真・リリカルなのは 第二章 闇の書始動編 第十八話 語られる真相 |
突如として現れた グレアム
彼が話す真相とは?
グレアム「まず、君に謝させてくれ………………本当に申し訳なかった」
はやて「へ? い、いや……………何で謝られてるのかわからへんのですけど?」
グレアム「…………………私は自分の正義の為に、君を殺そうとした」
はやて「!?」
シグナム「何だと!?」
ヴィータ「てめぇ!」
シャマル「…………………………………」
ザフィーラ「主に手は出させん!」
ヴォルケンリッターは、はやての前に立ち、グレアムを睨み付ける
クロノ「落ち着け! 殺そうとしたということは過去形だ!!」
ヴィータ「過去だろうと何だろうと許せるか! ぶん殴ってやる!」
カイト「フン、よく吠える…………………貴様らとて、八神を殺す所だったのにな」
ヴィータ「んだと!」
シグナム「貴様………………………」
シャマル「落ち着いて ヴィータちゃん、シグナム」
ザフィーラ「悔しいが事実だ」
なのは「でも! どうして、はやてちゃんを殺そうとしたんですか?」
グレアム「正確には殺すというより、闇の書ごと永久封印してしまおうと考えていた」
フェイト「永久封印………………………」
グレアム「闇の書は主が死ぬと、何所かへ転生してしまう……………………ならば主ごと封印すればいいと思ったのだよ」
なのは「そんな…………………はやてちゃんは望んで夜天の書の主になったわけじゃないのに…………………」
グレアム「夜天の書?」
クロノ「闇の書の正式名称ですよ、何時の間にか闇の書と呼ばれるようになってしまいましたが…………………」
カイト「やはり屑だな管理局……………関係無い他人を踏み潰し、伸し上がる様は滑稽だ」
クロノ「グレアム提督は出世の為に、そんなことを考えたんじゃない!」
グレアム「いいんだ、クロノ君………………君は天城君といったかな?」
カイト「だったら何だ?」
グレアム「その歳で、これほどの実力とは…………………君達子どもに任せるのは大人として恥じるばかりだが、君達で夜天の書を止めてくれないだろうか?」
グレアムは頭を下げた
クロノ「提督…………………………」
はやて「ちょ!? 頭を上げてください! うちらは無関係やありません! ちゃんと責任とりますから」
なのは「そうです!」
フェイト「私達が止めます! ねぇ? カイト」
カイト「フン、管理局の尻拭いなど誰がするか! 俺は俺で好きにやらせてもらう」
ウィザード(フォームチェンジ! Verブレイザー)
リインフォース「そろそろ目覚めの時だ………………」
はやて「ほな、行こか!」
グレアム「八神君」
はやて「はい?」
グレアム「本当に申し訳なかった、私はもう少しで過ちを犯すところだった」
はやて「……………許しませんよ? だってうちが許したら、あなたを罪から逃がしてるのと同じやから…………………罪って逃げるもんと違って、死ぬまで背負って行くもんやから」
グレアム「……………………………………………………………………………」
はやて「うちは、今までの…………………夜天の書が犯してきた罪を全部背負うつもりやから」
グレアム「!?」
はやて「うちは逃げへん…………………家族の罪は、うちの罪や」
グレアム「……………君は強いな」
はやて「リイン!」
リインフォース「ユニゾン!」
はやてとリインフォースは1つとなり、はやての髪の色が、クリーム色に染まる
はやて「ほな、行ってきます」
グレアム「………………ああ」
飛びさって行く はやて達
グレアム「世代交代……………という奴かな………………」
あの子達なら……………………託せる
〜上空〜
なのは「あれが…………………」
フェイト「ナハトヴァール……………………」
カイト「…………………………………………………………………………」
クロノ「…………………………………………………………………………」
なのは達の目の前には、真黒な魔力の塊が、まるで生き物のように畝っている
はやて「みんな〜」
なのは「はやてちゃん」
はやて「お待たせ〜」
フェイト「アレ? 髪の色が…………………」
クロノ「リインフォースはユニゾンデバイスだったか」
なのは「ユニゾンデバイスって?」
クロノ「持ち主と一体化して、力を貸すデバイスのことだ」
リインフォース(主!! 来ます!!)
ナハトヴァール「ウギャァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!」
黒い塊は変化し、首が何本もあるヘビへとなる
なのは「な!?」
フェイト「今のは何!? 叫び声なの!?」
クロノ「何という魔力だ…………………アレが、ナハトヴァール」
カイト(クッ………不味い…………………あの力が引っ張り出されるようだ)
はやて「うわ〜 キモ」
シグナム「流石にそれは酷いのでは?」
ヴィータ「いや、キモいだろ、アレ」
シャマル「うっぷ!!」
爬虫類が大嫌いなシャマルにはキツイ
ザフィーラ「大丈夫か? シャマル」
ナハトヴァール「シャガァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!」
ナハトヴァールの姿は、まるで八岐大蛇
クロノ「どうやら、向こうも待ちきれんようだ…………………行くぞ!」
なのは&フェイト「「うん」」
はやて「任せてや!」
シグナム「主の為に!」
ヴィータ「あいつを倒す」
シャマル「あ! リバースするかも………………」
ザフィーラ「!?」
カイト「………………………………………………………………」
アレを倒すのが先か……………それとも目覚めるのが先か……………
カイト「あと少しだけ持てよ………………俺の体………………」
次回…………………決戦
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もう一話投稿!! まぁ短いけどね・・・・・・ |
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