一刀の晋王転生録 第三章十話
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 姓:司馬 名:昭  性別:男

 

 字:子上

 

 真名:一刀(カズト)

 

 北郷一刀が転生した者。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:懿  性別:女

 

 字:仲達 

 

 真名:理鎖(リサ)

 

 一刀と瑠理の偉大なる母。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:師  性別:女

 

 字:子元

 

 真名:瑠理(ルリ)

 

 母を目標にする一刀の姉。一刀を溺愛している(?)。

 

 

 

 

 姓:張  名:春華 性別:男

 

 真名:解刀(カイト)

 

 一刀と瑠理の父にして、一刀の師。

 

 

 

 

 姓:王  名:元姫 性別:女

 

 真名:美華(ミカ)

 

 一刀に異常なまでに執着する一刀の妻。

 

 

 

 

 姓:ケ  名:艾  性別:女

 

 字:士載

 

 真名:江里香(エリカ)

 

 後の司馬家軍の宿将。司馬家に対して恩を感じている。

 

 

 

 

 姓:賈  名:充  性別:女

 

 字:公閭

 

 真名:闇那(アンナ)

 

 司馬家の隠密。一刀のために働くことを生きがいとする。

 

 

 

 

 姓:王  名:濬  性別:女

 

 字:士治

 

 真名:澪羅(レイラ)

 後の司馬家の水軍の将。一刀を気に入り、司馬家のために戦う。

 

 

 

 

 姓:司馬 名:望  性別:女

 

 字:子初

 

 真名:理奈(リナ)

 

 一刀達親戚で、一刀と瑠理とっては義姉という立場。

 

 

 

 

 

 

 姓:杜  名:預   性別:女

 

 字:元凱

 

 真名:綺羅(キラ)

 

 一刀とは同期。親同士の仲は良くないが、当人達の仲は良い。  

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「一君! じっとしないと駄目だよ!」

 

「いや、だが仕事しないと」

 

「駄目!」

 

 洛陽に帰還した一刀を待っていたのは美華の手厚すぎる看病だった。

 

 帰ってきた一刀を一目見た美華は、彼の負傷に気付き半ば連行の形で部屋に連れて行って今のような状況に至

 

る。

 

 ちなみに負傷した場所は腹部で、痣は服で隠れている状態だった。

 

「なぁ、何で腹の事が分かったんだ?」

 

「一君の事なら何でも知っているよ、何でも」

 

「それはどういう……いや、分かったよ」

 

 言葉の内容には心当たりがありすぎてこれ以上の追求をやめた。

 

 その時、不意に扉が開く音がした。

 

「元姫、一刀はどう?」

 

 そこから現れたのは瑠理、理奈、江里香、闇那、澪羅の五人だった。

 

「ちっ!」

 

 その五人の来訪に美華は、嫌悪感を隠さず舌打ちする。

 

 五人はそれを気にせず一刀に声を掛ける。

 

「心配したのよ、泣いてしまうところだったわ」

 

「申し訳ございません、もっと早く一刀様の所に駆けつけることが出来ていれば……」

 

「一刀様、ご無事ですか!? 何かご所望でしたら何なりと!」

 

「お、どうやら顔色は良くなっているようだね」

 

「……全員でいっぺん言うのやめてくれ……返す言葉に困るから」

 

 一刀は思わず溜息が出る。

 

(大げさだよなぁー、このぐらいで)

 

 皆、心中穏やかで無い理由はあるのだが一刀はそれに気付くことは無い。

 

「ちょっと、無視しないで、一君との時間を邪魔しないでちょうだい」

 

「断る」

 

「何ですって!?」

 

「一刀の容態が心配なのは自分だけだと思わないで」

 

「それは見ていて分かります! だからこそ看病の邪魔はしないでください」

 

「看病の邪魔はしない、でも……」

 

「でも?」

 

「一刀は性欲魔人だから、こんな状態でも元姫を襲うかもしれない」

 

「ちょ!?、姉上!」

 

 瑠理の発言に一刀は閨から起き上がろうとするが、美華に押さえられ寝かされる。

 

 理奈は顔を赤くしながら手を口に添えおり、江里香は両手で真っ赤にした顔を隠ている。闇那は何を想像して

 

いるのか顔がにやけていて、澪羅は顔を赤くしながらも片手を額に当てて苦笑している。

 

 そんな中、二人はどんどん口論を激しくしていく。

 

「それはむしろ望むところ! いつでも来いです!」

 

「一刀には早く治ってもらわないと困る!」

 

「結局私達の邪魔をしたいだけなんでしょう!?」

 

「それは違う!」

 

(またかよ〜)

 

 何度繰り返せば気が済むのだろうかと思いながら一刀は止めようとするが解刀が部屋に現れた事でその必要は

 

無くなる。

 

「皆! ここにいるのか!?」

 

 解刀の慌てた様子に、流石の二人も口論をやめる。

 

「父上? どうしたんだ、一体何を慌てて……」

 

 そして彼の口から予想だにしない出来事を耳にする。

 

「大変だ! 袁紹ちゃんが……帝王を自称した!」

 

「……はぁ!?」

 

 解刀以外の全ての人間が同時に言葉を発した。

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 第十話

  「袁紹、皇帝を名乗る」

 

 

「おーほっほっほ! これから私が皇帝ですわー!」

 

「斗詩ー、これって大丈夫なのかぁ?」

 

「全然大丈夫じゃないよー」

 

「さぁみなさん! 私に従いなさぁい!」

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「麗羽姉さまの次に偉いのは妾なのじゃー」

 

「さっすがお嬢様! 袁紹様の口車に乗せられて反乱しちゃうなんて! そこに痺れます! 憧れます!」

 

「うははははー!」

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 この反乱をきっかけに、勢力図は大きく、そして急速に変化する。

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  あとがき

 

 ついに袁家、始動す。

 

 さてどんな戦いになるのやら……

説明
一刀達にまだ休めるときは来ず。
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コメント
皆様コメントありがとうございます。いろいろ思うことはあるでしょうが、袁紹の動きを是非ご覧ください(笑)(k3)
曹操、孫策、劉備それぞれの陣営がどう動くかが気になるところですね。(ゲスト)
↓駄迷家がいく先は保護されるオチ…同感です(アーマイル)
……まだ正統の王朝が残っているのに皇帝自称ですか。いえ、司馬家率いる官軍が五胡に対して事実上の敗戦を喫したことがここで大きく響いてきますね。これで大きく荒れそうです。(h995)
滅亡して一刀に拾われるに一票で。次が楽しみです。(Fols)
粛清されるのに一票(黄昏☆ハリマエ)
うわぁ、馬鹿が動いた・・・・・・(アルヤ)
さすが駄迷家…。(飛鷲)
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真恋姫無双 恋姫†無双 恋姫 転生  

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