真・リリカルなのは 第二章 闇の書始動編 第十一話 奮戦する騎士
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幸か不幸か、カイトと遭遇してしまう ヴォルケンリッター達

 

シグナム「はぁぁぁぁぁぁぁ」

 

ヴィータ「潰れろぉぉぉぉぉ」

 

カイト「チッ」

 

こいつら2人……………かなりのコンビネーション力だ

 

4対1は失敗か………………………………

 

ヴィータ「食らえ!!」

 

アイゼン(シュワルベフリーゲン!!)

 

カイト「下らん技だ!」

 

剣で小さい鉄球を砕く カイト………………しかし

 

カイト「!?」

 

何だ? この糸は………………

 

カイトの体を縛る糸………………その正体は、

 

シャマル「クラスタペンデュラム!」

 

魔力の糸で縛る技だった

 

カイト「こんな下らん技で俺を止めたつもりか?」

 

シャマル「いいえ………時間稼ぎです」

 

シグナム「紫電一閃!」

 

カイト「グワッ!」

 

シグナムの技をまともに受けてしまう カイト

 

ヴィータ「まだまだ!!」

 

アイゼン(フランメ・シュラーク!!)

 

ヴィータ「砕けちまえ!」

 

ドッカァァァン

 

ザフィーラ「やったか?」

 

ヴィータの技が、地面を砕き、土埃で見えなくなる

 

カイト「フレイムバレット!!」

 

カイトは、ギリギリの所でヴィータの技を躱していた

 

ザフィーラ「鋼の軛」

 

カイト「チッ」

 

不意を突いたが、ザフィーラに技を食い止められる

 

シグナム「フッ どうやら自分の力に驕ったな」

 

カイト「何だと?」

 

シグナム「確かに貴様は強い…………1対1ではな」

 

シャマル「私達は連携で戦っています」

 

ザフィーラ「1人で暴れる貴様には負けん!」

 

ヴィータ「そういうこった……………てめぇはここで終りだ」

 

シグナム「殺すなよ? 蒐集が最優先だ」

 

ヴィータ「わかってる」

 

カイト「フン、もう勝った気でいるのか………………三流騎士共め」

 

ヴィータ「何だと!! てめぇ!」

 

シグナム「安い挑発に乗るな ヴィータ」

 

カイト「俺も時間稼ぎは此処までにしよう」

 

シグナム「何?」

 

シャマル「仕舞った! シグナム! 上よ!」

 

シグナム「あ、あれは………………………」

 

空を見上げると、幾つもの炎の槍が宙を舞っている

 

カイト「流石にこれは時間が掛かる………………だが仕舞いだ!!」

 

シグナム「広域魔法だと! クッ」

 

シャマル「私の魔法で防げるかしら…………」

 

ザフィーラ「手伝うぞ シャマル」

 

ヴィータ「ふざけた魔法使いやがって!」

 

カイト「フレイムランサァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

 

炎の槍が降り注ぐ…………………それはまるで紅い雨

 

カイト「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、やったか?」

 

シグナム「残念だが…………………」

 

ザフィーラ「やりそこねたな」

 

カイト「何だと!?」

 

俺のフレイムランサーに耐えたと言うのか………………………

 

シャマル「危なかったです」

 

カイト「……………………………………………………………………」

 

ヴィータ「へっ! 信じられないって顔だな?」

 

シャマル「簡単なことです、防ぐのは不可能と思ったので、私達に直撃する魔力だけ転送魔法で別世界に送りました…………まぁ魔力が足らずに、全て防げませんでしたが、ダメージをかなり抑えれました」

 

シグナム「強力な一撃ではなく、数でダメージを蓄積していく……………良い手だが、我らには効かなかった」

 

ザフィーラ「大分数を減らしたからな、少しぐらい直撃しても我らは倒れん」

 

ヴィータ「しかも、てめぇは今ので魔力を大分消費した………………もう勝てねえぜ?」

 

カイト「逆上せるな……………俺が、貴様ら如きに破れるはずが無い」

 

シグナム「何所までも強がるな………………悪いが蒐集させてもらおう!」

 

レヴァンティン(カートリッジロード! シュランゲフォルム!)

 

シグナム「飛竜一閃!」

 

カイト「クソが!」

 

カイトは躱そうとするが……………

 

ザシュ

 

カイト「クッ」

 

躱しきれず、切り裂かれてしまう

 

ヴィータ「アイゼン!!」

 

アイゼン(カートリッジロード! ラテーケンフォーム!)

