IS?インフィニット・ストラトス?黒獅子と駆ける者?
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episode151 封じられた力

 

 

 

 

ネェル・アーガマは左側のエンジンの一部より煙を上げながら飛行し、その周囲では激しい戦闘が繰り広げられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ラウラは左手に持つビームサーベルを振るい接近してくる無人機を切り裂く。

 

背後より無人機が顎よりビームサーベルを出して振り掛かるが、ラウラはフィールドを張って攻撃を弾き、そのまま後ろを振り向き際にビームサーベルを振るって無人機を切り裂く。

 

(亡国機業め!なぜこのタイミングで襲撃を!)

 

両膝のGNキャノンUを展開して砲撃し、無人機を撃ち落していくと、直後に背中のGNキャノンUも放って無人機を撃ち落す。

 

次に左腕のビームサーベルを振るい無人機の羽を切り裂くと、至近距離で左膝のGNキャノンUを放って撃ち抜く。

 

 

 

 

 

 

「っ!」

 

ラウラはとっさにその場より離れるとそこを投げナイフが通り過ぎた。

 

(今の攻撃は・・・!)

 

すぐに右手にもビームサーベルを出すと後ろに振り向き際にビームサーベルを振るうと、黄色のビームサーベルを交わる。

 

「しばらく見ない内に腕を上げたようだな、07!」

 

「っ!05!」

 

そこにはガイストを纏うリアスがいた。

 

リアスはラウラを押し返すと胸部のビームキャノンを放つもラウラはフィールドを張って弾くと一気に飛び出してビームサーベルを振るうも、リアスも右掌から出しているビームサーベルを振るい刃を交える。

 

「なぜ我々を襲撃する!人間同士で戦っている場合ではないのだぞ!」

 

「そうだろうな。だが、生憎さま私達は人間では無いのでな!」

 

「屁理屈を!!」

 

リアスは再度ラウラを押し返すと左掌よりビームサーベルを出して振り下ろすも、ラウラはとっさに左手のビームサーベルで受け止める。

 

「世界中でバインドの襲撃があると言うのになぜお前達は!」

 

「知った事ではない。世界がどうなろうと、我々ナンバーズには関係ない事だ」

 

「くっ!お前と言うやつは!」

 

「私を憎むのならば、倒して見せろ!」

 

「そのつもりだ!」

 

ラウラはリアスを押し返して両手のビームサーベルを振るうも、リアスは後ろに飛んでかわす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ブラッドレイン!』

 

リインフォースは四枚の翼より赤い羽根を放って無人機を落としていく。

 

直後に両手のバスターライフルを放って無人機を次々と撃ち落していく。

 

(しかし分からないものだ。なぜ亡国機業はこのタイミングで・・・)

 

考えながらもバスターライフルを収納しを右サイドアーマーより右手にビームサーベルを抜き放ち、近付いてくる無人機を切り裂く。

 

(消耗した所を叩くと言うのも考えられる・・・だが――――)

 

リインフォースは今までに無いぐらいの胸騒ぎを感じていた。

 

(嫌な予感がする・・・何なのだ・・・これは・・・・・・!)

 

すると左からビームが飛んできて、リインフォースはとっさに左手を前に出してフィールドで弾く。

 

 

 

「さすがですわね・・・融合騎」

 

『っ!』

 

とっさに砲撃元を見ると、そこにはクロノスを纏ったシスターが居た。

 

『お前は・・・』

 

「どうやらタイプゼロは更に力を増していますわね。いい傾向ですわ」

 

『どういう事だ』

 

「あたなも薄々気付いていらっしゃるのでしょ?」

 

『・・・・』

 

「ここで花が咲けば美しい事でしょうね。一生見れるか分からないものですから」

 

『・・・そうは――――』

 

リインフォースは四枚の翼を広げ、ビームサーベルを振るう。

 

『させん!!』

 

そのまま一気に飛び出してビームサーベルを振るうが、シスターはガトリングガンの先端からビームサーベルを出して斬撃を受け止める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隼人はアームドアーマーBSを照射して無人機を五体以上切り裂く。

 

「っ!」

 

すぐに左腕のビームトンファーを展開して振るい、背後から迫ってくる無人機を切り裂く。

 

(くっ・・・やはり動きづらい)

 

隼人は違和感を覚えながらアームドアーマーBSを放って無人機を切り裂く。

 

