Resistanse 【少年&少女視点】 プロローグ
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あとどれくらい僕たちは戦えばいいのだろう

「ハッハッハッハッ……ッァアアアアア!!」

 

 

 

 

 

 

あとどれくらい僕たちはこの手を真っ赤に染めればいいのだろう

「ハァアアアア!!」

 

 

 

 

 

 

あとどれくらい―――

「ッ!?」

 

 

 

 

 

 

後ろを振り向くと魔女が僕に攻撃をしてこようとする

あぁ……僕はこんなところで死ぬのかな

嫌だ……まだ…僕は死ねない

まだ…死ねないんだ!!

 

 

 

 

 

 

 

僕はその場でバク転を行い魔女の武器を吹き飛ばす

そして着地したと同時に片手で握っている大剣を魔女に振りかざす

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッハッハッハッ……」

いつまでこの戦いは続くのだろう

それは誰にも分からない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シグ、大丈夫!?」

少年―――シグを呼んだ少女をリクは見る

「やぁ、カナリア。そっちは終わったのかい?」

少女―――カナリアと呼ばれた少女は言う

「うん」

ホントに一言だけ

しかしその顔には疲れが見える

相当な魔女を倒したのであろう

 

 

 

 

 

 

 

 

「もうそろそろ帰ろう。さすがにこの時間帯は魔女も責めてこないだろう」

少年がそう言うと少女は「うん」と返す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつからだろう

僕たちが魔女を憎み始めたのは

いつからだろう

僕たちが魔女を殺し始めたのは

いつからだろう

僕たち―――人間と魔女の間に壁ができたのは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聖女が旗を掲げ―――

立ち上がった対魔女戦線

その原点であるイクスタリアで小さい体格に似合わず大剣を振るう少年、シグ

弓の名手である少女、カナリア

幾つもの運命線が交差する時―――

やがて物語は形成されていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さぁ始めよう。運命線が交わる【創傷クロスライン】を』

説明
プロローグ第二段目です
書きたかったから書いた
後悔はしないさ……フッ
この作品はすぐに終わりそうだから大丈夫



幾つもの運命線が交差する時―――
少女は運命の渦に飲みこまれる
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