真・リリカルなのは 第三章 彷徨う欠片編 第十五話 鬼神アンティー |
恐ろしいほどの実力を持つ アンティー
彼に挑むヴォルケンリッター
シグナム達の連携で、鬼神を打破できるか……………………
アンティー「死ねぇぇぇぇ!!!!!!」
アンティーのデバイスは斧2つ、アームドデバイスである
双斧と言った所か
さらに、珍しい古代ベルカ式である
シグナム「紫電一閃!!」
アンティー「キャハッ!!!」
ガキィン
シグナムの技を軽々弾く アンティー
残虐で、勝つためには手段を選ばない男だが、実力はかなりのものである
ラフィオンやオーマ、クライドで漸くまともに戦えるレベルである
ヴィータ「潰れろ!!」
アイゼン(ラケーテンハンマー)
アンティー「グハハハハ!!!!!」
ガキィィィン
ヴィータの攻撃も軽々弾く
アンティー「オラァァァァァ!!!!!!」
ブンッ
片方の斧をブーメランのように投げる
ザフィーラ「グワッ!!」
目の前に居たザフィーラが切り裂かれる
ヴィータ「ザフィーラ!!」
シャマル「クラスタペンデュラム!」
魔力の糸で斧を持つ右手を縛る
シャマル「シグナム!!」
シグナム「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
シグナムが隙だらけのアンティーに切り掛かる
アンティー「フン!」
プチッ
呆気なく千切られる魔力の糸
アンティー「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
両手で1つの斧を持ち、シグナムを切り裂く
シグナム「クッ」
斧を狙って切り裂く シグナム………………………しかし
ガキィィィン
シグナム「なん…………だと」
レヴァンティンが………………切断された
ヴィータ「嘘だろ!?」
先っぽだけだが、切断され短くなった レヴァンティン
アンティー「死ねぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
アンティーはシグナムに切り掛かる
ショックの為か、シグナムは動けないでいた
シャマル「シグナム!!」
ザフィーラ「鋼の軛!!」
アンティーの動きを止めようとするが、
アンティー「邪魔ぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
アンティーは鋼の軛を紙のようにあっさりと切断する
ヴィータ「アイゼン!!」
アイゼン(カートリッジロード! ギガントフォルム)
ヴィータ「ギガントシュラーク!!!」
巨大なハンマーでアンティーを薙ぎ払い、壁に叩きつける
アンティー「ぎゃがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
アンティーも流石にダメージを負ったようだ
シグナム「スマン、ヴィータ…………助かったぞ」
ヴィータ「ボサッとしてんなよ!!」
シグナム「考えていたのだ、短くなったレヴァンティンで、どう戦うかをな」
ヴィータ「思いついたのか?」
シグナム「いや、やはり私には近ずいて斬る! これしかない!!」
ヴィータ「アホくさ…………でもまぁベルカだしな………………それでいいか」
シグナム「シャマル! ザフィーラ! 援護は任せるぞ!!」
シャマル「ええ!!」
ザフィーラ「任せよ!」
シグナム「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ヴィータ「オラァァァァァァ!!!!」
突撃する2人
アンティー「………俺の体に………傷?」
アンティーの魔力が上昇する
アンティー「粉々にしてやるぞぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!」
一気に魔力を解放する
その衝撃で、地面が少し抉れる
シグナム「……………今までに見た奴と違って、随分と自我が強い欠片だな」
アンティー「食らえやぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
斧の地面に叩きつける
その瞬間、地面が砕け散り、衝撃で石などが飛び散る
シグナム「チッ」
ヴィータ「小賢しいマネしやがる」
シグナムとヴィータは自分達に飛んできた石を砕いて行く
アンティー「グハハハハハハ!!!!!!」
アンティーは先ほど投げて、地面に突き刺さっている、もう1つの斧を取りに行く
シグナム「時間稼ぎか!」
斧を取り戻し、万全の状態となる アンティー
アンティー「ぶち殺す、ぶち殺ぉぉぉぉぉぉす!!!!!!!」
ブンッ
双斧を振りかぶると、
スパンッ
近くの建物達が崩れていく
ヴィータ「何だと!!」
シグナム「斬撃だけで建物を切り裂いたか……………」
アンティー「微塵切り!!」
網目状の斬撃が飛ばされてくる
シグナム「ヴィータ! これは躱すぞ!!」
ヴィータ「言われなくても!!」
上空に飛びあがり、回避するシグナム達
アンティー「((斬撃蒋|ざんげきしょう))!!」
巨大な斬撃がシグナム達に迫りくる
ヴィータ「舐めんな!!」
アイゼン(カートリッジロード)
ヴィータ「テートリヒ・シュラーク!!」
ヴィータは技で斬撃を相殺しようとする
ガキィィン
ヴィータ「うぐっ!」
しかし、押し負けそうになる
シグナム「はぁっ!」
シグナムが横から斬撃を切り裂き、ヴィータを助ける
ヴィータ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、なんて斬撃だ…こっちはカートリッジ使ったってのに」
シグナム「遠距離でも強いな……………」
アンティー「キャハッ!!!」
今度はアンティーからシグナム達に近づく
シグナム「来るぞ! ヴィータ!!」
ヴィータ「わかってる!!」
アンティー「オラァァァァァァ!!!!!!!」
片手で振りかざされる斧
ヴィータ「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ヴィータはアイゼンで防ぐものの、吹き飛ばされてしまう
シグナム「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
