夕也はどうなる!?」
蓮「だいじょうぶ、あの子は昔からしっかりしているから。私達がいなくなってもきっと大丈夫・・・・・」
母さんは、そう呟く。
健「そうだな・・・・そのお陰で、あまり甘えてもらえなかったがな・・・」
蓮「本当ね・・・考えてみれば、余りにもしっかりしてたから、仕事を優先して構ってあげる時間がとても少なかったわ・・・・・今更、気づくなんてね・・・」
父さんの言葉に、母さんも同意する。
健「イレイジング、烈火。お前達に夕也を頼みたい。」
イレイ「そんなっ!?マスター!?」
イレイジングが叫ぶ。
蓮「大丈夫よ。ここでバインドを張っているだけだから補助はいらないわ。だから、私たちの息子を・・・夕也を・・・頼んだわよ・・・」
イレイズ『マスター・・・・・・・・イエス・・・・・・・マスター・・・・・」
母さんの言葉の重みを受け取ったのか、イレイジングはその願いを受け入れた。
健「烈火も・・・頼むぞ・・・・・夕也の事・・・・」
烈火「マスター・・・・・・・・・・・・・・・・イエス・・・」
烈火も了承した。
二人「「ありがとう」」
二人は二人のデバイスにお礼をする。そうこうしている内にその一帯に居るのはもう二人だけになった。
健「聞こえるか?夕也。父さんたちな、帰れそうにない。すまん」
父さんはそう言って謝罪した。
蓮「私達は余り親らしいことは出来なかったけど・・・・貴方の事は、本当に愛しているわ。私たちの息子の夕也。」
健「すまない、これでお別れだ。この映像を見て管理局に対して恨みを抱くかもしれない。だが、うらむなとは言わない。ただ、それを生きがいにしないでくれ・・・・私達が望むのはお前の幸せだ。」
父さんと母さんはまるでそこに居るであろう愛しい息子に向かって笑顔を浮かべ
二人「「誕生日、おめでとう。そして、生まれてきてくれてありがとう、夕也。」」
その言葉を最後に映像が切られた。
〜回想終了〜
夕也「あの時はセイバーが来たばっかで浮かれててな。さすがに答えたよ。そして、この後俺はセイバーの元で修行していた・・・というわけだ。」
全員「「「「「「「「「「「「「・・・・・・・・」」」」」」」」」」」」」
みんな、俺の話すことを黙って聞いていた。
士郎「・・・・少し、質問していいかな?」
士郎さんが言葉を放つ。
夕也「なんですか?」
士郎「管理局とはどういう組織なんだい?」
リンディ「そうですね・・・簡単に言いますと、次元世界を管理する、警察と裁判所が一緒になった所で主な仕事は各世界の文化管理や災害救助、そして、危険なロストロギアの回収及び管理です。
そして、管理局では質量兵器・・・こちらで言う、拳銃やミサイルなどの武器の使用、製造及び保有が禁止されており、非殺傷が可能な魔法が主力となっています。」
リンディさんがそう説明する。
士郎「ロストロギアに関してはあまりわからないので、聞きませんが・・・・・警察や裁判所が一緒になっているというのは本当でしょうか?」
士郎さんはそう、質問する。
リンディ「はい、そうですが・・・」
リンディさんは質問の意図がわかっていないらしい。
恭也「それはいけないんじゃないのか?」
恭也さんがそう口を挟む。
クロノ「と、言うと?」
クロノはいささか納得しかねるらしい。
恭也「日本は三権分立っていうのを適用している。法を決める、法を適用する、法を執行するの三つのそれぞれを受け持つ機関が存在する。それぞれがそれぞれを互いに指摘できるからこそ、権力の集中を抑えることが出来る。だが、管理局はそれら全てが一緒になっている。例えるなら・・・・・・有罪の人を無罪に、逆に無罪の人を有罪とすることが出来る。」
恭也さんがそうみんなにわかるように説明する。
クロノ「管理局がそんな事をするはずが無い!」
まだ、わからないのか?
夕也「管理局っていったって、神様じゃないんだ。人がそれを操作する。次第に思考が歪み、自分が居なければ平和は保たれない。自分の行うことは全部正しいって思うようになってくる。その間違いを指摘できる奴はいるか?」
クロノ「それは・・・・しかし、管理局がそんなこと・・・・」
夕也「世界はこんな筈じゃ無いことばっかりだらけだからな。管理局も例外じゃない。」
クロノはついに、押し黙った。
遥「ねえ、夕也?早く教えなさい。」
夕也「?なにを話せと?」
遥「あんたが管理局を嫌う本当の理由。あれだけであんたが管理局を嫌うはずが無い。・・・だから本当のこと、話して?」
俺は、驚いた。だって、こんな俺を信じくれているから・・・
セイバー「話すべきです。ユウヤ。」
リニス「そうですよ。ユウヤ」
二人が俺に言ってくる。
夕也「・・・・・・・・・・・わかった。」
・・・・
俺は決意した。あのときの事を話すと・・・
セイバー「さて、ユウヤが話すと決めた以上、まず言っておくことがあります。先ほどの出来事の時ユウヤはまだ、割り切ろうとしていました。」
全員「「「「「「「「「「「「「なっ!?」」」」」」」」」」」」」
みんなは驚愕する。
セイバー「リンディ。提督として答えてください。・・・・・・あの作戦は最善だったと思いますか?」
リンディ「・・・最善かどうかはともかく、格上の敵に対しては、有効な手だと思うわ。」
リンディさんは提督として答えた。
セイバー「その通りです。ユウヤもそれがわかっていたからこそ何とか割り切ろうとしたんです。ユウヤは本当に優しい人です。本来なら恨むはずなのに・・・ユウヤは此処までの仕打ちを受けながら管理局を許そうとしました・・・ユウヤのご「待て、セイバー。そこから先は俺が話す」・・・・・わかりました。」
夕也「父さんと母さんが死んだ翌日、俺まだふさぎこんでてな。あの時はひどかったよ。そんな時に来たんだ。・・・・・・管理局員が・・・」
俺は話した。俺が管理局を嫌う((本当の理由|・・・・・))を・・・・・・
あとがき
とりあえず今日は此処まで。
前編、後編で分けて投稿しようと思います。
では!また次回で!
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真実 前編 | ||
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コメント | ||
完全にパクリだろ・・・(ケンイチ) ((|))でルビふりしてほしいです。携帯版がすごく見にくいです。小説を投稿する時の説明にもちゃんと書いています。コメント欄にもこの指摘かなりありましたよ?(博) 報告しました(ラピス) ↓最近って一種の凶作期みたいですしね(Lapis lazuli) この展開って、理想郷の「生きる意味」と同じですね。(一読者) |
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