真・恋姫無双〜裏切者達の外史録〜 |
第3話〜『外史の望む外史の始まり U』
《陳留》
?)「華琳様、出撃の準備が整いました。」
?)「そう、ありがとう秋蘭。」
街の景観を一望できる城壁の上で二人の女性が話している。
秋)「華琳様、どうかなさいましたか?」
遠くの大地を見つめる華琳という少女に、秋蘭と呼ばれた女性が問いかける。
華)「先程、星が流れるのが見えたから少し気になっただけよ。大したことじゃないわ。」
秋)「何かの凶兆でしょうか。」
秋蘭の表情が少し険しくなる。けれど、華琳は笑みを浮かべながら話す。
華)「どう捉えるかは、人それぞれよ。それにもし、凶兆だとしても貴方や春蘭が退けてくれるでしょう?」
その問いに秋蘭も微笑みながら同意する。
華)「ではそろそろ行きましょうか。この『曹孟徳』の治める地で蛮行を働く者達に罰を与えに。」
ほどなくして、曹操率いる討伐隊が陳留を後にした。
《陳留郊外・荒野》
中年の男達を撃退した後、一刀、亜久斗、聖愛の三人はいまだに眠っている少女を余所に今後について話していた。(ちなみに、少女は一刀に膝枕されている。)
一)「それで、どうする?俺としてはとりあえずこの子をちゃんとした所に寝かしたいんだけど。」
亜)「情報が無さすぎてどうにもなんないぞ。電波も入んないし。」
聖)「それに、一刀君の言うちゃんとした所があるかも分からないよ?」
一)「でも、人は居るみたいだし、いざとなったら聖愛か亜久斗のとんでも能力でどうにかならないか?」
亜)「いざとなったらな。」
聖)「少なくとも今は止めといた方がいいかも。人が来るっぽいし。」
そう言うと聖愛は後ろを振り向く。つられる様に二人が同じ方を向くと先程とは違う三人組がこちらに向かって歩いて来ていた。
?)「お主達、こんな所で何をしているのだ?」
三人組の一人、白い服を着た女性が唐突に問いかける。よく見るとその女性は他の二人と違い、槍を持っていた。さっきの事も有り、思いの外治安が悪いのかもしれない。
聖)「え〜と、実は私たちにもよく状況が分かってなくて。気が付いたらここにいたんです。」
聖愛の答えに白服の女性がいぶかしんでいると、後ろにいた二人も加わってきた。
?)「それにしては、随分落ち着いている様にも見えますが?風、貴方はどう思いますか?」
?)「ん〜、そーですね〜、確かに状況が分かってないにしては落ち着いて見えますね〜。ですが、嘘をついている様にも見えませんし、私にも解りかねますね〜。」
眼鏡を掛けた女性のきびきびした口調に対して、金髪の少女が少し間延びした口調で答える。
?)「それに、何やら揃いで変わった格好をしているのも気になるな。」
一)「俺たちからしたらそっちのセンスも変わってると思うけどね。」
?)「ん?誰も扇子など持っておらんが?」
その一言で、会話が止まる。意味が正しく伝わっていない?それに、お互いに相手の服装を奇妙だと思っている。それぞれに思案する中、
?)「ん、ん〜。」
今まで眠っていた、
?)「ふぁあぁ…。…ほぇ?」
この状況の鍵を握るであろう少女が、目を覚ました。
あとがき
そろそろキャラ紹介しないと、いい加減気になってる人もいるよね。・・・そんな事無い?なら安心だね。( ̄▽ ̄;)
ではまた次回お会いしましょう。(^o^)/
説明 | ||
出だしは投稿スピード早いんだよなぁ。( ̄▽ ̄;) 注意:この作品は真・恋姫無双ほかTRPG DX3rd の内容を含みます。オリキャラ出ます。 |
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キャラ紹介プリーーーーーズ!!(前原 悠) | ||
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