魔法戦記リリカルなのはmemories 最終章 新たなる聖王の歴史(メモリー) 本幕【終わり、そして始まりの日】 第百六話
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……昨日、なのは2ndが届いたものだから本編とキャラクターコメンタリーを連続で見て5時間以上時間を使った私ですw

 

何で連続してみていたのでしょうね……うんw

 

まぁ、これで小説の参考できるものが一つ増えたということでww この作品には全く影響ないのですけどw

 

それではどうぞ!!

 

 

 

あ、キャラクターコメンタリーでなぜかリオ、コロナ、ミウラのCVが初出ww ドラマCDとかではなくてここでとかww

 

リオがキタエリこと喜多村英梨さん、コロナが福圓美里さん、ミウラが伊藤かな恵さんです。

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「くっ、全然近づけへん……」

 

 本格的になのはがはやてに攻撃を仕掛け始めてから数分後、はやてはなのはの攻撃を防いだり避けるしか方法がなかった。

 魔導師ランクがSSであるはやてが、こうもなのはに近づけないとは思っておらず、攻撃を与える時間すら与えてくれないでいた。

 いや、それ以前にはやてに隙を与えるような攻撃では一つもなかった。避けられることは出来るけども避けた先にもなのはが放ったアクセルシューターの弾丸があったりして、それを防いだところで次々にはやてに向けて弾丸が放たる繰り返しだった。

 

「ふっ、それでさっきの意気込みはどうしたのかな? 私はまだアクセルシューターしか使ってないのだけど、こんな状況だと私に近づくことすらできないよ」

 

 実際、なのはの言うとおりだった。なのはははやてが弾丸を防御魔法で防いで消したとしてもすぐに弾丸を出しているために霧がなく、このまま続ければ唯時間が過ぎていくだけだろうとなのはは思っていた。

 ちなみに、なのはのアクセルシューターだが、弾丸の中にバリア貫通能力が備えられている弾丸も中に混じっていた。別にすべてをバリア貫通能力にする事も可能ではあるが、それだと相手が唯弾丸から逃げるだけになってしまうために、逃げるべきなのか防ぐべきなのかという中途半端な思考をさせるように紛れ込ませていた。

 もちろんそれは先ほどはやても気づき、即座に避けることで何とか回避することが出来ていた。しかし、避けるべきなのか防ぐべきなのかがはやては余計に分からなくなり、今のように避けたり防いだりする繰り返しとなっており、なのはの思惑通りな動きをされていた。

 

 ――本気で避けたとしても、多分なのはちゃんは次のその時の対策をとっくに考えてあるだろうな……

 

 隙を与えられないようにするという事をしているということは、たとえどんなことをしたとしてもなのはは次の展開を考えているだろう。この場をどうにかするには、なのはが予想もしていない行動をとるしかなく、しかしどうすればなのはに対して予想外なことが出来るのだろうかという事が調べようにもなかった。なのはの事だから、弾丸にわざと突っ走るなどのような事では意味がないだろうし、たとえ分かりやすい予想外な行動は意味をなさないと思っていた。

 だからこそはやては、なのはが知らない魔法――もしくは、今までの魔法を使ったあり得ない小技を使った魔法を防いだり避けたりしながらも模索する事にした。その場の思考であるために無茶な事をする可能性にもなりかねないが、そうでもしなければなのはに攻撃を与えられない事を考えていた。

 

 ――一番良いのがフェイトちゃん達が来ることなんやけど、いつ来るかも分からんしそれ以前に私がもたへん可能性だってある。なのはちゃんも今みたいな状態を続けるわけもないだろうし……

 

 大量のアクセルシューターだけでは唯時間が経過していくだけ。そんな事はなのはだって望んでいる訳でもなさそうだし、そろそろ別の動きを見せて来るだろうとはやては思った。

 そのはやての考えは当たっているのだが、それがなのはがはやてに攻撃を仕掛けた時から始めていたという事は知る由もなかった――

 

「……さて、逃げ回っているだけでは面白みもない事だろうし、そろそろやり方を変えてみますか」

 

 そしてはやての思ってから数分もせず、はやての思った通りになのはは攻撃の仕方を変えようと動き出す。

 だがそのような事を言ったなのはではあるが、特に体を動かしたりレイジングハートをはやてに向けたりすることはせず、はやてからみれば特に変化が見えないように思えた。

 数十秒してもなのははこれといった動きを見せず、それからはやてはこれからなのはがしようとしているのかを考えた。

 アクセルシューターのように、なのはがレイジングハートを使わないで魔法を使うものははやてもいくつか知っている。アクセルシューターは先ほどから言っている通りであり、スターダストフォールとかもレイジングハートを構える必要はない。そして、前にフェイトがなのはから受けたアクセルレインと((アクセル|・・・・))・((コンプレッション|・・・・・・・・))も、なのはが管理局から離反してから使っている魔法をはやては知っていた。