(バルバドス・ミラージュの砲撃によって焼き切れた回路は全てが直ってない。その分伝達が遅い。通常の半分出るか出ないかの瀬戸際だな)

 

その間に無人機が顎から出したビームサーベルを振るってくるも、隼人は身体を少しずらしてかわすと左腕のビームトンファーを展開して首を繰り落とす。

 

(これが仇にならなければいいが・・・)

 

直後に両掌よりビームサーベルを出して無人機が接近してくるが、隼人は背中のアームドアーマーDEのビームキャノンを放って撃ち抜く。

 

 

 

 

 

「っ!」

 

隼人はとっさに上昇すると、さっきまで居た所を複数のビームが通り過ぎる。

 

「ちっ!」

 

すると次々と多方向よりビームが飛んできて隼人はとっさに回避する。

 

 

 

「ハッハッ!!」

 

「っ!」

 

すると背後から何者かが迫ってきて得物を振り下ろしてくるが、隼人はとっさに振り向いて右腕のビームトンファーを展開して斬撃を受け止める。

 

「久しぶりだなぁっ!神風隼人!!」

 

「お前は・・・・・・あの時の蜘蛛女か!」

 

「オータム様だ!いい加減名前を覚えやがれ!!」

 

オータムは隼人を押し飛ばすが、スラスターを噴射して止まる。

 

「だがな!!また会えて嬉しいぜ!!」

 

「俺はちっとも嬉しくも何とも無いな」

 

隼人はビームトンファーを収納する。

 

「だが私は嬉しいぜ。何だってようやくテメェの首を貰えるんだからな!」

 

「趣味ワリィな。それで首を飾ろうってか?」

 

隼人は身構えると、オータムの纏うISを見る。

 

以前のISに酷似しており、背中には蜘蛛の脚があったが、よく見れば腰の両サイドにはコンテナと思われるアーマーを搭載し、非固定ユニットの右側には大型のキャノンを持ちもう片方には何らかのユニットを持ち、右手には大剣を持ち、左腕の形状も異なっていた。

 

(若干スローネに似ているな。それも一号機から三号機の武装と装備を全て装備したフル装備って所か)

 

「こいつはドクターに恥を忍んでテメェを倒す為に作ってもらったIS・・・『アラクネ・ダークネス』だ!」

 

「厨二病クセェネーミングだな」

 

「名前なんざどうでもいいんだよ!!だがテメェには分からないだろうな!あの後私が受けた屈辱をな!!」

 

オータムは右腕を横に振るう、

 

「私がISのみならずコアを失ってからスコールは以前より冷たくなってしまったんだよ!!」

 

「・・・・」

 

「それがどれだけ私に堪えたか、お前に分かるか!!」

 

「知るか」

 

「ならたっぷりと味あわせてやるよ!その苦しみをな!!」

 

オータムは一気に飛び出すと右手のバスターソードを振るうも、隼人は右腕のトンファーを展開して攻撃を受け止める。

 

直後に隼人を押し返すとフロントアーマーの表面装甲を展開するとミサイルを放ってくる。

 

「ちっ!」

 

隼人は頭部バルカンを放ってミサイルを撃ち落す。

 

「行きなっ!!ファングッ!!」

 

と、両サイドアーマーより赤い光を出して爪の様な形状のビットが六基放たれた。

 

隼人はファングより放たれる赤黒いビームをかわしていくが、その瞬間を狙ってオータムは非固定ユニット右側のビームキャノンを放つも、隼人はギリギリ何とかかわす。

 

しかしその直後にファングが飛び出て来てビーム刃を出し、バンシィ・ノルンの左肩上部を切り掠める。

 

「ぐっ!」

 

隼人はアームドアーマーBSを照射するも、ファングは素早くビームをかわす。

 

 

 

「オラァッ!!」

 

と、オータムは背後から接近してバンシィ・ノルンの後頭部を勢いよく蹴り付けた。

 

「っ!」

 

隼人はとっさに左腕のビームトンファーを展開して後ろに振り向き際に振るうも、オータムはその前に回避するとバスターソードの峰で胸部を叩き付ける。

 

とっさに右腕のビームトンファーを振るうも、身体をずらしてかわすと、左腕のビームガンを至近距離で放って隼人を吹き飛ばす。

 

「こいつ!」

 

すぐに背中のアームドアーマーDEのビームキャノンを放つもオータムはバスターソードを展開してフィールドでビームを弾くと、背中の蜘蛛の脚よりビームを放ってくる。

 

隼人は回避しようとするが、いくつかかわし切れずに直撃を受ける。

 

オータムはそのまま飛び出してバスターソードを振るい、ビームトンファーを振るって刃を交えるもオータムは強引に押し返すと蜘蛛の脚一本を突き出してバンシィ・ノルンを突き飛ばした。

 

(何だ!?こいつ以前よりも動きが・・・!?)

