IS?インフィニット・ストラトス?黒獅子と駆ける者? |
episode146 焦り
「・・・・」
総司令部のある建物に侵入していたアーロン達は角の陰に隠れて銃弾を防いでいた。
「やつらが意外とこういう侵入者の排除を用意しているとはな」
銃弾が飛んでくる中、アサルトライフルを持つアーロンは陰の向こうを見る。
そこには六角形の箱状の本体にローラーが付いた四足のマシーンがおり、下部にある機銃で弾丸を放っていた。
「『オートマトン』がこうも敵に回られると厄介なものとはな。それもISが使用できない限定空間だと尚更の事だ」
クラリッサは手にしていた手榴弾のピンを引き抜くとオートマトンのほうに放り投げると角の陰に隠れ、直後に爆発する。
「ドイツがあんなものを作っていたとはな」
「ISが現れる前より開発されていた拠点防衛用の自立稼動型兵器だ。ISが現れてからは基地の侵入者を排除する為の兵器となったがな」
クラリッサは角の陰から除いてオートマトンが全て破壊されている事を確認する。
「だが手榴弾程度でなければ破壊できない装甲を持っている以上、陰ではゲリラ鎮圧に使用しているのだろ」
「・・・否定はしない。そう使われているという事も聞くからな」
そうしてアーロン達は角の陰から出てオートマトンの残骸を通り越して進んでいくと、その向こうにあった扉をクラリッサが開けて中に入る。
「ここが司令室か」
アーロンは周囲を警戒しながら進んでいく。
「どうやら既にここから立ち退きをした後みたいだな」
「それとも、でか過ぎて中には入れてないか・・・」
「それは無いと思うが、無いとも言えないな」
アーロンはコンソールを探していると、束がその近くにあったコンピュータに探りを入れていた。
「これなら大丈夫だね」
と、投影型モニターとコンソールを呼び出し、コードをコンピュータの外部端子に接続してコンピュータに侵入する。
「恐らく連中は地下区画にも侵入しているはずだ」
「そこに何がある?」
「研究施設が殆どだ。中には一部の者しか知らない秘密の研究所があるらしい」
「黒い噂が多いドイツらしいねぇ」
「・・・・」
「そこで何が開発されているかは分からん。だが、ここを占領した理由がそこにあるとすれば・・・」
「少なくともやつらに関する情報が得られるかもしれんな」
アーロンは顎に手を当てて考える。
「本来ならお前の様なやつを入れる訳にはいかんが、状況が状況だからな」
「・・・束はここで出来る限り多くの情報を手に入れてくれ」
「りょうかーい♪」
「フェイとフィアはここで怪しい箇所が無いか調べてくれ。クラリッサは俺と地下区画を調べるぞ」
「「了解!」」
「分かった」
そうしてアーロンとクラリッサは司令室を出る。
「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」」
マスターフェニックスは右手のクロスバインダーソードを振るい一夏もGNソードVを振るって刃を交える。
すぐに一夏を押し返して左手のクロスバインダーソードを振るうも一夏はとっさにGNソードUを抜き放って攻撃を受け止める。
「中々やるな、織斑一夏!!」
「そりゃどうも!」
一夏は受け流すようにしてかわすとGNソードVをライフルモードにしてビーム弾を放っていくもマスターフェニックスはクロスバインダーソードを振るってビーム弾を切り裂く。
直後に両手のクロスバインダーソードを一夏に向けると峰の部分の根元より高出力のビームを放つも一夏は両肩のバインダーを前に向けてフィールドで何とか防ぐ。
「久々だぜ!俺がここまで滾ったのはなっ!」
勢いよく飛び出してクロスバインダーソードを振るい、一夏はとっさにGNソードVをソードモードにして振るうも、そのまま弾き飛ばされる。
「くっ!」
