貴方と人生を共に 最終章 本編19 華琳編 |
華琳サイド
『華琳の多忙な日々』
一刀達が出発して一刻程経つ頃
王座の間
華琳「一刀達行ったわね。」
千登里「ええ・・・無事帰って来て欲しいですね。」
華琳「そうね・・・それより、一刀達の仕事を分散してやるわよ。
千登里、人選を募って頂戴。」
千登里「御意。」
華琳「桂花は私と一刀の分の政をするわよ。」
桂花「御意。」
華琳「愛美は月音の分をお願いするわ。」
愛美「御意。」
華琳「他はいつもの業務に戻って頂戴。」
華琳、一刀、月の部屋
ドッサリッ
華琳「・・・・・・」
桂花「・・・多いですね」
華琳「私とした事が失態だったわ・・・一刀にこんなに負担をさせていたなんて
・・・ただでさえ、戦で前線に立ってるのに・・・桂花!直ぐに文官を集めて頂戴!
今すぐよ!それと、他の国の太守にも書簡を出して頂戴、太守、文官の招集をね。」
桂花「ぎょっ御意!(おっ怒ってるわね)」
タタタタタタッ
桂花は慌てながら文官達を招集した。
華琳は書類の山を見ながらため息を吐いていた。
華琳「はぁ・・・私の数十倍じゃない・・・それに、他の国のも混じってるわね・・・
頑張り過ぎなのよ・・・バカ。」
華琳は寂しそうな顔をしながら王座の間へ
二刻後
王座の間
他の国の太守、文官はミーナの門で全員集まりだした。
桂花「華琳様!招集しました。」
華琳「貴方達、一刀の政が多いのは何故?私は聞いてないわよ。」
雪蓮「(殺気プンプンね・・・)」
冥琳「ちなみに量はどれくらいなんだ?」
華琳「私の数十倍はあるわよ。」
冥琳「重要な案件だけしか送って無いはずだが?」
華琳「誰かある!」
パンパンッ
華琳が手を叩いた途端に、書類を持った待女達が現れた。
冥琳「こんなにもか!」
雪蓮「(うわ〜私が面倒だから下に回した物もあるわね・・・)」
華琳「この状況はどう説明するのかしら?」
冥琳達は目を通していく。
冥琳「雪蓮、これは雪蓮が目を通したはずの案件だよな?」
雪蓮「ギクッ」
冥琳「それに、お前が担当するはずの案件も数十枚はあるが?」
皆刀「(はぁ・・・俺の所はもちろん無いですよね?)」
涼美「コクッ」
厥機「ワシらの所も混じってるな・・・」
素利「なんと言って良いやら・・・申し訳ない・・・部下にはキツく言っておく。」
冥琳「雪蓮!」
雪蓮「なっなによ〜怖い顔しちゃって〜」
冥琳「しばらくは禁酒と俸給半減だ!分かったな?」
雪蓮「それは厳しすぎるわよ!せめて禁酒だけは無しにしてくれなきゃやらない!」
冥琳「ほ〜・・・なら酒を飲めない様に俸給無しで良いんだな?」
華琳「ええ、王代理として許すわ。」
雪蓮「ええ〜華琳のいけず!冥琳の鬼!」
華琳「なら、今後は一刀と閨を共にする事も禁止にしましょうか。」
冥琳「それは良いな。」
雪蓮「さて、冥琳!帰って政をするわよ!」
冥琳「はぁ・・・華琳、こっちでも処理出来そうな案件は持って行くぞ。」
華琳「助かるわ。各自!一刀に負担を掛けない様に今後は配慮して頂戴。
今回は許すけど、今後はこんな事が無いように!良いわね!」
各太守、文官達は最重要案件以外、それぞれの国の案件を持って帰って行った。
残ったのは、自国の文官達である。
華琳「この案件は貴方達でも処理出来るはずよね?何故一刀の政に混じってるの?
率直に言いなさい。」
文官1「申し訳ありません!一刀様の優しさに甘えていました・・・」
華琳「貴方達、一刀は私達の王なのよ?部下がこれくらい処理出来ないでどうするの!
貴方達は一刀直下の文官達なのよ!いくら一刀が回してくれって言っても、
処理出来る物は処理するのが文官じゃなくて?貴方達は王を早死させたいつもり?
一刀も人間なのよ?全能だと思ってるみたいだけど、いくら優しくても王なのよ?