 

ヴィータ「ラテーケンハンマー!!」

 

ドゴォォ

 

カイト「グワッ!!」

 

地面に叩きつけられる カイト………さらに

 

シャマル「破壊の雷!!」

 

カイト「グフッ!」

 

シャマルの攻撃も受けてしまう

 

なのはやフェイトを圧倒していた カイト

 

しかし、今回はヴォルケンリッターにコテンパンにされてしまった

 

カイト「俺が…………こんな奴らに…………」

 

フォームチェンジするにも魔力が足りん……………

 

シグナム「よくここまで戦った! だが終わらせるぞ!」

 

シグナムが最後の一撃を入れる……………………しかし

 

クロノ「ブレイズキャノン!」

 

シグナム「何?」

 

クロノの技が、シグナムの行く手を阻む

 

クロノ「これ以上はやらせん!」

 

ヴィータ「管理局!」

 

カイト「何の真似だ? クロノ・ハラオウン」

 

クロノ「勘違いするなよ天城、お前の魔力が蒐集されれば、世界が滅びに近づく………………それを阻止しただけだ」

 

カイト「世界が滅ぶ……………だと?」

 

シグナム「出鱈目を! 我らは世界を滅ぼすつもりなどない!」

 

クロノ「貴様らこそ嘘をつくな! 魔力を蒐集し、闇の書を完成させ、世界を滅ぼす! 貴様らは何時だってそうして来た!」

 

ヴィータ「てめぇ! 黙って聞いてれば出鱈目な話をズケズケと!」

 

シャマル「ヴィータちゃん! ここは退くわ!」

 

シグナム「!?」

 

ザフィーラ「何?」

 

ヴィータ「何言ってんだよ、シャマル! スカし野郎も管理局も蒐集すればいいじゃねえか!」

 

シャマル「私達の魔力も限界に近い! だから逃げるの!」

 

ヴィータ「ふざけんな! ここでにげ「ヴィータ!」何だよ? シグナム」

 

シグナム「退くぞ」

 

ヴィータ「……………畜生」

 

ヴォルケンリッターは転送魔法で逃げて行った

 

はやての家はすぐそこだが、バレるわけにはいかないので、一旦離れた場所へと向かったようだ

 

カイト「クロノ…………貴様、何故逃がす?」

 

クロノ「僕1人では分が悪い……………だから貴様にも手を貸してもらう」

 

カイト「何だと?」

 

クロノ「この地球を守りたいんだろ? なら協力した方が確率が上がる」

 

カイト「フン、誰が貴様ら管理局などと…………………」

 

クロノ「奴らの情報を全て渡す」

 

カイト「何?」

 

クロノ「それが僕達管理局が出来る貴様への協力だ………………その代わり、貴様には力を貸してもらう……………僕らが貴様を利用するだけでなく、貴様も僕達を利用できる、悪くないはずだ」

 

カイト「…………………………………………………………………」

 

信用できるか?

 

………………………いや、いくらなんでも話が上手過ぎる

 

クロノ「なのはやフェイトは強くなった………………だが、ヴォルケンリッターには恐らく勝てない」

 

カイト「ヴォルケンリッター?」

 

クロノ「あいつら4人の総称だ……………奴らの目的は闇の書の完成」」

 

カイト「…………貴様の仇か」

 

クロノ「そうだ…………勿論、復讐だと思ってくれていい。だが、あのまま闇の書を放っておくわけにはいかない……………アレはやがて、世界の全てを殺す!」

 

カイト「…………………………………………………………………」

 

クロノ「今だけでいい……………力を貸せ 天城! 僕と貴様で闇の書を葬るんだ!」

 

カイト「フン、怪しい物だ」

 

クロノ「何?」

 

カイト「何故そのロストロギアがこの地球にある? 貴様ら管理局が落したのではないのか?」

 

嘗てのジュエルシードを思い出す カイト

 

クロノ「それも追々説明する……………共に来い、天城!」

 

カイト「……………………フン、いいだろう。但し、俺は貴様の下に就くわけではないぞ? それを忘れるなよ?」

 

クロノ「ああ、早速作戦会議だ! アースラに行くぞ」

 

カイト「フン」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜アースラ〜

 

クロノ「戻ったよ」

 

なのは「クロノ君、何所に行って……………え?」

 