直後に右手のクロスバインダーソードを振るってくるも、一夏はとっさにスラスター全開で上昇して攻撃をかわす。
「大サービスだ!最大出力と行かせて貰うぜ!!」
と、マスターフェニックスが半透明の黄色にのオーラを纏って発光し始めた。
「こうなったら・・・トランザム!!」
するとダブルオーライザーが赤く発光した。
二体はその場から一瞬の速さで飛び出すと得物を振るって刃を交え、そのまま離れると再度接近して刃を交えてメビウスの輪を描くようにいく。
「これでリーチだ!!」
と、マスターフェニックスはクロスバインダーソードを峰同士に繋ぎ合わせると刀身より炎の様なエネルギーが伸びて巨大な刃を形成すると構える。
「そっちがそう来るなら!!」
一夏はGNソードVにビームを纏わせて先端を空に向けると滅茶苦茶長いビーム刀身を形成する。
「バァァァァァァニング!!ソオォォォォォォォォドッ!!!」
「トランザム!!ライザァァァァァァァァァァッ!!!」
両者は巨大なエネルギー刀身を振るい、勢いよく衝突させた。
「ぐぅ!!」
「ぬぅ!!」
両者は負けじとエネルギーを増幅させて振り切ろうとするが、その直後に交わっている箇所よりエネルギーの歪みが発生し、その瞬間大爆発を起こした。
「「っ!」」
一夏とマスターフェニックスはその爆発に巻き込まれた・・・
「ちっ!」
蜘蛛もどきが両手に持つビームライフルを放ってきて、箒は左腕のシールドのリフレクターで弾く。
直後に右手に持つビームライフルを放つも蜘蛛もどきは前面にリフレクターを張って防ぐ。
(厄介なものを・・・!)
箒はビームライフルとリフターのビームキャノンを放って牽制する。
デストロイを破ったあの方法は一夏が近くに居ない為に使えない。
(こうなったら・・・一気に!)
箒はビームライフルをリアアーマーにマウントしてリフターのビームキャノンを放つも蜘蛛もどきはリフレクターで弾くと、前足のビームキャノンを放ってくる。
すぐにシールドのリフレクターで弾くとそのシールドを蜘蛛もどきに向けて放り投げるが、蜘蛛もどきは前足を振るって上の方に弾き飛ばすが、その向こうには箒はいなかった。
蜘蛛もどきはとっさに箒を探すが、その瞬間影が出来る。
すぐに上を見上げると、箒は一気に降下しながら両サイドアーマーよりビームサーベルを両手に抜き放つと同時に振るい、蜘蛛もどきの両腕を切り裂いて地面に着地する。
蜘蛛もどきはとっさに前足のビームキャノンを放つが、箒は後ろに向かって跳んでバク転してかわし、地面に足が着いた瞬間跳び出して左脚のビームブレイドを出して振るい、前足を切り落とす。
「はぁっ!」
箒はそのまま右手のビームサーベルを投擲して蜘蛛もどきの胴体に突き刺すとすぐに飛び出してビームサーベルの柄を握ってそのまま胴体諸共頭部を切り裂いて蜘蛛もどきの上を通り越し、両手のビームサーベルを両サイドアーマーにマウントし、落ちてくるシールドを左手で掴む。
「うまく出来た・・・が」
箒はすぐに飛び上がって右手でシールドを持って左腕のポインターに接続して前を見る。
そこには沢山のレギナが待ち構えていた。
「気は抜けないな」
箒は「ふっ」と鼻で笑うと、再度両サイドアーマーよりビームサーベルを抜き放って柄頭同士に連結して右手に持ち直し、レギナの部隊に向かって飛び出した。
「・・・・」
隼人は自分より大きなクィン・マンサを見る。
「簪・・・」
クィン・マンサは胸部拡散ビームを放ってきたが、隼人はとっさにスラスターを噴射して回避する。
「やめろ、簪!!俺が分からないのか!?」
直後に両腕と両脚、頭部の拡散ビームを放ってきて濃い弾幕の中を潜り抜けた。
「っ!」
するとバンシィ・ノルンの左脚にビームが掠れる。
(声が届かないのか・・・それとも・・・っ!)
