仮面ライダー 打ち砕け! 暗黒魔術師の野望 51 |
黄金狼男 真の力発揮!危うしダブルライダー! Bパート
(ル・ル・ル〜ルルルルッ!『アイキャッチ 新一号&新二号』)
夕方 袁紹の陣営に矢文が撃ち込まれた。
その矢文を拾った袁紹の兵士はその手紙の内容を見て驚き、慌てて袁紹のいる陣営へと
向かう。
その頃袁紹は
(ガシャーン! ガシャーン!)
麗羽
「キィー! 悔しい!悔しい!悔しいですわ!」
陣営に戻った彼女は乱心状態になり涙を流しながら周りの物を壊して
悔しがっていった。
その中には桃香達の給与では買えない高級品もあった。
斗詩
「れ、麗羽様 落ち着いて下さい!」
猪々子
「物に当たったってしょうがないですよ!」
二人は麗羽を落ち着かせようとするが
麗羽
「お黙りなさい! 公孫賛の首が取れなかったどころか戦にま
で負けたのですわ! 落ち着ける訳がないですわ!」
猪々子
「悔しいのはアタイ達も同じです!」
斗詩
「私達だって悔しいんですよ! でもだからといって乱心すれば戦に
勝てる訳ではないんですよ!」
美羽
「斗詩の言う通りじゃ・・・麗羽姉様・・・落ち」
麗羽
「落ち着けるわけないですわ! この戦に負けたのは美羽さんの所為ですのよ!」
美羽
「わ、妾の所為じゃと!?」
麗羽
「美羽さんが呂布さんなんかを将として迎えなければこんな事に
ならなかったのですわ! 呂布さんには「裏切り者」の噂があること
は美羽さんもしっていたでしょ!」
美羽
「そ、そんな! それは言いがかりじゃ! 戦というのは常に何が起こるか
分からない物 妾達が勝てたという保証もないんじゃ! それに恋殿が裏切る
とも言い切れなかったではないか!」
七乃
「そうですよ〜 例え呂布さんが裏切らなくても、劉備さんと本郷さんに賛同する
どこかの勢力が助けに入ることもあると思いますよ 西涼の馬超さん達が来たよう
に 」
麗羽
「ぬぬぬ・・・」
七乃にそういわれ、麗羽は黙ってしまう。
そしてしばらく黙っていたからか麗羽は落ち着きを取り戻した。
麗羽
「はぁ〜・・・・・私としたことが恥ずかしいですわ 取り乱して物に当たるな
んて・・・でも、私達を暴行した公孫賛さんだけはどうしても許せないのですわ!」
猪々子
「それはアタイラも同感です!」
麗羽
「二人とも思い出しなさい あの時、公孫賛さんに一方的に暴行された
屈辱を・・・・」
斗詩&猪々子
「はいっ・・・・・」
二人はあの時のことを振り返り、猪々子は一方的にやられた屈辱を思い出し
体が震えていたが、斗詩だけは・・・・
斗詩
「・・・・・・・・・あれ?」
麗羽
「どうしましたの斗詩?」
斗詩
「今あの時の事を振り返ってみたんですが、私達に襲い掛かった公孫賛さん
あの時、何か違和感があったような・・・」
麗羽
「違和感ですって?」
斗詩
「何か・・・・あの時の公孫賛さんには無かったような・・・・」
猪々子
「何だよ違和感って・・・・・」
斗詩
「う〜ん・・・・・分かりません あの麗羽様」
麗羽
「何ですの斗詩?」
斗詩
「あの時私達に襲い掛かった公孫賛さん・・・・ホントに公孫賛さ
んだったんでしょうか?」
猪々子
「どういうことだよ?」
斗詩
「もしかしてアレは本郷さんがいっていたように本当に偽者だったの
では 麗羽様でも見抜けないようにそっくりに化けた・・・・」
麗羽
「何ですって?」
斗詩
「でなければ、益州の皆さんがあそこまで抵抗して公孫賛さんを守るなんて
考えられませんし・・それに私達は本郷さんの言うとおり何者かに踊らされ
ているのでは」
麗羽
「・・・・・・・」
麗羽はそう言われて考え出す。 もしかしてアレは偽者だったのでは
そう考えているとき袁紹の兵士が陣営に入ってきた。
