真・リリカルなのは 第一章 ジュエルシード争奪戦 第十八話 嵐吹く戦場 |
プレシアの攻撃後、なのは達は一旦アースラに戻っていた
ユーノ「大丈夫かい? なのは」
なのは「うん、大丈夫だよ ユーノ君」
クロノ「全く、何故自分たちで行動したんだ? 僕達に連絡してくれれば直ぐに駆けつけたものを………………そうしたら結果も変わったかもしれない」
なのは「ごめんなさいなの」
リンディ「まぁ過ぎたことはもういいわ。それよりも、アルフさんが言っていることは全て真実なんですね?」
アルフ「ああ」
リンディ「では何故プレシア・テスタロッサはジュエルシードを集めるのか知っていますか?」
アルフ「いや…………………そもそも、あのババァは集めて来いとしか言わなかったんだ」
リンディ「……………………………………………………………」
理由すら話さない…………………間違いないわ、この子達は捨て石ね……………………
プレシアは自らの子を捨て石にしてまで、叶えたい夢があるとでも言うの?
リンディは同じ母親として、プレシアの行動に怒っていた
リンディ(親は子どもを守り続けるもの………………それを!)
リンディがここまで怒りを露わにするのは珍しかった
局員A「艦長! ロストロギア反応です!」
リンディ「!! 場所は?」
局員A「日本海上空です!」
局員B「しかも、フェイト・テスタロッサがすでに向かっている模様」
局員C「こ、これは!?」
クロノ「どうした?」
局員C「ジュエルシードが相次いで発動しています。その数4」
全員「「「「「!?」」」」」
アルフ「4つ!? あんなのが4体も出てくるのかい! フェイト!!」
アルフは転移魔法で日本海上空に行った
なのは「私も「その必要は無い」ク、クロノ君?」
クロノ「映像を見てみろ」
ディスプレイに表示されていた映像は、傷つきながらも竜巻を止めようとするフェイトちゃんでした…………………
ユーノ「あの竜巻がジュエルシード?」
リンディ「恐らくそうでしょうね」
クロノ「このまま放っておけば、フェイト・テスタロッサは自滅する。そうしたら、彼女とジュエルシードを回収する。その方が手っ取り早い」
それに天城も介入してくる可能性が高い…………………………………
なのは「……………………………………………………………………………」
リンディ「辛い気持はわかるけど、我慢して。これが最善の策なの」
なのは「………………だったら私は最良の策をとるの!」
リンディ「最良の策?」
なのは「ユーノ君、お願い!」
ユーノ「ああ」
ユーノは転送魔法でなのはを日本海上空に送った
クロノ「貴様、何の真似だ!!」
ユーノの胸ぐらを掴む クロノ
ユーノ「僕たちは最良の策を取る。それはフェイトを助けて、ジュエルシードを封印することだ!!」
クロノ「馬鹿な真似を………………………………」
クロノはユーノを離す
クロノ(何時からだろうか…………………最良より最善を取る方が正しいと思ってしまったのは……………)
クロノは、なのは達がやろうとしていることを理解していた…………………
クロノ(嫌になる……………最善が最も正しい道だと、すぐに判断してしまう自分が……………)
クロノも最初は管理局の考え方や対応に反発していた
しかし時が経つにつれ、反発する心が失せてしまった
クロノ(君が羨ましいよ………………なのは………………)
〜日本海上空〜
フェイト「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
私の目の前にある竜巻……………これさえ止めれれば!!
