真・リリカルなのは 第二章 闇の書始動編 第九話 悲劇の引き金
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カイトに敗れ、逃げ帰って来た シグナム

 

バレないようにしようとしたが、シャマルには通用しなかったようだ

 

シャマル「もう! どうしてあの子に挑んだのよ!」

 

シグナム「………………すまない」

 

ザフィーラ「しかし、こうも一方的にやられるとはな」

 

ヴィータ「あのスカし野郎!!! 図に乗りやがって!!」

 

シグナム「このままでは蒐集出来ん……………奴を倒すしか………………」

 

シャマル「確かにこのままじゃいけないわ…………………でも、彼には勝てないわ」

 

ヴィータ「アタシら全員で行く! そうしたら勝てる!」

 

ザフィーラ「奴が邪魔してこないなら時間の無駄だったろうが、邪魔してくるなら、これも立派な蒐集活動だろう」

 

シグナム「ああ、邪魔者を倒す……………………騎士の役目だ」

 

シャマル「そうね…………………わかったわ」

 

ヴィータ「シャマル」

 

シャマル「ええ、全員で行きましょう」

 

シグナム「次こそは…………………………………」

 

ザフィーラ「ああ、倒す。ヴォルケンリッターの名に掛けてな」

 

ヴィータ「よっしゃ、早速明日行こうぜ!」

 

シャマル「待って、シグナムの傷が癒えてから「問題無い」シグナム!!」

 

シグナム「これ位、どうというわけではない」

 

ザフィーラ「無理は禁物だぞ」

 

シグナム「これ位の無理をしなければ、奴には勝てんさ。それに今日仕掛けたばかりだ……………………明日は油断してるかもしれん」

 

ヴィータ「確かに2日連続で襲われるなんて思わないよな」

 

ザフィーラ「一理あるか」

 

シャマル「駄目よ、万全の状態で戦うからこそ勝機が見えるものなのよ? それに忘れたの? 私とザフィーラとヴィータちゃんの3人掛かりで負けたのを…………………………シグナムが万全じゃないと、あのときと同じよ!」

 

ヴィータ「それもそうか…………………畜生! 何であんな奴に勝てないんだ!!」

 

ザフィーラ「落ち着け ヴィータ………………世界は広い、我らより強い奴がいても不思議ではない」

 

シグナム「それよりも敗北は有効活用しなくてはな」

 

シャマル「何か掴んだの?」

 

シグナム「ああ、まず知っていると思うが奴は魔力変換資質「炎熱」を所有している」

 

シャマル「ええ」

 

シグナム「奴はさらにフォームチェンジという能力を所有していた」

 

シャマル「フォームチェンジ?」

 

ヴィータ「何だそりゃ?」

 

シグナム「奴のバリアジャケットが少し変化するのが特徴だ……………紅い紋章のようなものがあっただろ? それが黄色に変わり、上半身も半袖になる。後、指無しの手袋をしていたな」

 

ヴィータ「マジかよ! 厨二じゃねぇか!」

 

シグナム「ああ、私もそう思った」

 

ヴィータ「アタシら厨二に負けたのか! 納得出来ねぇ」

 

シャマル「それで? 服装だけが変わるわけじゃないんでしょ?」

 

シグナム「無論だ、その時の状態をパワードフォームと言うらしくてな、名の通り力が跳ね上がっていた。恐らくヴィータ以上だ」

 

ヴィータ「あの厨二野郎……………………はっ! だから、あいつの((運命|さだめ))は嵐を呼ぶのか」

 

ザフィーラ「何の話だ?」

 

ヴィータ「え? いや、何でもねえ」

 

シャマル「ザフィーラ! ダメじゃない! 厨二の妄想タイムを邪魔したら」

 

ザフィーラ「スマン」

 

ヴィータ「ちょっと待て! アタシは厨二じゃねぇ!」

 

シグナム「いや、どうでもいいから私の話を聞け」

 

ヴィータ「どうでもよくねぇ! 味方が厨二扱いされてるんだぞ!」

 

シグナム「黙れ厨二!」

 

ヴィータ「うわ〜ん、はやて〜」

 

ヴィータは走り去った

 

シグナム「そのパワードフォーム状態のときは魔力変換資質を使えなくなるなるようだ」

 

ザフィーラ「能力を犠牲にしてのパワーアップか……………………」

 

シグナム「ああ、しかもフォームによって武器が異なるらしい」

 

シャマル「え? それってどういう事?」

 

シグナム「気になるなら第八話を読んでくれ」

 

ザフィーラ「フォームによってということは」

 

シグナム「察しがいいな ザフィーラ、恐らくフォームはまだ種類があるだろう」

 

シャマル「厄介ね」

 

シグナム「だが、倒さねばならん……………………私達の手で」

 

シグナム達が話している部屋に、はやてが入ってくる

 

はやて「コラ!! 誰や!! ヴィータに厨二って言ったんは!」

 

シグナム&シャマル「「ザフィーラです」」

 

ザフィーラ「!?」

 

はやて「ザフィーラ! お尻ペンペンや!」

 

ザフィーラ「図ったな! シグナム! シャマル!」

 

シャマル「だって………………ねぇ」

 

シグナム「ああ、私達のお尻ペンペンは絵的にキツイ」

 

ザフィーラ「これは小説だ!!」

 

はやて「さぁお尻出してみい! ザフィーラ」

 

狼状態のザフィーラを持ち上げる はやて

 

ザフィーラ「デェアアアアアア!!!!!」

 

暴れる ザフィーラ

 

シグナム「ザフィーラ! 大人げないぞ! 罰を受け入れろ!」

 

シャマル「そうよ!! そうよ!!」

 

ザフィーラ「おのれぇぇぇぇ!!!!!」

 

はやて「う!」

 

ザフィーラ「?」

 

シグナム「主はやて?」

 

シャマル「どうかしたの? はやてちゃん」

 

はやて「う………………あ………………う………………………………」

 

急に苦しみ出す はやて

 

シグナム「っ!! シャマル救急車を呼べ!!!」

 

シャマル「ええ!!」

 

遂に はやては倒れた………………………これが本当の始まりの鐘であった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二章もいよいよ大詰め!!

 

終わる前に第三章を書き終えなければ……………………

 

 

説明
今回は短めです
重要な話ですが・・・
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 流れは原作 

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