するとバンシィ・ノルンの左肩にビームが直撃して体勢を崩してしまう。
それをクィン・マンサは右手に大型ビームソードを出して振り下ろしてくるが、隼人はとっさに両腕のビームトンファーを展開してビーム刃をクロスさせて攻撃を受け止める。
しかしそのまま吹き飛ばされてしまうも、スラスターを噴射して立ち止まる。
(どうする?どうやったら助けられる!?でもあの力じゃ簪を傷つけてしまう。だからと言ってデストロイモードを使ったらどうなるか・・・!)
いつもの自分ならすぐに判断できるだろうに、今の状態じゃ出来るはずもなかった。
壊せ・・・
「っ!」
全てを・・・壊せ・・・
「っ!がぁっ!」
その直後に激しい頭痛が走り、隼人は両手で頭を押さえる。
壊せ・・・壊せ・・・壊せ・・・壊せ・・・壊せ・・・
「や、やめろっ!!」
頭の中に響く声の影響下、バンシィ・ノルンの装甲表面にフレームのサイコフレームの金色の光が漏れ出ていた。
「う、ぐぅ・・・!」
そのまま無意識にデストロイモードに変形しようとするが、隼人は何とか抑え込む。
「引っ張ら・・・れるな!こ、堪えるんだ・・・!!」
破壊・・・破壊・・・破壊・・・破壊・・・破壊・・・
「ぐっ!・・・や、やめ・・・ろ!こ・・・んな・・・所で・・・!」
その直後にクィン・マンサがビットよりビームを放つが、サイコフレームが発生させる磁場でビームは湾曲して弾かれる。
「・・・・」
隼人は頭痛のあまり意識が遠退きそうなる。
その瞬間脳裏にリインフォースに似た容姿を持つ女性が映った。
クィン・マンサは両手の大型ビームソードを手に切り掛かろうとする。
『隼人!』
と、リインフォースがバスターライフルを放ってクィン・マンサを牽制すると宙で静止するバンシィ・ノルンを抱き止めて連れて行く。
『大丈夫ですか!?』
ブラックウイングに変身していると表情は分からないが、声には緊迫した色が含まれている。
「り、リインフォース・・・」
隼人はゆっくり頭を上げる。
「・・・す、すまない・・・。助かった」
いつの間にか頭痛が治まっていた。
『何があったんですか?』
「俺にもさっぱりだ。急に頭痛がして・・・頭の中に声が繰り返して響くんだ」
『・・・・』
「全てを壊せ・・・破壊・・・そんな言葉が響き渡るんだ・・・」
(・・・まさか・・・破壊の王として覚醒の予兆が始まっていると言うのか・・・?)
リインフォースは不安を感じていた。
(それもあるね。後は隼人君の精神状態が不安定による副作用だよ)
と、ユニコーンがブラスタービットよりビームを放ってクィン・マンサを牽制する。
(ユニコーン・・・)
(今の隼人君はかなり思い詰めた状態だからね。それも、あの中に簪ちゃんが閉じ込められているとなれば、更に拍車を掛けてしまっているかもしれない)
(あの中に・・・更識が?)
(それで隼人君は手を出す事が出来ない怒り、相手が簪ちゃんによる悲しみ、そして助ける事ができない絶望を感じさせる気なんだろうね)
(絶望を・・・?)