今後は一刀に負担を掛けない様に心がけて頂戴。」
文官達「はっ!申し訳ありませんでした!」
華琳「でも、貴方達も無理はしないで頂戴ね。」
文官達は改めて頑張ろうと一刀に負担を掛けまいと心に誓うのであった。
華琳「(まったく・・・一刀も一刀よ・・・バカ)」
桂花「では、華琳様部屋へ」
華琳「そうね、今日中に済ませるわよ。」
桂花「御意。」
そこへ
タタタタタタタタッ
兵士「申し上げます!業方面から徐進軍が攻めてきています!」
華琳「(こんな時に!)数は?」
兵士「はっ!およそ70万です!」
タタタタタタタタッ
兵士「申し上げます!漁陽方面から敵が攻め込んで来ました!」
華琳「・・・数は?」
兵士「40万前後かと・・・」
桂花「合わせて110万・・・」
華琳「桂花!直ぐに武官を集めて頂戴!兵の方もお願いね。」
桂花「御意!」
華琳「(一刀不在って事は知らないはず・・・)」
一刻後
華琳「集まったわね、千登里」
千登里「はっ!業の方は
華琳
恋
鎌
璃々
鈴々
なのは
ユーリ
後から太公望が来てくれます。
それと私です。」
ユーリ「だがよ、動ける兵は少ないぞ?」
千登里「そこは人形兵で補うしかないわ。」
桂花「私達は漁陽方面を担当します。
愛紗
春蘭
那楼
星
潤香
雛里
で行くわ。残りは城の防衛に当たって頂戴。」
華琳「一刀が居なくても私達だけでも脅威って事を見せつけてやりなさい!
二度と侵略出来ないようにね。」
一同『御意!』
華琳「出陣!」
業方面組
味方本陣
華琳「結構多いわね。」
千登里「左翼はユーリ隊、鈴々隊、右翼はなのは隊、黄忠隊
前曲は恋、鎌隊で本陣までの道をこじ開けて。」
ブンッ
太公望「お待たせ〜」
華琳「来たわね、太公望は人形兵に集中して頂戴。」
太公望「任せて。増!」
ムクムクムクムク・・・・
右翼
なのは「詠唱用意!」
なのは隊
なのは隊は管理者が持ってきた指輪のお陰で軽い魔法が使えると言う部隊。
文官で固められていて、自分が念じるだけで魔法が出せる。
簡単な初期魔法しか使えないが、人形兵、通常の兵士には脅威である事には変わりない。
なのは「shoot!」
光の矢が無数に敵兵に降り注いだ。
なのは「第二陣!詠唱開始!」
璃々「詠唱中は何としても守るよ!」
親衛隊長「なのは隊長!右の方から再び兵が出現しました!」
なのは「前の敵に集中して欲しいの!右の増援は私に任せて!」
親衛隊長「御意!」
なのは「ディバインバスター!shoot!」
ドゴーーーーーーンッ
璃々「こっちも負けてられないよ!弓兵!てーーーーー!」
シュシュシュシュシュシュ・・・
親衛隊長「第二陣!撃て!」
ドゴーーーンッ
左翼
ザシュッ
ユーリ「漆黒隊はそのまま突撃するぞ!」
ユーリ隊・通称漆黒隊
闇討ち、伏兵、格闘を得意とする兵士達。
左慈とは違った格闘スタイルで、闇夜に舞う鷹の様に罪人(敵)を抹殺していく部隊。
盾を持たない突撃タイプ。
左慈の隊と明命の隊を割った部隊。
鈴々「ユーリに負けるななのだ!突撃粉砕勝利なのだ!」
鈴々親衛隊『おおお!』
ユーリ「へっ、やるじゃねぇか!」
ユーリ、鈴々は次々に兵士を倒していく。
ムクムクムクムクッ
ユーリ「どんなに増やしても無駄だぜ!」
ザシュザシュザシュッ
タタタタタタタタタタ・・・
鈴々「にゃにゃにゃにゃにゃ!」
ブォンブォンドゴーーーーーン!