フェイト「な、何で?」

 

アルフ「何故お前が此処に!?」

 

なのは・フェイト・アルフは、カイトの登場に驚く

 

カイト「フン」

 

クロノ「今回は協力してもらう事になった」

 

なのは「そうなの? カイト君」

 

カイト「…………………………………………」

 

なのは「ムッ! 無視は酷いと思うの!」

 

カイト「黙れ……………………………俺に話しかけるな」

 

なのは「もぉ〜 何でそんなこと言うの? 仲間でしょ!」

 

カイト「俺と貴様が仲間? 冗談でも笑えんぞ」

 

アルフ「全くだね! アタシはこんな奴と手を組みたくないね」

 

敵意を剥き出しにする アルフ

 

フェイト「アルフ!」

 

クロノ「悪いがこれは決定事項だ」

 

カイト「そんなことはどうでもいい……………さっさと話せ」

 

クロノ「ああ」

 

フェイト「???」

 

なのは「何を話すの?」

 

クロノ「少し前にユーノの奴に闇の書について調べてもらっていたんだが、驚愕の真実がわかった」

 

フェイト「驚愕の真実?」

 

クロノ「ああ、まず闇の書という名前ではないことがわかった。本当の名は夜天の書と言う」

 

なのは&フェイト「「???」」

 

カイト「名前が違って何の意味がある? 下らん情報はいらん」

 

クロノ「まぁそう言うな…………今まで闇の書が正式名称だったとされていたんだからな」

 

カイト「フン」

 

クロノ「では何故闇の書と言われるようになったのか? それは誰かが改造したらしい………………世界を滅ぼすようにな」

 

なのは「じゃあ元々は悪いロストロギアじゃなかったの?」

 

クロノ「ああ」

 

フェイト「そんな…………………」

 

アルフ「酷いことする奴がいたもんだね…………………」

 

クロノ「つまり蒐集自体も本来は世界を滅ぼす為では無かったんだろう…………………しかし、それは何百年も前の話だ………………既に闇の書は十数個という世界を滅ぼしてきた………………絶対に止めたくてはならない………………僕達の手で………」

 

なのは「クロノ君?」

 

フェイト「どうかしたの?」

 

カイト「………………………………………………」

 

父親の仇が近くにいる………………………………………気持ちはわからんでもないがな

 

クロノ「すまない、何でもない………………それで続きだが、厄介なことに、完成した闇の書は倒しても復活することにある」

 

なのは「!?」

 

フェイト「え?」

 

アルフ「どういうことだい?」

 

カイト「なるほどな……………………自己修復機能を搭載しているわけか」

 

クロノ「それだけじゃない………………転送機能も搭載してあって、全く違う世界飛ぶこともある………………今は闇の書の倒す絶好の機会………………これを逃せば、もう機会は訪れないかもしれない」

 

なのは「でも、修復機能があるんでしょ? どうやって倒せばいいの?」

 

カイト「貴様はバカか? 闇の書を完成させない為にヴォルケンリッターを倒すんだろうが」

 

なのは「あ、そっか」

 

カイト「クロノ……………やはりコイツらと組むのは……………………」

 

クロノ「そういうな」

 

なのは「カッチーーーーン」

 

フェイト「そういうのは自分で言うものじゃないんじゃ……………………」

 

なのは「クロノ君もカイト君も酷いの! 私がおバカさんみたいなの!」

 

クロノ&カイト「「いや、バカだろ」」

 

なのは「orz」

 

クロノ「とにかく、僕達のやるべきことはヴォルケンリッターを倒す、もしくは持ち主を見つけ出して保護しか道は無い」

 

カイト「ヴォルケンリッターを潰す方が楽だな」

 

クロノ「殺すなよ?」

 

カイト「フン、奴らは殺傷で来るがな」

 

なのは「そういえばカイト君、血だらけなの!」

 

フェイト「小説だから気づかなかったね」

 

クロノ「まったくだ! エイミィ! 傷の手当てを!!」

 

管理局と結んだ カイト………………そして、絶望は直ぐそこまで迫っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

漸く第三章を書き終えた…………………………

 

でも長い休暇は今日で終りorz

 

 

 

説明
第二章をさっさと終わらせてしまおう
第三章はゆっくりでいいや・・・・と思った今日この頃
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リリカルなのは あくまで主役はなのは・・・・・・と思う 流れは原作 

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