 

「っ、まずい!!」

「もう遅いっ!!」

 

 その刹那、はやての回りを囲んでいたアクセルシューターが突如爆発を起こし、爆風は数百メートル離れているなのはの所まで爆風の風を感じられた。はやての回りは爆発による煙で覆われており、なのはからはどうなっているのかすぐに把握できなかった。

 アクセルシューターを放った最初の時から、なのははこれを狙っていた。もちろんはやてがアクセルシューターを相殺したりした場合などは別の方法を考えていたが、それをしてこなかったと思って最初から仕込んであったアクセルシューターにアクセル・コンプレッションを混ぜた魔法を使用することにしたのだ。

 ダブルアクセル・SCという名前で、アクセルシューターで相手の逃げ場をなくし、相手が逃げている間に弾丸を相手に気づかれないように圧縮させていき、そして準備が整い次第爆発させるという方法であった。

 だけど先ほど言った通り、その途中で相殺されたりしたら意味がなく、時間が掛かるというデメリットもあるために相手の隙を与えず、もし相殺などをされたとしても次の対応を幾つかパターンしておかなければ意味がなくなる。頭をすごく使う割には相手に与えるダメージが割に合わないところから、なのはにとってもあまり使いたくないものだった。

 しかし、相手の動きを塞ぐという点だけではよく、アクセルシューターを使ってからアクセル・コンプレッションを使うまで全てがダブルアクセル・SCという名に放っているけども、最後まで続くとはなのはは思っていない。アクセルシューターが大量に残って相手の動きを封じ、相手がどうにかして防ぎ切ったところで別の魔法を使うというのが本来の使い方だ。これだけだとアクセルシューターだけでも構わないと思うが、砲撃などのようなレイジングハートを大きく動かす必要がなく、相手に気づかれにくい方法という事で生み出されたのだが『ダブルアクセル・SC』という魔法だ。

 ダブルアクセル・SCの名前の由来は単純で、二つのアクセルからダブルアクセルと付け、とシューターとコンプレッションの頭文字を取っただけである。とはいっても、なのははこのダブルアクセル・SCを使用する時、アクセルシューターと最初言って放つため、相手からは分かっていても見分けが付けにくい。たとえ知っている人が相手だろうと、相手としてはダブルアクセル・SCとして警戒するしか方法がなかった。

 余談だが、どうしてこんな面倒な事をして簡単であるバインドを使わなかったのかというと、バインドしたときの対応をはやてはたくさん持っているだろうと思い、はやてに対してどうするべきか悩ませるためである。

 

「……まぁ、はやてちゃんの事だから少し遅いとしても防いでいそうだけどね」

 

 煙はまだ晴れていないが、なのははまだはやてが爆発で倒れていないと思って苦笑いしていた。そう簡単にはやてがやられるわけがないというのは何年も付き合っていれば分かるし、何よりはやてが地面に向かって倒れる様子は全く感じられなかった。正直言えば、ダブルアクセル・SCを最後まで使わずにはやてが弾丸から避けることを期待しいたのだけど、結局何もしてくる気配がなかったために仕方なしに使う事にしていた。

 そして煙が晴れてくると、案の定はやては怪我一つついておらず、どうやって防いだかは分からなかったけども予想通りだとなのはは思った。

 

「あ、あぶなかった…… すぐに察して守るように魔法を使わなければ危うく殺されるところやったわ……」

「予想通りといいますか、想定内といいますか……」

「さて、今度はこっちの反撃と行こうかな。なのはちゃんだけが成長しているわけではないんやで!!」

 

 刹那、はやてはなのはへと一気に詰め寄り、反撃という感じでなのはに攻撃を仕掛けていった――

説明
J・S事件から八年後、高町なのははある青年に会った。

その青年はなのはに関わりがある人物だった。

だがなのはにはその記憶が消されていた。

消されていた記憶とは、なのはと青年の思い出であった。

二人が会ったことにより物語は始まり、そしてその二人によって管理局の歴史を大きく変える事件が起こる事になる。

それは、管理局の実態を知ったなのはと、親の復讐のために動いていた青年の二人が望んだことであった。



魔法戦記リリカルなのはmemories ?幼馴染と聖王の末裔?。始まります。
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