転生したら聖王の末裔 |
あの日、僕は気付いた。
あの日、僕は知った。
あの日、僕は救われた。
きっと、世界はこうなっているんだろうなぁって思いながら――僕は生きていた。
「だから、泣かないで……×××」
それは遠い昔、僕がまだ傭兵から犯罪者に変わった話。
目の前で倒れている銀髪オッドアイの少年、金髪赤目の少年、銀髪オッドアイの少女が倒れていた。
それ以外にも居るけど明らかにボロボロでもう戦えそうになさそうな感じがしている。
「どうしたんですか、レイム……ッ!?」
後ろからやってきたシュテル達は少女達を見て固まった。目の前の少女達も同じだ。
だけど、そんな事はどうでも良い。
「スカリエッティが来ていると思ったらトーレと……新顔か」
アイツの作ったナンバーズの内、戦闘タイプのトーレをこっちに向かわせてきたか……。
それにあの新顔も戦闘タイプだろう。
他にももう一人居るな……姿が見えないけど。恐らく変態クアットロだろうな。うん。
「今日こそ貴様を捕獲するぞ……聖王……いや、ガルの王よ!!」
「相変わらず暑苦しいなぁ、メタルゴリラ女風情が……!」
「き、貴様ァッ!!」
うわ、急に怒ったよ。本当に怖いよ、最近の現代人は……。
「どう見てもどう考えてもレイム、貴様が悪いんじゃないのか? いや、それよりもガルの王とは一体――」
「だまらっしゃいディアーチェ、今はそんな事なんかどうでも良い事だ。それよりも今は某ジャンプな雑誌でやってる不定期連載の漫画のアニメのストックが無くならないかの方が大事だろ」
「いや、明らかにそっちの方重要じゃななくないか?」
「いえ、重要ですよディアーチェ。そんな事も分かってなかったんですかマダオ」
「おいシュテル! 貴様最近我の事を軽んじておらんか!? てか何だ最後のは!?」
「まるで駄目な女、だよパシリ」
「レヴィもか……泣くぞ、我泣くぞ?」
「むしろ泣いた方が良い様な気がしますよ。泣いて出す物を出してすっきりした方が楽になりますよ」
「ユーリ……おい、何故貴様そのような顔をしているのだ?」
「ああ、ちょっとこの家で暮らしていると常識が……ヒャッハー!レイムさーん!!」
「ユウウウウウウウウウウウウウウウウリィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!?」
≪なのはSIDE≫
今、私達は信じられない物を見ていました。
いつもは迷惑ばっかりかけてすっごく苦手だけどやる時はやるあの三人がなす術もなく負けた。フェイトちゃんやはやてちゃんですら驚きのあまり、目を見開いていた。
あの三人、フェイトちゃんが絶対に捕まえたいって言っていたジェイル・スカリエッティが作ったって言う戦闘機人の二人が出した黒い化け物の攻撃を受けて気絶してしまった。
しかも今度は見慣れすぎているオッドアイの金髪少女が出てきた。マテリアルのあの子たちも……。
性格がすっごく変わってるけどやっぱりシュテル達だよね?あれ。
「……余所見をしている暇があるのか!!」
薄い色の髪をした女の人がそう言って金髪の少年に飛びかかる。
「待てチンク!!殺されるぞ!!」
……え?
≪なのはSIDE終了≫
――ブシャァァアアアアアアアア
そう音をたてて鮮血が飛び散る。
「あ……ァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
チン……○?と言う名前の少女は悲鳴を上げる。
まぁ、それも当然だ。何せ、腕を切り取ったんだからね。
説明 | ||
ユーリ「私は人間を止めるぞディアーチェ!!」 ディア「ジョジョ!?」 |
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