「ご報告申し上げます!」
麗羽
「どうしたんですの?」
「我が陣営にこのような矢文が撃ち込まれました!」
麗羽
「何ですって! ちょっとお見せなさい」
「はっ!」
兵士は麗羽に文を渡し麗羽は、その手紙の差出人名を見ると
麗羽
「っ!?」
猪々子
「どうしたんですか麗羽様!?」
麗羽
「これ・・・・公孫賛さんからですわ!」
二人
「ええっ!?」
麗羽はそういうとその文を読み出す。
麗羽
「ええっと・・・『袁紹 顔良 文醜へ
未だに傷の痛みと、私への怒りが消えないだろう。
いくら私が君達を暴行していないと否定しても君達が
聞く耳を持ってくれない事が本日本郷と一文字から
聞いたこの戦の戦果でよく分かった。
なので私は君達に決闘を申し込む。私に勝てば、この首を
取っても構わない。だがその変わり益州の地だけは見逃し
て欲しい。この地の人間は私が逃げたことで戦に巻き込ま
れた。彼らまで巻き込みたくない。
そして、私が勝った場合は軍を引き上げ、誰が君達を暴行し
たのかを聞いて欲しい。
この挑戦状を読み決闘に応じる気があるなら本日子の時刻(午前ゼロ時)
にこの地まで3人で来てくれ。
では正々堂々とした勝負になるよう願う。
公孫賛伯桂より』・・・
ぬわんですって!?」
猪々子
「これは・・・・公孫賛の挑戦状!?」
斗詩
「そ、そんな・・・・私達にたった一人で戦いを挑むつもりなんですか?」
美羽
「何考えておるのじゃ この公孫賛は!?」
麗羽
「キィー! 何が正々堂々ですの! 私達を一方的に暴行した人が!」
(ビリビリビリッ!)
麗羽は公孫賛の文を思わずビリビリに破き、
麗羽
「斗詩! 猪々子!」
二人
「は、はいっ!」
麗羽
「今すぐ戦支度をしなさい!」
七乃
「れ、麗羽様っ! 決闘に応じられるんですか!?」
美羽
「待つのじゃ麗羽姉様 罠かもしれんのじゃ!」
麗羽
「お黙りなさい! 例え罠でも何もしないでここにいるよりは遙かにマシですわ!」
麗羽がそういうと斗詩、猪々子は直ぐに使える武器を探し出し、戦いの準備をし始めた。
そしてこの様子を見ていたゲルショッカー戦闘員は通信で仲間に連絡し、そして
袁紹達の襲撃するための準備をしていたゾルの元にその報告が入った。
ゾル大佐
「何っ!? 公孫賛が袁紹達に決闘を申し込んだ!?」
ゲルショッカー戦闘員
「ギイッ! No.0002の情報では袁紹の陣営に公孫賛からの矢文が撃ち込まれ
『一対三の勝負で決着をつけたい』と戦いを申し込んだそうです。」
ゾル大佐
「何を考えておるのだ! あの冴えない領主は! 無能人領主といえど
武に関しては奴の方が上だ」
ゾルは公孫賛が何を考えているのか全く理解出来ないでいた。
ゲルショッカー戦闘員
「しかし万が一、決闘に公孫賛が勝利すれば、我々の計画が破綻
する恐れが・・・・・」
ゾル大佐
「それは厄介だな・・・・・それより、益州の方に放った
No.0001から報告は入ったか?」
ゲルショッカー戦闘員
「ギイッ! 連絡が取れません。恐らく本郷と一文字に見つかり
処分されたのではないかと・・・」
ゾル大佐
「くっ・・・・やはり武人達の目はごまかせても奴らはごまかせんか・・・
少しでも、奴らがどう対策を取るのか知りたかったが・・・まあいい。と
にかく公孫賛よりも先に奴らに襲撃をかけねばな・・・」
そして深夜、再び偽白蓮に変装したゾルは戦闘員の情報を元に袁紹と公孫賛
のいる場所まで向かっていった。
先にいるのが公孫賛であれば、気絶させ袁紹達に自分が戦いを挑みそして
袁紹が先に来ていれば不意打ちを仕掛け、誤解をもう解けなくする気なのである。
そして指定の場所につくとそこには背を向けた袁紹達がいた。
どうやら偽白蓮の存在に気づいていないようだ。
白蓮?
