真・リリカルなのは 第三章 彷徨う欠片編 第十三話 其々の戦い |
目覚めてから、特に何もしていない ディアーチェ達
闇の書の奪還という目的があるが、誰が何所で持っているなどの情報を全く知らない
ディアーチェ「良し! ここから手分けして探すぞ!」
シュテル「仕方ありませんね」
レヴィ「よ〜し、僕が一番最初に見つけるぞ〜」
ディアーチェ「邪魔する奴は潰せ! 我らに勝てる者など居らんだろうがな!」
シュテル「私達のオリジナルには気をつけなくては…………」
レヴィ「大丈夫だよ! シュテるん!!」
シュテル「レヴィ?」
レヴィ「どんな奴が来ても、僕がやっつけるからさ!」
自信満々のレヴィ
ディアーチェ「レヴィめ、言いよるわ! だがその通りよ!!」
シュテル「王?」
ディアーチェ「オリジナルを叩き潰し、我らが本物なる…………それは、それで面白い」
絶対的な自信と覇気を持つ ディアーチェ
シュテル「………そうですね、私共は偽物ですからね」
あくまで冷静沈着な シュテル
中々面白い3組である
レヴィ「オリジナルなんて倒しちゃお! 僕らなら出来るさ!!」
ディアーチェ「うむ、では行って来い! 吉報を待つ!」
レヴィ「え? 王様は行かないの?」
ディアーチェ「王は待つのが仕事だ。働くのはお前達家臣の仕事だ、良し行け!!」
レヴィ「ぶ〜 王様ズッコイ!」
シュテル「では行ってきます、あまり遠くには行かれないように」
ディアーチェ「わかっておる」
文句をいいながら行くレヴィと真面目なシュテル、偉そうなディアーチェ
彼女達マテリアルこそ、欠片の本体である
〜フェイト視点〜
フェイト「ふぅ〜」
魔力が完全に回復していないけど、偽物を倒さなくっちゃ
フェイト「管理局は大変だよ」
嘱託でこれほど忙しいのだ
管理局員になったら、どれだけ忙しいのだろう?
フェイト「……………………………………………」
執務官って大変だろうな……………
?「お前は僕のオリジナルだろ?」
フェイト「え?」
声がした方を向いてみると
フェイト「わ、私にそっくりな女の子が居る!?」
?「僕はレヴィ、取り合えず、お前を倒すね♪」
フェイト「え?」
バルディッシュに似ているデバイスで斬り掛かってくる レヴィ
レヴィの攻撃を躱しながら問う
フェイト「ちょっと待って、レヴィって言ったけ? 何で私を倒そうとするの?」
レヴィ「敵だからだ!」
フェイト「どうして敵なの?」
レヴィ「わからないのか? 僕のオリジナルの癖にアホだな! お前!」
レヴィにアホと言われるのは屈辱だろう
フェイト「…………………………………………」
ちょっとだけイラつきました
レヴィ「僕は欠片だよ! お前を元に創られたのさ!!」
フェイト「!?」
つ、創られた………………………
レヴィ「それじゃあ倒すね♪」
フェイト「戦うしかないようだね! バルディッシュ!」
バルディッシュ(クレッセントフォーム)
レヴィ「僕のバルニフィカスの方が強くて、カッコいいぞ!!」
バルディッシュと瓜二つのデバイスである
相違点は魔力で構成されている刃の色である
バルディッシュは黄色だが、バルニフィカスは青である
レヴィ「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」
フェイト「やぁぁぁぁぁぁ!!!!」
バルディッシュとバルニフィカスが打つかり合う
ガキィィィン
レヴィ「食らえ! 僕の必殺技! 光翼斬!!」
魔力刃を飛ばしてくる レヴィ
フェイト「当たらない!」
しかし、フェイトは軽々と躱す
レヴィ「あ! 躱すなんて生意気だぞ!」
フェイト「アークセイバー!!!」
フェイトは仕返しに、レヴィに攻撃する
レヴィ「痛って!!」
フェイトの攻撃を躱しきれない レヴィ
レヴィ「もう怒ったぞ!」
レヴィのスピードが跳ね上がる
フェイト「は、早い!」
ソニックフォームと対等かもしれない
レヴィ「後ろを取ったぞ!」
フェイト「仕舞った!!」
レヴィ「スーパー光翼斬!!!」
光翼斬にスーパーを付けただけの技である
つまり、威力が上がっているわけではない
フェイト「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
しかし、光翼斬自体がかなり威力がある技の為、防御力が低いフェイトにとっては脅威である
フェイトは吹き飛ばされてしまう
レヴィ「見たか! 僕の力を! 僕は強い! 僕は最強!」
フェイト「クッ」
魔力が全快なら……………………
フェイト「今プラズマザンバーを撃てば、魔力が空になって動けなくなるかも…………」
でも!
