IS?インフィニット・ストラトス?黒獅子と駆ける者?
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episode131 有力な方法

 

 

 

 

「・・・・」

 

「すまなかったな、一夏」

 

それから一日後に、一夏は目を覚ました。

 

隼人は病室に来て一夏と話していた。

 

「俺の気持ちの未熟さゆえに、こんな結果になった・・・」

 

「別にいいんだ。隼人が助けた事に変わりは無いだろ」

 

「・・・・」

 

「まぁちょっとは加減してくれよ」

 

「そうだな。それより、バインドに捕らえられた時の事を覚えているか?」

 

「いいや。あいつらからIS学園を守っていた時にかなり強いバインドの攻撃を受けた後気を失って、その後は覚えてない。気が付けばここに寝ていたからな」

 

「そうか。残りのメンバーからも有力な情報は得られそうに無いな」

 

「その言い分だと・・・箒はまだ・・・」

 

「あぁ。まだ助けれて無い。以前現れてはいたが・・・助けれる状況でもなかった」

 

「・・・・」

 

「それにしても、箒個人の事を心配するようになったんだな」

 

「・・・まぁな」

 

「・・・まぁこういう事を聞くのは野暮だからな。聞きはしないさ」

 

「そうしてもらえれば助かるな」

 

 

 

 

「今の状況じゃいつやつらが襲ってくるかは分からんからな」

 

「・・・・」

 

「一夏はしばらく待機になる。白式は大破しているから、あの状態じゃ完全に直る保証は無い」

 

「そうか。でも、何か悔しいな」

 

「・・・・」

 

 

 

 

「それに、まさか君とこんな形でまた会うとはな」

 

『そうですね、一夏さん』

 

と、一夏は隼人の近くに居たツヴァイを見る。服装はIS学園の制服を拝借し、スカートをロングにして着ている。

 

「何で一夏はツヴァイの事を知ってるんだ?」

 

「福音に落とされて昏睡状態になった時があっただろ」

 

「あぁ」

 

「その時に、よくは分からないけど、夢か意識の中で、その子と会ったんだ」

 

「ISの意思の中でか?」

 

「あぁ。他にも二人ほど・・・見たかな」

 

 

「そうか。あの場面で・・・」

 

「あの場面?」

 

「あ、いや。ただの独り言だ。気にするな」

 

不意に原作の出来事の事を口に漏らしてしまい、隼人は少し焦った。

 

「でも、驚いたな。まさか君がリインフォースさんの・・・妹だったなんて」

 

『私も織斑のISの中にツヴァイが居るとは思ってなかった』

 

隼人の近くに居たリインフォースが言う。

 

 

 

「まぁ今はゆっくり休め、一夏」

 

「あぁ」

 

そうして隼人はリインフォースとツヴァイを連れて病室を出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『良かったですね。一夏さんの身体に問題が残らなくて」

 

「あぁ。とりあえずは一安心だ」

 

三人は廊下を歩きながら話していた。

 

『しかし、操っている原因が掴めたとしても、専用機持ちを操るそれをどう対処するかが課題となりますね』

 

「あぁ。受信機だけを破壊するとなるとかなりシビアだ。それがある場所事態厳しいって言うのに」

 

『少なくとも場所が分かるだけもいいと思います。手当たり次第攻撃するのはあまりにもリスキーですし』

 

「そうだな。しかしどうしたものかな」

 

『むやみにあの力は使えませんからね。でも衝撃破砕なら使えるんじゃないでしょうか?』

 

「衝撃破砕か。ISモードだけ使用するのなら暴走する危険性は無いのかもしれんが、範囲が広いからな。他の機器を破損させる恐れがある」

 

『そうですよね』

 

『しかし、今はそれが一番の方法ですね』

 

「そうなるな、これが。束さんが何か分かっていい方法を言ってくれればいいんだがな」

 

『・・・・』

 

 

 

『もし・・・』

 

と、ツヴァイが言葉を漏らす。

 

『もし可能性があるとすれば、ISを機能停止にすれば後で受信機を取り除けるのでは?』

 

『出来るのであれば、とっくにやっている』

 

「・・・確かにバンシィのサイコジャックを使えばISを強制解除するのは可能だが、最低でもジャックに十秒は必要だ。それにIS本体をジャックするには直接触れないと効果は無い。それまでに相手が大人しくするわけ無いだろ」

 

『ですから、リインならそれを可能に出来るかもしれないんです』

 

「なに?」

 

『うまく行くか分からないんですけど、ユニゾンができれば動きを止める事が可能なはずです』

 

『そうか。ユニゾンを行ったらISのコントロールをパイロットについで持つ事ができる。パイロットは意識が無い状態で乗せられていましたね』

 

「あぁ。向こうはISの方のコントロールを行うから、強制的にこっちが持つ事で、少なくとも動きを鈍らせることは出来るか」

 

『はいです!』

 

「なるほどな。動きを止めた所でサイコジャックを行う。多少リスクは大きいが、衝撃破砕より安全だな」

 

『・・・・』

 

(誰とでもユニゾンが出来るツヴァイだからこその裏技か。と、なると神はこうなる事を想定してツヴァイを用意していた?いや、まさかな・・・)

 

『篠ノ乃博士の方法を編み出してくれる事を思ってますけど、今はやれるだけの事をやりましょう』

 

「確かに・・・少なくとも希望は見えてきた」

 

『そうですね』

 

『はいです!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・」

 

「・・・・」

 

その頃ユニコーンとバンシィは校舎にあるコンピュータルームにてパソコンを駆使してある事を調べていた。

 

ユニコーンがそうであったようにバンシィも最初の格好では目立つので黒いスーツを着ていた。

 

 

「・・・やっぱりあれはこの世界に居たんだ」

 

「うん。しかもそれをバインドに持って行かれるなんて・・・」

 

「まずいね。仮にもあれが覚醒したら、とんでもない事が起こる」

 

「この世界だけに留まらない、全ての世界の危機が・・・」

 

二人の表情に焦りが見えていた。

 

「何としても覚醒前に破壊しないと」

 

「そうだね。それが私とバンシィの命と引き換えにしても」

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「「っ!」」

 

すると非情警報が鳴り響いた。

 

「行こう、ユニコーン!」

 

「うん!」

 

二人はすぐに立ち上がって部屋を出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ!


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ユニコーン バンシィ ガンダム インフィニット・ストラトス IS 

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