IS?インフィニット・ストラトス?黒獅子と駆ける者? |
episode149 バインドの新たな目的
ドイツ奪還戦が終わって一日が経った。
「寂しいものだな・・・」
「そうだな」
総司令部がある基地の外で輝春とクラリッサが話していた。
「短い間だったが・・・世話になったな」
「気にするな。共に戦った仲間だろ」
「あぁ・・・そうだな。教官にはよろしく伝えておいてくれ」
「分かった。じゃぁ、俺はもう行くぜ」
輝春は後ろを振り向いてAGE-1フルグランサを展開しようとする。
「待ってくれ、輝春」
と、クラリッサが呼び止める。
「どうした?」
「・・・その、何だ。・・・また・・・お前と会えるだろうか」
「どうしたんだ、急に?」
「いや・・・しばらく会えないとなると・・・なんて言うか・・・」
「・・・?」
「と、とにかく、また会えるか、会えないのかが聞きたいのだ。そ、それだけなんだ」
クラリッサは頬を赤らめて言う。
「・・・そうだな。たぶん会えるんじゃないか?」
「たぶん、か」
「まぁ、機会が無いってわけじゃないだろ」
「それは・・・そうだが・・・」
「でもな、どんなに離れたって、仲間なのは変わらないぜ」
「・・・仲間、か」
「じゃぁ、また会おうぜ、クラリッサ」
そうして輝春はAGE-1フルグランサを展開してネェル・アーガマへと飛び立った。
「あ・・・」
クラリッサは止めようとするも少し遅かった。
「・・・・」
少ししゅんと気を落として空を見る。
(伝わっていれば・・・いいのだが・・・)
しかし隼人の言葉を思い出してため息を付く。
(伝わって・・・無いかもしれんな)
頬を少し赤く染めて輝春が飛んで行った方を見る。
「輝春・・・」
「総司令部の機能は回復したようだな」
「あぁ。どうやらやつらはシステム自体を弄ったわけではないようだ」
ブリッジにてアーロンと千冬が話していた。
その場には隼人、一夏、箒、鈴、ラウラ、千冬、アーロン、束、フェイ、フィアがいた。
現在ネェル・アーガマは総司令部から離れた山奥に身を潜めて隠れて船体の修理を行っていた。
「クラリッサはやる事があるからドイツに残るそうだ」
「当然だな。しかし、ラウラが残らないと言うのは驚きだったな」
アーロンの視線の先にはラウラが腕を組んでいた。
「本来ならば私は残るはずだった。だが、バインドに対抗できる力があるのなら、その場に残らず仲間と共に行動しろ、と言うのが上層部の命令だ」
「なるほど・・・」
「少なくとも、ドイツはもう襲われる心配は無い、そう思っているのだろうな」
「確かに襲う理由はもう無い」
「・・・・」
「しかし驚いたものだ。まさかドイツがかなり前からバインドと接触していたとは」
さっきまで黙っていた隼人は口を開いた。
「そんな秘密を抱えていたからやつらがドイツを占領した」
「秘密の漏洩を防ぐ為に、か」
「・・・・」
「しかし、ドイツを取り戻せたとしても・・・多くの犠牲を払ってしまったな」
「・・・・」
「俺達がやらなければまだ多くの人命が奪われていたかもしれん。最も・・・俺達が来た事で余計な被害を被ってしまったが・・・」
「・・・・」
「関係者に聞けば、、バインドは不必要に人を殺す残虐な行為はしてないようだ。抵抗する戦力があったら排除していたらしい」
「・・・・」
「それで、これからどう動くんだ?」
隼人はアーロンに聞く。
「バインドの動きを見てから行動を起こす」
「それまでは待機と言うわけか・・・」
「・・・・」
「暇になりそうだな」
「あぁ」
「IS学園に戻るって言うわけにはいかないわけ?」
「そうしたいが、ネェル・アーガマの修理と補給をしなければならない」
「何でも、今回で計二十機以上のリゼルやガンキャノンが破壊されちゃったからね。今後の戦いとなれば補給は必須」
