真・リリカルなのは 第一章 ジュエルシード争奪戦 第十一話 譲れない想い |
なのは「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
こ、こんにちは………………修行中のなのはです………………
ユーノ「なのは、そろそろ休むかい?」
なのは「ま、まだまだ……なの………」
正直、疲労感ハンパないの……………でもっ
なのは(フェイトちゃんもカイト君も、いっぱい修行して強くなったに決まってるの)
だったら私もいっぱい修行して、強くなって、戦って、勝って、お話を聞いてもらうの!!
なのは(その為にはまず……………………………………)
この修行に入る前にユーノ君に言われたことを思い出す
ユーノ「いいかい? なのは。君はあの2人に圧倒的に劣ってるものが2つあるんだ、何かわかるかい?」
なのは「才能?」
ユーノ「いや、才能は正直わからない、君が劣っているのはスピードと経験なんだ」
なのは「スピードと経験………………」
ユーノ「あの2人は恐らく、とてつもないほど長い間戦ってきたんだと思う。それが戦い方によく出ていた」
特にあの天城って奴はかなりの実力者だ………なのはとあまりかわらない年齢であれほど…………
一体彼に何があったんだろうか?
年齢にともわない実力を持つカイトに疑問を持つ ユーノ
ユーノ(あれほどの力は才能でもあるだろうけど……………まさに努力の塊だと思う)
なのは「経験……か…………………」
ユーノ「正直経験だけは、今の僕にはどうにもできない。でもスピードなら」
なのは「どうにかできるの?」
ユーノ「ああ、僕が考えた修行方法ならね、やるかい?」
なのは「もちろんなの♪」
なのは(ユーノ君が考えてくれた修行方法、これで絶対に強くなってみせるの!)
レイジングハート(マスター 休みましょう)
なのは「レイジングハート?」
レイジングハート(あなたは少し、勘違いをしておられる)
なのは「勘違い?」
レイジングハート(休むのも修行の1つです。無理をして体を壊すのは、愚か者のすることです)
なのは「………………………………………………………………」
レイジングハート(さぁ休みましょう)
なのは「わかったの」
しかし、なのはは10分程度しか休まず、厳しい修行を2時間以上やり続けた
体を苛め続けたお陰か、なのはの実力はスピード以外もかなり上昇した
しかし、9才の体にはあまりにも負担が大き過ぎた……………………
どんな修行かって? 想像に任せる!!
〜霜霧町〜
ここは海鳴より少し離れた町である
そしてこの霜霧町にある雑木林で戦闘が繰り広げられていた
フェイト「はぁあ!!」
ザシュッ
怪物「シュエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!!!!」
フェイト「……………………………………………………………」
どうも、フェイトです。現在、ジュエルシードと戦闘中です。姿は巨大なクモです
足と目がいっぱい付いていて、気色悪いです……………でも
フェイト「ジュエルシードをもっと沢山…………………」
母さんのお願いの為、私に逃げることは許されない
クモ「シュワワワワワワワワワワワワワ!!!!!!!!!!!」
クモは粘着力が強い糸を吹き出す
フェイト「……………………………………………………」
しかし、フェイトはバルディッシュであっさりと切断する
フェイト(本来ならあの糸はやっかい極まりない、だけど私には無意味)
魔力変換資質「雷気」によって切断力を増し、刃が絡まる前に糸を切断しているのだ
フェイト「これで終り!」
バルディッシュ(サイズスラッシュ!)
クモ「コヴォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!」
クモを真っ二つにする
フェイト「……………………………………………………………」
大分早く片付いた
フェイト「バルディッシュ」
バルディッシュ(シリアルナンバー]Z 封印)
フェイト「良し、この調子でジュエルシードを集め「ずいぶんと楽観的だな」!?」
カイト「大人しく地球から逃げ帰っていればよかったものを…………………」
フェイト(今、一番会いたくない奴に見つかった!!)
