仮面ライダー Rainbow of the oblivion―忘却の虹― 12話
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翌日、ツナ達はミルフィオーネの別荘で朝食をすませ、早速リングの使い方を教えてもらった。

白蘭がいうに炎をイメージし、確固な覚悟が必要だという。

早速やってみようとしたがリボーンからリトが九代目に呼ばれていると聞かされリトは一度ボンゴレ本部に戻ることになった。

 

その際、一人では心配なのでバジルがついていくこととなった。

 

「…なんだろ……」

 

「九代目がよんでいるから……重要なことでは?」

 

九代目が呼び出した理由を考えていると昨日と同じようにはやく本部に到着しようとしていた。

 

 

―――その時、ボンゴレ本部の一部が爆発した。

 

「!!?」

 

「なっ!?何が起きたんだ!?」

 

突然のことにリト達は戸惑ったが、リトはリムジンから降りボンゴレ本部へと走る。

それを追うようにバジルもリムジンを降りボンゴレ本部へと向かった。

 

―――――――。

 

 

リト達がボンゴレ本部につくとそこには…

 

「ちょっとセンパイ落ち着いてって!?」

 

「ケンカも大概にせや!!」

 

「うるせぇ!!敵とらせろ!こらぁ!」

「も〜〜こんなに壊しちゃってさ〜〜どーすんのさ〜?」

 

「下手したら弁償…か?」

 

「もぉ〜〜派手に壊しちゃって!!…どうしましょ?」

 

「あいつがやりだしたんだから…こっちは弁償しないよ」

 

「うしし♪荒れてやんの♪」

 

「う゛お゛ぉい!!放しやがれレヴィ!!売られたケンカは買うぜ!!」

 

「押さえろスクアーロ!!ボスに迷惑をかけるな!!」

 

「うるせぇカスどもだ…」

 

 

浦太郎と金太郎に止められている桃太郎と思わしき人物、そして羽交い締めされているロン毛の男、そしてあきれたりその様子を見て面白がっていたりしている。

 

「…モモタロス?」

 

「だからそれやめろって…………ってリト帰ってきてたのか?」

 

「あ、お帰り…じゃなくてセンパイいっしょに止めてよ!?」

 

そう、今浦太郎達に止められているのは機械的な鎧をつけている桃太郎、否モモタロスだった。

 

「何故お主達がここにいる!?」

 

「…バジル…知り合い?」

 

「こやつらはボンゴレの独立暗殺部隊ヴァリアー……そしてあそこに座っているのはヴァリアーのボス…XANXUS…九代目の義理の息子です」

 

「!」

 

リトはバジルの紹介に軽く驚いた。それもそのはず……義理とはいえ自分の叔父がいるのだから…。

 

「………………」

 

「…なんだ……?」

 

リトはXANXUSの元へ行き…

 

「…俺は平沢梨斗……よろしく…XANXUSおじさん」

 

とんでもない台詞をいった。

 

「「「ぶっ!?」」」

 

「ひっ平沢殿!?」

 

「…………………」

 

その言葉にヴァリアーのメンバーは思わず吹き出し、バジルは混乱している。

XANXUSはゆっくり二丁拳銃を構えると

 

 

――――――リトとヴァリアーのメンバーに向けて撃ってきた。

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「!!」

 

「うおっ!?」

 

「どわあぁぁぁ!?」

 

リトとヴァリアーのメンバーはとっさに回避するが…レヴィは銃の餌食になっていた。

 

「平沢殿!?XANXUS何を…!?」

 

「人の事を叔父呼ばわりする礼儀知らずのカスとそれを笑ったカスを撃った……何か問題あるか?」

 

「だからといって撃つのは…!?「やめないかXANXUS!」!?九代目…!?」

 

「まだ報告を受けていないし…それに壁のことも後で治してもらう」

 

「チッ…いくぞカスども」

 

「あ〜ん、ちょっと待ってよボス〜!」

 

「ししし♪待たな平沢の坊主♪」

 

「とりあえず弁償は必要ないね…」

 

「う゛お゛ぉい!!まだ決着ついてねえぞ、クソボス!!」

 

「撤退だスクアーロ!!…またあれをくらいたいのか!?」

 

「てかお前あれくらって起きんの早いな!!生命力ゴキブリなみかてめえ!!」

 

 

九代目の登場によりどこかへと去っていくヴァリアー…報告がどうとかいっていたので任務の報告があるのだろう…

 

 

「……ふう…すまないね梨斗君……けがはないかい?」

 

「…大丈夫」

 

「本当に突然でしたからね……ところで九代目、平沢殿を呼んだのはどのようなことで?」

 

「ああ、それはまず中で話そう。外じゃなんだからね」

 

「…うん……その前に…」

 

 

 