 

最初に戦った時や学園祭の時とは動きがまるで違う。それ以前に攻撃に対する反応速度が上がっている。

いくら期間がかなり空いていたとは言っても、ここまで技量が上がるはずが無い。

 

「ハッ!!」

 

オータムはバスターソードを振り下ろすも、隼人は左腕のビームトンファーを上に上げて斬撃を受け止める。

 

隼人はそのままアームドアーマーBSをオータムに向けるが、オータムはつま先よりビームサーベルを出して右足を振り上げて砲身を切り裂く。

 

「なにっ!?」

 

直後にアームドアーマーBSが爆発して隼人は吹き飛ばされるもオータムと距離を置く。

 

「どうやら戸惑っているようだな!私の動きの大きな変化になっ!!」

 

オータムはファングを飛ばしてビームを放つも、隼人はスラスターを噴射して何とかかわしていく。

 

「冥土の土産に教えてやるよ!!今日まで私は地獄の苦しみに耐えて力を得たんだよ!」

 

「なに?」

 

「色んな薬物や改造を受けて身体能力を飛躍的に上げているんだよ!」

 

「馬鹿な!そんな事をすればどうなるか・・・」

 

「分かった上での措置だ。お陰で私は最強の力を得たんだよ!」

 

その場から飛び出してバスターソードを勢いよく振るうとバンシィ・ノルンの胴体を捉えたが、隼人は左脚を振り上げてバスターソードを蹴り上げる。

 

「だからよ、これで私がテメェを討ち取れば、スコールは再び私に優しくしてくれる!前の様に戻せるんだよ!!」

 

直後にファング一基をビーム刃を出して飛ばし、バンシィ・ノルンの左脚に突き刺した。

 

「がっ!?」

 

隼人は激痛が走るが、すぐにビームトンファーを振るってファングを切り裂く。

 

「偽りの力なんかが最強なわけ無いだろうが!!」

 

「どうとでも言いやがれ!」

 

オータムはビームキャノンを放つも隼人は横に飛んでかわす。

 

「私はスコールが私だけを見てくれればそれでいいんだよ!!その為だったら私は悪魔にだって魂を売ってやる!」

 

蜘蛛の脚よりビーム弾を放っていくつかがバンシィ・ノルンの各所に命中する

 

(強化人間の様な処置を受けてまで幹部に徹する・・・・・・何てやつだ!)

 

隼人は頭部バルカンを放ってオータムを牽制するが、直後に左腕のビームガンを放ってくるも、右腕を上げてビーム弾をかわす。

 

(だったら!!)

 

隼人はデストロイモードに移行しようとサイコフレームを発動させる。

 

 

 

 

「待っていたぜ!!それを使う瞬間をな!!」

 

「なにっ!?」

 

するとオータムは背中と左側の非固定ユニットの装甲表面を展開すると、そこを発光させる。

 

「っ!?」

 

するとサイコフレームは突然輝きを失い、デストロイモードに変形できなかった。

 

(サイコフレームが強制停止!?ま、まさかこれは!?)

 

 

 

「ハッハッ!!どうだ、神風隼人!!テメェが捕まっている間にドクターが黒獅子を解析して作り上げた『サイコジャマー』のお味は!!」

 

(やはりそうか・・・!)