味方本陣
華琳「部隊を持たせたのは正解だったようね。」
千登里「それぞれの部隊は隊長の鍛錬で個性が出てきますしね。」
太公望「まだ要る?」
華琳「いえ、決着が着きそうよ。」
前曲
徐進兵「なっなんだ!こいつら!」
親衛兵「・・・死ね」
ザシュッ
徐進兵「怖くないのか!こいつら!」
鎌、恋親衛隊
十字隊に匹敵するする程の力を持っている。
日常では感情はあるが、戦場では感情を押し殺し、死の恐怖すら感じないと言う
化物兵士軍団(恋、鎌の殺気を浴びてるお陰でもある)
ドゴーーーーンッ
恋「・・・本陣を潰す」
鎌「ん!」
ジャキッジャキッ
ドゴーーーーンッ
敵本陣
玲々「潮時ね・・・っち!本当厄介ね・・・」
ブンッ
味方本陣
兵士「申し上げます!敵大将の旗が無くなりました!」
華琳「兵士達は駒って事ね・・・昔の私なら共鳴出来たでしょうね。
・・・歯痒いわね・・・」
千登里「どうしますか?」
華琳「徐進兵には悪いんだけど、死んでもらうわ。
術を掛けられてる可能性がるわ。」
千登里「御意。」
華琳「それと、徐進軍に加担した者、兵士は見つけ次第斬首と言う
お布令を出しといて頂戴。」
千登里「各地の国が加担しない様にですね?」
華琳「ええ。」
千登里「確かに頃合ですね。」
タタタタタタッ
斥候「申し上げます!漁陽方面でいっ岩が動いてるそうです!
現在、兵士達は撤退し、春蘭様、愛紗様、劉豹様、那楼が交戦中との事です!」
華琳「何っですって!」
太公望「私が行くわ!読みが正しければ・・・」
ユーリ「俺も行こう。」
なのは「私も!」
太公望「機動力が高いなのはだけで良いわ、ユーリはそのまま華琳達を城まで護衛して頂戴。」
ユーリ「分かった。」
その後、いつもの様に徐進兵達は全て斬首され、太公望、なのははそのまま援軍へ。
漁陽方面
徐進軍斥候「・・・・」
潤香「捕らえたんは良いけど・・・目が死んでるわね。」
愛紗「操られてると言う事ですか?」
潤香「おそらく、全員ね。」
桂花「欲望だけで動く兵士って事ね。」
雛里「ですが、ご主人様に害が及ばない様に、
全員捕らえずに確実に息の根を止めて下さい。
ご主人様を殺す暗示が掛けられてる以上、
戻したとしても二重に掛かってる可能性もあります。」
桂花「そうね、」
星「罠の準備が出来たぞ。」
那楼「これでどれだけ削れるか・・・ね。」
桂花の策で
1つ目の罠は落とし穴(恒例の)で中には木の針地獄と毒蛇地獄。
2つ目は森を利用した罠で細い銅線(正史で持ってきた物)に毒が塗ってあり、
切り傷になるだけで毒が回り死ぬ。それに加え、爆符も貼られているので
触れた瞬間爆発する。
3つ目は爆符を使った地雷(管理者の方で用意した)
星「これを突破してきた者は勇者だな。」
春蘭「ちなみに何枚位使ったんだ?」
桂花「ざっと500枚ね。」
星「これが仕掛けた場所だ。」
星は印の付いた地図を見せた。
雛里「万が一抜けたとしても、弓兵が構えていますので直に終わるでしょう。」
潤香「私達の出番無しか〜」
春蘭「暴れ足りん!」
愛紗「その通りだな!」
星「・・・はぁ〜・・・猪共め・・・」
愛紗「何か言ったか?」
星「他人の空似だろ。」
愛紗「そうか。」
雛里「旗も無いってのは気になりますが・・・」
愛紗「ただ兵を進軍させて来ただけだろ。」
桂花「・・・もう少し、周りに斥候を放つわ。」
雛里「お願いします。」
潤香「ん〜酒がうまいわね〜」
那楼「おっ!良いね〜私にも一杯。」
桂花「真面目にやりなさい!指揮が落ちるじゃない!」
那楼「だってね〜」
潤香「暇なの〜」
桂花「・・・はぁ〜・・・」
パチッ
パチッ
愛紗「王手だ!」
春蘭「くそっ!また負けた!もう一回だ!」
愛紗「望むところだ!」
桂花「・・・アンタ達は平和で良いわね・・・」
ドゴーンドゴーンドゴーン・・・
そこへ
斥候「申し上げます!周りには敵の影すらありませんでした!」
桂花「思い過ごしだったようね・・・分かったわ、下がって休憩を取って頂戴。」
斥候「御意!」
雛里「何も無いに越した事は無いですね。」
ドゴーンドゴーンドゴーンッ
桂花「ええ。(何も無さ過ぎる・・・管理者が絡んでいるなら何かあってもおかしくは無い
はず・・・)」
しばらくして・・・・
雛里「止みましたね。」
