仮面ライダー Rainbow of the oblivion―忘却の虹― 4話 |
「ツッ君たちどこまでいったのかしら…」
奈々は自分の息子の帰りが遅いことに心配していた。
ツナはちょっとそこまで、と言っていたがすでに一時間ほどたっていた。
ガチャッ
「ただいまー」
「あら、ツッ君どこいってたの?…あらその人は?」
「あっ、えっと…」
「わかった!さっきビアンキちゃんがいってた熊と格闘してたらいつの間にか街に来ていてお腹がすいて倒れてた人ね。」
「(どんな説明したんだよビアンキ!?)」
「さあ、入って入って♪それでお名前は?」
「……名前…」
「あっ、この人平沢梨斗って言うんだ」
「(コクコク)」
「へぇーリト君ねぇ」
ビアンキの説明のおかげかリトが先ほど連れてこられた人物だとわかった奈々。
そのリトを夕飯に誘い名前を聞いたが聞かれた本人のリトはいまいち理解しておらず、代わりにツナがこたえていた。
「ママーン!!俺っちお腹ペコペコだもんねー!!」
「あら、ハイハイ。いまいくわ〜」
「俺たちもいくぞ」
「うん。」
「お邪魔します…」
ランボに呼ばれキッチンに向かう奈々。
そしてその後に続き、家に入っていくツナたち。
そこには沢田家に居候している人物が揃っていた。
「ツナ兄お帰り。あっ、その人起きたんだ。ところでなんて名前なの?」
「そうだ、自己紹介してなかったや」
「そいやーそうだな。俺はリボーン。こいつの家庭教師をしている 」
「私はビアンキ。リボーンの愛人よ」
「ぼくはフゥ太」
「イーピン、イイマス」
「俺っちは〜ランボさんだもんね」
「みんな早っ!…俺は沢田綱吉です。」
「ツナの母です♪」
そこにいた面々は次々と自己紹介をしていく。
「……俺は……平沢梨斗……です。」
「さあ、自己紹介も終わったことだしご飯にしましょ♪」
「「「わーい」」」
「今日はカレーよ〜」
そう言って奈々はカレーをテーブルの上に並べる。
「「「いただきます!」」」
「この肉ランボさんのだもんね!」
「ランボ!ソレイーピンの!!」
「二人とも静かに食べようよ〜」
「はい、リボーン。あーん」
「あー、ん。」
「あらあら、にぎやかねぇ」
「はは……すみません、うるさくて」
「……にぎやかでいいと思う。…あとママンさんカレーおかわり… 」
「食うの早っ!」
「ハイハイ♪ところでリト君、お家に帰らなくてもいいの?ご両親が心配してるんじゃないかしら。」
「……家、わからない……」
「母さん、この人実は記憶喪失なんだ」
「あら!?ごめんなさいね、こんなこと聞いて…」
「…謝んなくていい…あとおかわり…」
「またっ!?手か食うの早い!!」
「……ごめん…ちゃんとしたものを食べたからつい…」
「えっ?久しぶりって5日前からですか?」
「(コクッ)」
「じゃあいままで何を…」
「……木の根、虫、ゴミ箱の中にあった弁当とか」
「(なんかホームレスっぽいー!?)おっお腹壊さなかったんですか?」
「…壊さなかった…おかわり…」
「(またかよ!!)」
会話をしながら一同は夕食を楽しんだ。ちなみにリトはこのあとさらに三回おかわりをした。
――――――――――――。
「じゃあさっきのこと説明してもらおーか」
夕食後、リトはどこで寝るか話しあった結果ツナの部屋に決まった。
現在、部屋にはツナとリボーンとリトしかいない。
「…さっきのこと?」
「5日前のことだ。」
「………クワガタ…」
「クワガタ?」
「……デカイクワガタがいた…」
<pf >
回想
――――――。
リトはクワガタのようなものが背中の緑の石の光を浴び、気がついたらなにもない白い場所にいた。
「…ここは?」
『――来たな俺の魂を継ぐものよ』
「…誰?」
リトは声のした方へ振り向いた。
そこにはスーツを着、その上にマントを羽織った、金髪の青年がいた。
その瞳は大空を連想させ、額には炎が灯されていた。
『――俺はボンゴレT世(プリーモ)』
「…ボンゴレ?プリーモ?」
『――魂を継ぐものよ、お前に力を与える』
「…力?なんのために?」
『――この世界が、いやこの星が滅びるのを防ぐため』
「!?…な、に…!!?」
リトはひどく驚いた。
――この世界が滅びる?
――この星が滅びる?