 

「これで角割れにはなれねぇよな!!」

 

オータムはファングを飛ばしてビームを放ってバンシィ・ノルンに直撃させる。

 

「くそっ!」

 

隼人は攻撃を受けながらも一気に飛び出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・」

 

マドカは右肩に担ぐ大型ビームライフルを放って無人機を正確無比に次々と撃ち落していく。

 

直後に周囲に配置していたドラグーンを飛ばしてビームを周囲に放って無人機を撃ち落す。

 

(以前の機体よりかは反応がいいな)

 

そう感じながら左腕の複合シールドのビームガンを放って無人機を撃ち落すと背後より無人機が顎よりビームサーベルを出して振り掛かるも、マドカはそのままビームサーベルを出して振り向き際に無人機を切り裂く。

 

直後に大型三基を前面に置くと拡散ビームを放って無人機を撃ち落していく。

 

(ビットの反応速度はサイレントゼフィルスよりもいいな)

 

そう思いながら大型ドラグーンをバックパックに戻す。

 

 

 

 

 

「っ!」

 

マドカはとっさに左腕の複合シールドよりビームサーベルを出して振るい、飛んでくるビームを切り裂く。

 

「勘は鈍ってないようね、エム」

 

「お前も容赦無い所は相変わらずだな・・・スコール」

 

後ろを振り向くと、一体のISが立っていた。

 

全身赤いカラーリングをしており、胸部や両腕、両膝に装飾が施され、額に一本の角を持ちグリーンのモノアイを持っていた。背中にはバックパックを搭載し、その下部に棒状のプロペラントタンクを搭載し、右手にはバレルの長いビームライフルを持ち、左腕には紋章の様な模様が描かれたシールドを持っていた。

 

「しかし予想外だったわね。まさかあなたが裏切る何て」

 

「元々お前達に漬け込む気など無かった。別に思い残りなど無い」

 

「そう。本来ならあなたは死んで私の前には居ないはずだった。でも、あなたの体内にあるナノマシンは機能停止になって始末出来なかった」

 

「・・・・」

 

「神風隼人の黒獅子のお陰かしら?」

 

「そうだな。正直ありがたいと思ってる」

 

「・・・とは言っても、多少生きる時間が延びただけで、あなたの命が短いのは変わり無い」

 

「そうだな。それは抗えん運命だ。別に悔やんでなどいない」

 

「それでも、あなたはそちらに着いた。何があなたを変えたのかしら」

 

「さぁな。だが、私がこうして居られるのも・・・神風隼人のお陰だ」

 

「・・・・」

 

「姉さんを超えるが為に作られた短い命。それが出来ないのなら生きる意味など無い」

 

「・・・・」

 

「だが、その限られた時間で生きるからこその幸せがある。それをあいつが教えてくれた」

 

マドカの声には明るみがあった。

 

「・・・恋心かしら。あなたを変えたものって」

 

「さぁな。私にもこの感情だけは分からんさ。最初はそうだった。だが、これだけは言える」

 

マドカは大型ビームライフルをスコールに向ける。

 

「神風隼人の傍に居たい。そして彼と共に戦う。自分に素直になって考え出した・・・私の答えだ」

 

「素直に、か・・・。いい人に救って貰ったものね」

 

「かもな」

 

スコールはシールドよりビームアックスを出すとブースターをせり出して飛び出すと、マドカもスラスターを噴射して飛び出し、複合シールドのビームサーベルを振るってスコールのビームアックスと交える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーロンは海中から飛び出てくるミサイルをランスのビームバルカンで撃ち落す。

 

(水中戦が出来るものが居ない以上、海中の無人機排除には千冬やユニコーン達に任せるしかないが・・・これでは迎撃が・・・)

 

現在千冬が海面ギリギリで無人機が出てきた所を千冬がレヴァンティンで切り裂く。

 

ユニコーンはエクサランスカノンを放って海中の無人機を撃ち抜き、後部コンテナを展開してミサイルを放って海中の無人機に命中させる。

 

バンシィは海中浅瀬の無人機をライオットザンバーを突き出して切り裂いていた。

 

「ちっ!」

 

アーロンは左肩のアンカーガンを射出して接近してくる無人機を絡めつかせると強引に振るい、別の無人機にぶつけて破壊する。

 

(ネェル・アーガマは何とか高度を維持しているが、航行速度が低下している)

 

第一エンジンより黒煙を上げているが、高度は何とか維持し続けている。

 

(何とかエンジンが修理されるまで攻撃を阻止しないとな)

 

アーロンはそこから飛び出すとランスを突き出して無人機を貫くとすぐに蹴り飛ばして別の無人機にぶつけてまとめて撃破する。

 

 

 

「っ!」

 