フェイト「一気にジュエルシードが4つも手に入る」
これで全部…………………最後のチャンスだ
フェイト「バルディッシュ!!」
バルディッシュ(グレイヴフォーム)
アルフ「フェイト!!」
フェイト「アルフ………………何しに来たの?」
アルフ「止めにきたんだよ フェイト、もうやめよう?」
フェイト「邪魔しないで! アルフ!!」
フェイトはアルフに斬り掛かる、しかし
ガキィィィィィィィン
フェイト「!?」
アルフ「なのは!」
なのは「フェイトちゃん! アルフはあなたの使い魔でしょ? 何で攻撃するの?」
フェイト「…………………………………………何で?」
なのは「え?」
フェイト「何で、アルフもあなたも邪魔するの? そんなに母さんの笑顔を潰したいの?」
なのは「違うよ! 私はただ「うるさい」!?」
フェイト「これで、母さんの笑顔が戻るんだ! 邪魔をするな!!!」
なのは「フェイトちゃん!」
フェイト「サンダーレ「フレイムバレット!!!」うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
紅い弾丸に撃たれ、吹き飛ぶ フェイト
アルフ「フェイトォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!」
カイト「フン」
なのは「カイト君………………」
カイトは黙ってジュエルシードの方に向かっていき
カイト「流石に4つは厄介だな………………が」
ウィザード(カートリッジオーバーロード!!!)
一揆に5発のカートリッジを使うカイト
カイト「竜巻風情が、俺を止めることはできん! 俺の((運命|さだめ))は嵐を呼ぶぜ!」
ウィザード(フレイムカタストロフ!!)
紅蓮の閃光が竜巻を消し去った
なのは(凄すぎるの……………スターライトブレイカーと対等の威力なの………………しかも、発動が早いの………………)
カイト「フン、本体が出たか」
4つの青い宝石が宙に浮いている
カイトは近づいて、壊そうとするが
フェイト「サンダーレイジィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!」
カイト「!? ファイアーウォール!!!」
炎の膜のようなものが、カイトを守る
しかしフェイトの狙いは、カイトを倒すことではない
カイト「チッ」
フェイトはジュエルシードを抱きかかえ、逃走した
カイト「逃がすか、フレイム「やめてぇぇぇ!!!!」!? 邪魔するか!」
なのは「フェイトちゃんに攻撃しないで!」
カイト「なら、まずは貴様から!?」
天空から雷が降り注ぐ………………プレシアの魔法である
プレシアの雷は、フェイトを狙う
フェイト(何で? 母さん!! どうして私を狙うの!?)
ピカァ
フェイト「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
フェイトに雷が直撃
フェイトは意識を失い、海に向かって落下…………………しかし
アルフ「フェイト!」
アルフがキャッチ
アルフ「良かった………………もう離したりしないよフェイト、これからはずっと一緒だ」
カイト(ロストロギアを奪う気か? させん!)
カイトは上空に向けて攻撃を開始した
その攻撃はジュエルシードに直撃し、1つだけ砕いた
カイト「チッ 3つも奪われたか!」
ピカッ
雷がカイトに降り注ぐ
カイト(クッ 避けきれん)
無数に降り注ぐ雷からは、カイトも避けきれなかった
カイト「かっはっ!」
落下してしまう カイト
なのは「カイト君!」
見事カイトを受け止めるなのは…………………しかし
なのは「うはぁ!」
なのはの腹に肘打ちをする カイト
カイト「余計な真似をするな!! 貴様に助けを乞うた覚えはない!!」
そう言うと、なのはから離れ、何所かに飛び去ってしまう カイト
なのは(うう…………カイト君、いくらなんでも酷いの………………)
礼を期待したわけでは無いが、まさか攻撃されるとは思っていなかった なのは
なのは(でも、あれはきっと照れ隠しなの♪)
……………なのはは案外、どこかの転生オリ主達と同じ属性なのかもしれない…………………
その後、フェイトを連れ、アースラに戻った なのは達だった
〜時の庭園〜
プレシア「あのガキが……………………………」
最後の一発でジュエルシードが1つ、砕かれてしまった
プレシア「これで、私の持っているジュエルシードは9つ………………あのガキが砕いた数は12個………………その所為で、大分予定が狂ったわ」
これも何もかも、あの粗悪品の所為……………
あの粗悪品がもっと強ければ…………………
プレシア「いや、いちいちあの粗悪品の事を思い出す必要は無い……………………………この数で成功するかどうかわからないけど………………行くしかないわね」
もう、どうしようもない…………………………
私の命は後一週間も持たないでしょう……………………
プレシア「待っててね、アリシア…………………もうすぐだから…………………」
もうすぐ、あなたを………………………
少しだけ修正しました
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第一章は20話で終わる予定です | ||
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