真恋姫†無双 優しき君主と神童と呼ばれて いた男 第四幕 |
龍也達が董卓軍にお世話になってから数日…
龍也「董卓さん、村住民の案件、渡された分全て終わったので持ってきました」
董卓「ありがとうございます、そこに置いといてくれませんか?」
龍也達は董卓の元で文官として働いていた。
董卓「ん、ん〜…」
龍也「寝ぶたそうだな…寝ていなかったのですか?」
董卓「はい…今日中に終わらせないといけないものがありましたので… 」
龍也「そうでしたか…なら俺もお手伝いしますよ、字もわかりますから」
董卓「そんな、ご迷惑では…」
龍也「問題ありませんよ、どうせ昼から非番ですから…」
董卓「非番でしたら街にいかれた方が…」
龍也「街に行ったとしてもやることもありませんので」
董卓「ですが…」
龍也「少しは手伝わせてくれ」
董卓「…わかりました、龍也さんはこっちの山をお願いします」
龍也「わかった」
一刻後…
龍也「大分、片付いてきたな…」
董卓「お疲れさまです、はい」
董卓は龍也にお茶を入れた容器を渡す。
龍也「すいません、こう言うのは俺がやらないといけないのですが」
董卓「助けられてばかりでは私の気が収まりませんから」
龍也は受け取ったお茶を飲む。
龍也「でも、恩返しって言って無理して倒れたら本末転倒だと思うぞ」
董卓「へぅ…」
そんな話があるなか部屋の扉が開き賈駆が入ってくる。
賈駆「月いる?って何であんたまで居るのよ」
董卓「龍也さんが私の政務を手伝って貰ったんです」
賈駆「そうなの?月がそういうならそうなんだろうけど…」
龍也「それで賈駆さんは何しに来たんですか?」
賈駆「そうだ、あんた華雄将軍を見なかった?」
龍也「華雄さん?華雄さんならここに来る前に康二と「みぃぃぃぃなぁぁぎぃぃぃぃるぅぅぅぅぅぅ!!!!!」……」
董卓「この大声は…」
龍也「間違いなく康二だな…」
賈駆「はぁ…あのバカは…ああ、一応お礼をしておくわ、ありがとう」
賈駆は龍也に礼をして華雄がいる場所に向かった。
龍也「さてと、雑務を終わらせますか、董卓さん」
龍也は董卓の方を振り向くがそこには董卓の姿はなかった。
龍也「…はぁ…しゃあない賈駆のところに行くか」
龍也も賈駆の後を追って部屋から出ていった。
その頃鍛練場では地面に倒れる華雄と息を荒げ2本の十字槍を持つ康二が居り、何故こうなったかと言うと華雄と康二が模擬戦をして康二が勝ってしまったのである。
華雄「………」
康二「はぁ…はぁ…勝ったぁぁぁぁっ!!!」
康二は嬉しさのあまり轟き叫ぶ
美咲「勝ったじゃ…無いわよぉぉ!!!」
康二「ぐぼぉ!!」
そこに美咲が走る速度を緩めずにそのまま康二にラリアットをくらわせる。
美咲「全く…少し目を離したらこれなんだから…」
少しため息を溢しながら美咲は康二をみる。
康二「いや、だってよ…華雄が付き合ってくれって言われたら…」
美咲「それでも!あんたこの前仕事ほったらしたから賈駆さんに怒られたでしょ!」
康二「大丈夫だって…気づかれいように戻れば「戻ればどうなるのかしら?」……」
康二は鍛練場の出入り口を見ると鬼のような顔をした賈駆が仁王立ちしていた。
賈駆「あんたは!こんなところで油売ってるのよ!」
康二「えっと…それはだな」
賈駆「あなたは何回聞けばわかるの!」
董卓「まあまあ、詠ちゃん、落ち着いて」
賈駆「ゆ、月!政務はどうしたのよ」
董卓「私も気になって来ました」
賈駆が戸惑うなか龍也も鍛練場にやって来る。
龍也「やっぱり此処でしたか…っで美咲、バカは何やったんだ?」
美咲「仕事ほったらかして華雄さんと模擬戦してた」
龍也「そうか…すみません賈駆さん、このバカが迷惑を…」
賈駆「…はぁ…もういいよ、こいつがこれでわかれば苦労なんかしないだろうし…ああ、そういえば月、ついさっき呂布の所から伝令があって明日ぐらいには戻ってこれるって」
董卓「恋さんが!無事に戻ってきてくれてよかった」
龍也(呂布…三国最強と呼ばれた豪傑…一体どんな人なんだろう)
龍也は呂布という者がどのような人物なのか不安が心を過るのであった。
説明 | ||
今回は董卓軍にお世話になっている龍也達を描きました | ||
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