真・恋姫無双 天下統一伝 十六話
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「覇王、曹孟徳ね〜」

 

案外、早めのご対面だな…

って、さっきの軍議であったか

あんまり軍議とは言えないし、

互いに会話したわけでもないけどね…

 

 

「どうされますか?」

「もちろん会うよ、あんまり待たせると礼儀に反するから

丁重に、早めにお願いね」

「はっ!!」

 

 

さてと、初めての諸侯との軍議

楽しんでやりますかww

 

 

曹操side〜

「まもなく、李通様がこられますので

もうしばらくお待ちください」

 

私は、曹操 字は孟徳

 

今は、東郡(陳留周辺)を治めているわ

最も、今は・・だけどね

 

 

「華琳様を待たせるなど、何たる無礼な

会った瞬間我が刀の錆としてくれるわ」

 

今話した子は、夏侯惇 字は元譲 真名は春蘭

私の大切な部下なのだけど、短気なのがね…

 

「姉者、少しは落ち着け

華琳様の顔に泥を塗るつもりか?」

 

「しゅ〜ら〜ん(涙)」

 

春蘭を諌めているのが 夏侯淵 字は妙才 真名は秋蘭

文武両道な、私の大切な部下よ

 

「春蘭、落ち着きなさい

秋蘭の言うとおり、私の顔に泥を塗るつもりなのかしら?」

 

「い、いえ、そのようなことは…」

 

「なら、少し黙っていなさい」

 

「華琳様〜」

 

涙目でこっちに嘆願している春蘭も、可愛いわね

 

「李通様の用意ができましたので、どうぞ」

 

中平の治とも言われた李 優行

楽しみね…、どんな為人なのか(フフッ)

 

 

刃side

ブル)一瞬寒気がしたな…

まぁいいか

 

さて、本題に戻そう

現在、曹操と俺が向かい合っているという構図が出来上がってる

ただ、両者ともに無口だが…

 

「あなたが、中平の治と言われている、李 優行ね 

なんというか、普通ね」

 

「さぁね、少なくとも、俺が特別とも言われたことも

言った覚えもないからな

あんたがとやかく言う資格はないよ」

 

「そんなに邪険しなくてもいいじゃない」

 

「なら、その嫌味に含んだ言い方を少しは改善してくれると嬉しいね」

 

「貴様!!華琳様を侮辱するか!!」

 

黒髪の女子が突っかかる

侮辱した覚えはないんだが…、馬鹿か..

 

「自分の家臣の媚くらいつけとけよ

主君同士の会話につっかかってはいけないっていうね」

 

「本当に、申し訳ないわ..、我が家臣ながら情けない...」

 

「主君をここまで呆れさせる家臣というのも珍しいけどな...」

 

「貴様!!」

 

すると、どっからか、女子が木刀を取り出した

武器はすべて確認させて取り上げるように言っておいたのだがな

あ、軽く稟がキレてる

 

 

「喰らえ!!」

 

「やめなさい、春蘭!」

 

木刀を横へ一凪した

 

これこれ、これを待っていたんだよ

 

水仙が後ろについたのを気配で感知し

 

俺が何をしたか...

そう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イナバウワーだ

 

 

「何!?」

 

そして、後ろに控えていた水仙がそれを受け止め

 

「ハッ!!」

 

木刀を完全になぎ払った

 

そのまま、木刀は空中を回転し

後ろに突き刺さった

 

 

そして、軽く呆然としている曹操を

 

「曹孟徳、これは如何なる所業か?

まさか、俺を殺そうと仕向けたわけではあるまいな?」

 

「!?」

 

現実に戻し

 

「家臣の失礼な言動について、謝罪するわ。本当に申し訳ない!」

 

土下座させた

 

 

「華琳様!?このようなことをしなくても...「黙れ、夏侯惇!!」!?」

 

「お前は、私より立場の上の豫州牧に暴挙を働いた!!

その所業、万死に値する

下がれ!!今すぐ陣に戻っておけ!」

 

部下への掌握、信賞必罰はしっかりとしているか...

 

「申し訳ないわ、家臣の失礼な暴挙について」

 

「あまり気にするな...、とはいえないか...

それで、何の用か?」

 

「貴方の政と統率力に興味があってきたのだけど...

諦めるわ」

 

「賢明な判断だな、多分このままだったら

うちのやつらが容赦しないと思っていたからね」

 

特に凛とか押さえ込むのが大変そうだな、こりゃ...

 

「それじゃ、今日は暇させてもらうわ」

 

「覇道と王道は対を為すものなり

覇道は軍で威嚇し、その民を押さえ込み

王道は、仁で民を統一する」

 

「お前と俺は対局の立場にある

お前は、お前の道を歩んでいく

俺は俺の別離の道を歩んでいく

互いに対局である今

政や軍事を俺に聞くことはないんじゃないかね」

 

「至言ね、心に留めておくわ

行くわよ、秋蘭」

 

「御意...」

 

 

そのあと・・・

「衛兵たちを折檻してきます」

 

「ちょいと待て!!

稟、落ち着け、何鞭や手枷持っていこうとしてんの

調教する気なの!?」

 

「調、教!?」

 

あ、そういえば凛って

 

「私を完全に拘束した後

刃さまは○○を××して□□□して...」

 

極度の妄想体質だった!!

 

「ブハッ」

 

おい、この鼻血の量、完全に致死量だろ

いや、それより稟、大丈夫なのか!?

 

風を連れてくればよかったよ

って、後悔してももうおそーい

 

「大丈夫か、稟?」

 

「刃様、ひ、ひ、」

 

ひ?

 

「ヒデブッ!」

 

おいおい、それ北斗の拳の雑魚キャラが死ぬ時のセリフじゃねえかよ

 

ていうか、稟、戻ってこーい!!

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ご視聴ありがとうございました

 

「稟のキャラが・・・」

 

あ、うん

そこは気にしちゃいけないんだよ・・・

 

「作者...」

 

な、何だい、刃?

 

「後ろに・・」

 

何、後ろに稟がいて俺がひどい目にあうテンプレ?

そんなこと起こるわけ...(クルッ)

 

 

 

 

(^-^)

 

あ、オワタ... (ズルズルッ)

 

「作者、ご愁傷様」

 

いやぁぁぁぁぁぁぁ

 

 

 

感想、意見等もよろしくお願いします

説明
16話です
先週は作者が学年末試験のため
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コメント
報告ありがとうございます!! (yukky)
誤字報告 原作における郭嘉の真名は「凛」ではなく「稟」です。参考として「りんぎ」と打てば「稟議」で出てきます。(h995)
タグ
過去の人出現 真・恋姫無双 主人公チート アンチ一刀 

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