(隼人君が破壊の王として真の覚醒を果たす条件・・・それは『怒』、『悲しみ』、そして『絶望』の三拍子)
(・・・・)
(幸い完全に揃ってないから苦しむ程度で済んでいるけど、下手すれば覚醒するところだったね)
(・・・・)
(隼人君の説得よろしくね。今の彼は何をするか分からないからね)
(あ、あぁ。何とかする)
(私は何とか簪ちゃんが逃げないように、引き止めている)
(頼む)
「簪を・・・救わないと・・・」
と、隼人はリインフォースの腕の中から出て簪に向かおうとする。
『待ってください、隼人!』
リインフォースはとっさにバンシィ・ノルンの肩を掴んで止める。
「なぜ止める、リインフォース!」
『そんな状態で戦えるわけがありません!』
「だからと言って休んで居るわけにはいかないんだ!」
隼人はリインフォースの手を肩から払ってクィン・マンサの方に向かおうとする。
リインフォースはとっさに隼人の前に立ちはだかる。
「・・・邪魔をするな」
『・・・・』
「そこを退け」
『退きません』
「・・・簪が居るんだぞ!目の前に!すぐに手が届く所に!」
『それは分かっています!ですがそんな状態で助けに行っても返り討ちに遭うのが目に見えています!』
「だから俺にただ指を咥えて見てろって言うのか!」
『そうではありません!ですが無茶をしたら何が起こるか分かりません!』
「無茶はいつもの事だ!そうやって俺はつらい時だって乗り越えたんだ!だったら、今回だってな――――」
『頭を冷やしてください!!』
と、何も持ってない左拳でリインフォースはバンシィ・ノルンの右頬を殴る。
「っ!?」
吹き飛ばされはしなかったが、隼人は左の方に視線が動いた。
『・・・何をムキになっているんですか』
「・・・・」
『そんなの・・・隼人らしくありません』
リインフォースは震える声で言う。
「・・・・」
『最近の隼人は・・・いえ、専用機持ちが誘拐されてからあなたは変わってしまった』
「・・・・」
『仲間の事を考えてですか。それとも、力を得てから考えが変わったと・・・』
「・・・・」
『最近は思い詰めてやけになっているように見えます』
「やけに、か」
そんな気がして、隼人は俯いた。
『仲間を助けたい気持ちは分かります。ですが、焦っては・・・なせるものもなせません』
「・・・・」
隼人は周囲を見る。
爆煙より一夏とマスターフェニックスが出てきて再び飛び出して得物を振るって交える。
箒は次々と襲い掛かるレギナをビームサーベルを振るって切り裂き、両脚のビームブレイドを振るって切り裂く。
セシリアは洗脳されたエリーナのサバーニャとビットが飛び交い、ビーム弾幕の中を両手のビームライフルを放つ。
鈴はビームトライデントを振るってレギナを切り裂き、両腕のドラゴンハングを射出してレギナにぶつける。
颯はCファンネルを失いながらも洗脳されているシャルロットの全武装によるフルバーストを避けていく。
シノンはベースジャバーの上からレギナを次々と撃ち落していく。
千冬はハルファスベーゼと得物を振るって刃を交える。
輝春はネェル・アーガマに接近するレギナをシールドライフルで牽制する。
マドカは洗脳された楯無のゴールドフレーム天と交戦する。
「・・・・」
『隼人・・・』
ユニコーンはエクサランスカノンを放ってクィン・マンサを牽制するも、胸部拡散ビームを放ってきた。
「っ!」
ビームの間を潜り抜けてエクサランスカノンの後部コンテナを展開してミサイルを放つも、周囲に配置されているビットが一斉に網状に発射してミサイルを撃ち落す。
「ブラスタービット。ディフェンスシフト!」
ユニコーンはとっさに四基のブラスタービットをアサルトシフトと同じ配置にしてその間にエネルギーフィールドを張り、クィン・マンサの攻撃を防ぐ。
「相手もよくよく考えるね。まぁ、そんな事をしたらどうなるかは――――」
と、ユニコーンはエクサランスカノンのカートリッジをリロードし、ブラスタービットを一斉発射してクィン・マンサを牽制する。
「相手はこのくらい分っているよね。・・・怒りを買う事ぐらいね」
後半ドスの効いた声でいい、トリガーを引いてエクサランスカノンのバレルより太いピンクの閃光が放たれた。
クィン・マンサはとっさに避けようとするも、ブラスタービットよりエネルギー体のチェーンが出されて両足に絡めつかせて動きを止める。