「(馬鹿な奴らだ・・・やはり袁紹は無能人だな・・・私が後ろに
いるのに気づかぬとは・・・)」
白蓮?はそういうと普通の剣?を抜き、そして
白蓮?
「隙ありっ!無能人領主!」
斬り付けようとするが
(パシッ!)
白蓮?
「なっ!?」
何と麗羽はとっさに振り返り、白蓮?の剣撃を受け止めたのだ。
そして
麗羽?
「だ〜まされたな・・・・ゾル大佐!」
白蓮?
「んっ!?・・・・貴様っ! 何を言っているゾルとは何の事だ!?」
偽白蓮は自分の名を言われたので動揺すると
斗詩?
「信じられない・・ホントに白蓮ちゃんそっくりだよ〜」
猪々子?
「この人ホントに偽者なの? どうみても本人としか思えない」
口調が明らかに違うので偽白蓮はその場から離れ、距離を取る。
白蓮?
「貴様らっ! 袁紹達ではないな 何者だ!?」
麗羽?
「おっと・・・いけない・・・お〜ほっほっほ!
そういう貴方こそ誰ですの!?」
麗羽?がわざとらしく笑い白蓮?に尋ねる。
白蓮?
「何を言う!? 私は公孫賛伯桂 貴様とは犬猿の仲の武人だ!
忘れたのか!?」
麗羽?
「嘘はいけませんわよ!」
白蓮?
「嘘とはどういうことだ!?」
麗羽?
「今私を袁紹じゃないともうしたじゃないですか
それに貴方が公孫賛なら後ろにおられる方は誰ですの!?」
白蓮?
「何?」
白蓮?が振り返るとそこには
白蓮
「なるほど・・・ここまで完璧にそっくりでは袁紹達が騙されてもしょうがないな
まるで鏡をみているみたいだ」
白蓮?
「き、貴様っ!・・・・」
そこには何と本物の白蓮がいた。
しかも・・・
麗羽
「信じられませんわ・・・あの矢文に騙されてここに来た途端、拘束されて
しばらく公孫賛さん達とこの場所の様子を見せられていたら公孫賛さんそっ
くりの人間が目の前にっ!? どういうことですの?」
猪々子
「それに怪我していない!」
斗詩
「いったいどっちが本物なんですか?」
今度は本物の袁紹達も姿を見せたのだ。
白蓮?
「こ、これはどういうことだ!?」
朱里
「私達が説明します」
朱里と雛里が姿を見せると白蓮?に説明しだした。
朱里
「きっと袁紹さん達を戦闘員が監視していると思ったので、矢文を撃ち込めば
公孫賛さんの首を取りたがってる袁紹さんは誘いに乗り、戦闘員がその報告を
偽者にしに行くと思いました」
雛里
「そしてここに来た袁紹さん達を捕縛し、偽物が見える位置に愛紗さん達と隠れさせ
一文字様が袁紹さんにばけて貴方を待っていたのです」
白蓮?
「何っ!? 一文字!?」
麗羽?
「そうだ・・・フンッ!」
麗羽?がそういうと三人は変装を解き正体を見せた。
一文字隼人
「俺は貴様の宿敵 一文字隼人だ!」
そして
桃香
「この益州の県令の一人で 白連ちゃんの親友劉備玄徳!」
蒲公英
「アタシは馬岱だよ〜♪ アンタ騙されるなんて
意外と馬鹿なのね ニシシ・・・・」
白蓮?
「なっ!? なっ!?」
愛紗
「武人として卑怯な手を使うのは不本意だが、白蓮殿の潔白を証明
するためにあえて今回の策に協力したのだ」
翠
「もうこんな卑怯な手は使いたくないよな・・・」
星
「ホントにそっくりだな・・・コレでは袁紹でなくても
誰もが騙される」
恋
「・・・・ホントに偽物出た」
音々音
「こやつに騙されたのですか? ネネでもどっちが偽物か
分からないのです」
白蓮?
