魔法妖怪は転生者 |
〜翌日〜
迷彩Side:始
高町家に到着
『さて、恭也さんはどれ位出来るだろうか』
キラ『強いって言っても常人よりちょっと強い程度だろ。多分壁越えてるとしても一枚くらいだぞ』
鴛鴦『だろうね』
飛鳥『どーでもいいから早く行こうぜ。《この後時の庭園行くんだろ?》』
『それもそうだね。じゃあ行こうか』
ピンポーン
ガチャ
士郎「いらっしゃい。待ってたよ。じゃあ、道場に案内するよ」
〜道場〜
道場にはすでに恭也さんと眼鏡を掛けた女性(美由紀さん)が居た
???「あ、来たみたいだよ恭ちゃん」
恭也「ああ、そうだな」
『お久しぶりです恭也さん。そちらの方は恭也さんの姉ですか?』
妹だとわかっているが一応聞いてみる
???「あはははは〜、私は恭ちゃんの妹だよ? 高町美由紀って言うんだ」
『そうでしたか、恭也さんの事を『恭ちゃん』と呼んでるので恭也さんの姉かなと』
恭也「ほら見ろ美由紀。やっぱり勘違いされたじゃないか」
美由紀「良いでしょ恭ちゃん」
姉弟漫才が始まった
『あの、姉弟漫才もいいですが。そろそろはじめませんか?』
恭也・美由紀「「!? ////」」
羞恥からか赤くなる二人
士郎「はははは!そうだね!恭也。迷彩君。準備は良いかい?」
『何時でも』
恭也「大丈夫だ」
士郎さんに促され、道場の中央に移動する
恭也「お前も二刀流なのか?」
『う〜ん、二刀流と言うか、二刀を使う技が多いだけで別に二刀流と言う訳では無いですね。家の流派は武器を選ばずなので』
恭也「そうか」
士郎「では両者。名乗りでもあげるかい?」
恭也「小太刀二刀御神流・師範代。高町恭也」
『流派無視・敦賀流75代当主。敦賀迷彩』
士郎「……それでは、試合……始めっ!」
恭也「ハアッ!」
士郎さんが上げた右腕を一気に振り下ろして試合の開始を告げると同時に、恭也さんが一気に番に近付き、両手に持っていた小太刀で番の顔面と体に斬りかかってきた
『敦賀流・極感。紙絵』
ひらりっ
恭也「ほう、よく避けれたな」
『今度はこっちの番ですよ。人形殺法・鎌鼬』
ズバン!
鎌鼬を飛ばす
しかし恭也さんは避ける
恭也「!? 鎌鼬とは」
『まだまだ。剃』
ギュン!
剃で後ろに回り込み、切り付ける
恭也「!? くっ!」
それも防がれる
『これも防ぎますか、なら。神鳴流・秘剣・百花繚乱・七連撃!』
直線状に氣を込めた斬撃を七連続で飛ばす。キラたちが氣で結界を張ってくれてるからそこそこ思いっきりやれる
しかし、それも躱される
『あらら、これを躱されるとなると』
木刀を放り投げる
恭也「? 何故武器を捨てる?」
『いえ、私としては此方が本領でして。――――――――――――((諏罵|スバ))……虚刀流・雛罌粟から沈丁花まで打撃技混成接続』
ズドドドドドドドドドドドドドドドドド
恭也「ぐあ!」
『因みに、忍法足軽・応用編。打撃の重さを半分に』
恭也さんは気絶し、士郎さんと美由紀さんは茫然としている
士郎・美由紀「「……え?」」
気の抜けた声を出す二人
美由紀「えっと……父さんさっき敦賀君が何やったか見えた?」
士郎「え? え〜っと……ごめん、僕も何やったのか見えなかった」
『私の勝ち……ですよね?』
士郎「え? あ、ああ。確かに勝負あり、だな……迷彩君、出来たらで良いからさっき何をしたのかを教えてくれないかい?」
士郎さんが試合の終わりを告げると何をしたのか聞いてきた
『さっきの技ですか?272回の打撃を食らわせたんです。ただそのままの威力ではどうなるのかわからないので打撃の重さを半分にしましたが』
美由紀「はいはいしつもーん」
『なんですか?美由紀さん』
美由紀「どうやって恭ちゃんの背後に回り込んだの? 地面を10回くらい蹴ってるのは見えたけど」