カイト「覚悟はできてんだろうな? 魔導師」
フェイト「クッ!」
私は復讐よりも、ジュエルシードを持って逃げることを優先した
カイト「ほう、今度は逃走を選んだか、賢明な判断だ………………だが」
カイトはフェイトを追う
カイト「逃げ切れればの話だがな!」
上空を舞う、黄色と赤の閃光
その2つの閃光は何度も激突し、眩い火花を散らす
フェイト(クッ スピードでも圧倒できない!!)
カイト(以前よりスピードに磨きがかかっている……………たった数カ月でこれほど……………面白い!!!)
フェイト「バルディッシュ!!」
バルディッシュ(グレイヴフォーム)
フェイト「サンダーレイジ!!!」
轟音と共に雷が降り注ぐ
フェイト「良し、今のうちに!」
サンダーレイジはフェイトの持つ魔法の中でかなりの威力を持つ技である
その大技を足止めに使った
そうでもしなければ逃げ切れないと判断したからだ
雷はカイトに降り注ぐものの、大したダメージは与えられなかった
カイト「生意気な!」
ウィザード(カートリッジロード!)
カイト「フレイムイレイザー!!!」
負けじとカイトも砲撃魔法を放つ………………しかし、フェイトの狙い通りだった
フェイト(掛かった)
カイト「!?」
フェイトはバインドでカイトの右腕を縛る………………そして
フェイト「今回は逃げる。けどこの逃亡は、今の私には勝利に等しい」
そう言い残し、転送魔法で逃げた
カイト「チッ 逃がしたか」
今回はフェイトの方が一枚上手だった
カイトが砲撃魔法を使う時、必ず銃を右手で持ち、銃身を整える
そこに一瞬だけだが、隙が生まれるのだ
フェイトは、カイトとの戦闘を振り返り、何とか隙を見つけ出したのだ
勝つための隙ではなく、逃げるための隙を
普段のカイトならバインドに掛かることは無い
そう判断し、わざと大技を出し、カイトを挑発し、砲撃魔法を使わせたのだった
フェイトの作戦は見事成功、ジュエルシードを無事に手に入れ、逃げ切ることに成功した
カイト「フン、楽しませてくれる」
しかし、カイトはフェイトの作戦をさっきので把握した
もうこの作戦は通用しないだろう
〜フェイト宅〜
フェイト「ふぅ〜」
何とか逃げのびることが出来た。けどあの作戦は多分もう使えない
次の手を早急に考えないと…………………
アルフ「フェイト、怪我は無いかい?!」
フェイト「大丈夫だよ、アルフのお陰で逃げ切ることが出来たから」
そう、さっきの転送魔法は私ではなくアルフがやったのだ
指定時間に指定場所にいるフェイトを転送させる………………そのためにアルフは家に残っていたのだ
そしてカイトはまんまと罠に引っ掛かった、指定場所に誘い込まれたのだ
フェイトの移動の仕方に疑問を持ったならば、この作戦を見抜けたかもしれないが、カイトは、フェイトは無我夢中で逃げ回っているだけとしか認識できないでいた
これはカイトが愚かなのではなく、フェイトの演技力が凄いのだ
まるで無我夢中で逃げるかのように、指定場所まで行く、何回か逆方向などに移動し、時間も稼いだ
まさに完全勝利と言える………………
この逃走を勝利と考えればの話だが………………
アルフ「それにしても、あのクソ生意気なガキから逃げ切るなんて、凄いじゃないか! 流石は私のご主人だよ!」
フェイト「ううん、さっきもいったけどアルフのお陰だよ」
アルフ「そ、そうかい////// そ、それよりも、あのガキが悔しがる顔、見たかったね〜」
フェイト「フフ」
思わず笑みがこぼれる
そうだ、私はアルフと母さんとの3人で毎日楽しく過ごせれば、それでいい
その為にもジュエルシードが必要なんだ………
母さんの笑顔の為に……………
絶対譲らない……………………………
………………ジュエルシードだけは、何があっても!
次回、クロノ登場!
お楽しみに!!
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毎回思うけど、短いかな? | ||
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コメント | ||
今、コメントに気づきました。折角感想を頂いたのに、無視してしまい、すみません(ohatiyo) クロノは炭かミートパテになるんじゃなかろうか(Lapis lazuli) |
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