それによってユニコーンの放った砲撃がクィン・マンサの右肩のバインダーを撃ち抜いて破壊した。
「それで隼人君を陥れようとしたようだけど、浅はかな考えだったね」
更にカートリッジを二回リロードし、再びトリガーを引いて閃光を放って今度は左肩のバインダーを撃ち抜いて破壊する。
「・・・あとは隼人君。君次第だよ」
と、クィン・マンサに接近するバンシィ・ノルンを見て、ユニコーンはその場を離れた。
「っ!」
颯はミサイルをかわしていくとダイダルバズーカのユニットをパージしてスタングルライフルを放つ。
ヘビーアームズ改は攻撃をかわし、両肩のハッチを展開してミサイルを放ってくるも、颯はCファンネルを飛ばしてミサイルを全て切り裂いて爆破させる。
(くっ・・・ヘビーアームズ改とAGE-FXとじゃ相性が悪い・・・)
多数の武装と実弾武装がほとんどに対して、AGE-FXは武装が少ない上に実弾武装に弱い傾向がある。
颯はヘビーアームズ改が放ったミサイルをかわしていくとスタングルライフルを放つもヘビーアームズ改は背中のバックパックのブースターを噴射してかわす。
直後にCファンネルをヘビーアームズ改に向けて飛ばすも、両腕のダブルビームガトリングを放ってCファンネルを弾くと、背中のバックパックの先端を開いてミサイルを放った。
颯はスラスターを噴射して後方へと後退し、スタングルライフルを放ってミサイルを撃ち落す。
「・・・ライフルのエネルギーが」
モニターにはスタングルライフルのエネルギー残量がゼロになった警告が表示されていた。
スタングルライフルを収納すると両腕よりビームサーベルを出すと、ヘビーアームズ改が両脚側面のコンテナよりミサイルを放ってくるも、颯は両腕のビームサーベルを振るってミサイルを切り落とす。
「でぇぇぇぇぇぇい!!」
一気に飛び出すとビームサーベルを振り下ろすもダブルビームガトリングのシールドで受け止めた。
ヘビーアームズ改は颯を押し返して両肩の表と裏、背中、両脚のミサイルを一斉発射した。
「っ!」
ミサイルは全てAGE-FXに向かって行き爆発した。
「・・・・」
ヘビーアームズ改は離れて煙を見る。
すると煙の中より青白い針がたくさん出てきて、直後に煙が全て払われた。
そこにはAGE-FXの全身よりエネルギーを放出してまるでハリネズミの様になった青く光り輝くAGE-FXがいた。
「『FXバーストモード』・・・もう義姉さんを救うには・・・これしかない!!」
颯は一気に飛び出して右腕を振るい、エネルギー刃でヘビーアームズ改を切り付ける。
更に迂回して飛び出し、次々とヘビーアームズ改を切り付けていく。
ヘビーアームズ改は両肩のミサイルを放つも、全身刃物化したAGE-FXによって切り裂かれて背後で爆発する。
「でぇぇぇぇぇぇぇい!!」
そして両腕を前に突き出してヘビーアームズ改にぶつけると、そのまま勢いよく押して行って地面へと叩きつけた。
若干地面にめり込んでも、ヘビーアームズ改は抵抗しようとしたが、颯はその前に右拳を顔面に思い切って殴りつけて動きを止めた。
「・・・簪」
隼人はクィン・マンサの目の前に止まって見上げる。
さっきと違って両腕にアームドアーマーBSとVNを装備していた。
「・・・待っていろ。すぐに助け出す」
と、バンシィ・ノルンの装甲の隙間から金色の光が漏れ出すと、装甲が展開していって背中のアームドアーマーDE、右腕のアームドアーマーBS、左腕のアームドアーマーVNが展開してサイコフレームを露出させて金色に輝くと最後にマスクが収納されて角が縦に割れて赤いツインアイが発光する。
すると金色に輝いていたサイコフレームの光が一層増し、そのままエメラルドグリーンへと変貌しツインアイも赤から緑に変化する。
隼人は広範囲にサイコフレームより光を放つと周囲にあったビットのコントロールを掌握し、左手を握り締めて全てを自爆させた。
「・・・・」
そして勢いよくクィン・マンサへと飛び出した。
説明 | ||
トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ! |
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