魔法少女リリカルなのは黄金の腕輪を持つ転生者 |
転生して約1年がたった。
とりあえず、暴走プログラムに対抗するためにデバイスの使い方や魔法、アリエスさんがくれた能力の練習などを1年間ほど続けた。
そして、1年間経ってわかった事が複数ある。
まず、デバイスはどうやら複数のバージョンが有り、"ウイルスコア"を使って解放出来るらしく、様々な次元世界に行ってモンスターを倒したのはいい思い出だ・・・今では、2ndフォームまで解放できている。
因みにウイルスコアとは、倒したモンスターを黄昏の腕輪で発動できるデータドレインで吸収できるみたいなんだ・・・これって、まんま「.hack」 だよね・・・
それと、僕の能力についてだけど、「テイルズ」と「.hack」の技は沢山ありすぎて、まだ全て覚えきれていないんだ。
それと、ギアスの止めていられる時間は3秒程で、特に問題は無かったんだけど、大嘘憑きは副作用があるらしく、1度使ってみたところ、使った瞬間に意識を失ったらしい。
その事をアリスに聞いたところ、副作用はランダムで起こるらしく、どのような副作用が起こるのかはわからないらしい。
そういえば、神様のアリスは僕の義妹になった。
何故か義妹になっていいかと聞かれたので、断る理由もないからOKしたら、次の日からお兄ちゃんと呼ばれるようになったんだけど・・・実はまだ呼ばれなれていないんだよね。
あと、僕の両親は旅をするのが趣味らしく、2年前くらいから次元世界の旅に出かけているようだ・・・4〜5歳児をほったらかして何をしているんだって話だけどね・・・まぁ、僕は精神年齢大学生だから問題は無かったけどね。
う〜ん、以上が1年間にあったことかな・・・?
で、実は僕は、毎日走り込みをしているんだけど・・・えっ?話が繋がってないって?・・・まぁ、気にしないで。
流石に魔法ばかり練習しても、もしもの時に魔法が使えなくなったら危ないから、こうやって毎日走り込みで体力や体作りをしているんだよね。
とまあ、今は走り込み中だ。
ちょうど近くに公園があったので、ひとまずその公園で休むことにした。
公園に入ると、椅子に座って泣いている女の子が居た。
どうしたのか気になったので、女の子に話を聞いてみる事にした。
「どうしたの?」
「ひっく、ふぇ?」
「何があったの?」
「・・・なんでもないの。」
「なんでも無かったら涙なんて流さないよ。それに、話した方が少しは楽になると思うよ、ね?」
「・・・わかったの。」
僕は女の子から色々なお話を聞いた。
まず女の子の名前は、高町なのはと言うらしい。
う〜ん・・・どこかで聞いたことがあるような名前だ・・・
話を聞いた所、どうやらなのはちゃんのお父さんが大ケガを負って入院してしまい、お母さんも一人でお店をきりもりしなければいけなくなり、お兄さんもお姉さんもそのお手伝いで周りに余裕が無くなり、誰もなのはちゃんの事を心配しなくなったらしい。
そのなのはちゃんも、わがままを言ったらいらない子と思われてしまうんじゃないかと思っていたらしく、誰にも甘えずこうして一人で泣いていたらしい。
「あのさ、なのはちゃんは誰にも甘えようとしなかったんだよね?」
「うん。」なのはちゃんは頷く。
「それは、間違ってるよ。」
「え?」なのはちゃんは不思議そうに首を傾げる。
「たぶん、あの子は大丈夫。あの子なら平気だろうって家族の人達は思っちゃったんじゃないかな?」
「そうなのかな・・・」
「うん、だから本当の気持ちは、言葉にして届けるんだ。相手の目を見て名前を呼んではっきりとね。分かる?」
「うん、なんとなくわかるの。」
「それなら大丈夫だね。後は自分の気持ちを全力全開で伝えればいいんだよ。そうすれば必ず届くよ。そして届いたなら、今までの分、目一杯甘えてくるといいよ。」
「うん!わかったの!帰ったら全力全開でみんなに話してみるの!」
なのはちゃんが初めて笑顔を見せてくれた。
「うん、やっぱり笑顔の方がかわいいね。」
「ふぇ///あ、ありがとうなの///」
ありゃ、顔が赤くなっているような・・・外に居すぎて風邪でも引いたのかな?
「あ、そういえばまだ名前を行ってなかったね?僕はエミルだよ、よろしくね。」
「エミルくん・・・うん!よろしくなの!」
・・・なのはちゃんに笑顔が戻って良かった。
「じゃあ、家まで送るよ、どっち?」
「あっちなの!」
僕はなのはちゃんとしばらくお喋りをしながら目的地に向かった。
そしてなのはちゃんのお家に着いたので、連絡先を交換(なのはちゃんに強制的に交換された)してから、なのはちゃんは全力全開なの、と言いながら入っていった。
「さてと、帰りますか・・・」
早く帰らないとアリスがうるさそうだしね・・・
「流石マスターですね、早速1人落とすなんて。」
ずっ〜と、静かだったイースがいきなりそんな事を言い出した。
「え?僕は誰も落としたりなんてしていないよ?」
まったく、落とすなんて人聞きの悪い・・・
「はぁ…流石マスターですね。それよりも、先程の女の子は、魔法少女リリカルなのはの主人公の、高町なのはさんですよ?わかっていましたか?」
「・・・あぁぁぁ〜〜!道りで見覚えがあると思ったら・・・」
つまり僕はこんなにも早く原作キャラに出会ったって事か・・・
「まぁ、過ぎたことは仕方がないか・・・とりあえず家に帰ろうか。」
「はい、マスター。」
僕は走り込みの続きも兼ねて、家までランニングしながら向かった。
エミル side end
なのは side
なのはのその後は、自分の気持ちを家族に伝え、昔の用な家族関係に戻れたらしい。
だが、なのはは家に居てもボーっとする事や何かを思い出して顔を赤くすることが多くなった。
「・・・エミルくん、また会いたいな///」
そんななのはを見て、盛り上がる母娘二人。
「ねぇねぇお母さん!エミルって子、男の子かな?」
「その可能性が高いわ!ぜひ会ってみたいわ〜」
そんな盛り上がる二人の会話を聞いて、なのはを見守るシスコン兄が1人。
「・・・なのはは渡さんぞ!」
なのは side end
「ただいま〜」
ランニングで家まで着き、家の扉を開ける、すると、何故か仁王立ちで黒い笑顔を浮かべる義妹が居た。
え〜っと・・・何故?
「あ、そういえば!なのはさんとマスターがお話したり、なのはさんが顔を赤くしたりしている所を録画してアリスさんに渡したんでしたっけ!」
「って、なにしてくれてんの!?」
「お兄ちゃん・・・ちょっといい?」
黒い笑顔を浮かべながら近づいてくるアリス・・・嫌な予感がする・・・
「た、助けてイース!!」
「オムライス。」
「何が!?」
「お兄ちゃん、O☆HA☆NA☆SI☆しようか・・・?」
「いやぁぁぁぁぁぁ!!」
マクガーデン家にエミルの断末魔が響いたのだった。
説明 | ||
茶色い髪の女の子に出会いました。 | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1878 | 1697 | 5 |
コメント | ||
堕ちるの早いですね。そして、エミルも堕ちたのだ・・・・・次が楽しみです。(Fols) 名前行ってじゃなくて、言ってじゃないですか?(カイ) もう堕ちちゃった・・・・・・・アリサとすずかも5話以内に堕ちると予測(ohatiyo) |
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