「いい加減機嫌治しぃや桃の字!!」

 

「そうだよもういっちゃったし!」

 

「うっせぇぇ!!」

 

「中入ろっと」

 

「ハア……いわんことじゃない」

 

「ふむ……もう騒動は終わったようだな」

 

「ちょ、本当なんなんだったのもう…」

 

 

「…あれどうしよう」

 

そういうリトは少しあきれていた。

 

 

――――――――。

 

 

「実は日本から連絡が来ていてね……」

 

「…連絡?誰から……」

 

「奈々さんだよ」

 

「…ママンさんか…」

 

「それで至急電話してほしいと…」

 

「…わかった」

 

「じゃあ繋げるよ…少し待っていて…」

 

そういうと九代目は電話をかける。

少したつと九代目は電話にでてリトに受話器を渡した。

 

「…もしもし?」

 

『もしもし、リト君!?ああよかった〜繋がって。皆元気にしてた?』

 

「…うん……それで用っていうのは?」

 

『あ、そうそう…昨日お巡りさんから電話が来てね……至急リト君に会いたいって。そのお巡りさん一条っていってたわ』

 

「…一条さんが………………わかった、すぐにいくよ」

 

そう言ってリトは電話をきる。

 

「…九代目……悪いけど日本に帰んなきゃならない…」

 

「わかっているよ、すぐに手配するよ……それとリト君、もうひとつ用があるんだ…」

 

「…?何?」

 

「ああ、君と彼ら…ホムンクルス達のことなんだが……」

 

「彼ら…ですか」

 

「彼らには当然戸籍はなかったんだが、先程作ってね……住む場所もイタリアより日本がいいから帰国子女として日本に連れていってくれないかな?もちろん住む場所も一時的だが手配するよ」

 

「…ありがとう」

 

「それと君についてなんだが……君の両親が亡くなって講座も凍っていると思うから、君が成人するまで私の方から援助するよ」

 

「!…何で……そんなことを?」

 

「私の孫だからだよ」

 

「…ありがとう……」

 

 

 

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数十分後……

 

 

「それでは平沢殿、お達者で…」

 

「世界を頼んだよ…」

 

「…ああ…待たな、バジル、九代目」

 

リトとホムンクルス達は飛行機に乗り、日本へと飛び立とうとしていた。

 

「う゛お゛ぉい!!平沢梨斗!!ちょっと待て!!」

 

「スクアーロ!?」

 

「…何?」

 

リトが飛行機に乗ろうとしたとき、スクアーロが何かをもって現れた。

 

「うちのクソボスからの伝言だ!!『次あった時、叔父とよんだらかっ消す』だとよ!!」

 

「…そっか……」

 

「後これは選別だ!!」

 

「!…これは?」

 

スクアーロはなにやら箱のような物をリトに投げ渡した。

 

「これもクソボスからの伝言だ!!『格好がつかなければ俺と会う資格はない』とよ!!」

 

「…そっか……ありがとうってXANXUSおじさんに言っといて、スクアーロ」

 

「う゛ぉい゛!!てめえまた叔父って呼んでるぞ!!しかもまた伝言か!!じゃあな、クソ共!!」

 

そう言った後、スクアーロはものすごい速さで去っていった。

 

「…それじゃあ……いくよ……九代目……」

 

「ん?なんだいリト君?」

 

「…またゆっくり話がしたい…………いいかな……じい、ちゃん 」

 

「…………ああ、……ああいいとも…だから、死なないようにね……リト」

 

「…うん!」

 

こうしてリト達は日本へと飛び立っていった。

 

 

―――――。

 

「…なあ、ウラタロス……さっき何で暴れてたんだ?」

 

「うら!?それ僕!?」

 

飛行機に乗り、ある人ははしゃぎ、ある人は寝、ある人は優雅にお茶を飲んでいるときにリトは浦太郎否ウラタロスに質問した。

 

「…えっ…ダメ?」

 

「いや別にいいんだけどね……てゆうかリトって他の人の呼び方どうなの?」

 

「…モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロス、ユウト、デネブ、ジーク」

 

「だからモモタロスって言うなっての!!」

 

「何でセンパイと僕と金ちゃんとリュウタがタロスなわけ?」

 

「太郎ついてる…から?」

 

「zzzz…」

 

「僕は別にいいけどね〜」

 

「(マジ自分で忠告しといてよかった…)」

 

「ふむ……これ料理長デネブ、何か食べる物をもって来るがいい」

 

「あ、今やりますね〜」

 

 

なにやら関係のない会話があったが、不満を言うもの、つっこむ者、寝ている者、と様々だった。

 

「…それで……何でケンカを…?」

 

「ああ、それは――」

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回想

 

 

「ちょっとセンパイまたプリン食べてるの?」

 

