真・リリカルなのは 第二章 闇の書始動編 第十五話 復讐を超えた先 |
なのは達が戦っている場所から離れた高層ビルの屋上から、戦いを観察している仮面の男
仮面の男A「順調だな」
仮面の男B「最後の仕上げだ」
クロノ「何をするつもりだ?」
仮面の男A・B「「!?」」
突如現れた クロノに驚く、仮面の男達
クロノ「悪いが、ここまでにしてもらおうか」
仮面の男A「我らの邪魔をする気か?」
クロノ「ああ、それ以上…………間違った道には行かせないよ、アリア、ロッテ」
仮面の男B「っ!! 気づいていたの?」
先ほどまでの声とは違い、女性の声に変化する
仮面の男の正体は、2人共女性であり、クロノに魔法を教えた師でもある
クロノ「闇の書の完成を目論み、最終的に主諸共封印する。こんなことグレアム提督しか思いつかない策だよ……………そうでしょう?」
グレアム「流石だね、クロノ君」
物置の影から姿を現す グレアム
アリアとロッテは、グレアムの使い魔である
クロノ「何故です? 何故他人を犠牲にするようなことを!」
グレアム「確かに八神君には悪いと思っている………………だが、これは絶好の機会なのだ! 闇の書を封印するためのな」
クロノ「絶好の機会?」
グレアム「八神君は両親が事故で亡くなって1人だ……………………親戚もいない」
クロノ「なるほど、急に居なくなっても誰も気づかないという訳か」
グレアム「そうだ、これは運命だと思った…………………闇の書の主に八神君がなったことは」
アリア「闇の書の封印………………………それが今、絶好の機会」
ロッテ「クロノ………………親の仇を取りたいだろう?」
グレアム「クライドは私にとって唯一無二の友だった………………それを奪った闇の書を許すわけにはいかん!」
クロノ「復讐というわけですね」
グレアム「ああ、だが闇の書を封印することは世界を救うということでもある」
クロノ「ふざけるな! 他人の命を犠牲にする罪を世界を救うという理由で隠すな!!」
グレアム「……………………………………………………………」
クロノ「あなたの理屈は逃げだ! あなたは自分の欲望で人間1人を殺すんだ」
グレアム「では闇の書を放っておく気かね?」
クロノ「いいや、闇の書は僕が破壊する! 誰1人犠牲を出さずに!」
グレアム「子どもだな クロノ君、時には犠牲を伴ってしまう事を知るんだ…………………でなければ君の心が死ぬぞ」
クロノ「少し前の僕なら、あなたに手を貸していたでしょう………………しかし!」
そう、思いだしたんだ………………何故、僕が管理局になったかを………………
別世界で父さんが殺された時、その世界も滅びたが、犠牲者は父さんを含め数人だった
民間人にいたっては、死者は0
父さんが時間を稼いだお陰で、ほとんどの人達が、その世界から脱出できたんだ………………
だから僕は!
クロノ(父さんの意思を継ぎ、命を掛けて人を救う!!)
まさか……………自分より年下の女の子に教えられるなんてな………………
最善より最良を選ぶ…………………それは、人として正しい道だ!
クロノ「父さんがそんなこと望んでいません」
グレアム「!!」
クロノ「1を見捨てて9を救う、それは正しい道でしょう………………だが僕は10を救って見せる!」
グレアム「…………………………………………………………………」
根拠の無い戯言だ………………………子どもはみな10を救うという
私も最初はそうだった………………大人になって、それは不可能と知った………そんなものは只の偽善だと………………
だが…………………………………
グレアム「偽善を託すのも悪くない」
クロノ「???」
グレアム「アリア、アレをクロノ君に」
アリア「え?」
グレアム「クロノ君………………やってみたまえ」
クロノ「………………………………………………………………………」
グレアム「10を救ってみたまえ」
クロノ「提督…………………………」
グレアム「君にデュランダルを託す」
クロノ「………………………………………………………………」
グレアム「見せてくれ、君の正義を!!」
クロノ「……………………はい!」
クロノはデュランダルを受け取り、なのは達の所へ行った
グレアム「クライド………………君は英雄だが、君の息子もまた英雄だな」
〜病院屋上〜
なのは「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
カイト「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
闇の意思「………………………………………」
カイト「チッ 涼しい顔しやがって」
なのは「つ、強すぎるの…………………」
魔力も体力も限界に近い なのは達
闇の意思「スターライトブレイカー!」
カイト「クソッ!」
なのは「またなの!?」
なのはの特大砲撃魔法を何度も撃ってくる 闇の意思
蒐集された魔導師の技が使えるようだ
闇の意思「プラズマランサー!!」
なのは「フェイトちゃんの技なの!」
カイト「フレイムイレイザー!!!」
一瞬の隙を付き、攻撃する カイト
しかし、闇の意思には通じない
カイト「ふざけた防御力だぜ…………」
なのは「……………………………………………………………………」
ここまでなのかな……………………………………………………………
クロノ「無様すぎるのではないか?」
クロノ登場!
なのは「クロノ君!!」
カイト「フン、態々負けて醜態を曝しに来たか?」
クロノ「フン、無駄口を言えるということはまだまだ元気そうだな」
カイト「誰に口を聞いていやがる………………俺が奴相手に疲労するはずがない」
クロノ「見た目は大分疲労してるがな」
カイト「貴様の目が腐ってるだけだ………………眼科に行け」
なのは「ちょ! 仲間割れしてる場合じゃないの」
クロノ「わかっている…………………勝つぞ」
なのは「クロノ君……………うん!」
カイト「フン、わかりきったことを………………足を引っ張るなよ? クロノ・ハラオウン」
クロノの到着でなのは達は奮起した………………戦いはこれからだ!
クロノ参戦!!
3体1で闇の意思を追い詰めれるか………………………………………
近畿地方で起きた久方ぶりの震度が高い地震
近畿地方にお住まいの方々は怪我などしていませんか?
作者は運がいいので大丈夫でした
阪神・淡路大震災でも生き残りましたから
最近、妙に地震が多いですね
東日本大震災から、それほど時間が経っていないというのに・・・・・・
震度4でもかなり揺れることを肌で感じました
そして、改めて地震の恐ろしさを実感しました
生きている間にもう大地震に遭いたくないですね・・・・・・・・
説明 | ||
またまた短めです しかも、ほとんど会話です |
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