フェイト「やるしかない!!」
バルディッシュ(カートリッジロード)
レヴィ「何かやるつもりか? させないぞ〜」
レヴィはフェイトに突っ込んで来る
フェイト(チャンス!!)「雷光一閃! プラズマザンバー!!」
レヴィ「やぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
レヴィがすぐそこまで迫る
フェイト「ブレイカァァァァァァァ!!!!!!」
レヴィ「!?」
黄色い砲撃がレヴィに放たれる
フェイト「これで、欠片の本体を1つは倒せた…………………」
レヴィ「倒せてないよ?」
フェイト「!?」
フェイトの目の前には無傷のレヴィが立っていた
フェイト「そ、そんな……………どうして?」
レヴィ「当たったら、痛そうだったから、躱したよ♪」
フェイト「!?」
あの距離で躱した………そんな………………
レヴィ「さ〜て、お前を倒して、闇の書を取り換えそ〜と」
フェイト「や、闇の書を取り返すだと!?」
レヴィ「そうさ! 僕は別に要らないけど、王様が言うから仕方なくね!」
フェイト「王様………」
レヴィより強い欠片ということか……………
レヴィ「それじゃあ!!」
鎌をフェイトの首に添える
レヴィ「バイバ〜イ♪」
レヴィは振りかぶり、フェイトに止めを刺そうとした………しかし
カイト「フレイムバレット!!」
紅い弾丸がレヴィーに直撃し、燃え移る
レヴィ「熱っち〜い!!!!」
フェイト「カ、カイト…………助けてくれたの?」
カイト「フン、貴様のような雑魚を助けても、俺に徳は無い。欠片を潰す………それだけだ」
レヴィ「お前! よくもやったな! 許さないぞ!!」
怒る レヴィ
カイト「来い! 貴様を討ち、地球を救う!」
〜なのは視点〜
なのはも欠片と遭遇した
なのは「あ、あなたは?」
シュテル「ごきげんよう、私はシュテル」
なのは「ご、ご丁寧にどうもなの、高町なのはなの」
まさか、丁寧なあいさつをしてくるとは思わなかったので、反応に困った なのは
シュテル「ナノハですか。恐らくあなたは私のオリジナルですね」
なのは「オリジナル?」
シュテル「私は欠片、あなたをモデルにして、生み出された存在というわけです」
なのは「か、欠片!?」
シュテル「あなたの敵というわけです」
なのは「…………じゃあ戦うしかないんだね」
状況を理解した なのは
シュテル「ええ」
なのは「それじゃあ、行くよ!!」
シュテル「ええ」
〜はやて視点〜
さらに はやても欠片と遭遇していた
ディアーチェ「やれやれ、我の手を煩わせるか」
はやて「悪いけど、相手してもらおうか」
シュベルツクロイツを構える はやて
ディアーチェ「フン、子鴉が! 貴様のような塵芥面が我のオリジナルとはな」
はやて「塵芥面!? どんな顔やねん!!」
ディアーチェ「フン、脳みそまで塵芥だな、貴様のようなブスを塵芥面というのだ!」
はやて「ブ、ブスって…………面と向かって言われると傷つくわ」
ディアーチェ「行くぞ! 塵芥!」
はやて「存在を塵芥にされた!?」
次回 激戦
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