「うっせえな…おれは食いたい時に食うんだよ」

 

「でもなぁ…桃の字、いつか糖尿病になるで?」

 

「う゛……だけどまだいいだろ…若いん出し」

 

「僕より年上がいうの?」

 

「ちゃんと食べないと栄養バランス悪くなるからね?」

 

「そうそう…好き嫌いすんなよ」

 

「…ユウト椎茸食べられないよね」

 

「デ〜ネ〜ブ〜!!」

 

「いたたたあ!!ギブ!!ギブ!!」

 

「ふう…美味だ…」

 

ツナ達がミルフィオーネの別荘にいった翌日……モモタロス達は朝食をとっていた。

そのなかでプリンしか食べていないモモタロスは周りからいろいろ言われている。

そんなときに…

 

「う゛ぉお゛い!!邪魔するぜ!!」

 

「うお!?なんだお前ら!?」

 

「それはこっちの台詞だ!!何で部外者がいんだ!!」

 

「あ〜…僕たち九代目に招待されたんです……それでここで朝食をとって…」

 

「ごちゃごちゃいってんじゃねえ!!うちのクソボスが腹へってウルセェんだ!!はやくどきやがれ!!」

 

そういうとスクアーロはモモタロスの手にあった物をきる。

そう……食べかけのプリンだ。

 

 

「ああああああああああああ!!!!おれのプリィィィィィィィィィィン!!!!」

 

「さっさとどかなかったからこうなったんだ!!はやくどけ!!」

 

「……てんめぇ…おれのプリンを……許さねぇ!!」

 

 

モモタロスは絶叫した後、どこからかベルトをだし、腰に巻き付ける。

更にそれについている赤いボタンを押すと電子音が鳴り響く。

 

「変身!!」

 

『Sword From』

 

モモタロスは手にもったパスをベルトにかざすとその姿は変わっていく。

体にアーマーがつき、頭に桃をイメージされる仮面がついた。

 

「俺、参上!!」

 

「いや、もうここにいるから…」

 

ウラタロスにつっこまれるも、モモタロスは腰についていた物を連結させ、剣を作り出す。

そしてそのまま、スクアーロに突っ込んでいった。

 

「おい!てめえ!!なにもんだ!!そんな姿になりやがって!!」

 

「うるせえ!!こちとら気がついたらあったんだよ!!」

 

そう言い合いながらも彼らは剣を打ち合っていた……そこにXANXUSが来るまでは。

 

 

「おいカス……食事はまだか」

 

「あ゛あ゛!?今取り組み中だ!!後にしろ!!」

 

「…………そうか、じゃあ…」

 

「げっ!?」

 

「ん?」

 

「かっ消えろ!!」

 

XANXUSが放った一撃は誰にも当たらずにすんだが壁を壊してしまった。

 

 

回想終了

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「というわけ」

 

「…しょうもないな」

 

「しょうもないはないだろ!!」

 

心底呆れた……そういう気持ちが伝わって来そうな顔をしていた。

 

「…て言うことは……皆も変身できるの?」

 

「さあ?僕たちは実戦したことないからわからないけど、パスがあるのは確かだよ」

 

「じゃじゃ〜ん♪僕もあるよ〜」

 

「ちょっと待った!!俺とデネブのはベルトとカードしかないぞ!!」

 

「皆が同じってわけじゃないんだな」

 

「zzz…」

 

「…なあ…キンタロスいつ起きんの?」

 

「寝かせて置けばよかろう……だがもうつきそうだぞ?」

 

そう、リト達が話している間にもう日本につきそうになっていたのだ。

 

「よしじゃあいくか…ってまだおきねえのかクマ公!!」

 

「…キンタロス……朝だぞ…」

 

「いや、もうそろそろ昼だぞ?」

 

「む〜〜何とかしてよモモタロス!!」

 

「イデデデ!やめろ小僧!!叩くな、蹴るな!!」

 

「叩くな?蹴るな?………泣ける……泣けるで!!」

 

「うお!?」

 

「ああ成る程…そういうことね」

 

「…どうしたの?」

 

「金ちゃんって泣けるって言うと起きるんだねって」

 

「ははは…面白いね!」

 

ちょっとした発見のさなか…ジークはもう飛行機を降りようとしていた。

 

「何をしている?行くぞ、家臣達」

「…わかった」

 

「てか俺らは家臣じゃねえ!!」

 

こうしてリトは一日と半日、モモタロス達にとってははじめての日本到着となった。

説明
そろそろ主人公どうにかしないとヤバい……(汗)
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コメント
渡部さん それだけキレてたんですよ(XXX)
桃、変身したら駄目だろ(渡部一刀)
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クロスオーバー オリ主 家庭教師ヒットマンReborn! 仮面ライダー 

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