魔法少女リリカルなのは 幸せを望む転生者
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シグナム「さあっ!早く構えろっ!!」

 

はい、前回闇の書が起動し、守護騎士達も活動を始めました。

 

ビックリだったのはザフィーラが((却|アイオン))の眼の事を知っていたことに驚いた。

 

どうやら、これまでのいずれかの主の元に居るときに((却|アイオン))の眼の所有者と戦ったことがあるらしい。

 

その時に、その人物に武術を教えてもらったらしい。なんでも、『主を護るため』に弟子入りしたらしい。

 

・・・・・・・・この世界のザフィーラって原作よりも強いって解釈って事でいいのかな?

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・わかったよ!!現実逃避しないよっ!!!

 

俺の所為だからなっ!!

 

・・・・・・・俺の所為ってのはそのままの意味で「夕也はどれくらい強いのか」って話になって、その話に((バトルジャンキー|シグナム))が飛びつき

 

どの程度の実力があるんだ

     ↓

まあ、そこそこの実力はあると思う

     ↓

ならば、模擬戦だ!!

 

 

ってな具合で模擬戦することになったのだ。

 

シグナム「さあっ!!!!!」

 

シグナムさん、目が輝いていますね・・・・・

 

・・・・・・・腹、括るか・・・

 

夕也「ソル、頼むぞ・・・ソル、セットアップ!!」

 

ソル『イエス、ユウ・・・セットアップ!!」

 

俺は決意し、BJを展開する。

 

・・・・・・・あ、そういえばまだ((アレ|・・))実践で試したことないし、使ってみようかな。

 

俺は決意し、武器を形成させる。

 

セットアップが完了した俺の手元にあるのは

 

シャマル「・・・・・・アレは、杖?たしか、夕也君、剣を使っていたはずだけど・・・」

 

そう、俺が持っているのは背中にあるはずの剣ではなく、最初から手にある((杖|・))である。

 

夕也「ま、これでも十分に戦えるから。な、ムーン?」

 

???『・・・ふあぁ、あ、久しぶり。夕也。』

 

シャマル「な、なんか、間の抜けた声ね・・・」

 

夕也「すいません、ムーンはいつもこんな感じなんで。」

 

ヴィータ「お前のデバイスっていくつの人格があるんだよっ!?」

 

夕也「え?ソルとムーンとドライグとアルビオンだから・・・四つだな。それぞれの形態に応じた人格が現れるようにした。で、杖を担当しているのはムーンってわけだ。」

 

シグナム「剣を使わないということは私を侮辱しているのかっ!」

 

夕也「侮辱はしていない、ご期待に応えてやるさ。・・・・・シャマル、合図を。」

 

シャマル「は、はい(だ、大丈夫なのかしら?勝てるとは思えないけど・・・)」

 

シャマルはこんなことを考えていた。この考えはヴィータもしていた。

 

この場において夕也が勝利するかもしれない、そう考えているのはただ1人

 

ザフィーラだけである。

 

ザフィーラ「(夕也、お前がどの程度できるのか、見させてもらうぞ。そしてどこまで((却|アイオン))の眼に頼らないで出来るのかもな・・・)」

 

ザフィーラは、夕也を試していた。どこまで、((却|アイオン))の眼を使わないで出来るのかを。

 

シャマル「・・・・・両者、いいですね?・・・・・・始めっ!!」

 

シャマルの掛け声と共にシグナムが特攻する、夕也がどこまで出来るか、試すつもりなのだろう。それに対して夕也は杖を体の中心と平行になるように、置いた。

 

そして、シグナムの攻撃を

 

容易く避けてしまった。

 

ヴィータ「・・・・・?何が起こったんだ?」

 

シャマル「・・・・・・さ、さあ・・・・・」

 

二人は夕也がどのように避けたのかわからなかった。

 

そんな二人に

 

ザフィーラ「簡単なことだ、相手の攻撃が武器に当たる直前に右足を軸に回転して避けたのだ。」

 

ザフィーラが解説する。

 

ヴィータ「そ、そんな事できんのかっ!?」

 

ザフィーラの言うとおり、その方法ならば避けられるだろう。

 

だが、この避け方には弱点がある。それは『武器と武器が当たる直前にしか』意味がないと言うことだ。

 

受ける側は、コンマ数秒の感覚で動かなければ、遅ければ相手の攻撃が当たり、早ければ相手に立て直す隙を与えてしまい、追撃される可能性があるのだ。

 

だが、夕也は確信していた。この方法なら避けられると・・・

 