「・・・・」
「それに、船体にも大きな損傷を受けてるしね」
「修復と補給が優先か」
「やつらがいつ襲い掛かってくるか分からないのだからな」
「・・・・」
「マスター」
と、フェイがアーロンを呼ぶ。
「どうした?」
「こちらに接近する熱源があります」
「なに?」
「数は1。機種識別・・・・・・ISのようです」
「ISが一機だけだと?」
「兄さんじゃないのか?」
「織斑輝春でしたら先ほど帰還しています」
「どういう事だ?」
「しかも、何でこの船の場所を・・・」
「輝春さん以外にネェル・アーガマの場所を知っている者って・・・」
「・・・識別信号は?」
「確認中です」
フィアはそのISの識別信号を確認する。
「識別確認・・・映像来ます」
と、モニターに映像が映し出される。
「あれは・・・」
「・・・1、5ガンダム」
そこにはこちらに向かってくる1、5ガンダムが映っていた。
「師匠のISがなぜ・・・」
「誰が乗っているの?」
「・・・・」
『まさか全員揃っているとはね』
『っ!?』
と、隼人やリインフォース、アーロン、千冬以外はその声を聞いて驚く。ツヴァイは事情を知らないので首を傾げる。
「こ、この声って!?」
「まさか・・・!」
『アーロン。少しバインドに関する気になる情報を手に入れたから、着艦許可を願えるかな?』
「良いだろう。後部格納庫から入れ」
『了解』
「ど、どういう事なの?」
「この声って・・・ティアだよね」
「・・・・」
「やっぱり来たのか・・・ティア」
「・・・その様子ですと・・・事情を知っているのですか、師匠」
「察しが良いな」
「どういう事なんだ?」
一夏が隼人に聞いてくる。
「・・・ティアはー―――」
隼人はティアの事を全て話した。
「ティアが・・・亡国機業のスパイ・・・?」
「その上バシリスタのスパイでもあった・・・」
「二重スパイか」
それを聞いたメンバーは表情を険しくする。
「・・・・」
しばらくしてブリッジの扉が開くと、ティアが入ってきた。
「久しぶりだね、みんな」
「あ、あぁ」
戸惑う様子にティアはすぐに悟る。
「その様子だと、隼人かアーロンに事情を聞いたかな」
「そ、そうだな・・・。だが、正直驚いたな。お前がそんな危険な事をやっていたとはな」
「慣れたらそう感じないよ」
「・・・・」
「まぁ、精神面だと少しきつい所もあるかな」
「・・・・」
その事に関わっている隼人は静かに唸る。
「どうやら無事に合流出来たようだね、隼人」
「その後が大変だったがな」
「かもね」
「それで、気になる情報と言うのは?」
「興味深いものだよ」
と、ティアはポケットに仕舞っている端末を取り出すと、近くのコンソールにコードで接続して操作すると、モニターにデータが表示される。
「僕が手に入れたのは最近のバインドの行動だよ。どうやら主に二箇所で多く確認されているみたいだよ」
「して、そこは?」
「一つは南極だよ」
「南極?」
「なぜそんな所に?ほとんど何も無いと言うのに」
「所がどっこい。実はあるんだよ。ある意味世紀の大発見に繋がるほどのものがね」
「・・・・?」
「バインドが世界中を襲撃する何ヶ月か前に、南極にあるほぼ地球の自転に当たる場所に遺跡らしきものが発見されている」
「遺跡だと?」
「内部調査をする前にバインドの襲撃を受けて、今もバインドに占領されている」
「・・・・」
「表面的だけど、機械文明が発達していたような痕跡が見られているみたいだよ」
「どういう事だ?」
「機械文明がある遺跡って・・・」
隼人達は少し疑問の色を浮かべる。
「その遺跡が何年物か分かるのか?」
「データは集めているよ。最もこの状況じゃ無ければ楽に手に入らないけどね」
「・・・・」
「考古学者の推測だと・・・ざっと4、5000年前ぐらいだって」
「かなり古いな」