「な、何だと!? つまりこれは・・・・」
本郷猛
「そう・・・・つまりお前をここにおびきだし、袁紹の誤解を
解くための罠だったのだ!」
麗羽
「どっちが私達を暴行したんですの!?」
麗羽は本郷の言うとおり偽者が自分達を暴行したと分かったが
どっちが犯人か見分けができないようだ。
しかし斗詩だけは
斗詩
「ああっ!」
何かに気づいたのか・・・驚いた顔をしていた。
猪々子
「どうしたんだよ斗詩!」
斗詩
「思い出しました! 私達に襲い掛かった公孫賛さんには・・・
影がなかったんです!」
麗羽
「何ですって!?」
麗羽はそう言われて白蓮?を見ると近くにいる白蓮には影があるのに
白蓮?には確かに影がなかった。
つまり・・・
麗羽
「どうやら貴方が私達を暴行した犯人の様ですわね!」
白蓮?
「くっ!」
白蓮?は完全に追い込まれたと悟る。
一文字隼人
「さあ、正体を見せろ! ゾル!」
白蓮?
「フン・・・・ならば、もはやこの姿も意味が無いな」
(ばっ!)
白蓮?は服を脱ぎ捨て、正体を現した。
ゾル大佐
「ははははははははっ!」
麗羽
「お、男っ!?」
愛紗
「この男がゾルっ!?」
一文字隼人
「やはり貴様だったかゾル!」
ゾル大佐
「さすがは我が宿敵一文字隼人だ! 私の変装を見破るとは・・・そして諸葛亮、鳳統
策を用いて私をおびき出すとは敵ながらあっぱれ! さすがは大軍師と呼ばれるだけある」
追い詰められたゾルは開き直り自分をおびき出した朱里、雛里を褒める。
朱里
「あっ、あっぱれ?」
雛里
「?」
恋
「・・・・?」
音々音
「何なのですかその言葉は?」
本郷猛
「俺達の世界の言葉で『見事だ』って意味だ」
雛里
「そ、そうですか・・・」
音々音
「敵に褒められても嬉しくなくて当然ですな・・・」
朱里、雛里は褒められた事を理解したが敵から褒められても余り嬉しそうではなかった。
ゾル大佐
「益州の諸君に改めて自己紹介しよう。我が名はゲルショッカー三国時代支部
大幹部の一人、バカラシン・イイノデビッチ・ゾルだ 組織では私をゾル大佐と
呼ぶ 今後ともよろしく頼む」
麗羽
「そんな物はどうでもいいですわ! 貴方何故私達を
暴行したのですの!?」
麗羽の問いにゾルはこう答えた。
ゾル大佐
「それは貴様の怨嗟の声が目的だったからだ!」
麗羽
「怨嗟の声?」
ゾル大佐
「そう貴様を怒り狂わせ公孫賛を殺すように仕向け、その怒りを
怨嗟の声として太平要術の書に吸収させ、そして益州を攻め滅ぼす
為の駒として貴様らを利用したのだよ」
麗羽
「そ、そんな理由で・・・・」
麗羽は真犯人であるゾルから動機を聞いて愕然とする。
本郷の言う通り、自分達はこの男に利用されていたのだ。
そして、自分は何の罪もない公孫賛を危うく殺しかけた事実
に気付き、震えだした。
麗羽
「わ、私はなんてことを・・・・私達は罪のない公孫賛さんを
殺そうとしたのですか?」
ゾル大佐
「そう・・・・貴様は私に利用されていたのだよ。公孫賛を討つついでに
この益州を本郷達ごと片付けてくれれば良かったが、負けるとはやはり貴様は
名前だけだな無能人領主!」
(ブチッ!)
ゾルの心ない言葉で麗羽は遂に切れ
麗羽
「き・さ・まああああああああああああっ!」
剣を抜いたと同時にゾルに斬りかかろうとする。
本郷猛
「よせ袁紹!」
本郷がとっさに麗羽を止める。
麗羽
「邪魔しないで下さいませ本郷さん! この方だけは!