アンティー「キャハッ!」
シグナムが本気で振りかざしたレヴァンティンも片手で持った斧に止められる
アンティー「死ねやぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ヴィータを吹き飛ばした左手に持つ斧の先端から、魔力の刃が出現し、槍のような形となる
シグナム「!?」
アンティー「グハハハ!!」
ザシュッ
シグナム「グッ」
シグナムは横腹を貫かれる
ザフィーラ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」
ザフィーラがアンティーに殴るかかろうとするが
アンティー「死ね!!」
体を回転させ、シグナムとザフィーラ両方を一気に切り裂く アンティー
アンティー「お前もころぉぉぉぉぉす!!!!!」
アンティーはシャマルに突撃する
シャマル「破壊の雷!」
シャマル攻撃は直撃するが
アンティー「殺、殺、殺、殺、殺、殺、殺」
全く効いていないようだ
ヴィータ「フランメ・シュラーク!!」
アンティー「!?」
ヴィータの不意打ちに反応出来ず、まともに技を顔面に受けた アンティー
ヴィータ「どうだ!! ちょっとは痛てぇだろ!!」
アンティー「……痛てぇ………痛てぇよ…………」
ヴィータ「ざまぁみろ!!」
アンティー「痛てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
ヴィータ「!?」
アンティーはヴィータの懐に入り
アンティー「煉獄落し!!」
斧を下から上へと薙ぎ払い、ヴィータを上空に上げる
ヴィータ「カッハッ!」
アンティーも上空へと飛び、ヴィータに近づく
ブンッ
双斧を振りかざし、ヴィータに叩きつける
ヴィータ「グッギャ!」
ヴィータはかなりのスピードで落下する
アンティーは瞬時に地面に戻り、落下してくるヴィータを待つ
アンティーは双斧に魔力を溜め込んでおり、落ちてきたヴィータを切断するようだ
シャマル(アレを食らったら、ヴィータちゃんが死んじゃう!!)
シャマルは直感でそう感じ
シャマル「ホーミーネット!!」
魔力の糸を網目状にする
ヴィータの落下を阻止するためである
シャマル「これでヴィータちゃんは大丈夫…………え!?」
アンティー「…………………………………………」
何時の間にか自分の目の前に居る アンティーを見て、シャマルは恐怖した
アンティー「…………………………………………………………………」
ブンッ
何も言わず、ただ斧を振りかざす アンティー
シャマルは躱しきれず、切り裂かれてしまう
シャマル「グッ!」
地面に倒れ、身動きが取れない シャマル
ホーミーネットも消えてしまい、ヴィータの落下は止まらない
シャマル「ダ、ダメ……………」
ヴィータはアンティーに殺される
シャマルは諦めかけた……………しかし
ザフィーラ「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」
ザフィーラが捨て身で、アンティーにぶつかる
アンティーも流石によろけてしまう
シグナム「良し!!」
シグナムがヴィータを受け止める
アンティー「退けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
ザフィーラ「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
ザフィーラは何度もアンティーに切り裂かれ、全身血だらけになってしまう
シャマルも動けず、ヴィータもすでに意識が無い
もう戦えるのはシグナムしか居ない
シグナム「………………………………………………………」
そっとヴィータを地面に寝かせ、アンティーに向かって構える シグナム
シグナム「我らは負けん! 1人暴れる貴様のような暴虐者になど……………」
シグナムも戦意はあるが、体は悲鳴を上げていた
しかし、ここで負ければ自分達は殺される
それだけは許されない
死ぬのが怖いのではない
はやてを1人にしてしまうのが怖いのだ
シグナム(主はやては何よりも孤独を恐れていた……………我らは主の孤独を振り払う雲)
シグナムはアンティーを睨み付ける
シグナム「生きて帰ることこそが、我らの使命! 我らの忠義! 貴様に越えられるか!!」
アンティー「………………………………………」
シグナム「行くぞ! 悪逆の徒よ! 烈火の将 シグナムが、貴様を倒す!!」
レヴァンティン(カートリッジロード)
シグナム「紫電一閃!!」
シグナムは折れたレヴァンティンで、アンティーに切り掛かる……………しかし
ザシュッ
シグナムの奮起虚しく、ただの一振りで紫電一閃が破られ、シグナム自身も切り裂かれてしまう
シグナム「む、無念……貴様の狂気、我らの誇りの上を行ったか………………」
アンティー「……………………………………………………」
何も言わず去っていく アンティー…………しかし
シャマル「…………クラスタペンデュラム」
アンティーの足を縛り、動きを封じる シャマル
シャマル「あなたの様な人を、この結界から出すわけには………行きません」
アンティー「ククククククククク」
アンティーは何故が笑い、シャマルに近づいて行く
シャマル「…………あなたは……ここ……で……倒さなくては……」
アンティー「…………………………………………」
アンティーは斧を振り上げる
この攻撃が通れば、シャマルは死ぬだろう………………
シャマル(立って! 立つのよ私! ここで死ぬわけにはいかないの!)
シャマルは何とかアンティーの攻撃を躱そうとするが、体が言うことを利かない
シグナム「シャマル…………逃げ……ろ……」
そして斧は振りかざされた
カイト「フレイムカタストロフ!!!!!」
しかし、その刃はシャマルに落ちることなく、紅蓮の閃光がアンティーを吹き飛ばす
シグナム「てん……じょう……」
カイト「どうやら強敵のようだな………こいつは俺がやる」
カイト参戦!!!
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