「そんなレベルで済むものじゃない」
「確かに・・・そうだな」
箒と一夏が口を開く。
「普通に考えたって、そんな時代に機械文明があるはずが無い」
「そうだな。機械の『機』すら無いそんな大昔に機械文明が?」
「あくまで推測の域だよ。この地球じゃありえない事だけど、もしバインドに関わる遺跡だとすれば」
「そりゃ、あいつらのものならば、ありうる話かもしれないが・・・」
「それだと、バインドは大昔から存在するとなるぞ」
「大昔にあいつらのような存在が居たって言うの?」
「可能性はあるよ。もし仮に、バインドがこの世界のものでなければ、ならね」
「バインドがこの世界の物じゃないとすれば、だと?」
ラウラは怪訝そうな表情でティアを見る。
「つまり、別の世界からバインドはやって来た・・・」
「科学的にはありえない話だろうけど、可能性としたらありうる話だと思うよ?」
「・・・・」
「現に、空間を裂いて次元移動が出来るのならね」
「バルバトスとそのコピーが移動した手段か」
普通なら信じられない話だが、あれだけの技術を持つバインド。可能性が無いとは言い切れない。
それに加えて親玉とそのコピーが移動に使った空間移動を見れば、尚更の事。
「それに、絶対零度の過酷な環境の南極に人間が住んでいたとは考えづらいよ」
「確かにそれはそうだが・・・大昔南極は人間が住める環境だったらしい。それが何らかの原因で極寒の環境に変わってしまったが」
「・・・・」
「話がずれたね。まぁバインドは世界中のIS関連の施設の襲撃を除いて、それ以外で襲撃したっていう情報は聞いてない」
「と、言う事はバインドは自分達に関連する場所以外は襲撃しない」
「その遺跡がバインドと何らかの関わりを持っていたから、襲撃を受けた」
「現に世界中たくさんある国の中で、バインドの秘密を知っていたドイツしか占領しなかったのも説明が付く」
「・・・・」
「それで、二つ目は」
「そこはある意味少し厄介な場所なんだよね」
ティアは少し険しい表情を浮かべる。
「場所は大西洋・・・」
「・・・・」
「フロリダ半島の先端とバミューダ諸島とプエルトリコの間の海域だね」
すると鈴や一部の者がそれを聞いて反応する。
「ちょ、ちょっと待ってよ・・・。そ、そこってさぁ・・・もしかして・・・」
鈴は少し青ざめて震えていた。
「まぁ、この場にいる誰もが一度は聞いた事はあるよね。有名な都市伝説をね」
ティアはイタズラな笑みを浮かべる。
「・・・『魔の三角海域』、か」
隼人は言葉を漏らす。
「その通り」
魔の三角海域・・・『バミューダトライアングル』とも呼ばれる誰もが一度は聞いた事はある言葉だろう。
フロリダ半島の先端とバミューダ諸島、プエルトリコで結んだ三角形海域で、そこを通った船舶、航空機が次々と消息を絶つ事故が多発した。中には乗員だけが忽然と消えていたと言う一例がある。異常現象や異次元説、宇宙人説など様々な説を唱える学者がいるが、科学的に裏付ける証拠は一切見つかってない。
しかし、それでも船舶と航空機が行方不明になっていると言うのは事実。最近でもその海域を調査した調査団が調査データを送りつけたのを最後にその海域で行方が分からなくなっている。
「その調査団の送った調査データによると行方不明になっていた船舶や航空機の残骸が確認されているけど、どちらを合わせても三つほどしか残骸は確認されてない」
「残りは別の海域に流されたんじゃないのか?」
「考えにくいよ。あそこは海域内と海域外とじゃ深さが違う」
「・・・・」
「推測でも今まで100件以上船舶や航空機が行方不明になっている。中には乗員乗客だけが消えた、幽霊船状態の船舶があったみたいだね」
「マジかよ・・・」
「予想以上に恐ろしい所だな」
隼人と一夏は息を呑み、鈴に関してはさっきから震えていた。