この方だけは!」
本郷猛
「袁紹! 気持ちは分かるが君ではこのゾルには
勝てない! 襲われた時その実力の差に気づいているはずだ!」
一文字隼人
「俺達がゾルを倒す! 君は手を出すな!」
麗羽
「嫌ですわ! あの方の身勝手な理由で私達は・・・あの子達が!」
本郷猛
「やむを得ん許せ・・袁紹」
麗羽
「えっ?」
本郷猛
「フンッ!」
(ドゴッ!)
麗羽
「ガハッ!」
何と本郷は麗羽の腹を殴り気絶させた。
こうでもしなければ麗羽がゾルに向かっていったと
思ったからだ。
猪々子、斗詩
「れ、麗羽様っ!」
本郷猛
「心配ない・・・気絶させただけだ・・・」
一文字隼人
「君達は袁紹を連れて後ろに下がってろ・・・」
一文字にそう言われ二人は
斗詩、猪々子
「は、はい・・・」
素直に後ろに下がった。
一文字隼人
「待たせたなゾル・・・・」
本郷猛
「袁紹を利用し、罪のない公孫賛の命を脅かしこの益州の平和を乱した
貴様は俺達が倒す!」
二人はゾルを睨むが何故か彼は余裕のある顔をしていた。
ゾル大佐
「フフフ・・・私をおびき出したのが見事だが、私を嵌めるタイミ
ングを誤ったな これで勝ったつもりか?」
一文字隼人
「どういう意味だゾルッ!」
ゾル大佐
「見よっ! 今夜は満月だ!」
一同はゾルの鞭が向けた方向を見ると確かに満月だ。
しかし、満月とタイミングに何の関係があるのか?
一文字隼人
「満月と貴様をおびき出すタイミングに何の関係があるんだ!?」
ゾル大佐
「分からんのか? 我々の世界では満月は狼男に力を与えるといわれているでは
ないか?」
一文字隼人
「何っ!? まさか貴様は・・・・」
ゾル大佐
「ふふふ・・・感づいた様だな? 私が貴様に敗れたのも本来の力を発揮していな
かっただけに過ぎぬのよ! 今こそ私の本当の実力を見せてやる」
ゾルはそういうと鞭を構え
ゾル大佐
「ウオオオオオオオッ・・・・」
地面に叩き付けた。
ゾル大佐
「オオオオオオンッ!」
(バシッ!・・・ドオオオオオオオオン!)
爆発するとそこから黄金狼男が姿を現した。
黄金狼男
「ウオオオオッ! オオオン!」
愛紗
「なっ!? 改造人間!?」
翠
「化け狼っ!?」
一文字隼人
「あれがゾル大佐の正体『黄金狼男』だ」
本郷猛
「言い忘れていたが大幹部の正体は常に改造人間だ
だから袁紹を気絶させてまで向かっていくのを止めたんだ」
桃香
「ええ〜っ!?」
鈴々
「それを早く言って欲しいのだ!」
猪々子
「・・・・あんな化け物相手に麗羽様戦いを挑もうと
したんですね」
斗詩
「本郷さん・・・麗羽様を止めてくれて有り難うございます」
鈴々
「あっ! お兄ちゃん達あいつ何かするのだ!」
鈴々がそう言われ二人は黄金狼男の方を見る。
黄金狼男
「満月よっ! この狼男に力をっ!」
すると満月の光が黄金狼男に降り注ぎだす。
黄金狼男
「ウオオオオオオオオッ!」
本郷猛
「何をする気だ!?」
すると狼男の体が筋肉質になり、そして巨大化していき顔つきも
さらに凶悪になり、失明していたはずの左目も視力が戻ったのか
邪悪な目が現れる。光が晴れるとそこには巨大な狼男がいたのだ。
スーパー黄金狼男
「ウオオオオオッ! オオオオン!」
一文字隼人
「な、何ッ!?」
本郷猛
「これはっ!?」
鈴々
「で、でっかいのだ!」
桃香
「ご主人様達の二倍はあるよ!」
愛紗
「くそっ! なんて化け物だ」
蒲公英
「こ、怖いよ〜お姉様!」
翠
「ああっ! こら蒲公英しがみつくな!」
一文字隼人
「満月でパワーアップするとは・・・伝説の怪物狼男そのものだ」
本郷猛
「奴にはこんな力もあったのか?」
スーパー黄金狼男
「私を狼男に改造したショッカーは、伝説の怪物『狼男』の能力を徹底的に
分析し、満月の日に私が最大パワーを発揮するようにしたのだ! 喰らえっ! 狼
ミサイル! ウオオオオオッ! オオオオン!」
(バシュバシュバシュ!)
