とある魔術の禁書目録 二次創作 第一章 part.2
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第一章 2

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ファミレスでもはや恒例になりつつある空と朱美のおかず争奪戦を終え(今回は珍しく空が逃げ切った)帰り道では「あの敵意剥き出しの人物は誰だったのか」という話も風紀委員(ジャッジメント)が夏休みで浮かれている連中に目を光らせていたのだろうと結論づけて、時間も遅くなって来たので隼人達は寮の自室に帰って来ていた。

本来ならこのままベッドに入り寝るだけなのだが、隼人は昼間のことが気にかかりパソコンの前に座っている。

「さすがに怪しかったもんな」

独り言を呟きながら今日、あのファミレス近辺で起きた事件を調べていた。

しかし、これといって怪しい事件が起こったという情報はなく、出てくるのは真実味の無い都市伝説ばかりだった。なんだよ超能力を打ち消す少年とか、魔女とか謎のシスターとか漫画じゃあるまいし。

知りたい情報が見当たらずどうしたものかと頭を悩ませているようだった。

「元々こういうのは得意じゃないし、仕方ないかな」

諦めてそろそろ寝ようかな〜といつものめんどくさがりを発動させようとした隼人の目に1つの記事が目に入った。

「ストリートライブ?」

それは、最近学園都市で話題になっているらしい人物のストリートライブがあったという情報だった。

名前はアリサ。学園都市の生徒でいつもキーボードを持ってストリートライブを行っているらしい。(もしかしてこいつの追っかけか何かか?でも、それにしたって妙だ。あの感じは確実に敵意を持っていた。)

考えをまとめ始める隼人。

(このアリサとか言うやつに恨みがあるやつでもいたのか?でもそれならすぐにでも店を飛び出して行きそうな雰囲気の気配だったし、他に目的があったのか?例えば別の場所で事故に思わせてとか)

考え始めたのはいいが答えが見つからない。しかし、ここで諦めて放り出すのも気分が悪い。

「仕方ない」

意味があるとも思えないがアリサがいたという場所に行ってみるか。とパソコンを閉じ玄関へ向かう。

いつもなら朱美や空にも声をかけるのだが、今回は1人で行くようだ。

「じゃあ、行ってみますか」

そう呟いて扉を開ける。

このあと学園都市中を震撼させる事件へと続く扉を…

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「と、来てはみたものの」

アリサがライブを行っていたらしい場所へ歩を進め、いくら大通りと言えど夜になると流石に人通りも少なく、やはり無駄足だったかなと思いとりあえず一目見て帰ろうと目的地に着いたところで隼人は固まった。

別に何らかの攻撃を受けたとか、罠があったとかではなく、目の前に広がる光景を見て驚きのあまりその場で固まってしまったのだ。

「なんだあれ?」

思わず口に出す。

アリサのライブが行われていたであろうその場所。そこには3つの人影があった。それだけなら通りかかっただけの一般人かあの敵意を向けていた人物だと思っていたのだが…

服装がおかしかった。おかしいと言っても夏なのにコートを着ているとか、素っ裸とかではない。むしろその方がマシだったかもしれない。

その3つの人影は全員が同じ格好をしていた。頭には大きな三角帽子、そして恐らくは外套のようなものを着ているその姿はゲームや漫画に出てくる…

「魔女?」

声を漏らすと同時に目の前にいた3人がこちらを見る。

(ヤバい!気付かれた!?)

咄嗟に臨戦態勢に移る隼人。しかし、3人の魔女?は慌てた様子でどこかへ走り去っていった。

隼人はしばし呆然と立ち尽くし、

「見つからないように隠れてコスプレでもやってたのか?」

と、1人で納得して、とりあえず辺りを調べてから特に変わった様子もないようだったので帰路に着いた。

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作者コメント

 

どうも、作者です。

とりあえずこれで第一章を終わりたいと思います。

次の第二章はバトルを入れる予定ですので過度な期待はせずに待っていてください。

 

そして今回、劇場版に登場したキャラをちょっぴり登場させてみました。

わからない人は映画を見てください。

 

でわでわこれにて

m(__)m

説明
第一章のpart.2です。
まだまだ文章が変だったり、時系列合ってるか不安だったりしてますが頑張ってます。(>_<)
今回のpart.2で第一章は終わります。
中途半端な感じになってるかもしれませんが許してください(;_;)
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