魔法妖怪は転生者
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テスト当日

 

 

なんは「ねえ安心院さん」

 

『ん?どうした?』

 

なのは「今日どうかな?」

 

『さあね、少なくとも七人掛かりで教えたんだから。落ちることは許さないよ。上位30以内には入って貰わないと』

 

なのは「ふぇえ!?いくらなんでも」

 

『そうか、高町はそんなに僕達のO☆HA☆NA☆SIを聞きたいのか』

 

なのは「ぜ、全力で頑張るの!(なんでだろう、今ものすごく寒気がしたの……ただのお話の筈なのに……そして入らなきゃ殺されるの!やらなきゃ殺られるの!………………多分)」

 

 

余談だが、国語と社会のテストの時の高町は何かに憑りつかれたかのように答案とにらめっこをしていたらしい。時たま『やらなきゃ殺られるの』や『逃げちゃだめなの』等と呟いていたとか

 

 

 

 

 

 

そしてテスト返却日

 

 

結果

 

 

 

1位:安心院鴛鴦、アリサ・バニングス、キラ・ヤマト、筑紫島飛鳥、敦賀迷彩、馬謖(500点。五十音順)

2位:月村すずか(498点)

3位:高町なのは(490点)

 

 

因みに月村は社会が98点で他は満点。高町は国語が94点、社会が96で他は満点だった

 

 

なのは「な、何とか生き残ったの……(入ってなかったらどうしようと思ったの)」

 

すずか「なのはちゃんすごい!490点も取ってるよ!」

 

 

貴方は498点ですけどね

 

 

アリサ「なんか……五十音順に並んでいるから安心院に負けた気がする。」

 

なのは「でも頑張った甲斐があったの!」

 

すずか「そうだね、私も五人に教えてもらっていつもより上がったし……」

 

キラ『……………………』

 

すずか「どうしたの?」

 

キラ『いやさ……俺たち初めてこの学校の本格的なテスト受けたからさ…一応最下位も見てたんだけど……』

 

 

 

最下位点数:0点

 

 

 

可笑しくない?どこのの〇太君だよ。いや、〇び太君に失礼か、のび〇君は3年生の頃は0点取ってなかったッぽいし

 

 

アリサ「ああ、そいつテストの日に風邪で学校休んだのよ。普段は10位以内には入っているわ」

 

キラ『なら良いんだが。素で0点取ってたらやばいぞ』

 

 

その後、満点だったので分かりきっていたが、補習なしだと分かり。そそくさと帰ろうと下駄箱に向かい靴を取りだそうとしたとき

 

 

なのは「五人とも〜」

 

『ん?どうした?』

 

なのは「今日暇?」

 

迷彩『今日は別に特に用事はないよ』

 

なのは「だったら翠屋に行かない?」

 

『いいよ〜』

 

なのは「本当!?」

 

迷彩『まあ暇だしね』

 

すずか「じゃあ行こう」

 

 

 

〜翠屋〜

 

 

 

士郎「いらっしゃ…おや?」

 

アリサ・すずか「「お邪魔します』」

 

士郎「アリサちゃんにすずかちゃん、それに鴛鴦君達も」

 

『どうも……』

 

なのは「ふぇ?お父さんとも知り合いなの?」

 

『まあ常連だから』

 

キラ『士郎さん、ガトーショコラとコーラください』

 

迷彩『私はホットケーキと紅茶で』

 

カルラ『俺はシュークリームにカルピスで』

 

飛鳥『なら俺はショートケーキとオレンジペコ』

 

『あっ僕はモンブランとレモンティーで』

 

なのは「って何普通に注文してるの!?」

 

 

そんなに怒鳴るなよ

 

 

士郎「こらなのは、お店の中で大声出しちゃダメだろ」

 

 

ほら怒られた。お客が居なくて助かったね

 

 

なのは「ご、ごめんなさいなの」

 

士郎「おっと、コーラとオレンジペコとカルピスと紅茶とレモンティーにモンブランとホットケーキとガトーショコラとシュークリームとショートケーキだよ」

 

 

注文した物を食べ終わる頃

 

 

士郎「そうだ迷彩君。また恭也と試合をしてくれないかい?」

 

迷彩『良いですよ』

 

士郎「本当かい?」

 

迷彩『やりましょう』

 

 

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迷彩Side:始

 

 

 

〜道場〜

 

 

『じゃあ結界頼むよ?』

 

キラ『ああ、任せとけ』

 

なのは「ッ!」

 

 

結界と言う単語に反応する高町

 

 

飛鳥『じゃあ、さっさと結界張りますか』

 

 

四人は道場の四隅に行き座禅を組んで足の上に独鈷を置いて顔の前で両手を合わせる

 

 

鴛鴦・キラ・カルラ・飛鳥『『『『神鳴流・対戦術絶対防御・四天結界独鈷錬殻!』』』』

 

 

四隅を起点に薄紫色の結界が出現する。四人の周りにも小さな結界が現れる

 

 

士郎「……それでは、試合……始めっ!」

 

恭也「ハアッ!」

 

 

士郎さんの掛け声と共に恭也さんが突っ込んでくる。さて、頑張りますか

 

 

迷彩Side:了

 

 

迷彩『敦賀流・極感』

 

恭也「行くぞ!御神流・虎切!」

 

迷彩『紙絵』

 

 

恭也の攻撃をふわりと躱す迷彩

 

 

恭也「まだだ!御神流・虎乱!」

 

迷彩『紙絵』

 

 

チッ

 

 

紙絵を使うが躱しきれずに掠る

 

 

迷彩『!?(躱しきれなかった。前回より強くなってるな)』

 

恭也「そらそらそら!」

 

 

連続で突きを放ってくる恭也

 

 

迷彩『くっ! ((璽眼|ジゲン))!』

 

 

六式である紙絵での回避が難しいと感じた迷彩は九心義での回避に切り替えた

 

 

全てを回避した後、恭也から距離をとる迷彩

 

 

恭也「どうした、もう終わりか?」

 

 

余裕そうに聞く恭也、しかしその言葉とは裏腹に警戒心は限界まで曝け出している

 

 

迷彩『そんな訳無いでしょう―――――――――忍法足軽・応用編。海陸四法・爽』

 

 

忍法足軽で自重を消し、爽で道場内を滑走する

 

 

恭也「……………そこだ!奥技之参・射抜!」

 

 

迷彩を捉えた恭也は奥義を仕掛ける

 

 

恭也「(当たった!)」

 

 

恭也の技が当たる直前、迷彩の姿が掻き消える

 

 

恭也「何!?」

 

 

急に目の前から相手が消えたことで動揺する恭也

 

 

迷彩『十殺元・幻絵と相生拳法・背弄拳』

 

 

背後から聞こえる声に慌てる恭也

 

 

恭也「!? しま!」

 

迷彩『遅いです。虚刀流・飛花落葉!』

 

 

気絶する威力の飛花落葉を繰り出す迷彩

 

 

ズドン!

 

 

恭也「グアッ」

 

 

そのまま気絶する恭也

 

 

士郎「勝負あり!」

 

 

士郎さんの掛け声で試合が終わった

 

 

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後書き

 

 

 

誤字脱字等ありましたらご指摘願います

 

 

説明
第八話
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