シグナム「なるほど、そんな避け方があったか・・・だが、攻撃しなければ勝つことは出来んぞっ!!」

 

夕也「わかってるよ・・・・・、アックスモードッ!」

 

ムーン『わかった・・・モードチェンジ、アックス!』

 

俺がそう言うと杖が光り出す。

 

光が治まると俺の手にあるのは

 

背丈に合わない大きな((斧|・))が握られていた。

 

夕也「状況に応じて棒状の武器なら何でも変えれる。それがムーンが担当する『Rod Form』の特徴だ。」

 

俺は斧を肩に担ぎ

 

夕也「さあ、いくぜ?」

 

一気にシグナムに接近した。

 

シグナム「な、何っ!?」

 

夕也「反応が遅いぜっ!喰らえっ!!」

 

俺は斧を思いっきり振りかぶり、地面に向かって振り下ろした。

 

夕也「“((爆砕斬|ばくさいざん))”っ!!」

 

斧が地面に刺さりそこから石つぶてがシグナムに向かっていく。

 

シグナム「ぐ、ぐあっ!?」

 

シグナムがあまりの石の多さに後退する。

 

それを、待っていたんだよっ!

 

俺は爆砕斬を解除し、斧を持って、再び接近し、下から思いっきり振り上げた。

 

夕也「“((弧月閃|こげつせん))”っ!!」

 

シグナム「なっ!?ぐわっ!?」

 

シグナムは空に打ち上げられそして重力に逆らうことなく地面に落下した。

 

模擬戦  前園夕也  勝利

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ふぅ、正直しんどかった・・・・・シグナムさん、さすがに守護騎士の中でリーダーなだけはあるぜ

 

でも、初見で破られるほど俺の3rdフォームは甘くは無い。

 

ザフィーラ「夕也、((アレ|・・))は使っていたか?」

 

おっと、ザフィーラがアレって言うことは・・・・・正直に言うか・・・

 

夕也「・・・・・とりあえず、使っていない。シグナムが後ろに後退したのは単なるマグレだ。それにあの状況なら後ろに下がるしか手段はないからな。」

 

ザフィーラ「お前はそれも視野に入れて、あの技を放ったのか・・・」

 

ザフィーラが感心している。

 

すると、意を決したようにザフィーラが

 

ザフィーラ「夕也。俺と素手で戦ってくれ。」

 

そんな事をのたまってくれた。

 

・・・・・え。えぇと何を言ってるのかな?ザフィーラさんは?

 

夕也「ざ、ザフィーラさん?何を仰ってるのかわからないんですが?」

 

ザフィーラ「俺と模擬戦してくれと言ったんだ。何、((一撃|・・))だけだ。」

 

ッ!?・・・そう、なるほど、そういうことか・・・

 

夕也「そういうことならいいですよ。」

 

ザフィーラ「感謝する。シャマルッ!!結界をさらに強固に出来るかっ!?それとさらにそれと同等の硬さを持つ結界をあと五枚ほど頼むっ!!」

 

シャマル「え、えぇ!?そ、それは出来ないこともないけど・・・」

 

ザフィーラ「ならば、やってくれ。」

 

シャマル「わ、わかったわよ・・・「それと危険だから防壁も展開して隅の方に行っておけ」う、うん・・・」

 

シャマルさんは言われたとおりに作り出した。

 

これ作るだけでも結構しんどいはずなのに防壁まで作り出したからにはそれなりに工夫しているんだろう。

 

夕也「いいか?・・・ムーン!2ndフォーム!!」

 

ムーン『フォーム2nd〜』

 

のん気だな〜

 

夕也 ムーン「『ドラグノイドフォームッ!(〜〜)』」

 

アックスモードだった3rdフォームが2ndフォームに変わる。

 

俺の両手、右手に白い龍の手のような籠手、左手に赤い龍の手のような籠手が装着される。

 

ドライグ『赤龍帝ドライグ、呼ばれて来たぜっ!』

 

アルビオン『白龍皇アルビオン、ここに。」

 

夕也「ごめんな。本来なら呼ぶ予定は無かったんだが。」

 

ドライグ『何を言っている。俺達はお前のデバイスなんだ。いつ、呼ばれてもいいようにしているさ。』

 

アルビオン『概ね、赤龍帝に賛成だな。』

 

夕也「ドライグ、アルビオン・・・ありがとう。さて、今回は((あの技|・・・))を使うから覚悟しておけよ。」

 

ドライグ『任せておけ。』

 

アルビオン『右に同じ。』

 

よし、こっちの準備は出来た。

 

夕也「お待たせしました。ザフィーラさん。」

 

ザフィーラ「((あの技|・・・))というのは・・・・やはり?」

 

ザフィーラさんが構えながら聞いてくる。

 

夕也「ええ、そうです。あなたが考えていることで、あっていると思います。・・・全力でいきますよ?」

 

ザフィーラ「いいだろう、俺がどれだけ((あの人|・・・))に近づいたか、知るいいチャンスだ。」

 

おう、乗ってきたよ・・・

 

ヴィータ「ほ、本当にまだ、人格があった・・・」

 

ヴィータ、その程度で驚いていたらこれから起こる事にはすんごく驚くんじゃないか?

 

シグナム「あの二人・・・」

 

シグナムは俺達の構えに何か気づいたようだ。

 

シャマル「どうしたの?シグナム。」

 

シグナム「気づかないのか?あの二人の構え。((ほとんど同じ|・・・・・・))なんだ。」

 

シャマル「えっ!?嘘っ!?」

 

そう、シグナムの言ったとおり俺とザフィーラはほとんど同じ構えをとっている。

 

なぜなら、今から放つ技が二人とも((同じ|・・))なのだから。

 

右手を後ろに、左手で照準をとる。体は少し右に傾ける。

 

・・・・・行くぜっ!!

 

夕也 ザフィーラ「「我が手に集えっ!光の竜よっ!」」

 

魔力が開放される。

 

その魔力が螺旋を描き天に昇っていく、それはまるで天に昇る龍の如く。

 

夕也 ザフィーラ「「その光の牙で我に仇名す敵を討てっ!!」」

 

そして、天に昇っていた魔力が光を纏って俺とザフィーラの右手に宿る。

 

ぐ・・・結構・・・きついな・・・やっぱり・・・この技は・・・

 

でも・・・やり遂げるっ!!

 

夕也 ザフィーラ「「光の加護を、立ちはだかる敵に・・・竜の牙をっ!!」」

 

そして、激突する・・・!

 

シグナム「ぶつかるぞっ!!」

 

夕也 ザフィーラ「「((光竜|こうりゅう))・・・((天牙拳|てんがけん))ッ!!!!」」

 

俺とザフィーラの技がぶつかる・・・!

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シャマル「まったく!もっと考えて使ってよねっ!」

 

夕也「は、はい・・・」

 

ザフィーラ「反省している・・・」

 

勝敗?そんなもん結界が壊れてそれどころじゃなくなったよ。

 

ま、強いていうなら『引き分け』・・・かな?

 

そして、俺達は今、家に帰ってきてシャマルから説教を受けている。

 

さすがに、やりすぎた。俺も反省してる・・・

 

夕也「ごめん、シャマル・・・皆の苦労も考えないで・・・」

 

シャマル「えっ!?・・・い、いや・・・わかってくれるなら、いいけど・・・(な、なんだろう。ものすごく可愛い///)」

 

そんな光景を見ていた家主である八神はやて。

 

内心、不安にかられていた。

 

はやて「(あの表情・・・シャマル、まさか夕也君のこと、好きになっとるんやないやろうか?)」

 

まあ、恋愛方面での不安だが・・・

 

そして、今日も一日が終わる。

 

しかし、俺達に安寧はおとずれなかった。

 

俺が、それに気づいたのはそれから少し後のことだった・・・

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必殺技解説

 

((光竜天牙拳|こうりゅうてんがけん))

 

夕也とザフィーラが使った魔法技の一つ。自分の魔力を右腕全体に纏い、相手にぶつける。さらに仮にぶつかり、又は防御された場合、右腕に纏われた魔力が直線状の砲撃となって相手にぶつかる。

相手に向かっていく光輝く竜のような姿が天を貫く牙のような姿に見えるためこの名がつけられた。

 

 

 

 

あとがき

 

はいっ!どうでしょうか!?ザフィーラの強さ。

 

ちなみに、今回の夕也の魔力はSでした。その夕也と引き分けたんだからザフィーラ強いですね。

 

ザフィーラの師匠については後々本編に出そうと思っています。(といっても思念の残留みたいなものですが・・・)

 

次回、何かが動きだす・・・

 

では!次回に!

説明
守護騎士との模擬戦

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コメント
はいはい、厨二病厨二病乙(猫の魔術師)
某動画の影響で機神拳を想像した俺は多分悪くない(アレも竜出るし)(Lapis lazuli)
タグ
魔法少女リリカルなのは 恋愛 ハーレム クロス ジャンヌ・ダルク 

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