『あれ、剃の入りが見えてたんですか』
キラ『なあメイ。久しぶりに道力測ろうぜ。士郎さんと美由紀さんも』
美由紀「道力?」
『はい、まあ見ててください。六式遊技・手合せ』
そう言うと他の四人が一撃ずつ入れてきた
美由紀「ちょ、ちょっとみんな!?」
飛鳥『大丈夫ですよ』
『出たぞ。キラ:62000道力。カルラ:59000道力。飛鳥:47000道力。鴛鴦26000道力。で、私が60000道力と』
まあ実際はその十倍なのだが
美由紀「あれ?迷彩君大丈夫なの?」
『はい、大丈夫ですよ』
士郎「大丈夫ならいいんだ。それで、道力って言うのは?」
『道力は簡単に言えば戦闘力ですかね。武器を持った衛兵一人が平均10道力です。二人も一撃入れてください。道力を測るので』
そう言うと少し躊躇ったが一撃を入れる二人
『ムムム、これは意外。士郎さん:30000道力。美由紀さん:25000道力』
士郎「それは高いのかい?」
『はい、かなり高いですよ。九心義は使えると思います』
美由紀「九心義?」
『あ、そういえば言ってませんでしたね。六式と言う技の進化版ですよ』
士郎「良ければその六式と言うのを教えてくれないか?」
『いいですよ。まずは。地面を10回以上蹴り、消えたように見えるほどの爆発的な脚力で、その場を移動する体技、((剃|ソル))。その爆発的な脚力で空気を蹴り、宙に浮く事が出来る体技、((月歩|ゲッポウ))。剃の爆発的な脚力で壁を斬るほどの鎌風を呼び起こす速度の蹴りの体技、((嵐脚|ランキャク))。銃弾並みの力を持つ指の刺突体技、((指銃|シガン))。肉体を鉄の甲殻にまで硬度を高めて、攻撃を無効化する体技、((鉄塊|テッカイ))。相手の攻撃を紙になったようにヒラヒラとかわす((紙絵|カミエ))。の六つの体技です』
士郎「ほう。それは私達でも体得出来るのかな?」
すごく興味深そうに聞いてくる士郎さん
『出来ますよ。六式を体得するのに必要な道力は800ですから。道力は足りているので修練次第で出来る様になりますよ』
士郎「そうか、それは良いことを聞いた」
『では私達はこれから用事が有るのでこれで』
士郎「ああ。今日はありがとうね」
『では』
そう言って寮に帰った
迷彩Side:了
迷彩『さて、準備は良いかな?』
現在時の庭園に乗り込む準備をしている。スキルや忍法で18際位の年齢に変身し、キラ:NARUTOのトビのグルグル仮面と暁の服装。カルラ:刀語の左右田右衛門左衛門の仮面と暁の服装。飛鳥:めだかボックスの行橋未造の仮面と暁の服装。迷彩:ガンダムSEED DESTINYのネオ・ロアノークの仮面と暁の服装。僕:NARUTOのトビ(大戦時)の仮面と暁の服装
キラ『座標は分かってるからさっさと行くぞ―――――――――神威』
〜時の庭園〜
「…………誰?」
プレシア・テスタロッサは急に現れた赤みを帯びた黒いコート状のバリアジャケットを着た仮面の男達を見て驚いたがすぐに顔が引き締まる
『俺の名はうちはマダラだ』
キラ『俺はトビだ』
カルラ『私は左右田右衛門左衛門』
飛鳥『僕は行橋未造』
迷彩『私はネオ・ロアノーク』
プレシア「そう……それで何の用?(感知されずにいきなりあらわれた!?この子達のレアスキル?)」
カルラ『あなたに聞きたいことがある』
プレシア「………何かしら?」
カルラ『ジュエルシードについてだ』
プレシア「!?……どうして知っているのかしら?いやそもそもどうしてここがわかったのかしら?いかに未知の転移魔法やレアスキルでも座標がわからなければたどり着くのは不可能じゃないかしら?」
カルラ『簡単だお前の娘?………と似たような魔力を探知したまでの事。まあそれなりに時間は掛かったがな。それよりなぜあんなものを集める?』
