魔法妖怪は転生者
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〜翌日〜

 

 

カルラSide:始

 

 

俺等は月村との和解をするために士郎さんに場を設けて貰い、月村邸に来ている

 

 

キラ『何度見ても物々しいな。監視カメラや罠の数が半端じゃない』

 

鴛鴦『そのようだね』

 

迷彩『取敢えず行こう。話にならん』

 

 

迷彩に促され、門にあったインターホンを押す

 

 

暫くすると中からメイドが出てきた

 

 

メイド「ようこそお越し下さいました、安心院様方。お嬢様がたちが既にお待ちになっていますので、どうぞ中へ」

 

鴛鴦『分かったよ』

 

 

敷地に入ってみるとでかい屋敷がさらにでかく見える。………周りになんかたくさん罠らしき物があるけど

 

 

とりあえず執務らしき部屋に通された。そこには当主と思われる若い女性と両脇に士郎さん、高町兄が控えている。………ものすごく睨んでいるんだが

 

 

それと当主の横に………………月村がいた

 

 

当主「月村家へようこそ、安心院鴛鴦君。キラ・ヤマト君。馬謖君。筑紫島飛鳥君。敦賀迷彩君。私は月村家当主、月村忍と申します。こちらは妹のすずかといいます」

 

すずか「………え!?鴛鴦君!?キラ君!?馬謖君!?飛鳥君!?迷彩君!?」

 

『やっぱり居たな』

 

鴛鴦・キラ・飛鳥・迷彩『『『『居たな』』』』

 

 

同席するとは思って無かったけどね

 

 

忍「あら、二人とも知り合い?」

 

すずか「う、うん。学校で同じクラスの人達。前に話した転校生」

 

忍「あら、そうなの?」

 

『当主よ、本題に入りたいのだが?』

 

忍「え、ええ。そうですね。………何の目的で月村家に近づいたのですか?そして君達は他の夜の一族に雇われたのですか?」

 

『ふむ………取敢えず後者はNOだ』

 

忍「………あまり信用できませんが」

 

すずか「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!!一体どういうことなの!?」

 

忍「………彼等が刺客の疑いがあるってことよ、すずか」

 

すずか「そ、そんな!?」

 

 

いや違うからね

 

 

『さっきから黙って聞いていれば、ずいぶんと失礼な物言いだな。大体、その『夜の一族』ってのは何かな?聞いたこともないのだが?」

 

忍「………君達、本当に知らないの?」

 

『本当だ』

 

忍「………では先ほどの問いの前者の答えは?」

 

 

ああ、そういえば答えてなかったな

 

 

『至極簡単。こちらの吸血鬼が同族の気配を感じ取っただけの事』

 

月村側「「「「!?」」」」

 

 

お〜お〜、驚いてるな

 

 

忍「今、何と?」

 

『だ・か・ら。吸血鬼であるこのキラ・ヤマトが同族。詰まる所吸血鬼の存在をこの屋敷から感じ取っただけです』

 

忍「…………嘘は良くないわ。夜の一族に貴方は居ないもの」

 

『…………ハァ。何も吸血鬼全員が夜の一族とは限らないでしょう。それに、キラは大昔に黒魔術で吸血鬼にされた真祖です。夜の一族に所属している訳無いでしょう』

 

キラ『おい待て!何故俺が引き合いに出される!?』

 

『ちょっと黙ってろ諸悪の根源。お前がこの屋敷に近づいて監視カメラを全部見つけて((剰|あまつさ))え追っ手を撒いたからこんな事に成ってるんだろうが。少しは反省しろ』

 

 

そう言うと隅のほうで体操座りして『の』の字を書き始めた

 

 

忍「……ねえ、あれは大丈夫なの?」

 

『問題ありません。今回の揉め事の元凶なのですから』

 

 

“ならいいのだけど”と呟く忍

 

 

『話が逸れました。 貴方達月村家は吸血鬼。そう認識して構いませんね?』

 

忍「え、ええ。 それで、貴方達は?」

 

『我々ですか? ふむ。我々の正体を聞かれると何と答えたらいいのやら』

 

忍「容量を得ないわね」

 

『そうですね。取敢えず人成らざる者とでも認識して置いて下さい』

 

忍「人成らざる者?」

 

『はい、それが一番しっくりくるので』

 

忍「人成らざる者ねぇ」

 

『何なら証拠でも見せましょうか?』

 

忍「どんな証拠を?」

 

『例えば、“ゴキベキゴキバキゴキメキ”こんな感じだよ?』

 

 

骨肉細工で高町なのはに化ける

 

 

月村側「「「「!?」」」」

 

 

月村側の四人が驚いている。すると

 

 

“メキバキゴキベキゴキャ”

 

 

迷彩がすずか、キラが士郎さん、飛鳥が恭也さん、鴛鴦が忍さんに化ける

 

 

月村側「「「「!?!?!?」」」」

 

 

更に驚く月村側の四人

 

 

なのは(カルラ)『こん』

 

忍(鴛鴦)『な感』

 

士郎(キラ)『じで』

 

すずか(迷彩)『どう』

 

恭也(飛鳥)『ですか?』

 

 

全員で聞く

 

 

忍「え、ええ。十分よ」

 

『『『『『そうですか』』』』』

 

 

そう言って元の姿に戻る

 

 

『では、話を戻しまして。 我々に害意が有るか無いかですが』

 

忍「いえ、もういいわ。何だか毒気が抜かれちゃって」

 

『おや、そうですか』

 

 

意外とアッサリ

 

 

忍「それと、一つ貴方達に頼みたい事が有るのだけど」

 

『頼み事ですか?』

 

忍「ええ、すずかの護衛を頼みたいのだけれど」

 

『『『『『いいですよ』』』』』

 

忍「そこを何とか……………っていいの!? やけにアッサリね」

 

『俺たちは基本暇なので』

 

忍「そう、ならお願いできるかしら?」

 

『『『『『お願いされました』』』』』

 

 

その後、茫然としている三人を正気に戻して会談は終了した

 

 

カルラSide:了

 

 

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後書き

 

 

誤字脱字等ありましたらご指摘願います

 

 

 

説明
第三話
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