『――お前はこれから襲いかかる異形の存在と戦わなければならない』
「ちょっと待て、異形と戦う!?そんなことできるわけが…!」
『――そのためにこれをお前に託す』
そう言った瞬間、リトとプリーモの間にオレンジ色の炎が表れた。
少したつと炎は消え、そこには大きな石が埋め込まれているベルトが浮かんでいた。
「…これは……!?」
『――それはアークル。付けたものを戦士にかえる物だ。……だが一度付けると死ぬまで外れない。』
「……………」
『――お前はその運命を受け入れる覚悟があるか?』
「……………なぁ…俺は誰なんだ?」
『――その答えはいずれわかるだろう。お前が生きているかぎり』
「………生きているかぎり、か。………やるよ…。俺がこの世界を救う………」
そう言ってリトは浮かんでいたアークルを手に取り、自分の腰に付けた。
すると、アークルはリトの腰に吸い込まれるようにしてなくなった。
『――…フッ。…お前と話している時間も少なくなってきた。最後にこれをやろう』
プリーモが少し笑うと再び目の前に炎が表れる
次に出てきたのは一つの指輪と手の甲の部分にTと刻まれ手あるグローブだった。
『――それはもともと俺のものだ。いくらでも使え。』
『――そして探せ、]世(デーチモ)を。…二つのリングを生み出し地に行きそれらを重ねれば再びお前の前に表 れる。』
「!おい!!」
プリーモはそういい放つと体が透けていった。
『――また会う日まで任せたぞ…魂を継ぐもの……戦士・クウガよ…』
そういった瞬間、リトはもといた場面に戻っていた。
「……さっきのはいったい…!」
「ググググぅぅぅ…」
リトはすぐ起き上がると近くに怪人がいた。しかもリトを狙っているようだった。
「…あれが異形の存在…か」
リトは怪人に向かって走り攻撃を仕掛けたのだった。
回想終了
――――――――。
「「……………」」
二人は信じられないという顔で話を聞いていた。
「夢みたいな話ですね。夢じゃないけど。…でもそのプリーモ…さんっていったい何者?」
「プリーモつったら初代ボンゴレだぞ、ダメツナ」
「ええ!?初代ボンゴレ!?てことは俺の先祖で、でもさっきの話しに出てきて、でももう死んでて…あーーもうワケわかんないよーー!!」
「ウッセー、静かにしろ、ツナ」
ガンッ!!
「イデー!!」
「……とにかく俺はデーチモを探しているんだ。どこにいるか知っているか?」
ツナが叩かれたのに少し気遣いながらデーチモについてきく。
「それなら目の前にいるじゃねーか。」
「「えっ?」」
「ここにいるツナこそボンゴレ十代目、ボンゴレ]世だ」
「んな!?」
「……なるほど、どうりでにていると…」
「ちょっとリボーン!!俺はマフィアにならないっていってるだろ!!てゆーかデーチモって]世てことだったの!!?」
「えー?だってこの前XANXUSに勝って正当後継者になったじゃない」
「あれはXANXUSをボスにしないためであって仕方なく…あっ、そうだ!!平沢さんがボスになればいいんだ!!九代目の孫ならなれんじゃん!!」
「………?」
「ちなみにそいつはできねーぞ」
「えっ?何で!?」
「こいつがまだ九代目の孫と決まった訳じゃねーし、そうだとしても九代目の息子はマフィアになることを否定して日本にきたって聞いてるからな。もちろん、ボンゴレの継承権を取り消したからその息子も継承権はねーぞ。」
「そんなぁぁ…」
「…えっと……なんかごめん…」
リトに継承権がないと知るとツナはガックリとうなだれた。リトは二人の会話を理解しておらず、とりあえずツナに謝っていた。
「とりあえずもうお前ら寝ろ。もう遅いぞ。」
「あっ、それもそうだ平沢さんベッドで寝ます?」
「…床でいい…それと気になったんだが…」
「はい?」
「…話を聞くと俺とお前は遠縁の親戚かもしれないのか…?」
「まぁ、そうなりなりますね」
「…だったら下の方でよんでくれないか?ついでに敬語なしで」
「えっ?それは…」
「いいじゃねーか。呼んでやれよ」
「はぁ、わかったよ、リト。これでいい?」
「ああ、ありがとう…ツナ」
「それじゃあ、俺は本部に連絡しにいってくる、チャオ♪」
そう言ってリボーンは部屋を出ていった。
「じゃあ俺たちも寝よ」
「…ああ、おやすみ…」
「おやすみ〜」
初めましてXXXです。
XXXってトリプルエックスて読むんです、一応、はい
さて今回出てきたリングなんですけど、これ本家のオリジナルのボンゴレリングなんです
私、オリジナル設定とか苦手なんです。TmT
なのでオリキャラとかは極稀にしか出ません。
まぁ、オリジナル設定は頑張ってしますけどね
未来編と継承式編のキャラは別の形で出したいと思うし、変身する人物も決めたいと思います。
気軽にコメントしてくれたらうれしいです、ほんともう見てくれるのはうれしいんですけどなんか、その、さみしいんです、はい…
まぁと言うわけでまた見てくれるとうれしいです!!
説明 | ||
キャラの性格って難しいですね。 | ||
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