プレシア「…………それを貴方達に言う必要があるのかしら?」
カルラ『大有りだ。俺達はあの星に住んでいる。あんなものを使って俺達の住居が破壊されても困るし、もし暴走なんか起こして地球が破壊されたら目も当てられん』
プレシア「…………………」
カルラ『言えんか。ところで話は変わるが、お前はフェイト・テスタロッサの他に娘は居ないか?』
プレシア「!? 何故分かったの?」
カルラ『いや、俺たちは霊視が出来てな。お前の横でフェイト・テスタロッサにそっくりの娘が頬を膨らませて怒っているのだ』
プレシア「? 何を言っているの?誰もいないけれど?」
カルラ『ああ、そういえば霊は普通は見えないんだったな。少し待て』
そう言ってカルラは
カルラ『《キラ、あの子を一般人にも目視できるように出来るか?》』
キラ『《ああ、それくらい簡単だ》ブツブツブツブツ』
プレシア「? トビ、だったかしら?何をブツブツ言ってるの?」
するとフェイトにそっくりの子が光だし、常人にも目視できるようになった
プレシア「アリ…シア…?」
アリシア「………んの」
プレシア「え?」
アリシア「お母さんのバカーーー!!!」
なんか怒り出した
その後はずっとアリシアのターン。曰く、フェイト・テスタロッサが虐待されているのを見ていた。曰く、フェイト・テスタロッサを虐める位なら生き返らっさなくていい等、いろいろ言っていた
そして、時間が来てアリシアの体が透け始めた。プレシアはどこぞのボクサー見たく真っ白になっていた
アリシア「あれ?体が」
キラ『時間切れだアリシア・テスタロッサ。それに消えるのではなく、見えなくなるだけだ』
アリシア「そっか、有難うございます」
キラ『? 礼を言われる筋合いはないぞ?』
アリシア「おかげでお母さんと話せた。有難う」
キラ『まあいい。あとはこっちで何とかしよう』
そうしてアリシアは常人には見えなくなった
飛鳥『大丈夫かい?プレシア』
暫くプレシアは真っ白だった
暫くしてプレシアが復活した
カルラ『………お前に聞きたい事が有る』
プレシア「何かしら?」
カルラ『フェイト・テスタロッサを虐待する理由はアリシア・テスタロッサに似ていないと言う理由で。ジュエルシードを集めている理由はあのアリシア・テスタロッサを甦らせるためでいいな?』
プレシア「………ええ、違いないわ」
カルラ『なら物は相談だ。アリシア・テスタロッサを甦らせ、お前の病を治してやる。代わりにジュエルシードを処分するのを手伝え』
プレシア「………そんな事出来る訳無いでしょう? 死者蘇生は勿論のこと、私の病は不治の病なのよ?」
カルラ『なに、我らの能力をフルに使えば宇宙を創るのも容易い。五人合わせて75溝はあるからな』
プレシア「………もう呆れてものも言えないわ」
カルラ『それで?どうする?』
プレシア「条件は何?それ次第ね。」
カルラ『まず一つは今回の一件における俺達のことは一切他言無用』
プレシア「分かっているわ」
カルラ『そしてその次は、あの子に自分の目的とあの子自身について教えてやれ。そしてあの子を娘として認めてやれ。クローンとはいえあの子にも自我も感情もある』
プレシア「………あの子のことはとっくの昔に認めているわ。でも私には時間が無かった。明確な蘇生手段があると分かればあんな事をする必要は無いわ。それにアリシアは昔から妹が欲しいって言っていた……他には?」
カルラ『いや、それだけだ』
プレシア「……………え?」
プレシアは唖然とする
カルラ『俺達はあそこで平穏に楽しく暮らせればそれでいい。やたらむやみに求めればそれが崩れてしまいかねないからな』
プレシア「変わっているのね。貴方達は」
カルラ『よく言われるよ』