とっさにリアアーマーよりビームサーベルを左手に持って抜き放つと同時に振るうと、ビーム刃と交える。

 

「っ!こいつは・・・!」

 

そこに居たのはトリコロールカラーのナンバーズのIS・・・レギルスがいた。

 

「クライン!」

 

アーロンはレギルスを押し返すとランスを突き出すもレギルスは左脇に通して締めると、腹部のビームバスターを放とうとする。

 

「っ!」

 

アーロンは勢いよくレギルスを蹴り飛ばして離れると、直後にビームバスターが放たれるもとっさに胸部補助スラスターを全開に噴射してかわす。

 

ランスをリアアーマーにマウントするとハイパービームライフルを展開して放つもレギルスは横に飛んでかわし、シールド表面を下にスライドさせてしたより球体状のビットを出すと同時にアーロンに向けて飛ばす。

 

ハイパービームライフルを放ってビットの一部を撃ち落すも、残りが接近してきてすぐにスラスターを噴射してビットから逃げる。

 

しかしその間にレギルスは背中より左脇よりビームキャノンを出し、右手のビームライフルと併用して放つも、アーロンはそれらをかわし、急速後退すると同時に直角に下へと降下すると、砲撃の一部が追いかけていたビットに直撃して爆発する。

 

アーロンはそのまま瞬間加速を掛けて一気にレギルスに接近するが、左掌よりビームサーベルを出して接近するアーロンにビームサーベルを振るい、ビーム刃を交える。

 

「クライン。もうお前を助けられないのなら、お前を破壊する!」

 

アーロンはレギルスを押し飛ばすと胸部のドクロより眩い光を放ち、レギルスの動きを止める。

 

すぐにハイパービームライフルを放つが、レギルスは首を傾げてかわすも、装甲表面を蒸発させる。

 

「俺がお前にしてやれるのは・・・それだけだ!」

 

ビームサーベルを握る力を入れ、一気に飛び出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いきなさい!」

 

セシリアはツヴァイとユニゾンしてドラグーンを一斉発射すると背中のキャノンを展開して放って無人機を大量に撃ち落す。

 

そのままロングライフルを放って無人機を撃ち落す。

 

ツヴァイはドラグーンの操作をして無人機が両掌より放つビームを回避させるとその無人機に向けてドラグーンを放って撃ち抜く。

 

「リインさん!いきますわよ!」

 

『はいです!』

 

そしてドラグーンを周囲に配置し、ロングライフルを二つに分割して両手に持つと両腰のレールキャノンと背中のキャノンを展開し、全武装によるフルバーストを行い無人機を大量に撃ち落した。

 

 

 

 

『っ!右から来ます、セシリアさん!』

 

「っ!」

 

セシリアはツヴァイの警告に反応し、右腕のリフレクターを出して右の方を向くと、太いビームが飛んできてリフレクターに弾かれる。

 

「さすがはイギリス代表候補生・・・。よくぞ防ぎましたね」

 

と、砲撃元には大型ビームランチャーを構える白い機体がいた。

 

「あなたは・・・キャノンボール・ファストで隼人さんと戦っていた・・・」

 

「覚えていましたか。これは光栄ですね」

 

「・・・・」

 

「では、手合わせを願いましょうか」

 

「あなたに狂想曲(ワルツ)を奏でられるかしら?」

 

「もちろん」

 

「では、お相手をして差し上げますわ」

 

セシリアはビームライフルを連結して飛び上がり、ディードも大型ビームランチャーを構えると飛び出して上部のライフルを放つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・」

 

ユニコーンは海中の無人機を撃ち抜きながらも、ちらっと隼人を見る。

 

(デストロイモードを封じられた上に通常の半分も能力が発揮できない状態。かなり苦戦している)

 

オータムに苦戦しながらも応戦する隼人。

 

(嫌な方向に向かわなければいいんだけど・・・)

 

胸中には嫌な予感しかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
トラックに轢かれそうになった女の子を助けて俺はお陀仏になった・・・。・・・って!それが本来の死じゃなくて、神様のミスで!?呆れている俺に、その神様がお詫びとして他の世界に転生させてくれると言うことらしい・・・。そして俺は『インフィニットストラトス』の世界に転生し、黒獅子と呼ばれるISと共にその世界で戦うぜ!
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ユニコーン バンシィ ガンダム インフィニット・ストラトス IS 

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