桂花「直ぐに斥候を放つわ。」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ
雛里「あわわわわわ!」
愛紗「地震か!」
ドゴーンッ
潤香「嘘・・・でしょ」
桂花「何なの!あれ!」
雛里「ゴーレムでしゅ!あわわわわ!」
春蘭「愛紗!」
愛紗「おうっ!」
ゴーレム「・・・・」
ブォンッ
バゴーーーンッ
潤香「きゃっ!」
愛紗「クッ!」
武将、兵士達はゴーレムのパンチだけで吹き飛んだ。
那楼「兵士達は城に戻して!桂花、雛里もよ!戻りなさい!」
春蘭「足止めをするぞ!」
愛紗「おうっ!」
潤香「貴方達は対処と援軍をお願いね・・・大丈夫、援軍が来るまで持って見せるから。」
桂花「絶対戻って来るから!死ぬんじゃないわよ!」
桂花、雛里は兵を纏め、城へと戻って行った。
ドゴーンッ
春蘭「うわっ!」
愛紗「春蘭!」
那楼「どう見てもやばいわね・・・」
潤香「でも、ほっとくと城へ行くわよ!ここで仕留めないと!」
那楼「援軍が来るまでは何としても・・・ね。」
潤香「そうね・・・貴方達!根性見せなさい!」
愛紗「言われるまでもない!」
春蘭「うむっ!」
カキンッカキンッカキンカキンッ
潤香「さすがに効かないわね・・・」
愛紗「岩の塊だからな・・・獲物も刃こぼれしてるしな。」
那楼「どれくらい経つの?」
潤香「二刻程じゃないかしら。」
ブンッ
太公望「お待たせ・・・やっぱりね。」
潤香「太公望は知ってるの?これ」
太公望「ええ・・・でも、何で作れるの・・・あれは!」
なのは「ジュエルシード!何で!」
潤香「ジュエルシード?ただの宝石じゃなかったんだ。」
太公望「あれが動力源になってたのね・・・」
那楼「その、じゅえーるしーど?って何だ?」
太公望「なのはが一番知ってると思うわよ。」
なのは「今はこれを止めましょう!私のエクセリオンバスターなら!」
太公望「OK〜4人共!なのはを守るわよ!」
カキンッ
春蘭「こっちだ!デカ物!」
ゴーレム「#」
ブォンッ
ドゴーンッ
カキンッ
潤香「こっちよ〜って感情あるんだ〜おデブさんw」
ゴーレム「###」
ドゴーンッ
なのは「・・・行くよ!レイジングハート!」
ガチャンガチャンガチャンッ
なのは「エクセリオンバスター!shoot!」
ゴーレム「!」
ドゴーーーーーーーーンッ
ゴーレムは魔法障壁を張ったが、直撃を受けそのまま崩れ去った。
なのははゴーレムに付いていたジュエルシードを手に取った。
なのは「何で・・・」
太公望「なのは、それは私が管理者本部に送るわ。」
なのは「お願いします。」
愛紗「終わった・・・」
春蘭「だが、獲物は使い物にならなくなったがな。」
後にリタの発明で新たな武器が・・・
馬城
王座の間
華琳「良くやってくれたわ。」
太公望「それより、他の外史の物がこっちでも使われてるわ。
まあ、それは当たり前な事なんだけどね。」
雛里「はい、私達が居る様に、他の外史の物が持ち込まれているって言うのは
妥当でしょう。」
華琳「敵も本腰を入れてきたって事ね。」
太公望「今後はこんな事が起きると思うわ。」
華琳「対処方法は無いの?」
太公望「その外史の物はその外史の人物に任せるのが良いわね。」
なのは「私・・・やります!これ以上ジュエルシードを使わせる訳にはいきません!」
華琳「なら、なのはにお願いしるわ・・・頼んだわよ。」
なのは「はいっ!」
夜
一刀、華琳、月の部屋
華琳「・・・ふぅ」
華琳は政を終わらせ、一息着いていた。
月「お疲れ様です・・・お菓子です。」
華琳「ありがとう・・・一刀無事かしら・・・」
月「ご主人様なら大丈夫ですよ。」
華琳「それもそうね・・・美味しいわね。」
月「マドレーヌです。隠し味にいちごジャムを入れて見ました。」
華琳「久しぶりに向こうのお菓子を食べるわね・・・」
月「恋しいですか?」
華琳「そうね・・・元はこっちの住人なのにね・・・懐かしく感じるわ。」
月「私もです。」
華琳「振り返ると、色々あったわね。」
月「はい・・・無人島事件ですね・・・」
華琳「あの時は本当にハラハラしたわね・・・」
月「そうですね・・・ご主人が捕まったって聞いた時は私死にそうでしたから・・・」