まあ、四人は神(見習い)だし。僕も宇宙創造の3兆年前から生きてるからね
カルラ『……それで?』
プレシア「……いいわ、貴方達に賭けるわ。どうせどちらを選ぼうとも賭けなら確率が高い方がいいしね」
カルラ『交渉成立だな……ではその依頼。何でも屋の『暁』が請け負おう』
プレシア「『暁』!? 今ミッドチルダで最も有名な何でも屋じゃない」
キラ『ほう、知っていたか』
プレシア「貴方達が『暁』なら尚更断る理由がないわ。それでどうすればいいの?」
カルラ『死者蘇生のスキルは魔力を使わなくては行使できん。それだと管理局に眼を付けられかねないのでな。そうなると俺達の所に管理局が来るかもしれん、故に別の代用品で補う』
プレシア「代用品?………まさか」
『そう、ジュエルシードだ。いま俺たちは11個持っている。それと合わせても人ひとり甦らせて不治の病を治すのだ。最低でもあと9個無ければならない』
プレシア「それだけでいいの?」
迷彩『不治の病なら今治せる。使うジュエルシードは1つ。死者蘇生に使う数は14個以下では数日掛かる。15個以上なら数時間で終わる。ジュエルシードは魔力操作を確りとすれば暴走することもない』
プレシア「………すごいわね、貴方達」
『これくらいしなければ何でも屋をやって行けないからな。では不治の病を治す前に、フェイト・テスタロッサとその使い魔を呼んでおいてくれ』
プレシア「分かったわ」
数分後。フェイト・テスタロッサとアルフが来てプレシアと話し合いをした。話が終わるとフェイト・テスタロッサとアルフは茫然としていたが。アリシア・テスタロッサを目視できるようにして話に参加させたら信じてくれたらしく。涙ながらに抱き合っていた
カルラ『では後は任せたぞ。俺達も準備で忙しいのでな』
プレシア「ええ………」
フェイト「あの! ありがとうございました」
キラ『礼はいい。アリシアに貰ったしな』
アルフ「それでもだよ」
迷彩『そうか。 おっと、その前にプレシア・テスタロッサの病を治さなければ』
そう言ってジュエルシード(魔力だけの偽物。実は全てのジュエルシードが落ちた場所(公園の物以外)を回り、管理局に取られてもいいように偽物とすり替えておいた)を二つ取り出し。その魔力を使って不治の病を治すように見せて、キラがモドモドの実の力を使い、プレシアを36年若返らせる――――因みに、キラが任意で解除しない限り元に戻ることはない――――そして((大嘘憑き|オールフィクション))で病を((無かった事にする|治す))
カルラ『終わったぞ』
プレシア「………確かに、胸が苦しくないわ」
フェイト「……母……さん?」
プレシア「? どうしたの?フェイト」
アルフ「プレシア、あんた鏡見てみな」
アルフに言われ、手鏡を取り出して姿を見る
プレシア「わ、若返ってる!?」
飛鳥『どうやらそうらしいな。ジュエルシードを使ったことが原因かな。どちらにしても良かったじゃないか。家族で過ごせる時間が増えて』
プレシア「………それもそうね」
カルラ『では俺たちは戻るとする』
余談だがその後フェイトの待遇はかなり改善され、今まで見たことのない笑顔を見せたらしくアルフは泣いて喜んだらしい
後書き
誤字脱字等ありましたらご指摘願います
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第五話 | ||
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宇宙創れるって言っても眉唾すぎて信じられないと思うのだが・・・・ (博) | ||
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