「アーロンはそこに立ち寄っているのか」
「都市伝説と言っても、そのような事故が多発する危険な海域にわざわざ訪れるわけ無い」
「そりゃそうだ」
「また話は逸れたけど、その海域と南極でバインドが沢山目撃されている。ただの偶然とは思えないよね」
「・・・・」
「魔の三角海域と南極・・・接点はなさそうだが、どちらにしてもバインドが関わっているのなら調べる必要があるな」
「そうだな」
「ここから近いとすれば、魔の三角海域だな」
「確かに近いと言えば近いけど・・・」
「でも、アーロン。補給も修理もしてない不準備のまま行くのはあまりいい考えとは思えないよ」
と、束が言う。
「・・・ネェル・アーガマの補給と整備はあそこしか出来ないのか?」
「当然」
「他にネェル・アーガマの修理が出来ても、補給は望めない」
アーロンは顎に手を当てて考える。
「秘密ドッグに戻るとなれば・・・南を下る必要がある。そうなれば南極の方が近くなる」
「・・・・」
「仕方が無い。補給と整備を必須とする。その後南極に向かう」
「そうだね♪」
「フェイ。これより針路を南に取れ。まずは秘密ドッグに向かう」
「了解です」
フェイは航行システムにデータを入力する。
「しかし、まさかやつが陰ながら活動をしていたとはな」
「驚いたのか」
「多少な」
左側上部格納庫で隼人はマドカに頼まれてストライクRの調整をしていた。
「やつはIS学園に潜入するスパイとして送られていたが、まさか亡国機業を調べる為のスパイだったとはな」
「・・・・」
「よくあいつの目を騙し切れたものだ」
「幹部のやつか?」
「あぁ」
「なるほど・・・」
「だが、さすがに騙し切れなかったから、タイミングよく逃げ出したと言う訳か。勘の鋭いやつだ」
「言えてるな。確かに・・・」
「しかし、予想以上の早さだったな。これが私について来れなくなったのは」
「所詮ジャンクパーツを寄せ集めて継ぎ接ぎした機体だ。限界が訪れるのは分かっていた事だ」
隼人はコンソールを操作して状態を見る。
「これ以上となると、機体の回路が持つかどうか分からんな」
「お前でも無理か」
「仕方が無いさ。元々破損していた回路を別の無傷の回路や別の回路で継ぎ合わせて修理したんだ。完全なものじゃない」
「それが出来る時点で凄いと思うが」
「・・・・」
「しかし、困ったものだ」
「・・・・」
「反応に追いつけないとなれば、戦場では致命傷だ」
「確かにそうだが・・・」
「何か無いのか?」
「あれば苦労などしない。こうしている内にまともな最新鋭機が来ればそりゃ楽でいいよな」
「かもな」
「でしたら・・・」
「・・・?」
と、後ろから声を掛けられて隼人は後ろを向くと、そこにはくーが居た。
「お前は・・・」
「最近はお忙しくてご挨拶が遅れましたね」
「構わんさ。それで、何の用だ?」
「先ほどそちらの御方のISがパイロットの反応に追いつけてないと」
「あぁ。とか言っても、この船には最新鋭の機体があるわけじゃ――――」
「でしたら、これをお使いください」
と、首に提げていた灰色のペンダントを首から外すと、隼人に差し出す。
「これって・・・まさか」
隼人はそれを受け取ると、くーを見る。
「束様が私に作ってくださったプロヴィデンスの待機状態です」
「プロヴィデンス・・・」
隼人はペンダントを見る。
「だが、いいのか?渡したりして」
「私はこの船の管理をしなければならない。戦う事が少なくなる私には宝の持ち腐れです」
「・・・・」
「ですから、使っていただければ嬉しいです。その子もその方が一番でしょう」
「・・・束さんには言ったのか」
「えぇ。束様も承諾はしてくれました」
「そうか」
「では、私はコレで。これから機関室の様子を見てきます」
そうしてくーは格納庫を出る。
「・・・あれがA、Sプロジェクトの最後の個体か」
「・・・・」
「ナンバーズのA、S05に遺伝子強化素体のA、S07・・・そしてA、S10・・・か」
「・・・・」
「しかし、お前が言った直後にその通りになったな」
「・・・あぁ」
「こういうのをフラグと言うのだろ?」
「ちょっと違うと思うが・・・まぁいいや」
「これで何とかなるのだろ」
「そうだな。少なくとも・・・大きな問題は解決出来た」
そうして隼人は作業に取り掛かる。
「・・・・」
千冬は通路の壁にもたれかかって腕を組んでいた。
(お前はお前が正しいと思った事を突き通せ・・・それが正か否かでも・・・)
戦闘が終わった後一夏から聞いた事を考えていた。
(私や兄さん、一夏を知っている・・・一体何者だ・・・)
一瞬とある人物の顔が脳裏に浮かぶが、すぐに首を横に振って考えを払う。
(いや、ありえん。あいつのわけがない。仮にそうだとしても、なぜ今更私達に・・・)
千冬は無意識に拳を握り締めると、その場から離れる。
その頃――――
「しかし、あなたが腕を取られるとは何時以来でしょうね」
「うるさい。その話はす・・・・・・っ!いってなっ!!」
マスターフェニックスは半身を起き上げるが、フェニックスゼロは押さえ込む。
「じっとしてください。傷口がまた開いてしまいますよ」
と、フェニックスゼロは台の上で仰向けになっているマスターフェニックスの左腕を修理する。
「くそ・・・この俺がこうも・・・」
「さすがのお前もご立腹のようだな」
「それもあるが、まぁ久々に楽しめたさ」
「それは良かったな」
「そもそも言えばなぁ、あの野郎が邪魔しなければ倒せていたものを!」
「だが、もし相手が故障しなければお前は倒されていたように見えたが」
「ぐっ・・・」
ハルファスベーゼの言葉にマスターフェニックスは反論できなかった。
「ですが、気掛かりなものだ、王よ」
と、ハルファスベーゼは玉座に座るバルバトスを見る
「なぜGの力を持つ人間を解放したのです。一部の者はGの力を模した力でしたが、利用価値はあると思うが?」
「確かにそうだが、計画に変更があったのでな、もう必要なくなった」
「一体なぜ?」
「今はまだ言えん。だが、しばらくすれば分かる」
「・・・・」
「しかし、我のコピーを倒すとは・・・本当に大したものだ」
「えぇ。我ら精鋭でも団体にならなければ倒せないものを・・・一人で・・・」
「やはりやつの力は徐々に目覚めつつあるな」
「えぇ。私が用意した策では覚醒には至ってません」
「むしろあの場で覚醒しなかったのが幸いだ」
「だろうな。あそこで覚醒されたら俺達は巻き込まれるがオチだ」
「・・・・」
「まぁしかし、あそこでの目的は達せられたので、結果としては上々です」
「ふむ。それで、あれはどうなっている?」
「未だに目覚める予兆すらありません。波形も全く変化なし」
「・・・・」
「無理やり叩きこせばいいんじゃねぇのか?」
「それでは不完全な状態で誕生することになる。そうなってしまったら我々がこの世界にあれの為に居座り続けた時間が無駄になるのです」
「ふん」
「まぁ今は気長に待とうではない。計画は順調に進んでいる」
「えぇ」
「おう」
「そうですね」
「・・・・」
その会話を入り口の陰でハルファスが聞いていた。
「・・・・」
そのまま近くに居たフェニックスとアイコンタクトをして、一緒にその場を離れた。
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トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ! | ||
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