華琳「私もよ・・・一刀が居なくなったら、自我しようとも考えたわね・・・」
月「クローン事件に、邪神事件・・・色々ありました・・・」
華琳「その度に一刀が頑張って頑張って・・・これ以上一刀に負担は掛けられないわね。」
月「はいっ」
華琳「ふふっ」
月「どうしたんですか?」
華琳「一刀と初めて会った時の事を思い出してたのよ。」
月「ご主人様が魏に居た時のですね・・・」
華琳「ええ・・・警邏隊長で、力も私や凪達より下でね、それでも警邏隊長を頑張ってた
のよね・・・そして、優しさに触れ・・・惚れていったのよね・・・そして・・・
私の前から消えて・・・凄く悲しかったわ・・・でも、王・・・だから一刀が目指そうと
した国にする為に頑張ったわ・・・でも、心が晴れなかったのよ・・・私は死ぬ間際に
もう一度一刀と会いたいって願ったのよ・・・その願いは叶ったわ・・・子供も出来た
・・・後は一刀と一緒に朽ち果てるだけよ。」
月「私もです・・・死ぬ時はご主人様と一緒です。」
華琳「ふふっ、そうね。」
月「そろそろ寝ますか・・・」
華琳「今日は女同士で、どっちが先にイクか勝負よ。」
月「へぅ〜///望む所です!」
その後は言う間でもない。
数週間後
王座の間
華琳「軍議を始めるわよ。」
千登里「では私から、業方面から進軍出来ない様に、砦を建設しています。」
華琳「そう言えば、一刀の発案なのよね?」
千登里「はい、業を囲んでしまおうと言う事です。各国も順調に進んでるとの事です。
残り半年で出来るかと。」
華琳「なるべく急いで頂戴。」
千登里「御意。」
華琳「兵の鍛錬はどう?」
ユーリ「それは俺からだな、今は問題なく鍛錬してんだが、装備が足りないんだわ。
なるべく早く用意してくれ。」
華琳「手配しておくわね。」
なのは「次は私です、街では事件も減り、今の所は平和なんだけど・・・」
華琳「どうしたの?」
なのは「実は、最近子供達が熱を出してる子が多くて・・・」
華琳「ウィルスかしら・・・」
なのは「取り敢えず、華佗さんに任せてます。」
華琳「貂蝉に調べて貰った方が良いわね。」
月「徐進軍の攻撃でしょうか?」
華琳「まだ断定はできないけど・・・おそらくわね。」
京「なあ、業の気持ち悪い風のせいじゃないか?」
華琳「私も考えてたのよ・・・」
太公望「結界でも張る?」
華琳「できるの?」
太公望「三蔵法師よりは下手だけど、嫌な気、風くらいならシャットアウト出来ると
思うわ。」
(華琳編で登場予定。)
華琳「三蔵法師?」
太公望「何れ会えるわよ・・・それより、どうする?」
華琳「何も無いよりはマシね・・・お願い出来るかしら。無論他の国にもお願いするわ。」
太公望「任せといて。」
ブンッ
雛里「次に流通ですが、五胡の方も畑が出来る様に土も回復し、
作物面は問題無くなりました。流通も多くなり、
各街、邑からは喜びの声が届いています。」
那楼「ええ、私達も助かってるわ・・・凄いわね、天の技術は」
華琳「おそらく、この時代でこれだけ発達してるのはこの大陸だけでしょうね。」
潤香「後は、徐進軍との対決を待つばかりって事ね。」
華琳「その前に漁陽よ。」
潤香「だったわね。」
愛美「それと、各国の太守からも付近の制圧はほぼ完了したとの事です。」
華琳「順調過ぎて何か怖いわね。」
千登里「敵に踊らされていると?」
華琳「考え過ぎかもしれないけどね。」
愛紗「後は、ご主人様が帰ってくるのを待つだけですね。」
華琳「そうね・・・(早く戻って来なさい。)」
解散後、華琳は再び政へと部屋に戻って行った。
次回
潤香「やばいわ・・・もう立てない・・・酒飲むんじゃなかったわ・・・
少しちびっちゃったかも・・・」
月音「力加減が難しいよ・・・」
璃々「ご主人様と一緒だから平気だよ。」
華琳「一刀・・・おかえりなさい。」ニコッ
月「お帰りなさいませ。」ニコッ
一刀「ただいま。」ニコッ
次回『王の帰還と師を越える強さ』
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同じ時間軸?での華琳視点です。 一刀が旅立った後の話です。 |
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