スーパー黄金狼男は指先からミサイルを発射しそれを無差別に撃ちまくった。
(ドドン! ドドン! ドドン!)
桃香
「きゃああああああっ!」
愛紗&星、翠
「うわああああああっ!」
鈴々
「うにゃああああああああっ!」
朱里&雛里、蒲公英
「きゃあああああああああ!」
斗詩&猪々子
「ひゃああああああ!」
ミサイルは命中しなかった物の一部は爆風で吹き飛ばされ
恋
「・・・・・・・・・・・ネネ、恋の後ろにいる」
音々音
「分かっているのです恋殿」
恋は方天画戟でスーパー黄金狼男のミサイルの軌道を反らし
音々音を守っていた。
本郷猛
「ハッ!」
一文字隼人
「フンッ!」
本郷、一文字は無数のミサイル攻撃を避けるのが精一杯で仮面ライダー
に変身できそうにない。
一文字隼人
「クソッ! パワーアップするとミサイルでの攻撃ができるのかよ!
避けるので精一杯だ」
一文字がそう言うとスーパー黄金狼男は攻撃をやめ
スーパー黄金狼男
「それだけではないぞ・・・・くらえ
グオオオオオオオオオオオオオ・・・オオオオオオオオオン!」
(グオオオオオオオオッ!)
何とスーパー黄金狼男は咆哮を一点に集中させ竜巻のような衝撃波を
口から吐き出したのだ。
本郷猛
「皆ッ! 避けろ!」
本郷がそういうと全員その衝撃波を避けた。
(ドゴオオオオン!)
衝撃波が命中した所は完全に破壊され、岩も簡単に砕かれていたのだ。
桃香
「お、大声で岩がっ!?」
朱里
「はわわわ・・・・」
雛里
「あわわ・・」
愛紗
「・・・・これが大幹部の実力!?」
本郷猛
「やむを得ん! 皆逃げろ! 一時撤退だ! 一文字
あれを投げろ!」
一文字隼人
「ああっ! アレだな! フン」
一文字は本郷にそういわれ、ある管を投げると
(シュウウウウウウウウ・・・・)
スーパー黄金狼男
「ウオッ!?」
何と煙が出だした。
スーパー黄金狼男
「ゴホゴホゴホッ! 己ッ・・・煙幕か!」
そして煙が晴れるとその場にはもう誰もいない。
スーパー黄金狼男
「己ッ・・・・逃げたか・・・・だが逃げ切れると思うなよ
俺は満月の力で全ての能力がパワーアップしているのだ 必ず
見つけてやる・・・グオオオオオ・・・・オオオオン!」
スーパー黄金狼男はそういうと天高く吠え出す。
果たして本郷と一文字はこの怪物にどう打ち勝つのか!?
説明 | ||
地獄大使が首領の怒りを買い謹慎処分を受けた頃、本郷達は軍議を開き、どう袁紹の誤解を解くか話しあっていた。そして朱里、雛里がある策を提案し、こちらの様子を探っていたゲルショッカー戦闘員を本郷が倒すと袁紹の誤解を解くため今夜その策が実行されようとしていた。 | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1368 | 1333 | 1 |
コメント | ||
分かりました(T−REX) とりあえず人だから「偽物」ではなく「偽者」が正しいと思いますよ。(BLACK) |
||
タグ | ||
仮面ライダー 真・恋姫†無双 本郷猛 一文字隼人 ショッカー ゾル大佐 黄金狼男 白蓮 麗羽 パワーアップ | ||
T−REXさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |