真・リリカルなのは 第一章 ジュエルシード争奪戦 第十五話 魔法の敵がドラゴンって何かベタなの |
ここは、太平洋の上空
ジュエルシードが発動し、カイトが破壊するためにやってきた
カイト「……………………………………………………………」
竜……………か
竜「グワァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!」
真っ赤な体に棘の付いた鱗、分厚い羽に、鋭い牙を持つ ドラゴン
何らかの形によって発動したジュエルシードは生物の形状になり、暴走する
暴走状態を倒した後に、封印もしくは破壊しなければならない
カイト「飛び回られても面倒だ…………………………翼を切断するか」
カイトは破壊を選ぶ…………………これが後に、地球滅亡の危機の引き金になるとは知らずに………………
竜「グワァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」
カイト「轟炎閃!!」
ザシュッ
翼が真っ二つ…………………にはならなかった
カイト「………………硬いな」
どうする……………ブレイザーフォーム(紅い紋章Verのこと)では少々不利か…………………
ジェッターフォームなら(まだ秘密♪)容易いだろうが…………………………
いや、態々管理局に俺の力を見せつける必要は無い…………………………………
寧ろこの程度、乗り越えられんのでは地球を守り続けるのは不可能かもしれん…………………
カイト「行くぞ!! 竜!!」
俺は………この程度で立ち止まるわけにはいかん、俺は……………………
〜主役視点なの♪〜
なのは「あ! カイト君が戦ってるの!」
クロノ「どうやら、相当強いようだな。あのジュエルシードは」
珍しくカイト君が苦戦しているの……………………………
クロノ「行くぞ! 高町なのは! ジュエルシードの封印と天城を捕える!」
なのは「わ、わかったの…………………」
出来ればカイト君と戦いたくないの………………………
カイト君の発言から、きっと悪い人じゃないの………………
「わざとじゃなければ、人を殺して許されるのか?」
「貴様らの所為で、俺は………………俺たちは!!!」
カイト君の心の声が聞こえたの…………………………
本当は正義感が強くて、心優しい子だってわかったの………………………
だから!!!
なのは「だから、私のことも知ってもらうの………………………分かり合うために!」
フェイトちゃんだってきっとそう、邪な考えがあるなら、あんな悲しい目をしないはず…………………
ジュエルシードが元凶なら、私が全部封印して終わらせるの…………………この戦いを!
〜カイト視点〜
カイト「チッ また出てきたか」
クロノ「貴様を止めるまで、何度でも立ち塞がるぞ!」
カイト「何故俺には勝てんとわからん?」
クロノ「敵が強ければ、諦めるなど、そんなことはしない。死ぬまで諦めるものか!!」
カイト「……………………………………………………………」
そうか………………管理局にもこれほどの男が居たか…………………………
カイト「フッ」
クロノ「何がおかしい!」
カイト「おかしいのではない、安心したのだ。貴様のような奴が管理局に居ることが」
クロノ「???」
カイト「だが、俺の前に立つなら容赦はせん………………来い!」
クロノ「行くぞ!?」
突然竜がクロノを襲う………………
クロノ「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」
なのは「クロノ君! 今助け「させると思うか?」!?」
私の前にカイト君が立ち塞がりました
なのは「カイト君! そこを退いてなの! クロノ君が死んじゃうの!」
カイト「退かせてみろ」
なのは「!! このぉ!!」
カイト(本当に諦めないなら、這い上がって来い クロノ)
〜クロノ視点〜
クロノ「クッ」
竜は何度もクロノを噛み砕こうとしている
クロノ(この牙に噛まれては死ぬな)
避け続けているクロノ…………………しかし竜の攻撃は何回か掠り、バリアジャケットも破れ、血が滲み出ている
クロノ(ここまでか………………………………いや、何を諦めているんだ!)
さっき天城にいったばかりじゃないか!諦めないって!
クロノ「そうだ、僕は諦めない……………せめて、あの事件を解決するまでは!」
〜カイト視点〜
カイト「フン」
一旦諦めかけたが、目に光が戻ったな………………
なのは「カイト君! どうしてクロノ君見捨てるの! 敵だから? そんなの酷いよ!」
カイト「フン、黙れ雑魚、黙って見ていろ」
なのは「ふざけ「ブレイズキャノン!!」え?」
クロノの声と共に爆音が聞こえる
恐らく、クロノの技がドラゴンに決まったのだろう
カイト「フン、漸くか」
クロノ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
傷だらけのクロノ君がここまで戻ってきました
なのは「クロノ君! 大丈夫なの!?」
クロノ「なん………とかな………………」
カイト「………………………………………………………………………」
クロノ「なのは………………まずはジュエルシードの封印を先決しろ」
なのは「でも!」
クロノ「君の役目だ!!」
なのは「……………………わかったの」
そう言って なのははその場を離れ、ジュエルシードに向かっていった
カイト「何か言いたい事でもあるのか?」
クロノ「……………僕の父さんは死んだ、ある事件に巻き込まれて………………いや、正確には殺されたと言った方が正しいか…………」
カイト「………………………何が言いたい?」
クロノ「せっかちな奴だ、最後まで聞け。僕の父さんは『闇の書』に殺された……………」
カイト「闇の書?」
クロノ「僕が追っているロストロギアだ。まぁ要するに、大切な人を奪われる悲しみや怒り、憎しみは、ある程度理解できるつもりだ」
カイト「…………………………………………………………………………」
クロノ「さぁ僕の過去は話したぞ、次はお前の番だ」
カイト「何の話かと思えば、聞いて損した。貴様の過去など興味は無い」
クロノ「僕はある。お前に一体なにがあったのか…………………何故管理局を憎む? 何故そこまでこの地球に拘る? 何故それほどまでの力を手に入れた?」
カイト「…………………………………………………………………………」
クロノ「こういうのは、只の興味本位で聞いていい話じゃないとわかっている。だから先に僕の過去を話した」
カイト「……………………………………………………………………」
クロノ「教えてくれ!! 管理局はお前に、お前たちに何を仕出かしたんだ?」
カイト「何故だ……………何故そんなことを聞きたがる? 貴様には関係ないことだ」
クロノ「同じ匂いがする。大切な物を奪われ、憎しみをどこにぶつけていいかわからないでいる……………違うか?」
カイト「半分は外れだな。俺の憎むべき対象は居る」
クロノ「それが、管理局が逃がした犯罪者ってことか?」
カイト「さぁな」
剣を構え、クロノに襲い掛かる カイト
クロノ(クッ 想いは通じないのか?)
いや、確かにカイトはクロノの言葉で動揺している
その動揺を隠すために、攻撃しているだけだ
カイト(………………俺は………)
クロノ…………………お前のような奴ともっと早く出会えていたならな……………………
カイト「………………………………………………………………………………」
〜なのは視点〜
なのは「ディバインシューター!!」
竜「グワァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」
なのは「効かないの…………………」
あの竜(名前が思いつかないの)の防御力、異常なの
レイジングハート(マスター 例の新必殺技を使いますか?)
なのは「……………………………………………………………………………」
悩むの……………アレは切り札なの、出来ればまだ、見せたくないの
なのは「………………………………………………………………………」
クロノ君の方を見る…………………苦戦してるの
なのは「仕方ないの、アレで<なのは>…………ユーノ君?」
ユーノ<なのは、アレを使うつもりかい?>
なのは<そのつもりなの>
ユーノ<それはまだ早いよ。天城は必ず打開策を持ってくるよ>
なのは<でもっ>
いや、ユーノ君の言っていることは正しい
けど、このままじゃ…………………………
ユーノ<あの竜の口にディバインバスターを放ってみて>
なのは<口に?>
ユーノ<あの防御力は鱗からきている物だよ。なら鱗の無い個所を攻撃すれば………………>
なのは<!! わかったの。ありがとうなの ユーノ君>
ユーノ<頑張って! なのは!>
レイジングハート(マスターは回避に専念を! その間に……………)
なのは「うん、お願いね レイジングハート」
〜カイト視点〜
カイト「何を狙っている?」
攻撃を止め、回避に専念している…………………強力な技でも持ち合わせているのか?
………………………見物といくか
〜なのは視点〜
レイジングハート(マスター いけます)
なのは「口を開くのを待つの」
レイジングハート(……………時間が掛かりませんか?)
なのは「何か方法があるの?」
私はレイジングハートに期待した…………………………しかし
レイジングハート(……………………………………………………………)
なのは「何故黙るの!?」
竜「ギャガァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
なのは「良いタイミングなの! ディバインバスター!!!!」
竜「キョエェェェェェェェェェェェェェ!!!!!!!」
ピンク色の閃光に飲まれ、消えていく竜
なのは「やったの!」
レイジングハート(マスター 封印を!)
なのは「うん、そうだね「その必要は無い」!? カイト君」
カイト「フレイムイレイザー!!」
ジュエルシードは跡形もなく、消えた………………
カイト「フン」
そしてどこかに行こうとする カイト
なのは「ま、待って!! クロノ君はどうしたの!!」
カイト「そこら辺で寝てるだろ」
そう言い残し飛び去る カイト
なのは「…………………………………………………」
自分達に攻撃してこなかったカイトに、疑問を持つ なのはだった
〜カイト視点〜
カイト「……………………………………………………………」
何故、なのはに攻撃しなかったのか?
実はユーノがジュエルシード落した理由を先の戦闘のときに、クロノから聞かされたのだ
カイト「それでも、罪は罪」
しかし、カイトの中で高町なのはとユーノ・スクライアの評価が変わった
殺すべき敵から、ただの敵へと………………………………
そして何よりクロノの評価であるが
カイト(あれほどの男が居るのなら、まだ管理局はやり直せるかもしれん………………)
ウナギ登りであった…………………………
クロノを過大評価しすぎかな…………………………………
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